ポケットモンスター ~少年が進む道はキズナによって切り開かれる~   作:Kod

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今回の話で、キャップはこの小説にちなんだ技構成となっております。

また、オリキャラもチラッと登場しており、最後にはソウハのウーラオスについて記載しております。そのオリキャラの故郷が分かれば、今後の展開が少し見えてくるかもしれません。それでは、どうぞ!


ライジングボルテッカーズ誕生秘話、そしてキャプテンピカチュウvsナルカミピカチュウ

 

ドットの部屋

 

 

ここには部屋の主のドット以外に来客がいた。ソウハとリコだ。ドットがソウハにお願いしたいことがあると、チャットにて呼び出され、ちょうど一緒にいたリコもドットの部屋へと来たのだ

 

リコは先日、ドットの口から自分がぐるみんであると正体を明かされ、ドットの部屋が憧れのぐるみん動画の撮影場であると分かり、部屋に入ってから妙にソワソワとしていた

 

「(ここが、ぐるみんの部屋なんだ……)」

 

そう思っている中、ドットはソウハに向かって両手を揃え、頼み事をしていた

 

「………駄目?」

 

「悪いが駄目だ」

 

「どうしても?」

 

ドットの頼みというのは、ソウハの幻のポケモン達を撮影させて欲しいということだった。出来ればメロエッタの歌っている動画を撮らせて欲しいということだったが、ソウハの返答はNoであった

 

「どうしてもだ、ドットだって分かってるだろ?もしメロエッタや他の皆をぐるみんの動画に載せたら、ぐるみんが幻のポケモンを持っていると思い込んで、ポケモンハンター達に狙われるかもしれないんだぞ?」

 

「そ、それはそうなんだけどさ~……幻と呼ばれるポケモンだよ!?一生かけて出逢えるかどうかの存在なんだよ!?その子達が目の前にこうしているなんて………夢みたいなんだよ」

 

「でもな……只でさえエクスプローラーズに狙われているっていうのに、ポケモンハンターにも狙われてしまうと、いよいよ危険になってくるんだぞ」

 

「うっ……じゃ、じゃあ一緒に写真を撮るのは良い?」

 

「……ネットのブログに載せたりしないんだったら、良いぞ」

 

「あ、ありがとう!」

 

ドットは自分のスマホロトムを自撮りモードにして、メロエッタやビクティニ達とのツーショット写真を撮る。ドットは満足そうな笑みを浮かべた

 

「ありがとう、皆!ソウハもありがとう!」

 

「クワックワッ!」

 

「ロメッタ!」

 

「ティニ!」

 

「「どういたしまして」だってさ」

 

「良かったね、ドット」

 

「ニャ~」

 

「うん!」

 

ちょうどその時だった

 

ドンドンッ(ドアをノックする音)

 

「ドット居る?ロイだけど、入って良いかな?」

 

ドットの部屋にロイが訪ねてくる。ロイが聞きに来たのは

 

「キャップが空を飛んだ?」

 

「うん!確かに見たんだ!」

 

「あ、それ!私達も見た!」

 

昨日のバトルで、ホゲータがキャップの攻撃を躱した際、キャップが空を飛んだように見えたことだった。この船に長くいるドットなら、キャップのことを何か知っているのではないかと思い、それを聞くためにドットの部屋にやって来た

 

「………ピカチュウなんだから無理だ……と言いたいところだけど……」

 

ドットはソウハのことを見ると、完全に否定とは断言できなかった

 

「……おいドット、やめろ」

 

「あ、あははは………」

 

「でも、普通のピカチュウなら無理だよ。ロイだって分かるだろう?」

 

「分かってるけどさ……昨日のバトル、やっぱりキャップも、ソウハのピカチュウみたいに特別なピカチュウなんだよ!」

 

「……で、その謎を調べたいと?」

 

「うん!それでさ、キャップって何時からキャップなの?」

 

「僕が船に乗ったときにはキャップはキャップだったし………そうか、当たり前すぎて考えなかった」

 

「「気になるよね!!」」

 

「……興味はある」

 

ロイとリコは、ドットもキャップのことに興味を持たせることが出来てグータッチする

 

「そうだ!まずはフリードに聞いてみようよ?」

 

「だな……調べるとなるとそこからか」

 

「ドットも来るよね?」

 

「僕はパス。めんどくさい……」

 

「「えぇ~……」」

 

「でも、協力はするよ」

 

ドットは撮影用のカメラを持ち、リコ達に渡す

 

「「えっ?」」

 

「………そう来たか」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

操舵室の前

 

 

「よ、よっす!」

 

「ポケモントレーナーの皆!」

 

「「リコロイチャンネルの動画だぜ!」」

 

 

「クワッ~ス!」

 

「ホゲ~!」

 

「ニャ~?」

 

 

「…………」

 

「ミ~ジュ」

 

ドットの提案で、リコとロイは動画を撮りながら自分達がリポーターとなり、フリードとキャップに突撃インタビューをして、フリードからキャップが空を飛ぶ理由を聞くために、操舵室の部屋の前にやって来た。ソウハとテンブは動画に映るわけにはいかないため、傍にて2人を見守っている

 

「という訳で、今回の企画はー!?」

 

「「『空飛ぶピカチュウの謎を追え!』」」

 

タイトルを2人が発表するとリコが扉を開けた。開けた先には舵の前にいつものように尻尾で立つキャップがいた

 

「ピーカッ?」

 

「なんだ?」

 

フリードが横からヒョイっと出てきた

 

「ソウハまで一緒になって何やってんだ?3人揃ってぐるみんに弟子入りしたのか?」

 

フリードが尋ねると、撮影用のスマホロトムからドットの声が聞こえてくる

 

『面白い動画が撮れるかも思ってね。上手くいけばバズって!再生回数もシビルドン昇り!!ナンジャモ姉さんを越える日も近い!!』

 

「だったらお前が出なきゃ意味ないだろ?」

 

「ねぇフリード!キャップの秘密教えて!」

 

「秘密?」

 

「キャップが実は空を飛べるんじゃないかって!昨日のバトルを見て思ったの!」

 

「あぁ……そうだな、かもしんないな」

 

「何処で出会ったの!?」

 

「何でキャップなの?」

 

「ねぇ!!」

 

「ねぇ!!」

 

「い、良いじゃないか、キャップはキャップ……俺達の頼れる船長だ」

 

「ピ~カチュ」

 

「……(ごまかしたな、フリード)」

 

「(なに隠してるんだ?)」

 

フリードは明らかに誤魔化していた

 

「あ、ソウハ!」

 

「ん?」

 

「午後3時ごろに、ちょっとバトルフィールドに来てくれないか?」

 

「えっ、良いけど何で?」

 

「実はな……キャップがまたお前のピカチュウとバトルしたいんだって」

 

「ピカピカッチュー!」

 

キャップは椅子からフリードの肩に飛び乗り、ソウハの眼を見る

 

「(ソウハのピカチュウと………)」

 

「それって、リベンジマッチってこと!?」

 

『そのバトル!撮っても良い!?』

 

キャップがソウハのピカチュウとバトルを望んでいるということに、リコとロイとドットは驚き、食い付いた

 

「………分かった。ピカチュウは今モンスターボールの中にいるから、やれるかどうか聞いてみる。ただ、この船のバトルフィールドのバリアは、ピカチュウのあの力に耐えられないから地上に降りてバトルした方が良い」

 

「そうか……分かった、それじゃあどっかの森に降りてバトルしよう」

 

「あぁ……あとドット、写真と同様にネットに載せないんだったら良いぞ」

 

『ぐっ……わ、分かったよ………仕方ない』

 

「キャップとソウハのピカチュウのバトル!!楽しみだ!!な、ホゲータ!!」

 

「ホンゲッ!!」

 

「それで、話を戻すけどフリード。キャップのことについては何も話す気はないのか?」

 

「話すもなにも……」

 

「………まぁ良い。リコ、ロイ一旦戻るぞ」

 

「えっ、でも!」

 

「大丈夫、手は幾つかあるから」

 

「えっ?」

 

「手?」

 

「取り敢えず出るぞ、じゃあな」

 

ソウハ達は操舵室から出て、船の甲板に来ていた

 

「ソウハ、手ってどういうのがあるの?」

 

「まず、フリード以外の船のメンバーに聞いていこう。そうすればその内、ヒントが出てくる筈」

 

『たしかに、それが今のところ妥当かな?』

 

「じゃあ、やっていくか」

 

こうして、ソウハ達は聞き込みを行っていった。

 

 

医務室

 

「キャップについて?あの子はタフだね。殆ど治療したことがない」

 

「ラッキ~」

 

 

キッチン

 

「キャップは良い奴だ。好き嫌いがないから、なんでも美味しく食べてくれる。あのパワーとスピードは、栄養があるからこそだな」

 

「ワン!」

 

 

釣り場

 

「キャップ……それは『始まりのキズナ』」

 

「「『始まりのキズナ?』」」

 

「キャップが最初のメンバーだってこと?」

 

ランドウ「うむ。フリードがキャップと出会っていなければ、ライジングボルテッカーズを結成しなかったじゃろうな」

 

「えっ?そうなの?」

 

「ライジングボルテッカーズの結成って………前にフリードからリコのお母さんのルッカさんがきっかけで結成したって聞いたけど」

 

「えっ!?そうなの!?」

 

「そ……そうみたいなの……(す、すっかり、忘れてた……)」

 

ソウハとリコがフリードと初めて対面した時、フリード自身から、自分はルッカの教え子であり、彼女がいたからライジングボルテッカーズを結成することが出来たと言っていた。ソウハは覚えていたが、リコは忘れてしまっていた

 

「そう、わしもオリオもルッカ殿もフリードに手を貸したが、フリードの心に火をつけたのはキャップじゃよ。キャップとフリード………この2人が出会ったからこそ、新たな世界が広がった。そしてこの、ブレイブアサギ号とライジングボルテッカーズが誕生したのじゃよ」

 

「「『………………』」」

 

「(こりゃあ、思ってた以上に深い話になりそうだな)」

 

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ミーティングルーム

 

 

ソウハ達は最後のメンバーであるオリオに話を聞くためにミーティングルームにいた

 

「なるほどね。それで船のメンバーに話を聞きながら歩き回ってるわけか」

 

「結局フリードは、何も話してくれなかったし」

 

「ハハハッ!……アイツ照れ臭いんだよ。普通のこと喋るのとか、カメラに撮られるとか、そういうの苦手だし」

 

「……前から思ってたけど、オリオって昔からフリードのことを知ってるような口ぶりだな」

 

「あぁ、そっか。ソウハ達には言ってなかったっけ、私とフリードは幼馴染みなんだよ」

 

「「『えぇ!?』」」

 

「あ、やっぱそうなのか……ってことは、キャップのこととかも色々と知ってるんじゃないか?」

 

「まぁね、私とフリードは小さい頃、カントー地方に住んでたんだ。私はホウエン地方に引っ越したけど、フリードと再開したのはこの船を………ん?」

 

「その話!」

 

「詳しく聞きたい!」

 

オリオがどうやらフリードとキャップのことについて知っているため、いよいよ話が聞けると思い、リコとロイは前のめりの姿勢となる

 

「んーー、私が話しても良いけど、後でフリードに文句言われそうだし………そうだ!」

 

「「『んっ?』」」

 

オリオは何か思い付いたのか、スマホロトムを操作する

 

『ピンポンパンポーン!今からミーティングルームにて、フリードとキャップの運命的な出会いについて話しま~す!聞きたいメンバーは至急、ミーティングルームに集まるように!』

 

「…………」

 

オリオの声は、飛行船のスピーカーを通って船中に響き渡った。暫くすると、ドタドタと廊下を走る音が聞こえて来て乱暴に扉を開ける。やって来たのは肩にはキャップを乗せているフリードであった

 

「オリオ!!いきなりなんだよ!!」

 

「この4人が、あんたのこと聞きたいんだって!話してあげなよ!」

 

「ま~だ聞いて回っていたのか。まぁ、なんつうか……」

 

「仲間のことをもっと知りたいって思うのは当然だろ?」

 

オリオの言葉にフリードは考え込むが、ミーティングルームにはマードック、モリー、ランドウがオリオの放送を聞いて集まって来ていた

 

「壁にミミロル障子にメタング!」

 

「馴れ初め気になルンパッパ!」

 

「「ヒヒッ!」」

 

「お前ら………」

 

「それに、チーム結成にはリコのお母さん……ルッカさんも関わってるんだろ?だったら少なくとも、リコには話さなきゃいけないんじゃないか?」

 

「うぅ……ハアッ………」

 

フリードは観念したかのようにして、椅子に座り込んだ

 

「………分かったよ。良い機会だ、教えようじゃないか、俺とキャップの出会いを。それこそがライジングボルテッカーズ、最高の始まりになったんだ」

 

「ピ~カチュ!」(キャップがテーブルの上で腕を組む)

 

「………あれは、俺がとある企業の研究員を辞めて、休暇を過ごしていた頃だ」

 

「企業?研究員?フリードって企業の研究員だっのか?」

 

ソウハはフリードに尋ねる

 

「昔のことだけどな。けど、辞めちまった。辞めた後はランドウのじっちゃんの船に世話になってたんだ。休暇もパルデア地方で過ごしてた………」

 

 

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数年前

 

 

パルデア地方

 

マリナードタウン

 

街の沖合いには、1隻の船が停まっていた。船の上には今と変わらない姿のランドウとラフな格好のフリード、そしてリザードンがいた。リザードンは気持ち良さそうに寝て、2人はのんびり会話をしながら釣りを行っていた

 

「………良い天気じゃのぉ」

 

「………そうだなぁ」

 

 

「………釣れぬのぉ」

 

「………そうだなぁ」

 

 

「……もう少し沖合いに出てみるか?大物が釣れるかもしれん」

 

「………大物ねぇ」

 

ランドウの言葉に、フリードが返す言葉は生気が感じられなかった

 

「……お主、何日そうしているつもりじゃ?」

 

「あぁ?」

 

「若いうちは、ただ獲物を待たず、自ら動いて得るものよ」

 

「って言ってもなぁ。他にやることもねぇし………」

 

その時、フリードの竿が動き出す

 

「おっ!?」

 

「大物みたいじゃぞ!フリード!」

 

「ぐっ、ぐうぅぁ!でやぁ~っ!!」

 

パッシャーン

 

「ヤ~ド」

 

「……ヤドランかよ」

 

フリードが勢いよく竿を振り上げると、釣り上げたポケモンは、やどかりポケモンのヤドランだった。フリードに釣られたヤドランは鳴き声を上げると、海に戻って行った

 

「ハァッ……」

 

フリードは気力がなくなったのか、船の甲板に寝転がってしまう

 

「何もねぇ……じっちゃんは良いな、船があって………何処にでも行けそうだ」

 

「お主にも翼があろう……」

 

ランドウはリザードンのことを指差すが、リザードンは大きなあくびをしている

 

「リザァ~~」

 

「コイツも最近こんな調子だからなぁ……あ~ぁ、これからどうすっかね?」

 

そう呟くと、フリードの懐のスマホロトムが鳴った

 

ロトロトロト……ロトロトロト……

 

「んっ?」

 

 

 

チャンプルタウン

 

宝食堂

 

ガラガラッ(ドアを開ける)

 

「いらっしゃいませ!」

 

 

「フリード君!こっちこっち!」

 

「あっ……」

 

スマホロトムの相手は、リコの母親であるルッカであった。フリードは靴を脱ぎ、畳の席に座っているルッカの対面に座った。フリードのリザードンもルッカの傍に寄ると、懐かしむように優しく撫でた

 

「リザードン、大きくなったわね」

 

「リザァ!」

 

「まさか、先生がパルデア地方にいるとは」

 

「結婚して、カントーからこっちに引っ越したの」

 

「じゃあ学校は?」

 

「子育てが落ち着いたら、復帰するつもりよ」

 

「そうですか……」

 

フリードはルッカの指にはめられている婚約指輪に気づく

 

「親か……すげぇな俺には想像も出来ない」

 

「フリード君、どうして会社辞めちゃったの?ポケモン博士として、いっぱい研究出来るって、あんなに喜んでたじゃない」

 

「へへっ、研究室に籠るのは俺の性に合いませんでした」

 

「だったら、好きに研究すれば良いじゃない?」

 

「十分やりましたよ。俺はね、天才ポケモン博士なんです。もうポケモンについて知らないことはないんですよ」

 

フリードはお冷やを飲みながら、そう呟く。自分はもうポケモンのことについては何もかも知っている、だから研究する意欲もなくなってしまったのだ

 

「………迷ってるんだ」

 

「別に、晴れて自由の身になれたんですから。暫くは気軽に暮らしますよ」

 

「……よし!フリード君、明日の朝時間ある?」

 

「えっ?」

 

「今の君に、会って欲しい子がいるの」

 

「「???」」

 

 

次の日

 

早朝

 

 

フリードはリザードンに乗り、ルッカから指定された場所に向かっていた。ただ、朝日もまだ出てない時間帯のため、フリードもリザードンも少し眠そうにしていた

 

「グワァ~……(欠伸)」

 

「眠ぃ……こんな時間帯に誰と会おうってんだ……」

 

しばらく飛んでいると、運動着に着替えているルッカがいた。だが、いたのはルッカだけ

 

「おはよう!時間通りに来たわね」

 

「おはようございます。………あれ?先生しかいないじゃないですか?」

 

「ほら、あそこを見て」

 

ルッカが海岸添えに生えていた、1本の巨大な樹木の下の方を指差すと

 

「あれは………」

 

そこにいたのは、ギザギザの尻尾と赤い頬袋を持つ、身体が黄色いポケモンが眠っていた

 

「zzz~zzz~zzz~」

 

 

「……ピカチュウ?」

 

「最近この辺りで有名な子なの」

 

「俺に会わせたいって、あのピカチュウですか?」

 

「そうよ」

 

2人が話していると、ピカチュウが目を覚まし、樹木の下から出てきた。フリードは相手がピカチュウだったと分かると、がっかりしたように寝っ転がる

 

「悪いが、ルッカ先生。ピカチュウのことなら俺は知り尽くしてる。生態も特徴も、使える技も全部……今更「静かに」……えっ?」

 

「時間かな」

 

ピカチュウは海の方を見つめている。その海の向こうから、朝日が昇ってきた

 

「リザッ?……リザァリザァ!!」

 

「ん?どうしたリザードン?」

 

フリードはリザードンの驚いた声に寝っ転がっていた頭をピカチュウの方に向けると

 

パチッバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ

 

「ッ!?」

 

そこにあったのは、黒い巨大な竜巻。正確には電気を帯びた竜巻であった。竜巻はみるみる空に向かって伸びていき、パッと消えたと思うと、竜巻からはあのピカチュウの姿があった。そう、まるで宙に浮いているかのように

 

それを目にしたフリードとリザードンは驚き、ルッカは微笑んでいた

 

「嘘だろ!」

 

「リザァ!」

 

 

「フフッ、驚いた?あの子、『空飛ぶピカチュウ』なの」

 

「そっ!?……はぁっ!?ピカチュウが、空を……!?」

 

フリードはピカチュウの方を再度見ると、ピカチュウは落下していたが、表情に恐怖は見えず、身体中でバランスを取っていた。地面に着きそうになると、自身の尻尾を振って、下へ風を送ることで少し浮遊し、着地を無事に決めていた

 

「アイツ、面白い!!」

 

眠気や怠さが吹っ飛び、フリードの目は朝日のようにキラキラと輝いていた

 

「よっ、空を飛べるなんて凄いなぁ」

 

「ピカッ?」

 

フリードは木の根元で休んでいるピカチュウの近くに寄り、話し掛ける

 

「俺はフリード。こう見えて天才ポケモン博士なんだ、お前のことをもっと知りたい。研究させてくれ」

 

「……ピッカッ!!」

 

「ぐっほぉ!?」

 

手を差し伸べそうとしたら、ピカチュウがフリードの身体目掛けてタックルをかましてきたためフリードは尻餅をつく

 

「ピッ!」(そっぽを向く)

 

「てっ、手厳しいな……」

 

「大変!」

 

向かうからルッカが慌てて駆け寄って来る

 

「ルッカ先生、大丈夫ですよ。こんなの全然大したこと……」

 

だがルッカは、フリードの前を通り過ぎピカチュウの元へと来た

 

「大丈夫?」

 

「ガクッ!……そっちかよ」

 

ルッカは手に持っていたキズぐすりをピカチュウにシューとかける

 

「そのキズ、もしかして……」

 

「ピッカピッカ!!」

 

フリードはピカチュウの身体中に真新しい傷が出来ていることに気づく。だがピカチュウは、俺のことはほっとけと言わんばかりに向こうへ走り去って行った

 

「………俺は諦めないぞ~、研究開始だ!」

 

「フフッ……(良い顔になったわね)」

 

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それからフリードはピカチュウに何度もアタックを仕掛けた。走って追いつこうとしたが体力と速さに負けてしまう

 

今度はリザードンと一緒に森の木の実を収穫し、ピカチュウの元へと持ってきた。その際にピカチュウには好き嫌いがないことを知った

 

そしてその翌朝、双眼鏡やカメラを持ち、再びピカチュウに会いに来た。その時、またピカチュウのタックルを喰らったが、フリードも負けじと押し返そうとする。しかし、タックルからの電撃を放たれ、これには堪らずフリードは倒れ込んでしまう

 

「アタタッ……流石に電撃は無理だろ……」

 

「ピカッ!!」(倒れ込んだフリードの上に乗る)

 

 

ロトロトロト……ロトロトロト……(スマホロトムの着信音)

 

その時、フリードのスマホロトムが鳴った。電話の相手はルッカからだった

 

『おはようフリード君、研究は順調みたいね』

 

「これ見てそう思いますか……」

 

『見たから言ってるのよ』

 

「ええっ………」

 

そんなやり取りをしながら、フリードはピカチュウから一旦離れ、空を飛ぶ様子を撮影するための準備をする

 

『観察して何か分かった?』

 

「えぇ、アイツは身体が軽くて脚の力も半端ない」

 

『だからあんなに速いのね』

 

「そしてそれを生かした『ボルテッカー』にこそ、空を飛べる秘訣がありました」

 

『『ボルテッカー』に?』

 

「電気を身体に帯びて突進する技でグルグルと走り回ることでエネルギーの渦を発生させる。アイツは鍛え上げた尻尾をバネに飛び上がり、渦の中を一気に上昇、空に浮かぶことが出来るって訳です」

 

『成る程……』

 

フリードは今まで集めた映像データを、自宅にいるルッカに見せながら説明した。ルッカは台所にて朝食の準備をしながら聞いていた

 

『上空で尻尾をはためかせることで、少しの間だけなら浮遊出来るみたいです』

 

「流石フリード博士、解明するなんて凄いじゃない」

 

『………凄いのはアイツです』

 

「ん?」

 

『きっと何回失敗しても諦めず、チャレンジし続けたんだろう………それに比べて俺は………何が天才博士だ。ポケモンのことをまだ、全然分かっていなかった』

 

「……そう思ってくれたなら良かった。君とピカチュウを会わせた甲斐があったわ」

 

『あっ!それで俺を!?』

 

「フフッ……」

 

 

「お母さ~ん」

 

「あらリコ、もう起きたの?」

 

台所に1人の幼い女の子がやって来た。ルッカと同じ水色の瞳と顔立ち、そして青と白の服を着た女の子。まだ5歳になったばかりのリコであった

 

リコはルッカのスマホロトムに映っている人物に目を向ける

 

「この人だ~れ?」

 

「将来が楽しみな若者かな?」

 

『ううっ……////』

 

ルッカの一言にフリードは少し照れてしまう

 

「それじゃあ頑張ってね」

 

『はい……ありがとうございます、先生』

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

それからフリードは観察をし続けた

 

 

まだ気になっていったことがあったのだ

 

 

「(何でアイツはそうまでして飛びたいんだ?)」

 

野生ポケモン同士のバトルではない。飛ぶのは1日1回だけで何れも夜が明けた時。ポルテッカーの反動でダメージを受けてまで飛びたい理由を、フリードは知りたかった

 

ポケモン博士として、1人のポケモントレーナーとして

 

 

そしてまた夜が明けてきた

 

フリードは何時ものように、遠くから観察するために研究用の機材を組み立てようとしたが………

 

「(……やめた)……観察にデータ分析、そんなんじゃアイツの気持ちは分かんない」

 

フリードは立ち上がると、『ボルテッカー』で渦を起こし始めているピカチュウを見つめる。

 

「(だったら動け、追い掛けろ)……リザードン飛ぶぞ!」

 

「リザァ!!」

 

フリードはリザードンの背に乗った

 

「久しぶりに本気でいこうぜ!」

 

「リザァーー!!!」

 

フリードを乗せたリザードンは、ピカチュウが起こした電気の渦に近付き、急上昇する。リザードンの雄叫びとピカチュウの鳴き声、そしてフリードの叫び声が響き渡る

 

「ピカピカピカピカッ!!!」

 

「ザァァーーーーーー!!!」

 

「もっと高く!もっと高く!!俺達も昇るんだ、リザードン!!!」

 

 

そして、完全に夜が明けた

 

 

「……ッ!!」

 

「……ッピーカ!」

 

「……グゥオ!」

 

暗かった空が赤く染まり、水平線の彼方から太陽の光が見える。ピカチュウもリザードンもフリードも息を呑んでしまうような絶景が、目の前に広がっていた

 

「すげぇ……俺達太陽よりも高いぞ」

 

「グゥオ!」

 

「この景色が見たくてお前は飛んでいたんだな、ピカチュウ」

 

「ピーカ?」

 

「本当に、最高だな!!」

 

「ピカッ!ピカチュウ!!」

 

フリードがピカチュウに向かってグーサインを出すと、ピカチュウもフリード達に向き直り、笑顔でグーサインを返した

 

「あっ、ところでお前、尻尾は?」

 

「……………ピッカァ~~チュ~~!!?」

 

ピカチュウは尻尾を動かすのを忘れてしまい、そのまま落下してしまった

 

「不味い!リザードン!」

 

「リザァ!」

 

 

「ピカッピカッピカッ~~!!?……ピカッ?」

 

「ふぅ、危ないとこだったな」

 

地面ギリギリで、フリードの手がピカチュウの身体を受け止めた。そのままピカチュウを地面に降ろし、話し掛ける

 

「ピカチュウ、お前は俺達に見たことのない景色を見せてくれた」

 

「ピカッ?」

 

「空飛ぶピカチュウか……世界は広い。まだまだ知らないことが沢山ある」

 

「…………」

 

「俺と一緒に来ないか?」

 

フリードはピカチュウに、もう一度手を差し伸ばした

 

「太陽よりも高く昇って、世界中を見て回ろう」

 

「………ピッカッ!!」

 

PON!

 

ピカチュウは尻尾でハイタッチを交わし、モンスターボールの中へと入り、フリードにゲットされた

 

そしてフリードはピカチュウを連れて、ランドウの元へとやって来た

 

「じっちゃん、頼みがある!」

 

「ん?」

 

「アサギ号を俺に預けてくれないか?」

 

「お主、良き出会いに恵まれたか」

 

「あぁ!」

 

「ピカチュウ!」

 

フリードの肩に乗るピカチュウを見て、ランドウは何処か安心したような表情を浮かべた。アサギ号に乗って向かったのは、仕事中のオリオのいる場所であった

 

「なにフリード……仕事中なんだけど」

 

「オリオ、お前の腕を見込んでのお願いだ!このアサギ号を世界一の飛行船に改造してくれ!!」

 

「うむ、うむ……えっ?」

 

「……はっ、馬鹿なの?」

 

オリオだけでなく、ランドウまでも驚いていた

 

「出来るのか、オリオ?」

 

「……まったく、いきなり呼び出したと思ったら……フフッ、やったろうじゃん!」

 

そしてオリオはわずか数日で、漁船のアサギ号を飛行船へと改造して作り替えた。フリードはまさか、こんな短期間で飛行船が完成したことに驚く

 

「すっ……スッゲェ……」

 

「ピカッ~………」

 

「何て勇敢な姿、これはもうアサギ号じゃない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレイブアサギ号だ!!」

 

「あ、相変わらずのセンスね……」

 

「流石オリオだ!これなら何処にだって行けるぞ、ピカチュウ!」

 

「ピカッ!」

 

「満足してくれたなら良かった。それで……はい」

 

「………えっ?」

 

オリオはフリードに向かって手を差しだす

 

「……お代━━」

 

「えぁ!?そ、それは、少しずつちゃんと払うさ!」

 

「━━━は、いらない。その代わり、私も船に乗せて」

 

「オリオ?」

 

「船のメンテナンスは、必要になってくるでしょ?今の仕事、ちょうど退屈してとこなんだ!」

 

「整備士か!良いね、それらしくなってきた!」

 

「フフッ、船長はフリード?」

 

「いや、俺じゃない」

 

フリードは船長帽を取り出し、ピカチュウに被せた

 

「ピカッ?」

 

「ピカチュウ、このブレイブアサギ号のキャプテンになってくれ。お前は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャプテンピカチュウだ!」

 

「ピカッ……ピカチュウ!(フリード……おう!)」

 

「お前が『ボルテッカー』でライジングしたように、どこまでも高く飛んで行こう!俺達は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライジングボルテッカーズだ!

 

「ピカッピカッ!!」

 

 

フリード、オリオ、ランドウ、そしてキャプテンピカチュウはブレイブアサギ号に乗り込み

 

「さぁキャップ!いざ出港だ!!」 

 

「ピッカーチュ!!(出港だぁ!!)」

 

 

 

 

 

この船で世界を自由に巡りながら、不思議な不思議なポケモンを追い掛ける

 

 

 

フリードとキャップはこうして大空へと舞った

 

 

 

ミーティングルーム

 

 

「「「「「おぉ~!!!」」」」」

 

キャップとフリード、そしてライジングボルテッカーズ誕生秘話を聞き、ソウハ達は拍手喝采

 

「フリードとキャップ……始めはそんな感じだったなんて」

 

「ホンゲッ」

 

「今では考えられない……」

 

「クワ~」

 

「お母さんが、キャップとフリードを引き合わせたんだ」

 

「ニャッオ~」

 

 

「リコ、ルッカ先生が居なかったら、俺とキャップは出会えてなかった。お前のお母さんは、俺とキャップにとって恩人なんだ」

 

「ピッカ!」

 

 

「フリード……キャップ……」

 

 

「……(こういう人との繋がりが、新たな出会いを生む。どの世界でも共通のことだな、テンブ)」

 

「(あぁ、そうだな)」

 

 

「よし、話はこれぐらいで良いだろう!ソウハ!」

 

「……フリード」

 

「お前のピカチュウに再びバトルを申し込む!!」

 

「ピカピカッチュ!!」

 

フリードは椅子から立ち上がると、ソウハにリベンジバトルを申し込んだ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

とある森

 

 

開けた場所にブレイブアサギ号を停め、メンバー全員と不特定多数のポケモン達は目の前で少し距離を置き、向かい合っている2人のトレーナーと2体のピカチュウに注目している。ドットは撮影用のスマホロトムを構え、妙にソワソワしていた

 

「ド、ドット?やけに興奮してるな?」

 

「ワン?」

 

「だって!あの不思議なピカチュウがまた見れるんだよ!?しかも、キャップとの、同じピカチュウ同士のバトル!!ネットに載せられないのは残念だけど、こんなの絶対凄いバトルに決まってるよ!!」

 

「クワックワッス~!」

 

「そ、そうか……」

 

普段のドットとは違う表情を見て、叔父のマードックは少しびっくりする。一方で、リコとロイもドット程ではないが2人のバトルを、しかもあの特訓の時よりも本気のピカチュウ同士のバトルを見れることに興奮していた

 

「(ソウハのピカチュウ……そしてフリードのキャップ、あの時よりもとっても凄いバトルになりそうな気がします!!)」

 

「ニャオハ!!」

 

「ホゲータ、カイデン!!このバトルを見て、僕達ももっと強くなろう!!」

 

「ホゲッ!!」

 

「カーイ!!」

 

 

「それじゃあ審判は私が務めるよ。使用ポケモンは1体、交代はなしのシングルバトル、先に戦闘不能にしたポケモンの勝利だよ」

 

2人の間には審判であるモリーが立っていた。もっとも、事前にソウハからは、間に立っていると攻撃の余波が絶対来るから、開始の合図をしたらリコ達のところまで離れてくれと言われたため、開始の合図と戦闘不能かの判断を遠くから判断する

 

「キャップ!俺達の力、見せてやろうぜ!」

 

「ピッカー!(おうよ!)」

 

キャップはフリードに向かっていつも被っている船長帽を投げ渡し、ソウハとソウハのピカチュウに向かって真っ直ぐ構える。フリードはポケットにある物(・・・)をいつでも取り出せるように準備をしていた

 

「ピカッピカッ、ピカチュウ!(ソウハ、僕やっぱあのキャップってピカチュウスゲェと思うぜ!)」

 

「あぁ、俺も。フリードの話を聞いて益々興味が出たよ。普通なら絶対出来ない、普通のピカチュウだったらやろうとすら思わないことを努力して、成し遂げたんだから」

 

「ピーカ……(僕達みたいに……)」

 

「自分で言う?………まぁ、そうだけどさ」

 

「ピーカチュ!ピーカ!(ソウハ!話はこれくらいにして、こっからは拳で語り合う!!)」

 

「そうだな……よし!やるか!!」

 

ピカチュウはソウハの肩から地面に降り立つと、己の拳同士をバシバシとぶつけながらキャップを視界に捉える

 

双方の準備が整ったことを確認したモリーは片腕を振り下ろし、「バトル開始!」と声をあげた

 

「キャップ『かげぶんしん』!」

 

「ピカッ!」「ピカッ」「ピカッ」「ピカッ」「ピカッ」

 

「『ボルテッカー』!!」

 

「「「「「ピーカピカピカッ!!」」」」」

 

数十体のキャップの分身が『ボルテッカー』を身に纏い、一斉に突進してくる

 

「地面に向かって『アイアンテール』、からの『めざめるパワー』!!」

 

「ピーーカッ!!」

 

ソウハのピカチュウは『アイアンテール』で硬化した尻尾を思いっきり叩きつけたことで少し地面が割れ、鋭い破片と粉塵が舞った。粉塵によってソウハのピカチュウの姿を見失ったキャップは一瞬動揺するが、勢いを殺さずに粉塵の中を突っ切る。だが、『ボルテッカー』に当たった感触はなかった

 

「キャップ、上だ!!」

 

「ッ!?」

 

慌てて見上げるとそこには『めざめるパワー』をこちらに向けて放ったソウハのピカチュウがいた

 

「キャップ『10万ボルト』で迎え撃て!」

 

『10万ボルト』を『めざめるパワー』目掛けて放ち、ドンという爆発音と共に相殺された

 

「ピカチュウ『エレキネット』!」

 

「カッチュウー!!」

 

「キャップ躱せ!」

 

「ピカッ!ピカッ!」

 

『めざめるパワー』が消されると、そのまま空中で『エレキネット』を下に向けて放つ。フリードとキャップは始めに戦った時に、捕らえられてしまった『エレキネット』を見て一瞬動揺するが、2度も同じ手にはまるかと思い躱すように指示を出す。それからの特訓では、キャップの素早さは確実に上がっており、楽々と『エレキネット』を躱すことが出来た

 

「キャップ『10万ボルト』!」

 

「ピーーカーーチュウーー!!」

 

「ピカチュウ『10万ボルト』に乗りながら『ボルテッカー』!!」

 

「カチュービ!!ビカッビカビカビカ!!」

 

 

「はっ!?」

 

「ピッ!?」

 

「「「えっ!?」」」

 

ソウハのピカチュウはキャップの放った『10万ボルト』の電気の上を『ボルテッカー』で駆けていた。これで何度目となるか分からないが、観戦しているリコ達はおろかフリードやキャップも驚いた表情を隠せないでいた

 

そしてキャップに『ボルテッカー』が炸裂する

 

「ピッカーチュ!」

 

「ッ!?ピカッ!!」

 

キャップは少しよろけたが、まだまだ余裕のある表情をしていた

 

「えっ!キャップに『ボルテッカー』が効いてない?」

 

「ニャ~?」

 

「もしかして、キャップの特性!?」

 

「ホンゲ?」

 

「特性……そうか!きっと『ひらいしん』だ!僕も今まで知らなかった……」

 

「クワ~ス……」

 

「『ひらいしん』ってたしかソウハのピカチュウと同じ、でんきタイプの技が効かなくなる特性だっけ?」

 

「えっ!?特性一緒なの!?」

 

ドットはキャップの特性が『ひらいしん』であることに気付くと、リコはソウハのピカチュウの特性も『ひらいしん』であることを話す。リコは前に、ソウハにピカチュウや他のポケモン達の技や特性等を教えてもらっていたのだ

 

そして、驚いていたのはソウハも同じであった

 

「まさかキャップも『ひらいしん』が特性だったなんて、驚いたよフリード」

 

「ピかピーカ!」

 

「驚くのはまだ早いぜ、ソウハ!」

 

「ピーカッ!」

 

そう言いながらフリードは、ポケットからある物(・・・)を取り出した

 

「それって……!!」

 

「ピカッ!!」

 

 

遠くから見ていたリコ達もフリードが何かを取り出し、掲げている姿を目にする。目を凝らしてよく見ると、それは最近見たことがある物であった

 

「フリードが手に持ってるのって……まさか!?」 

 

「「テラスタルオーブ!!?」」

 

「ひょっとして!?」

 

 

「さぁ!!もっともっと輝いていくぜ、キャップ!!」

 

フリードが持つテラスタルオーブに光が集まり、掛け声と共にキャップへ投げた。その瞬間、キャップを包み込むようにクリスタルが出現。赤く輝いたと思うとクリスタルが弾け、中からキャップが出てきた。身体はクリスタルのように光輝き、頭には火が灯ったろうそくのような見た目の王冠、テラスタルジュエルを被っている

 

「ピッカァーー!!!」

 

キャップはテラスタルし、ほのおテラスタイプとなった

 

 

「テラスタルオーブ……フリードも持っていたんだ……」

 

「ピカピカッ!!(面白くなってきた!!)」

 

 

「キャップがテラスタルした!!」

 

「ニャオハ!」

 

「あれって、ほのおタイプのテラスタルだよね!!ホゲータやリザードンと同じだ!!」

 

「ホォンゲ~!」

 

「あれがキャップのテラスタル………初めて見た」

 

「クワッスー!」

 

リコ、ロイ、ドットの3人はまさかフリードがジムリーダー達のようにテラスタルオーブを持ち、キャップのテラスタルした姿を見ることになるとは思わなかった

 

「キャップのテラスタル、久しぶりに見るな~」

 

「やっぱそうでもしないと勝てないってことなんだね」

 

「こっからどうなるかワクワクするぜ。なっ、イワンコ!」

 

「ワンワン!」

 

「始まりのキズナ……その輝きは更に昇華していく。フリードとキャップ、お主らの輝きは更に拡がっていく」

 

オリオ、モリー、マードックは久しぶりに見たキャップのテラスタルに何処か懐かしむように見ている。ランドウはバトルを見ているリコ達3人を見ながらそう呟いた

 

「ピカチュウ、向こうが本気を出してきたんだ……俺達もいくぞ」

 

「ピッ!」

 

ソウハのピカチュウはソウハに向かってグーサインをし、笑みを浮かべる

 

「……来るぞ」

 

「ピカッ」

 

フリードとキャップは遂に来たかと、身構える

 

 

「俺達は!」

 

(右手を握り拳にし、胸に持ってくる)

 

「ピカッ!(僕達は!)」

 

(右手を握り拳にし、胸に持ってくる)

 

ピカチュウの両目が青白く光る

 

「「もっともっと!!高みを目指す!!(目指していく!!)」」

 

「ピカチュウ!!フルパワーだ!!」

 

「ピカァ!!」

 

 

 

「「ハァーー(ピカァーーー)!!!」」

 

 

 

ビガビガビガビガビガビガァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

 

 

ゴゴォォォーーー!!

 

 

ソウハとピカチュウの残像が現れ、1つとなる

 

雷柱は周囲に強い衝撃波を放ちながら、より激しさを増していく。掛け声と共に、ソウハのピカチュウから青白い雷の柱が発生し、空へと向かって放たれる

 

 

バッ!!

 

 

青白い雷柱が発生源のピカチュウの元に吸収されるように消えていく

 

そこにいたのは、ナルカミフォルムとなったピカチュウだった

 

「ピカッ!ピカピカピッ!!(さぁ!!いっくぞ~!!)」

 

ドンガラガッシャアーーーン!!!

 

ナルカミフォルムになったピカチュウは、気合いの現れなのか近場に(いかずち)を落とす

 

始めて間近で見たソウハのピカチュウのキズナ変化に、フリードやリコ達、ポケモン達は圧倒的な迫力と威圧感に驚愕する

 

「これが、キズナ変化か………」

 

「ピッカ………ピー(すげぇ………すげぇぜこりゃ)」

 

 

「あれが、ソウハのピカチュウの………ナルカミフォルムだっけ」

 

「クワッ、クワッス」

 

「す、凄い!!凄いよ!!間近で見ると本当に違うポケモンだよ!!」

 

「ホンゲ!!」

 

「ソウハとピカチュウのキズナ変化……(何だか肌がとってもピリピリします!!)」

 

「ニャハッ!!(凄い迫力!!)」

 

 

「キャップ、『かげぶんしん』で辺りを移動するんだ!!」

 

キャップは約10体の分身を作り、ソウハのピカチュウの周囲を旋回する

 

「ピカチュウ、『1000万ボルト放電(ヴァーリー)

 

「ピッカァァーーチューー!!!」

 

バリバリバリバリバリッ!!!

 

放電(ヴァーリー)は周囲にいたキャップの分身達をかき消し、本体キャップのみが残る

 

「ッ!?(何て威力だよ!)」

 

フリードはあまりの轟音に耳を塞ぎたくなる。まるで嵐の中の雷雲から発生する雷のような音と光。通常のでんきポケモンが発するでんき技とは天と地程の差があった。それは離れた場所で見ているリコ達も一緒だった。雷が地上に落ちてくるような音に似ているため、リコ、ロイ、ドットと3人のパートナー達は思わず耳を塞いでいた

 

「す、すご……」

 

「ホゲッ~……」

 

「み、耳に一生残りそうな轟音……」

 

「クワッ………」

 

「ッ!!これがソウハのピカチュウの……本気……」

 

「ニャニャ~……」

 

 

「キャップ、大丈夫か!?」

 

「ピカッ!!」

 

「よし……もう一度『かげぶんしん』だ!!」

 

「チュピッ!!」

 

フリードと再び『かげぶんしん』を指示する。今度は約20体とさっきよりも数が多い

 

「………」

 

 

「キャップ、縦横無尽に動いて撹乱するんだ!」

 

「「「「「ピカチュ!!」」」」」

 

キャップの分身達はさっきよりも激しく辺りを動き回っている。ジャンプや静止、挑発してるのか変顔をしているキャップもいる

 

「ピカチュウ、もう一度『1000万ボルト放電(ヴァーリー)』」

 

「ピィィーーカァチューーー!!!」

 

再び青白い稲妻が周囲に轟き、一撃で分身達は消え去る

 

「くっ……(技を出し終わった後の隙を狙おうと思ったが……あの轟音と光じゃ近付くことさえ出来ない……)」

 

フリードの作戦はこうだ。『かげぶんしん』でソウハのピカチュウを撹乱させ、特性の『ひらいしん』によって向こうの高威力のでんき技を受け続け、ほのおタイプの『テラバースト』で一気に倒すというものだ。『かげぶんしん』をかき消すために、高威力で広範囲のでんき技を出してくるのも想定内。技は分身だけでなく、本体のキャップにも当たったため、とくこうを上げることが出来たが技を命中させるには近付かなければならない。多くのポケモンは技を出した後には微かだが隙が生まれる、フリードはその隙を突き至近距離から『テラバースト』を放とうと考えていたが、ソウハのナルカミピカチュウにはそんな隙は一切なく、どうすれば良いかと考えていた

 

「(『ひらいしん』じゃなかったら、同じでんきタイプでも効果抜群ぐらいの威力になっちまうだろこりゃ………どうする、向こうも『ひらいしん』を持っているんなら『ボルテッカー』や『かみなりパンチ』、『10万ボルト』は効果が無い。寧ろ向こうをパワーアップさせちまうだけだ……勝つにはやっぱ『テラバースト』を当てるしかない……一か八かだ……)」

 

フリードは何かを決心したような目つきでキャップに指示を出した

 

「決めるぞキャップ!!『かげぶんしん』スクエア!そして一斉に『ボルテッカー』で近付け!!」

 

「ピカッ!!」

 

キャップは上から見れば長方形になるような形で『かげぶんしん』を発動させる。約30体の分身達は『ボルテッカー』を発動させ、まるで軍隊の突撃のように突っ込んできた。フリードは『ボルテッカー』の速度を利用して懐に入り込み『テラバースト』を当てようとした。向こうが攻撃をしてきた場合も考慮し、前列に分身達を置き本体は攻撃が届きにくい後方側にいる

 

『ボルテッカー』を発動させたキャップの群れが向かってくる中、ソウハとナルカミピカチュウは落ち着き、冷静に考えていた

 

「(向こうは『ひらいしん』のことを知っている、だけど『ボルテッカー』で来るということは、この技は囮。何か違う技を必ず命中させるために『ボルテッカー』を使用したってことになる)」

 

ソウハは以前、ネモとのバトル時に『ボルテッカー』の速度を利用して『アイアンテール』を放ち勝利していたためフリードの狙いは読めていた

 

「受けて立つ!ピカチュウ『クロスサンダー』!!」

 

「チュピチュビッカァァーーチュ!!」

 

ナルカミピカチュウは青い雷の塊を身体中に纏い、キャップの群れへと突撃した

 

バッゴォン!!ジジジジッーーーーー!!!

 

黄色と青色の激しいエレキスパークが衝突し、ぶつかり合う2体の下の地面にはクレーターが生まれる。周囲にも衝撃波が飛び散り、リコ達は吹き飛ばされそうになる。だがそれは、ソウハが前もってモンスターボールから出していたポケモン達により被害は最小限に抑えられていた

 

「うわわわ~!?……はぁ、飛ばされるかと思った……」

 

「クワッス、クワ~(ビリビリってきた~)」

 

「キャップもソウハのピカチュウも……こんな技を出せるなんて」

 

「ゲッゲ~!(眩し~!)」

 

「ソウハ、フリード………」

 

「ニャ~オハ?」

 

3人は激しい技の衝突によって生じた電光によって目を瞑りそうになったが、頑張って目を開けている。どちらが勝つのかバトルの行く末がどうしても気になるからだ

 

「いっけぇキャップ!!頑張れ!!押し切るんだ!!」

 

「ピッカァァァァァ!!」

 

数で押し切ろうとする『ボルテッカー』の軍団と個の圧倒的な力の『クロスサンダー』、ぶつかり始めた頃はお互いせめぎ合っていたが、徐々に『クロスサンダー』の方が押してきていた

 

「キャップ、いけぇぇ!!」

 

「ピッ………ピカピカ!!チュッピーーー!!」

 

キャップはフリードの激励で力を強める

 

「ピカチュウ!最後のひと押しだ!『クロスサンダー』!!」

 

「ピッカァ!!」

 

だがナルカミピカチュウはまだ力に余裕のがあるため、更に押し返してきた

 

「(今しかない!!)キャップ今だ、『テラバースト』!!」

 

「チュッピーーー!!」

 

「当たれぇー!!」

 

キャップの口から赤色のエネルギー砲、『テラバースト』が放たれた。せめぎ合っているため、命中しやすくなっている。フリードは今しか当てるチャンスが無いと思い、指示を出したのだ

 

「やっぱ囮だったか、ピカチュウ、上に飛べ『クロスサンダー』!!」

 

「ピッカァ!!」

 

「ピッ!?」

 

「なっ!?」

 

 

キャップの『ボルテッカー』とぶつかり合っていた『クロスサンダー』は、突如軌道を変えて上空に浮いていた

 

「飛んでる……」

 

「ニャ……」

 

キャップのように、いやソウハのナルカミピカチュウはキャップよりも長時間浮いていた

 

「キャップ、『テラバースト』!!」

 

「ピーーカァァ!!」

 

キャップは上空にいる『クロスサンダー』を纏ったナルカミピカチュウに向かって『テラバースト』を放ったが、簡単に躱され『テラバースト』をなぞるようにしてキャップに急接近してきた

 

「(ッ!!速い!!)」

 

「『なみのり』!!」

 

「カァァ!!!チューー!!」

 

 

「えっ!?ピカチュウが『なみのり』を!!?」

 

ナルカミピカチュウは至近距離から『なみのり』を放った。ほのおテラスタイプとなっていたキャップには、みずタイプの技は効果抜群

 

「カァッ!?」

 

「キャップ!?」

 

「ピッ……カァ………」

 

大量の水に飲み込まれたキャップはテラスタルが解除され、目を回して倒れていた

 

「キャップ、戦闘不能!ソウハのピカチュウの勝ち!よって勝者、ソウハ!」

 

「よし!」

 

「ピッカッ!」

 

ソウハとナルカミピカチュウは、笑顔でハイタッチを交わす。ソウハのピカチュウは白い光を放ち、ナルカミから通常の状態に戻った

 

「キャップ、ありがとうな」

 

「ピッ、ピッカァ……」

 

フリードはキャップに駆け寄り、抱き抱える。ソウハとピカチュウも駆け寄ってくる

 

「フリード、キャップ、ナイスファイトだったよ。最初に戦った時より何倍も強くなってて驚いた」

 

「ピーカァチュ」

 

「キャップ、お前は本当に凄いよ」

 

「……チュ~」

 

ソウハはキャップの頭を撫で、そう言った。キャップはボロボロになりながらも笑顔を浮かべた

 

「ソウハのピカチュウも、やっぱすげぇ強ぇな……なぁお前のピカチュウ、あの時飛んでたよな?」

 

「まぁな……あの技は『クロスサンダー』って言うんだけど、それを発動している間だけは空を飛べるんだ」

 

「何て言うか……何でもありだな、お前のピカチュウは」

 

「ハハッ」

 

2人が話していると、向こうからリコ達が駆け寄り、バトルについての感想を述べる

 

ロイは凄いを連呼しいつか僕もさっきみたいな凄いバトルを出来るようにすると言い、ドットはこんなバトルをネットに載せられないことを悔しがっていた。リコは━━━━━

 

「ソウハ……(か、カッコ良かったぁ)……/////」

 

バトルをしているソウハにメロメロだった。両頬を赤く染め、手を口元に添え、ソウハの姿のみを瞳に映している

 

「……ニャッハ~(……幾らなんでも惚れすぎでしょ)」

 

そんなリコを見て、ニャオハは呆れるように呟く

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ブレイブアサギ号

 

ブリッジ

 

 

ソウハとフリードのバトルが終わり、一行は再びガラル地方に向けて出向した。ソウハとリコはブリッジにてキャップとフリードの出会いによるライジングボルテッカーズ誕生秘話、そしてキャップとソウハのピカチュウによるバトルのことを話していた。そんな時、ロイとドットがパートナーを連れてやって来た

 

「リコ、ソウハ!」

 

「キャップとフリードの出会いの動画、編集終わったけどどうする?」 

 

「……うん、公開はしないかな」

 

「まぁ、そうした方が良いな」

 

「フリードとキャップのキズナ、そしてソウハとのバトル!スッゴイ痺れたなぁ!僕もホゲータともっと仲良くなるぞ!」

 

「ホゲホゲ!」

 

「私……自分がここにいる意味が、改めて分かった」

 

「えっ?」

 

「(リコ?)」

 

「お母さんがいたから、フリードとキャップは出会って。ライジングボルテッカーズが、私と出会って、ロイやドット達にも出会えて友達になれた。それに、ソウハとも出会えて……こ、恋人になれたし//////」

 

「リコ……そうだな。1つの出会いが繋がって、それが俺達の出会いにも繋がった」

 

「ミジュマ!」

 

「うん。今度お母さんに会ったら、ニャオハのこといっぱい話したいな!」

 

「ニャオハ!」

 

 

「あっ!見て、リコ!」

 

「見えて来た、あれがガラル地方だ!」

 

「あれが……!」

 

「ガラル地方!!」

 

4人が話してると、遂に目的地であるガラル地方が朝日と共に見えて来た。果たして、ガラル地方ではどんな冒険が待ち受けているのか

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

とある薄暗い部屋

 

 

その部屋には1人男がいた。年齢は20~30代程、鼠色の短髪に長身で筋肉質な男だった

 

男はパソコンをテレビ電話にして、ある人物と連絡を取っていた

 

「ビクティニ……メロエッタ……ラティオス……ラティアス……シェイミ……ダークライ……マーシャドー……あの不思議な姿を持つピカチュウ……そして世界で1番珍しいと呼ばれるポケモン、ミュウか……」

 

『えぇ、ポケモンハンターの貴方にとっては充分価値のあるポケモンが揃っているでしょう?』

 

「たしかにな、最近は高値がつくポケモンはどうにも見つからないからな」

 

『それでは、引き受けて頂けますか?』

 

「あぁ、最近のポケモンポリスやレンジャーやらは弱ぇ奴ばっか。歯応えがねぇんだ……久々に骨のある奴に勝って、戦利品としてそいつの持つポケモンを貰ってやろう」

 

『大丈夫なのですか?相手の実力は本物ですよ?』

 

「なに、心配はいらねぇよ。俺の故郷はカロス地方でカラクリ都市国家とも呼ばれている国でな、こう見えても前はそこの国の大臣に仕えてたんだ」

 

『ほぉ……そんな人がなぜ、ポケモンハンターになったのですか?』

 

「……その大臣が王子を騙し、犯罪をおかしてたんだよ。その部下であった俺も捕まりそうになったが、脱獄して今に至るって訳だ」

 

『そうでしたか。これは失礼なことを聞いてしまいました』

 

「フン、そう思ったなら報酬は倍額出しやがれ」

 

『分かりました、手配しておきます。それではこちらで調べた情報を後で送りますので、どうぞお役に立てて下さい』

 

「あぁ。言っとくが、俺は1人で仕事をこなすんだ、余計な真似はすんなよ」 

 

『えぇ、分かっていますとも』

 

そう言って男は、テレビ電話を切ると1枚の写真を手に取った。そこに映っていたのはソウハである

 

「『未来のチャンピオン』ソウハか……精々俺の力と金の糧になってくれよ」

 

そして写真をグシャグシャグシャグシャと音を立て、破り捨てた

 





ウーラオス(いちげきのかた) 

かくとう・あくタイプ

特性:ふかしのこぶし
《直接攻撃の技を使うと、相手の『まもる』『みきり』『キングシールド』等の効果を受けない》

持ち物:???

技:あんこくきょうだ インファイト かみなりパンチ 
  
  ドレインパンチ アイアンヘッド はどうだん

            ⇓


ウーラオス(???のかた)

かくとう・みずタイプ

特性:ふかしのこぶし
《直接攻撃の技を使うと、相手の『まもる』『みきり』『キングシールド』等の効果を受けない》

持ち物:???

技:すいりゅうれんだ インファイト ほのおのパンチ

  どくづき たきのぼり はどうだん


           ⇓


ウーラオス(???のかた)

???・???・???タイプ

特性:???

持ち物:???

技:あんこくきょうだ すいりゅうれんだ ???

  ??? ??? ??? ??? ???
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