ポケットモンスター ~少年が進む道はキズナによって切り開かれる~   作:Kod

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今回はソウハのラティアスについて最後に記載しております。それではどうぞ

追記:7月改訂


ピクニック、そしてドット【改訂】

 

 

ペンダントや六英雄についての情報を得る為、リコの祖母ダイアナに会いにライジングボルテッカーズはガラル地方へと旅立つことを決めた

 

 

だがソウハはその後、フリードからリコの母親ルッカはまだ、リコとの交際を認めていないという伝言を聞かされて、心に少しダメージを負ってしまったが必ず認めさせてみせると心に決める

 

 

そして今、ソウハはリコと付き合う上で彼女の両親には隠し事はしたくないと思い、リコの実家でアレックスに自分自身の過去を話し出す

 

 

「アレックスさん、貴方は異世界という言葉を知っていますか?」

 

「???………いせかい?」

 

「はい、『異なる世界』と書いて異世界です」

 

「異なる……世界……」

 

「はい。例えばこの世界には、当たり前のようにポケモンがいますよね?」

 

「あぁ、それが?」

 

「もしもポケモン達が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全く存在していない世界があるとしたら、信じますか?

 

「ッ!?(ポケモンが存在しない!?)」

 

「これは、私がまだ新人トレーナーとしてイッシュ地方を旅していた時の話です━━━━━━━━━━━━」

 

「ッ!!!」

 

 

ソウハの口から語られたのは、アレックスが予想していたものを上回る、奇想天外な夢物語であった

 

 

「━━━━━━━━…………これが私の過去です」

 

「……………たしかにこれは、前もって信じていると言わなければ、とても信じられないような話だ」

 

「自分でも……そう思います」

 

「………ソウハ君」

 

「はい」

 

「君の話を私は信じるよ」

 

「!!本当ですか………」

 

「あぁ、そして改めてお願いする。リコを……私の大切な娘を……よろしく頼む」

 

「ッ!!はい!!アレックスさん、ありがとうございます!!」

 

 

ソウハは正直なところ、この話を信じてもらえないと思っていた。たとえ信じてくれとしても、捉え方次第では、リコと付き合えなくなるかもしれない。そんな思いで打ち明けたのだ

 

だから信じてもらえる上に、このままリコの彼氏でいれたことは、言葉に表せない程嬉しかった

 

 

「このことはまだ、リコには?」

 

「話してません。ロイやフリード、他のメンバーにもまだ教えていないです。ですがいずれ、必ず話そうと思っています」

 

「それでもし、リコが別れようと言ったら?」

 

「その時はリコの意思を尊重し、潔く身を引こうと思います」

 

「そうか………ソウハ君、君は気付いてないかもしれないが、リコは本当に君のことを大切に思っている。だから私は、リコにその話をしたとしても好きな気持ちは変わらないと、私は思う」

 

「アレックスさん………」

 

「私はリコが生まれた時から傍で見てきたからね。だが、いつまでも話すのを先延ばしにしていれば、君はリコを知らない内に傷つけてしまうかもしれない、それを覚えておいてくれ」

 

「!!!………はい!!」

 

 

「………(良かったな、ソウハ)」

 

 

アレックスはソウハに、将来息子になる少年に厳しくも温かい言葉を送った。ソウハは改めてアレックスに向かって頭を下げ、精一杯の感謝を伝える。それを傍で見ていたテンブは、心の中でそう呟いた

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

翌日

 

 

ブレイブアサギ号 操舵室

 

 

アレックスとの話を終え、ブレイブアサギ号に帰ったその翌日、いざガラル地方に向けて船を出港させる予定だったのだが、予想外の出来事が起きる

 

 

「船が出港出来ない?」

 

「えっなんで!?どうして!?」

 

 

操舵室に呼び出されて行くと、フリード、オリオ、マードック、モリー、ランドウが既に集まっていてブレイブアサギ号の現在の状態について詳しい説明を受ける

 

 

「尾翼の動きが少し鈍くてね。今、自動点検中なの」

 

 

オリオの話を聞く限りでは、よくあるトラブルだということだった。するとスマホロトムからドットの声が聞こえてくる

 

 

『再起動をかけているから問題ない。半日もしないうちに復旧するよ』

 

 

それを聞き、リコもロイも安堵する

 

 

「じゃあ………それまでは待機か」

 

「ミ~ジュ~」

 

 

「急に暇になっちゃったね」

 

「ホ~ゲ~」

 

 

「じゃあそれまで、特訓でもしとくかな」

 

「ミージュー!」

 

 

ソウハは復旧までの3時間をテンブ達の特訓に費やそうとした時に、フリードが話し始めた

 

 

「いや、悪いがソウハ、今日は特訓はなしだ」

 

「えっ?なんで?」

 

「その理由はな……みんなでピクニックに行くからだ!!

 

 

フリードは大声でそう宣言した

 

 

「「「ピクニック?」」」

 

 

「あぁ!カントーからここまでの長旅だったからな!休む暇もなかったし、ここらで身も心もリフレッシュしようということだ!」

 

「(たしかに、ここまで色々あったからな。その疲れが原因でリコが熱出しちまったし)」

 

「ピクニック……良いかも!」

 

「ニャオハッ!」

 

「ピクニック!!島以外でやったことないから僕やりたい!!」

 

「ホンゲッ!!」

 

「まぁ……偶には良いか、俺も賛成だフリード」

 

「ミージュ!」

 

 

「よし!じゃあピクニックに出発だ!各自準備してくれ!!」

 

「「「「「おぅ!!」」」」」

 

 

「(今手持ちにいる皆も全員連れてくか………留守番はランドウさんが買って出てくれたし………そうだ、折角だし誘ってみるか。あーでも、普通に誘ったら断られそうだし………よし!)」

 

 

ソウハは部屋に行きピクニックに持っていく荷物の準備をすると、最後に誘う人物の元へと歩みを進めた

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ハッコウシティ近くの草原

 

 

「いい眺めだね、ニャオハ!!」

 

「ニャオハ!」

 

ブレイブアサギ号から降りると、リコ達は船から少し歩いた先の海岸まで来ていた。見渡しが良く、風も心地よい、ピクニックに適しており、パルデアの景色の良さがよく伝わってくる場所だった

 

「あ、あっちはビルがいっぱいあるね!」

 

「ハッコウシティだね!」

 

ロイが視線を左に向けるとそこにはビルが並ぶ街が見える。そこはハッコウシティという街で近代的なビルやネオン広告が眩しい近未来風の街並みをしている

 

「やっぱパルデアって最高だ!」

 

「ホゲッ!」

 

「そう言ってもらえて嬉しい!」

 

「ニャッ!」

 

 

「2人とも~~!!準備出来たよ!!」

 

 

ハッコウシティを眺めていたリコとロイにオリオが声をかける

 

ピクニックの準備が出来たようだったため、2人が急いで駆けつけると大きな木の下にはテーブルが置かれ、そこにはハムやソーセージの他にも野菜や果物、チーズ等の様々な食材や調味料が用意されていた

 

 

「凄い!!豪華だね!!」

 

「美味しそう!!」

 

「マードックが張り切って買い出しに行ってくれたおかげだな」

 

「ハッコウシティの品揃えには驚いたよ。無いもんはないんじゃないかな」

 

 

「クッティッ!(どれもこれも美味しそう!!)」

 

「ロメッタ!(本当にね!)」

 

「ピカピ~(何から食べよっかな~)」

 

「(ミィはパンケーキが食べたいでしゅ!パンケーキはあるでしゅか!)」

 

 

「ハハッ!大丈夫だシェイミ、ちゃんと用意してるからな!」

 

「(やったでしゅ!マードック、感謝するでしゅ!)」

 

ビクティニ、メロエッタ、ソウハのピカチュウ、シェイミも何時もよりバリエーション豊富な食材に目を輝かせている。ロイは早速、具材に手を伸ばそうとするが

 

「待った待った」

 

オリオに止められた。用意された具材はそのまま食べるのではなく、パンに好きな具材はそのまま食べるのではなく、パンに好きな具材をトッピングし自分だけのサンドイッチを作るという

 

 

「サンドイッチはセンスが問われるぞ。2人とも最高の一品を仕上げてくれ!」

 

「「おーーっ!!」」

 

 

フリードの合図でリコとロイはそれぞれサンドイッチ作りを始める

 

リコのサンドイッチは具材が少なめではあるがバランスは良い。その反面、ロイは以前、絵本で見たサンドイッチを模倣しようとしたようで大量の具材を詰め込もうとして失敗するなど、お互いに性格が色濃く表現されている

 

 

「よし!出来たよ!」

 

 

ロイはかなり具材が多いサンドイッチを作ると半分に分けてホゲータと食べようとした瞬間、草むらから1匹のポケモンが飛び出し、ロイの持っていたサンドイッチを奪い取った

 

「えっ!?……!?僕のサンドイッチが!?あ、あいつか!待てぇーー!!」

 

「おいロイ、ホゲータ!あんまり遠くに行くなよ!」

 

「分かってるよ~!」

 

「ホンゲッ~!!」

 

サンドイッチを横取りした犯人は、黒い鳥の様なポケモンで小さな口でサンドイッチを挟むとロイ達に見向きもせずに海の方へ走り去ってしまう。ロイとホゲータもサンドイッチを取り戻す為に慌ててそのポケモンを追い掛け始める

 

 

「元気だなぁ」

 

「子供はあれぐらい元気な方が良いのさ」

 

「ミージューマー(たしかにそうかもな)」

 

 

「あれ?そう言えばソウハはまだ来てないのか?」

 

 

そう、ソウハのポケモン達は全員この場にいるのだが、肝心のソウハは来ていなかった。部屋でピクニックの準備をしてくるから先に行っててくれと言って以降、何の連絡も無い状態

 

あれからそれなりの時間が経っているため、いい加減合流してきてもおかしくはないのだが……全員がそう思っていると、テンブが口を開く

 

 

「(ソウハならもうちょいで来るぞ)」

 

「テンブ?」

 

「(リコにちょっとしたサプライズを用意してるんだってさ)」

 

「えっ?私に、サプライズ?」

 

「(あぁ………!!ほら、来たぞ!)」

 

 

テンブが船のある方角を指差し、全員が視線を向けるとソウハがこちらに向かってくる姿が見えた。だが、そこにいたのはソウハだけではない、よく見ると背後には小柄で紫色の天然パーマをした、リコやロイと同じ位の年格好の少女がいた

 

その少女は、クワッスを抱えながらソウハの後ろをゆっくり、ゆっくりとついてきている

 

 

「悪ぃ皆、思ったより時間かかっちまった」

 

「ソウハ!…………………………………ねぇ、その子誰?」

 

「ひぃっ!!」

 

「クワッ!?」

 

「!!おっと、大丈夫か?」

 

「あ、あぁ」

 

 

「………………………………」キッッッッ!

 

「ニャッ!?(リコ!?)」

 

「待て待てリコ、この子はドットだよ!折角リコの為に連れてきたんだから」

 

「えっ………………ドット!?」

 

「ニャ!?(ドット!?)」

 

 

ライジングボルテッカーズの情報収集とシステムを担当しており、マードック姪っ子でリコ達と同年代の少女であるドット

 

ロイとのスペシャル特訓をした日から、今までリコはぐるみん関係のことで何度もドットの部屋まで訪ねて話しかけていたが、実際に本人と対峙したことは一度もなかった

 

 

「ドット~~!!」

 

「おわっ、ちょっ、くっつくな~!///////」

 

リコはようやく会うことの出来たドットを思わず抱き締めた。ドットは恥ずかしいのか顔を赤くさせる

 

 

「でも、どうして来てくれたの?」

 

「そ、それは………」

 

ピクニックに行くことが決まった際、ドットにも声をかけたが、めんどくさいやら非効率やらと断られたのだ。それなのに何故かドットはソウハと一緒にここまで来たのかリコは知りたかった

 

「僕がここに来たのは勝負に負けたから………」

 

「えっ!?勝負!?ソウハと!?勝負したの!?」

 

「いやリコ、別にポケモンバトルはしてないよ………そもそも、クワッスは僕のポケモンじゃないし………」

 

「えっそうなの?いつも一緒にいるからてっきりそうなのかと……」

 

「(クワッス、ドットのポケモンじゃなかったのか)」

 

 

これについてはソウハも驚く。クワッスはいつもドットの部屋を出入りしており、ぐるみんの配信をする際にはいつもアシスタントとして参加している。完全にパートナーだと錯覚していたが、他のポケモン達と同様に勝手に住み着いたポケモンの1体だったようだ

 

「ゲットしようとは思わなかったのか?」

 

「……別にトレーナーになりたかった訳じゃないから……」

 

人とポケモンはトレーナーやパートナーにならなくても上手く付き合うことは出来る。ドットとクワッスが良い例だろう

 

だが、ドットはポケモンの知識が豊富でクワッスはドットを好いている上に動画や船での様子を見る限り、コンビとしての相性も良い

 

これからの冒険の事も考えると自分の身を守れるトレーナーがいればソウハやフリードが船から離れている時にはリコとロイ、そしてドットが戦力になる

 

「(よし、決めた!)」

 

そう考えたソウハはバッグから空のモンスターボールを1個取り出す

 

 

「ドット、こいつをやるよ」

 

「えっモンスターボール?だ、だから僕はトレーナーじゃ……」

 

「分かってる。今すぐって訳じゃない………ただもし、クワッスをゲットしたくなった時に持っていて欲しいだけだ」

 

「だけど……」

 

「たいして荷物にもならないから、ほらっ」

 

ソウハはドットにボールを投げたが、ドットは慌ててボールをキャッチしよとして失敗してしまいボールは頭に直撃。そのまま地面へと落としてしまう

 

「あぁ悪い悪い………大丈夫か?」

 

やはりドットは普段からあまり部屋から出ないようで運動神経が悪いようだった

 

「ドット、大丈夫!?」

 

「う、うん………あれ、モンスターボールは?」

 

「クワーッス!!」

 

「あっ!クワッス!?」

 

「ん?」

 

ボールは地面に転げ落ち、クワッスはそのまま地面に落ちたモンスターボールに━━━━━

 

 

「クワッス~!!」

 

「あっ!」

 

 

━━━━━━触れた

 

 

ホワン…ホワン…ホワン…カチャ!!

 

 

「(クワッスが……自分から入っちゃった!)」

 

「ニャオハ!」

 

 

「…………ど、どうすれば?」

 

 

その場にいたソウハ以外の全員が黙ってボールを見ていると、正気に戻ったドットがボールに近付く

 

「ドット、クワッスはよっぽどドットの相棒になりたかったんじゃないかな?だから自分からボールの中に入ったんだよきっと!」

 

「ニャッ!!」

 

ドットはリコの言葉を聞くと、クワッスの入ったボールを恐る恐る拾い上げる

 

「えっとその………クワッス!出てきて!!」

 

 

PON!

 

 

「クワーーッス!」

 

ドットがボールを投げると中からクワッスが元気な声を上げて出てきた。クワッスはドットの目の前までトコトコと近寄って来た。ドットはしゃがみ、クワッスに話し掛ける

 

 

「その……僕で良いの?」

 

「クワッス!」(片腕を上げ、笑顔を浮かべる)

 

 

「ドット……『勿論!』だってさ」

 

「ミージュー!」

 

ソウハはクワッスの言葉をドットに伝える

 

「!!………じゃあ、その……よろしく!僕の...…あ、相棒」

 

「クワクワッ!!クワッス~!(よろしく!相棒!)」

 

ドットはクワッスをゲットして、1人のポケモントレーナーとそのパートナーポケモンへと関係が変化した。それはそのポケモンと仲間になり、心を通じ合わせた瞬間でもあった

 

「やった~!!おめでとうドット、クワッス!!」

 

「ニャオハッ!(おめでとう!)」

 

 

「記念すべき初ゲットだな」

 

「ミジュマ!(ポケモントレーナーの第1歩でもあるな!)」

 

 

リコとニャオハ、ソウハとテンブはいの一番にドットとクワッスに近付き祝福した

 

そしてそれに続くようにフリード達も祝福する。ドットは全員の注目と祝福を受けて恥ずかしそうにしているが、嬉しそうにも見受けられる

 

「(ドット、良かったね…………ん?ドットとクワッスが、今パートナーになったってことは……あれ?)」

 

そう、ドットは今ポケモントレーナーになったのだ。そうなると1つ気になる疑問が生まれてくる

 

「ちょっと待って、それじゃあソウハとした勝負って?」

 

「ニャ?」

 

「あぁ、ポケモンのクイズを互いに出し合って先に間違えた方が負けって勝負」

 

「クイズ?」

 

「普通に誘ってもドットが断るのは目に見えてたからな。だからクイズ勝負を持ち掛けたんだ、負けたら俺達とピクニックをするってな」

 

「そ……そうだったんだ」

 

「負けたけど…………あぁ言う問題はずるいぞ!!何だよ『いつも笛を吹いているポケモンは?』とか『道を必ず譲ってくれるポケモンは?』とか!!あんなの問題っていうか、なぞなぞだろ!!」

 

「なぞなぞだって立派な問題だろ?」

 

始めの内はポケモンの生態やバトルに関する問題を出しあって勝負をしていたのだが、ドットの知識が予想以上だったこともあり、ソウハは趣向を変え、旅の中で自分が考え出したなぞなぞ問題を出した

 

因みに、『いつも笛を吹いているポケモンは?』の答えは『ピッピ』。『道を必ず譲ってくれるポケモンは?』の答えは『どくくらげ』である

 

 

「何はどうあれ勝負は俺の勝ちだろ?ここまで来たんだから、楽しみな」

 

「くっ………わ、分かったよ」

 

ソウハは敢えてリコの隣の開いている席をドットに座らせた

 

「ドットはサンドイッチ作りは初めて?」

 

「う、うん。こういう料理とかしたことないから……」

 

「じゃあ、一緒に作ろうよ!!」

 

「ニャオハ!!」

 

「わ、分かった……」

 

「クワッス~!!」

 

リコはドットと一緒にサンドイッチ作りを行い始めた。ピクニックに加え、ドットと話しながら食事が出来る要素も加わり、リコのテンションはかつてないほど上がっていた。さっきまでの不機嫌さは消え去り、今はドットと仲良くすることしか考えてないらしい

 

ドットもまた、何やかんやありながらもこの状況は悪くないと感じているのか、本人も気付かぬ内に笑顔がこぼれだしていた

 

その光景に、この場にいる全員が2人を微笑ましい表情で見ていた。いつも部屋にいるドットが外に出て笑顔を見せる貴重な場面、大人達は思わず見入ってしまう

 

「(連れて来て良かったな………)」

 

ソウハはその光景を見ながら、そう思った

 

 

「(ソウハ!)」

 

「ん?どうしたテンブ?」

 

「(どうしたじゃねぇよ、俺達も早くサンドイッチ食おうぜ)」

 

「(そうでしゅ!でもミィはパンケーキがいいでしゅ!)」

 

「ウラァ、ラァーオス(シェイミお前、パンケーキばっか食ってねぇで野菜も食えよ)」

 

「ローメ、メロッタ(そうよ、ほら私が作ってあげたから食べなさい)」

 

「(!!?パンに挟んでるの全部野菜じゃないでしゅか!せめてハムかチーズを入れるでしゅ!)」

 

メロエッタがシェイミの為に作ったサンドイッチはレタスやらトマト、きゅうりといった物が挟んでいたヘルシーサンドイッチであった。シェイミはブーブー文句を言うがメロエッタは引かず、サンドイッチを食べさせようとし、シェイミは逃げる。追いかけっこが始まった

 

その様子を遠くから見ているのは、マーシャドー、ダークライ、ゾロアーク、ゲノセクトであった。この4体は木陰でそれぞれ横になったり自分で作ったサンドイッチを食べたりしていた

 

 

「マーシャ(少し静かにしてくれないか)」

 

「シャアー!(こっちは気持ち良く寝てるってのに!)」

 

「ラァーオス!(俺が作ったサンドイッチ旨いぞ、ダークライも食べてみろよ!)」

 

「………ダクダーク(……お前のは遠慮しておく)」

 

「ウーラ、ラァオ?(何でだよ、こんなに美味いのに?)」

 

「ダクラァー(そんな肉しか入ってないサンドイッチを美味いと言うのはお前とあのフリードとかいう奴だけだ)」

 

「(マッタク、コッチモコッチデニギヤカダナ)」

 

一方でソウハは自分のポケモン達のサンドイッチを作っていた。ソウハはポケモン達の好物、栄養バランスを考え、食べやすいサンドイッチを作っていく

 

「ほら、出来たぞ。ピカチュウとイーブイにはこれだ。テンブにビクティニ、メロエッタはこれ。ラティアス、ラティオス、ミュウの分も出来たぞ」

 

「(お、待ってました!)」

 

「ビクティー!!(美味しそう!!)」

 

「ロメッタ!(ありがとうソウハ!)」

 

「パクッパクッ………ピカピカッ!(美味しいよソウハ!)」

 

「パクッパクッ……モグモグ……ブイブーイ(流石だね)」

 

「ティーア!(このドレッシング美味しい!)」

 

「ティーオス!(サンドイッチもたまには良いな!)」

 

「ミュウミュウ!(ソウハおかわり!)」

 

 

「もう食べたのかよミュウ……まぁまだあるから良いか、ちょっと待ってろよミュウ」

 

「ミュ~ウ!(は~い!)」

 

ソウハはミュウに2個目のサンドイッチを作り、渡した。そして更に4個のサンドイッチを向こうにいる4体にも持っていった。ゲノセクト、ゾロアーク、ダークライはモクモクと食べ始め、美味いと言ってくれた、マーシャドーは無口だったが、全部食べきったことで口に合ったようだと安心する

 

「(こういうのんびりとした時間が、やっぱり心地よいな)」

 

ソウハは草原に寝っ転がる。いつかまた、こんな風に皆で気持ち良く過ごせる時間が来ますようにと密かに願った

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

ブレイブアサギ号の近く

 

 

ソウハ達がピクニックを楽しんでいた頃、ブレイブアサギ号の近くに、1人の男がブラッキーと大勢のレアコイルを連れて飛行船の近くにいた

 

「………レアコイル行きなさい」

 

「レァァァ」

 

多数のレアコイルは船の上空に浮き上がり、周囲に電磁波を放った。これにより、船の再起動システムがダウンしてしまう

 

「あとはターゲットが罠にかかるのを待ち、ペンダントを奪えば………任務完了です」

 

「ブラッキッ!」

 

その者はエクスプローラーズの幹部、スピネルであった

 

 

 





ラティアス

(メガシンカ可能)

ドラゴン・エスパータイプ

特性:ふゆう
《地面から浮くことによってじめんタイプの技を受けない》


技:ウェザーボール ミストボール しねんのずつき 
  
  いやしのはどう りゅうのはどう こごえるかぜ


           ⇓


ラティアス(???のすがた)


ドラゴン・エスパー・???タイプ

特性:兄弟の絆【オリジナル】


技:ミストボール ??? ??? ??? 

  ??? ??? ??? ??? 
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