ポケットモンスター ~少年が進む道はキズナによって切り開かれる~   作:Kod

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今回は最後にソウハのシェイミについて書いております。

バトルの表現が難しく、分かりづらいかもしれないですが、楽しんで読んで頂けるとありがたいです。

後書きに記載しているソウハのポケモン紹介についてですが、今までの紹介にタイプを追加しました。

特に『島での出会い』の後書きに書いたメロエッタに関しては結構書き加えたので、確認してみてください




追記:7月改訂いたしました




ネモとコルサ、そしてテラスタル【改訂】

 

ボウルタウン

 

 

「へぇ~、ここがボウルタウンか……」

 

「あっ、ポケモンだ!」

 

「流石花と芸術の街、全部くさポケモン!」

 

「ミージュ……(たしかに綺麗な街だなこりゃ……)」

 

「あっ!ミニーブ!」

 

「見たことないポケモンだ!」ピ!(スマホロトムをかざす)

 

 

リコとロイとソウハは2体で寄り添って寝ているポケモンに近付き、スマホロトムをかざした。

 

 

『ミニーブ:オリーブポケモン くさ・ノーマルタイプ 栄養をオイルにして頭の実に蓄える。飲まず食わずでも1週間はへっちゃら』

 

 

「へぇ~小っちゃいのに逞しい!!」

 

「ホンゲッ!」

 

「ん?あれはキマワリと……なにやってんだホゲータ」

 

 

そこにはいつの間にか2体の野生のキマワリと一緒に踊っているホゲータがいた。

 

 

「(っていうか、あの後ろの彫刻なんだ?)」

 

 

テンブは踊ってる3体の後ろにある一際でかいキマワリの彫刻に眼を奪われていた。

 

 

「んーなになに、『なげやりのキマワリ』………なげやりって……ん?作者は……コルサさん!」

 

「えっ!?コルサさんってリコのお父さんが言っていた黒いレックウザの情報を持っているかもしれない人!?」

 

「ホゲッ!!」

 

 

翌朝、リコの家に泊まったソウハはロイとホゲータが来るまでアレックスと話をしていた。ソウハの冒険の話を今度、絵本として描きたいということだった。

 

その話の中で、ソウハはリコのペンダントの事や黒いレックウザの事について聞いてみた所、ペンダントについては分からなかったが、黒いレックウザかもしれない情報を聞くことが出来た。そのため、ロイ達と合流した後にこの街へやって来た。

 

「あぁそうだな。ボウルタウンのコルサさんっていう芸術家が珍しいポケモンを見たと言ってたんだっけ?」

 

「うん。お父さんはそう言ってたよ」

 

「ニャ~!」

 

「黒いレックウザの情報あるといいな~」

 

「ホンゲッ!」

 

 

「「「「「WAAAA!!!」」」」」

 

「ん?」

 

ソウハ達はコルサがいるというアトリエに向かっていた。その道中、広場にて賑やかな歓声が聞こえてきた。

 

「(ポケモンバトルか?)」

 

「ミージュ?(多分?)」

 

「何だろう?……行ってみよう!!」

 

「あっ!ロイ!!」

 

ロイはその歓声に釣られ、広場へと走っていく。それをソウハとリコは追っていくと、そこにはまだ10代にも満たないぐらいの子供達が大勢いて、円の中心にはオレンジアカデミーの制服を着た褐色肌に黒髪のポニーテールの少女とこの街の少年がポケモンバトルを行っていた。

 

少年の方はポポッコ、少女の方はパモットと呼ばれるポケモンを出していた。

 

 

「あのポケモンは……」ピ!(スマホロトムをかざす)

 

 

『パモット:ねずみポケモン でんき・かくとうタイプ 手の平で打撃を加えつつ肉球で電撃を浴びせる独特の格闘技を使う』

 

「パモットっていうのか……」

 

少女はパモットに『スパーク』を指示し、ポポッコに命中。喰らったポポッコは力尽きたように眼を回しながら空中から地上へとゆっくり落ちていき、戦闘不能となった。

 

「ポポ~……」

 

「ポポッコ戦闘不能!パモットの勝ち、勝者ネモ!」

 

 

「「「「「WAAAAA!!!」」」」」

 

 

どうやら、あの少女の名前は「ネモ」というらしい。ネモはバトルしていた少年に近付いた。

 

「実りあるバトルだったよ!またバトルしようね!」

 

「うん!ありがとう、ネモ!」

 

「「「「「WAAA!!!」」」」」パチパチパチパチ!!

 

ネモと少年はお互いを称え合い、握手をした。それと同時に見ていた観客達が一斉に両者の健闘を称える様に拍手をしていた。

 

「ネモってもしかして………チャンピオンランクのネモ!?」

 

ネモという名を聞くと、ソウハの隣でバトルを見ていたリコが驚愕の声を上げる。

 

「チャンピオンランク?」

 

「(チャンピオン……とは違うのか?)」

 

パルデア地方には他の地方と同様に複数のジムが存在している。そこでジムリーダーとジム戦を行い、勝ち抜けることが出来ればチャンピオンランクと呼ばれる称号を獲得することが出来る。

 

ソウハの故郷であるイッシュや他の地方でもチャンピオンは只1人に与えられる制度であるが、パルデアでは一度に複数人がチャンピオンランクの称号を得られるのだ。

 

「………そのチャンピオンランクの1人があの、ネモっていうトレーナーか」

 

「うん、バトルの腕がとっても凄いんだって!!」

 

これまでソウハは様々な地方でチャンピオンとバトルをしてきた。チャンピオンは普通のトレーナーとは違い、バトルの腕は凄まじく、ソウハ自身も何度も敗北したことがある。

 

だからこそ、ネモがこのパルデア地方でも上位の強さを持っていることを知り、バトルしてみたいと思ったのだ。

 

「ちょっと行ってくる!」

 

「あっ!ソウハ!」

 

ソウハは先程の2人のバトルを労いながら、ネモにポケモンバトルを申し込んでいた。

 

「あれ………君ってもしかして、ソウハ!?『未来のチャンピオン』のソウハ!?」

 

ネモがびっくりして声をあげると、周囲のオーディエンス達もザワザワと騒ぎ出した。

 

「ソウハ!?」「ソウハって、あのソウハか!?」

 

「チャンピオンにも勝ったって言う!?」

 

ソウハの登場によって広場は更に盛り上がりを増した。ロイはそれに圧巻されそうになる。対してリコはまだ、複雑な表情を浮かべていた。

 

「ちょっとネモさん!あんまり大声で言わないでくださいよ」

 

「あぁごめんごめん。ついうっかり……でも、相手として不足は無し!バトルやろうよ!」

 

「勿論、喜んで!」

 

「それじゃあさっ「ちょちょちょ、ちょっと待って!!」……そく???」

 

ネモもバトルを快諾し、今まさにポケモンバトルが始まるという空気になるとリコとロイ、そして2人の相棒とテンブが2人に駆け寄り、慌てて待ったをかけた。

 

「どうしたリコ?」

 

「いやいや!なんで急にバトルするようなことになったの!?私達予定があるのを忘れたの!?」

 

「そうだよ!早くレックウザの事を聞きに行こうよ!!」

 

「(………ソウハ、目的忘れるなよ)」

 

「あ~……そうだったな」

 

「もぉ~、忘れてたでしょう!!」

 

「わ、悪い悪い……」

 

ソウハはバトルのことでコルサに会うということを完全に忘れていた。彼女とバトルすることに意識が向いてしまっていた。

 

リコとしては本来の目的でもあるコルサを早く訪ねたいという気持ちはあった。だが、それ以上にソウハをネモの近くに置いておきたくなかったのだ。一刻も早くこの場を離れ、ソウハとネモを少しでも遠ざけたかった。

 

その一心でソウハの手を引き、移動させようとする。それを見た周囲のオーディエンス達はがっかりしたかのように呟いた。

 

観客たちの呟きがリコの耳に届くと、リコはピタッと急に動きを止めた。その呟きの中にはソウハがネモにびびったや勝つ自信が無いのだなどの言葉が投げ掛けられたのだ。

 

リコは許せなかった。自分の行動のせいでどこの誰とも知らない相手に貶され馬鹿にされることが……リコはソウハに向き直る。

 

「………ソウハ、ネモとバトルしたいの?」

 

「あ、あぁ……チャンピオンクラスのトレーナーとは滅多にバトル出来ないからな……」

 

「……分かった」

 

「えっ?」

 

「ミジュ?」

 

「だから、バトルしていいよ。その代わり絶対に勝って」

 

「ちょっ!リコまでなん………………………でもないです……」

 

突然、意見を翻したリコにロイは抗議しようと視線を向けると途端に真っ青になり、頭をぶんぶん上下に動かしバトルの許可を出した。

 

それからソウハとネモのポケモンバトルが始まった。ソウハはピカチュウを、ネモはパモットを出す。

 

パモットは素早い動きの『でんこうせっか』でピカチュウに向かって突進してくる。それをピカチュウはひらりと躱す、そして『10万ボルト』を放った。

 

「ピカッチューー!!」

 

バリバリバリッ!!!

 

『10万ボルト』はパモットに命中した。

 

技が当たったのを見てリコとロイはよし!と笑みを浮かべるが、テンブは真顔のままだ。『10万ボルト』を喰らったパモットの様子を見ると

 

「パーモッ!!」

 

何事もなかったように身体はピンピンしていた。

 

「ええっ!?どうして!?」

 

「あ、もしかして同じでんきタイプの技だったからあまり効果がなかった?」

 

「(いや、違う)」

 

「テンブ?」

 

「違うって何が?」

 

「(確かにパモットはでんきタイプで『10万ボルト』もでんきタイプの技だっから効果がいまひとつなのもあるが、あれだとダメージそのものを受けていないようだ)」

 

「ダメージそのもの?」

 

「(そうだ、そこから考えられる可能性は1つしかないだろ?)」

 

「……あっ!特性!」

 

「(正解!)」

 

 

ネモのパモットの特性『ちくでん』はでんきタイプの技を受けてもダメージは受けず、自分の体力の回復を出来るもの。

 

「パモット『でんこうせっか』!」

 

「ピカチュウ『アイアンテール』!」

 

パモットは再度『でんこうせっか』でピカチュウに体当たりし、それをピカチュウは『アイアンテール』で迎え撃つ。

 

技同士があたり、2体の周囲には衝撃波が走った。ソウハやネモ、バトルを観戦している観客達にも衝撃は届く。

 

技のぶつかり合いに勝ったのはソウハのピカチュウであった。パモットは野球ボールのように打ち返される。『でんこうせっか』の勢いがかえって自身のダメージの上乗せに繋がってしまったのだ。

 

「パモット大丈夫!?」

 

「パーモ……」

 

「これで決めます。ピカチュウ『ボルテッカー』!!」

 

「ピカッ!ピカピカピカッ!!」

 

ネモはソウハがでんき技の『ボルテッカー』を指示したのに戸惑う。それはリコや他の者達も一緒であった。だがピカチュウは止まることなく『ボルテッカー』で突っ込んでくる。

 

「パモット、そのままピカチュウを受け止めて!」

 

「パモッ!!」

 

ネモは『ボルテッカー』を受けたとしても『ちくでん』によって心配ないと思っていたが、その油断が勝敗を分けることとなってしまった。

 

「━━━━と見せかけて『アイアンテール』!!」

 

「ピーーカチュッピッ!!」

 

「パモッ!!?」

 

「パモット!?」

 

『ボルテッカー』の突進する勢いを利用し、パワーを最大限に高めた『アイアンテール』をパモットはまともに喰らってしまった。パモットは目を回し、フィールドに倒れ込む。

 

「パ~モ~……」

 

「パモット戦闘不能!ピカチュウの勝ち!よって勝者ソウハ!!」

 

「やったー!!ソウハが勝った!!」

 

「ニャオハ!!」

 

「やっぱりソウハは凄い!!」

 

「ホゲ~!!」

 

 

「「「「「WAAAAA!!!」」」」」

 

 

ソウハの勝利にリコとロイ、ニャオハとホゲータは声を上げて喜ぶ。観客達も目の前で行われた凄いバトルに歓声を挙げる。

 

ネモはパモットを労いながらボールに戻すと、ソウハとピカチュウの方へ近付いてきた。

 

ネモは目をキラキラさせ、ぐいっとソウハの肩を掴み自分の顔に近付けさせる。

 

「特に最後、まさか『ボルテッカー』から『アイアンテール』に技を切り替えるなんて、完全に意表をつかれたよ!!」

 

「そ、そうですか……どうも」

 

「ピーカ……」

 

 

ネモのハイテンションにソウハもピカチュウも少し驚く。

 

 

「ねぇねぇ!!もう1回バトルしようよ!!もう1回!!」

 

「え?……え~とそれは~……」

 

「駄目!!」

 

 

観客の中からリコが飛び出し、ソウハとネモの間に割って入る。

 

 

「バトルは1回だけって約束でしょ!!」

 

「あぁ分かってるよ。すみませんネモさん、こっちとしてももう1回バトルしたいんですけど、大事な用があって出来ないんです」

 

「そっか……それは残念。因みに大事な用っていうのは何かな?」

 

「この街に住んでいるコルサさんっていう人に会いに行くんです」

 

「えっ?貴方達、コルサさんに会いに来たの?」

 

「はい、知ってるんですか?」

 

「勿論!この街のジムリーダーだからね!どこに住んでいるのも知っているから、私で良ければ案内するよ!」

 

「本当ですか、ありがとうございます!!」

 

「気にしないで!」

 

バトルを終え、ソウハ達はネモと共にジムリーダーのコルサのところへ行くこととなった。

 

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ネモの案内により、コルサの建物が建てられている場所にやって来た。建物周辺にはコルサが造ったと思われる彫刻が置かれている。

 

「ここがコルサさんのアトリエですか」

 

「そうだよ、コルサさん留守にしてなきゃ良いんだけど………昨日も一昨日も会えなかったから……」

 

「そういえば、ネモさんが言っていた用事って何ですか?」

 

「ネモで良いよ。実は最近、コルサさんがジムを休んでてさ。外にも出てないだから、ちょっと心配でね。街の人達の中にはコルサさんが早く戻って来て欲しくて、キマワリ集めをする人達もいるんだよ」

 

「キマワリ集め?」

 

「キマワリは太陽!笑顔の象徴!だから集めればコルサさんがきっと笑顔になってくれるって、皆信じてるんだ!」

 

「(そうなんだ)」

 

「それじゃあ行こうか……あ、えっと~」

 

「あ、そう言えば俺以外自己紹介まだでしたね」

 

「リコです。この子は相棒(パートナー)のニャオハ」

 

「ニャオハッ!」

 

「僕はロイ!そして相棒のホゲータ!」

 

「ホンッゲッ!」

 

「リコにロイね!よろしく!」

 

自己紹介を終えてドアをノックしようとした時、ガシャーンと何かが割れるような音が聞こえてきたので、ソウハ達が急いで音の発生源と思われる場所に向かうと、家の中庭にあまり健康そうではない顔色の男性が立っていた。

 

「コルサさん!!」

 

「ん?なんだ、ネモか」

 

「えっ!?この人が!」

 

「ジムリーダーのコルサさん!?」

 

「みたいだな」

 

その男性の正体は、目的の人物であるボウルタウンジムリーダーのコルサであった。

 

「それで、私に何の用だ?こう見えて私は忙しいのだが」

 

「あっ、実は……私の父、絵本作家のアレックスと知り合いと聞いて訪問させていただきました!リコです!」

 

「絵本作家………おぉ!あのアレックスさんか!!」

 

「は、はい………(顔、近い……)」

 

コルサは唐突にリコの肩を掴み、顔をジッと見た。

 

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アトリエの居間

 

「アレックスさんの娘さんが訪ねてくるとは、実にアヴァンギャルド!!」

 

「は、はぁ~……」

 

「どうぞ、紅茶だ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「君達にも、どうぞ」

 

「ありがとうございます!」

 

コルサに案内され、ソウハ達はアトリエの居間にやって来た。そこでコルサはソウハ達に紅茶を入れてくれた。

 

「あれ?ポケモンのマグカップ?」

 

「もしかしてこれって、コルサさんの手作りですか?」

 

「あぁ、全て私が作った作品だ!」

 

ソウハ達が手にしたマグカップや室内にはウソッキーやヒマナッツ等のポケモンを模した彫刻やオブジェが沢山並べられていた。

 

「凄いですね。自分は彫刻とか作ったことないですけど、本物のポケモンそっくりに作っているだけじゃなくて、更に華やかさというか、力強さを感じる作品ばかり」

 

「ミージュ」

 

「おぉ!!君は分かるか!!このアヴァンギャルドが!!そうだ!彫刻やオブジェは一見本物を模した作り物に見えるが、情熱を注いだ作品は本物を超えた本物となるのだ!!」

 

「ニョッ!?」

 

コルサはソウハの一言に共感を覚えたのか、大声を出すとソファに座っていたポケモン、オリーニョがびっくりしてオイルを噴き出してしまった。

 

そのオイルがポケモンフーズを食べているネモのパモットに当たり、パモットはオイルまみれになってしまう。

 

「パモッ?」

 

「あらら……」

 

「あぁ、すまない。こいつは驚いてしまうとオイルを出してしまうのだ」

 

「そうなんですか……」ピッ!(スマホロトムをかざす)

 

『オリーニョ:オリーブポケモン くさ・ノーマルタイプ フレッシュな香りのオイルを持つ。日光を存分に浴びて頭の実が熟すと人里を離れて旅に出る』

 

「さっき街で見たミニーブの進化した姿か……」

 

「へぇ~……こんにちは!」

 

「リッ!?」

 

ロイはオリーニョに笑顔で挨拶をしたが、怖がってしまいコルサに抱き付く。すると今度はニャオハがオリーニョに近付く。

 

「ニャ~、ニャ~オ!(怖くないわよ、ほらっ!)」

 

足踏みを始めると、ニャオハの身体から甘い香りが出てきて部屋全体に充満した。

 

「わぁ~!凄く良い香り!」

 

「これは、リコ君のニャオハの香りか!」

 

 

「ニャ~オハ!」

 

「リーニョ!」

 

ニャオハの香りがオリーニョを落ち着かせることに成功したのか笑顔でコルサの膝の上で踊り出した。

 

「ニャオハありがとう!オリーニョを安心させてくれて!」

 

「ニャオハ!」

 

「リー!リリーニョ!」 

 

オリーニョはまたオイルを噴き出し、またパモットに当たった。ネモは「ありゃりゃ~また」と言いながらパモットをタオルで拭く。

 

「すまんネモ!だがなんと、これはご機嫌のオイルだ!」

 

「ご機嫌のオイル?」

 

「オリーニョはご機嫌になった時もオイルを出してしまうことがあるのだ。こいつがご機嫌になることは滅多にないのだがな……悪気はないのだ、仲良くしてやってくれ」

 

「勿論です!よろしくね、オリーニョ!」

 

「ニャオハ!」

 

「………ってあっ!ここに来た目的忘れてた!」

 

「おっとそうだったな。それで、私に何の用かね?」

 

ロイはここに来た目的を思い出し、コルサに尋ねる。

 

「僕達、黒いレックウザについて聞きに来たんです!」

 

「ッ!!黒いレックウザだと!!」

 

「レックウザって、あの伝説の!?」

 

「このモンスターボールから飛び出してどっか行っちゃったんです。それで、何か手掛かりがあるんじゃないかと思って来ました」

 

ロイは古のモンスターボールを取り出し、コルサに見せたが突然黙り込んだ。ソウハは何か様子がおかしいと思った時、急に立ち上がり

 

「ノットアヴァンギャルド!!」

 

「えっ?」

 

「まったくもってノットアヴァンギャルド!!さらばだ!!」

 

「えっ!?」

 

「ちょっ!コルサさん!?」

 

コルサはそう言い残して部屋から立ち去ってしまった。あまりに唐突な展開で、リコ達は戸惑う。

 

「ど……どういうこと?」

 

「僕……何か変なこと言っちゃった?」

 

「…………いや……そんなことないと思うけど……」

 

「ん?なんだあれ?」

 

ロイは自分が何か変なことを言ってしまったのかと思ったが、話を聞いていた3人にも理由は分からず「う~ん」と悩む。その時、ソウハはコルサが座っていた椅子の奥に何かが落ちていることに気付いた。

 

ソファから立ち上がって拾い上げると、それは黒い鱗のような物であり、何処かで見たことがあるような物だった。しかもそれは割れており、どうやら地面に叩きつけたような割れ方であった。

 

「(まさか、だとしたら………)」

 

「ソウハ、どうかしたの?」

 

「これ見てみろよ」

 

「ん?……これって何かの彫刻の破片?」

 

「ここに来た時もコルサさん、中庭で自分の作品を地面に叩きつけてた。もしかしてコルサさん、スランプになってんのかも」

 

「スランプ?」

 

「スランプ………ってなに?ポケモン?」

 

「ガクッ!……じゃないと思うな!」

 

「ロイ………スランプっていうのは、作品づくりに行き詰まって、なにを作ってもうまくいかない状況のことだ」

 

「私のお父さんも、そういう風になってたことがあるけど……コルサさんも?」

 

「多分な。ロイ、この彫刻の破片何かに似てないか?」

 

「えっ?」

 

ソウハは壊れないように破片を持ち、ロイ達に見せる

 

「う~ん………あっ!もしかして、レックウザ!?」

 

「「えっ!?」」

 

「そうだと思う。こっからは俺の推測だが、さっきのコルサさんのレックウザを聞いた反応から、コルサさんは実際に黒いレックウザを目撃したんだと思う。それを彫刻で表そうとしたが上手く表現出来ずに、スランプに陥ってしまったんじゃないかって、俺は思う」

 

「じゃあコルサさん………黒いレックウザのこと知ってるんだ!!何処で見たのか聞いて来なきゃ!!」

 

「待て待てロイ」

 

「ぐえっ!」

 

ロイはコルサが黒いレックウザのことを知っているかもしれないと分かると、部屋を出ていったコルサを追い掛けようとした。だが、ソウハはロイの首根っこを掴み止める。

 

「な、なにするんだよ、ソウハ」

 

「まだ推測でしかないんだって言ってるだろ。それにもしそうだったとしても、今のコルサさんが聞く耳持つと思うか?」

 

「あっ……たしかに……」

 

「スランプか……リコ、そういう時って君のお父さんはどうしてたの?」

 

「う~ん、美味しいもの食べたり笑顔になれることしてかな……」

 

「笑顔………そうだ!!」

 

 

 

「お~い!こっちにもキマワリいたよ!」

 

「こっちも見つけた!」

 

「この調子だ!!」

 

ソウハ達はロイの提案で笑顔の象徴であるキマワリを集めることとなり、街中のキマワリをキマワリ広場1箇所に集めていた。

 

 

「突然すまんな、この街のジムリーダーさんを笑顔にしたいんだ。力を貸してくれないか?」

 

「ミージュ」

 

ソウハとテンブは路地裏や草むらにいたキマワリに声を掛け、広場に移動させた。

 

その際後ろに誰かの気配を感じたが、見知った気配であったためソウハとテンブはあえてスルーしていた。

 

「じゃーん!」

 

「おぉ……」

 

「ミ~ジュ……(凄い数………)」

 

広場に戻ってくるとリコとニャオハが凄い量のキマワリを連れて来ていた。ロイやネモ、ソウハは約10匹だがリコが連れてきたのは20匹以上だった。

 

こうして広場はキマワリだらけとなった。

 

「これだけ集めればコルサさんも笑顔になってくれる筈!僕呼んでくるね!」

 

「いや、待てロイ」

 

「えっ、なに?」

 

「コルサさん、そこにいるのは分かってますよ」

 

「………バレていたか」

 

「「「えっ!!」」」

 

柱の陰からコルサとオリーニョが出てきた。

 

「コルサさん!コルサさんに笑顔になって欲しくてキマワリを集めました!僕達に何があったのか聞かせてくれませんか?」

 

「街の子供達も皆待ってます!」

 

ロイとネモは必死に懇願する。するとコルサは観念したような表情をして話し出した。

 

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地下作業場

 

 

「これは………!?」

 

「黒いレックウザだぁ!!」

 

「いや………これは彫刻だ」

 

「あっ、本当だ!」

 

ソウハ達はコルサに案内され、地下の作業場に来た。そこで見せてくれたのはコルサの彫刻作品『黒竜に睨まれたキマワリ』だった。

 

話によるとこの作品は嘗てリコの父アレックスが書いた本に出てくる黒竜……黒いレックウザにインスピレーションを受けて作ったものだという。

 

だが、コルサはつい先日本物の黒いレックウザに遭遇した。森の中を散歩していたとき、レックウザに睨まれた迫力にコルサは度肝を抜かしてしまい自分の作品の黒いレックウザとは似ても似つかない………そしてとうとうスランプとなってしまったというのだ。

 

「そうだったんですね……(森か……)」

 

「コルサさん!!」

 

「ん?」

 

「僕、このレックウザ!本物にも全然負けてないです!」

 

「なに?」

 

「僕達も黒いレックウザを見たんです!僕は芸術とか分からないけど、僕は好きです!」

 

「ッ!!」

 

「街外れの森で見たんですよね!?僕行って来ます!」

 

「待ちたまえ少年!」

 

コルサが走って行こうとするロイを引き止める。

 

「何故そこまでレックウザを追う?」

 

「レックウザは僕の始まりの1歩だからです!」

 

「始まりの……1歩………フッ、実にアヴァンギャルドな少年だ!ならば私はジムリーダーとして、おまえがレックウザに挑む実力があるか試してやろう!!」

 

「「「ッ!!」」」

 

「(………まさかの展開)」

 

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バトルフィールド

 

 

場所は変わり、ジムバトルを行うバトルフィールドにソウハ達はやって来た。フィールドにはコルサとロイ、そしてロイのホゲータがいた。

 

「フフッ、貴様の情熱を見せてもらおう!」

 

「認めてもらうためにも、絶対に負けない!」

 

「ホンゲェ!」

 

「準備は良いな!さぁ、制作開始だ!」

 

PON!

 

「ウソッキ~!」

 

コルサがモンスターボールから出したのはウソッキーだった。

 

「ウソッキーで来たか……」

 

「………ロイ、気をつけろよ!あのウソッキーは」

 

 

「どう見たってくさタイプのポケモン!!ホゲータに有利だ!ホゲータ『ひのこ』!」

 

先手必勝とばかりにホゲータは『ひのこ』を発射する。『ひのこ』は真っ直ぐウソッキーに飛んでいきダメージを与えるが、ウソッキーは問題なく戦闘可能な状態であった。

 

「ウソッキ~♪」

 

「嘘!効果抜群じゃないの!?」

 

「フッ……芸術とは破壊と創造。ウソッキー『いわおとし』!」

 

「ウソッ!!」

 

 

ウソッキーは大きくジャンプし、ホゲータに向けて無数の岩を発射してきた。

 

 

「ホッ!?ホゲホゲ!?」

 

 

ズドォドォドォーーン!!

 

 

岩はホゲータに当たり、後ろに勢いよく倒れ込んでしまった。

 

 

「『いわおとし』って、くさタイプなのに!?」

 

「違うぞロイ!!姿はくさタイプのように見えるがウソッキーはいわタイプのポケモンだ!!」

 

「うっそー!!」

 

「ミジュミージュ(初心者にありがちな間違いだな)」

 

 

「更に『いわおとし』!!」

 

「ウソッ!ウソッキー!!」

 

 

「ホゲータ『たいあたり』だ!」

 

「ホゲ!ホゲ!ホゲ!」

 

 

ホゲータは『たいあたり』のスピードを活かし、降ってくる『いわおとし』を躱しながらホゲータはウソッキーに近付いていく。

 

 

「ジューマ(おぉ上手いな)」

 

 

「接近戦に持ち込むつもりか、ウソッキー『みがわり』!」

 

「ソ~キ~」

 

「ホンゲッ!?」

 

 

『みがわり』により、ウソッキーは1体から2体となった。ホゲータの勢いは止まり、あたふたとしている。

 

 

「どっちが本物か分からなくなっちゃった」

 

「んー!!右だ!行けホゲータ『たいあたり』!!」

 

「ホンゲーー!!」

 

 

ゴン!!

 

 

ホゲータの『たいあたり』ははずれ、『みがわり』の岩へと頭突きをしてしまっていた。

 

 

「あちゃ~」

 

「痛そう」

 

 

「大丈夫かホゲータ!?」

 

「ホッ……ゲ~……」(涙目で頭にタンコブが出来てしまっている)

 

「貴様の目は節穴か、『みがわり』!!」

 

「だったら次は左だ!」

 

「ホゲェー!!」

 

 

コルサは続けざまに『みがわり』を指示し、ホゲータは何度もウソッキーに攻撃を仕掛けたが、悉く『みがわり』に当たってしまう。

 

 

「あ~!!駄目だぁ~!!勘だけじゃ当たらない~!!」

 

 

「ウソッキー『ちょうはつ』!!」

 

「ウ~ソソソソッ!ソーキー!」

 

 

ウソッキーは自身の指先をクイクイと動かし、ホゲータを『ちょうはつ』した。

 

 

「ホッゲェェーー!!(怒)」

 

「ミージュマー(ありゃりゃ挑発にかかっちまった)」

 

 

「ホゲータ、怒るな!もう一度『たいあたり』だ!!」

 

「ホゲェーー!!」

 

 

ロイは『たいあたり』を指示したが、ホゲータが繰り出したのは『ひのこ』だった。

 

 

「な、何で勝手に!」

 

 

「ソウハ、『ちょうはつ』って?」

 

「『ちょうはつ』は文字通り、相手を怒らせる。そして攻撃技しか出させなくするんだ、だから『まもる』とか『かげぶんしん』みたいな変化技を出させなくするんだ」

 

 

「ホゲータ落ち着け!!『たいあたり』だ!」

 

「ホゲ!ホゲ!ホゲ!ホゲ!」ボォン!ボォン!ボォン!ボォン!

 

「あぁもう~なんで~!!」

 

 

ホゲータはロイの指示を聞かずに『ひのこ』を連発していた。それも、我を忘れてそこかしこに放っていた。

 

 

「芸術的センス0。貴様が今その目で見るべきは何だ?」

 

「決まってる!本物のウソッキーだ!!」

 

「ふん!その程度ではレックウザに挑むのは夢のまた夢!」

 

「くっ!!どうすれば……」

 

 

「ロイ!!コルサさんの言う通りだ!!バトルで今戦っているのは、ロイだけか!?」

 

「あっ!」

 

 

ロイは視線をウソッキーから、自身のパートナーであるホゲータに向けた。

 

 

「その通り!バトルにおいてまず見なければいけないもの、それは己のポケモンだ!!」

 

「己のポケモン……」

 

 

「ホゲッ!ホゲッ!ホンゲッ!!」ズシッ!ズシッ!ズシッ!

 

「!!!」

 

 

ホゲータは『ちょうはつ』によって未だに怒っており、足で何度も地面にひびが入る程踏み込んでいた。それは次第に大きくなっている。

 

 

「!?怒ったことで凄いパワーが漲っている!!」

 

「ミージュ……(あれってもしかして……)」

 

「あぁ、この土壇場で新しい技を覚えるなんてなぁ」

 

「えっ?あれって技なの?」

 

「あぁ、恐らくじめんタイプの技、『じだんだ』だ!」

 

「凄い!!(コルサさんにソウハ、ロイとホゲータを成長させてくれたんだ)」

 

「バトル中に新技を覚えるなんて、超逸材!」

 

 

「よーしホゲータ!!思いっきり怒って暴れちゃえ!!」

 

「ホンゲッ!ホンゲッ!ホンゲッ!!」

 

 

ズダン!ズダン!!ズダン!!!

 

 

「ウソッ!?」

 

 

ホゲータの『じだんだ』によって地面が割れ、2体のウソッキーは転んでしまう。それによって『みがわり』のウソッキーが消失した。

 

 

「やった!!本物を見つけた!!」

 

「よくぞ見抜いた!それこそが審美眼!!」

 

「よしホゲータ、一気に倒すぞ!『じだんだ』だ!」

 

「ホンゲッ!!ホンゲッ!!ゲッーー!!」

 

 

ドン!ドン!ズガン!!

 

 

「ウソッキー!?」

 

 

今度は本物のウソッキーに『じだんだ』が命中し、ウソッキーは倒れ込む。

 

 

「やった!じめんタイプの技はいわタイプに効果抜群!」

 

 

「トドメだ!決めろホゲータ『たいあたり』!!」

 

「ホーゲェーー!!」ズンズンズンズンズンズン!

 

 

ネモの言葉に、ロイは一気に勝負をつけようとする。ホゲータも同じく一気にウソッキーへと『たいあたり』を決めるため勢いよく走る。

 

 

「フッ、見せてやろう!」

 

 

「ん?」

 

「ミジュ?(あれって?)」

 

 

コルサはほくそ笑むと、懐から黒いモンスターボールに似た物を取り出す。

 

 

「アーティスティックなタクティクスを!」

 

「!?」

 

 

それは徐々にエネルギーのようなものが集まりだし、まるで結晶のように美しく輝き始めた。

 

 

「ウソッキー!《テラスタル》だ!」

 

 

光はコルサの持つボールに収縮すると、そのボールをウソッキーの頭上に向かって投げた。するとそのボールは更に輝きを強め、ウソッキーを無数のクリスタルが包み込む。

 

やがてクリスタルが弾け、現れたウソッキーは身体が宝石の様に輝き、頭にはまるで王冠のような巨大で華麗な複数の花が咲き誇った姿となり現れる。

 

 

「これぞ!究極の最高傑作!題して『ウソから出たマコト』!ウソッキーはいま、《くさテラス》タイプになったのだ!」

 

 

「ミージュ!!(あれが!!)」

 

「パルデア地方につたわる、『テラスタル』か!」

 

 

テラスタル 

 

それは全てのポケモンに行うことができ、テラスタルを行うことでそのポケモンはテラスタイプとなり、自分のタイプを変えることが出来る。

 

カロス地方のメガシンカやアローラ地方のZワザ、ガラル地方のダイマックスとも違う。今までに見たことのないパルデア地方ならではの新しいポケモンの可能性であった。

 

 

「スマホロトムで動画を見たことはあったけど、生で見るのは初めてだな」

 

「(あれがテラスタル、興味深いぜ!)」

 

 

「ウソッキーかっけぇ!!あ?てことは今はくさタイプ?なら、ほのおタイプは逆に有利だ!ホゲータ『ひのこ』だ!!」

 

「ホーゲェー!!」

 

「ではそろそろ作品の完成といくか!ウソッキー『くさわけ』!!」

 

「ウソキー!!ウソウソ!!ウソキー!!」

 

 

ガキィーーン!!

 

 

「ホンゲッ!!?」

 

 

「(早い!!)」

 

「ミジュ!?」

 

 

ウソッキーは先程よりも明らかに速いスピードでホゲータに近付き『くさわけ』をダイレクトに当てる。ホゲータは避けることも防御することも出来ずに喰らってしまい

 

 

「ホゲータァ!!」

 

「ホ……ゲッ………」

 

 

地面に倒れ込み、目を回している。

 

 

「ホゲータ戦闘不能!ウソッキーの勝ち!よって勝者、ジムリーダーコルサ!!」

 

 

「「「「「WAAAAAA!!!!」」」」」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

ロイとコルサのバトルが終わり、気を失っていたホゲータも目を覚ました。

 

 

「良い作品になったな。このバトルで学んだことを忘れるんじゃないぞ」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

 

ロイはバトルには負けたが、バトルをする上で大切なことをコルサやソウハに教わり、しかもホゲータが新しく『じだんだ』を覚えてくれたことで表情には少しも悔しさは見えず、穏やかな笑顔であった。

 

コルサもそれを見て、満足そうに笑みを浮かべる。ロイのことを認めたのだろう。

 

 

「レックウザについてだが、もう1つ私から重要な真実を教えなければならない」

 

「「「???」」」

 

ソウハ達は再び地下作業場に行き、レックウザの彫刻の隣にある黄色い布の掛かった作品にコルサは手を掛けて布を取る。

 

 

「これを見て欲しい」

 

 

「これは……ポケモンか?」

 

「ミージュ?」

 

「これって?」

 

 

姿を現したのは薄い青緑色のポケモンの彫刻であった。

 

 

「森のオリーヴァだ」

 

「森のオリーヴァ?」

 

「これがどうしたんですか?」

 

「私がレックウザを見たのは、このオリーヴァがいる森だったんだ。そしてそのとき、レックウザに共鳴するかのようにオリーヴァが輝いたのだ」

 

「輝く?何で?」

 

「分からぬ、だが私にはレックウザに関わりがあるかのように見えたのだ」

 

「オリーヴァか……」ピ!(スマホロトムで検索する)

 

 

『オリーヴァ:オリーブポケモン くさ・ノーマルタイプ 穏やかでとても慈悲深い。栄養豊富な美味しいオイルを弱ったポケモンに分け与える』

 

 

「やっぱりパルデアのポケモンか……(だけど見る限りじゃ、輝くような体質は無い。それにオリーヴァはレックウザに比べればパルデアで普通に見ることが出来るポケモン……)」

 

 

ソウハはレックウザとそのオリーヴァにどういう繋がりがあるのかを考え込んでいた。

 

 

「それにしても何か……」

 

「うん?どうかしたかね?」

 

「あっいや、何でもないです」

 

 

「………」

 

「ニャッ?」

 

 

ソウハとリコはオリーヴァの彫刻を見ていると、何かを感じとる。それは本物のオリーヴァではなく、彫刻の筈なのだが、2人は何故かオリーヴァが悲しんでいるように見えたのだ。

 

 

それからソウハ、リコ、ロイはブレイブアサギ号に一旦戻り、メンバーの皆に今日教えた貰った情報を周知し、翌日その森を探索することとなった。

 

 

なお、オリオとモリーからリコとの交際を許して貰ったことへの話題を振られ、ソウハもリコも顔を赤くしながらも皆に説明することとなったのはまた別の話。

 





シェイミ(ランドフォルム) 

くさタイプ

特性:しんりょく
《体力が少なくなった時、くさタイプの技の威力が上がる》

持ち物:グラシデアのスカーフ
《グラシデアの花の花粉が染み込まれているスカーフ。ソウハが作った物でこれを着けていれば自由なタイミングでスカイフォルムとなれる》


技:シードフレア エナジーボール アロマセラピー 
  
  マジカルシャイン ソーラービーム だいちのちから

            ⇓


シェイミ(スカイフォルム)

くさ・ひこうタイプ

特性:そうしょく
《くさタイプの技のダメージを受けず、攻撃が1段階上がる》


技:シードフレア はなふぶき エアスラッシュ

  アロマセラピー じこさいせい チャームボイス


           ⇓


シェイミ(???フォルム)

???・???・???タイプ

特性:???


技:??? ??? ??? ???

  ??? ??? ??? ???


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