ポケットモンスター ~少年が進む道はキズナによって切り開かれる~ 作:Kod
今回から話す時にキャラ名を入れることにしました
ソウハがポケモンと話す時ですが、普通のポケモンは鳴き声の後に人語を記載するような形にしています
例:ビクティニ「ティーニ!(こんにちは!)」
テレパシーが使えるポケモンは上記のような時と鳴き声を発しないで人語のみの場合の2パターンがあります
例:テンブ「ミージュマ!(いくぞ!)」
テンブ「(よし、やるか)」
リコがミブリムをゲットし、ソウハ達は改めて黒いレックウザを追い求めてガラル鉱山の入り口までやって来た。リコがミブリムをモンスターボールへ一旦戻そうとした時、ソウハはミブリムに森で何があったのか何とか聞き出すことが出来た
リコ・ロイ「「3体の大きな力を持ったポケモン……??」」
ソウハ「そうだ。ミブリムによれば、その内の2体のポケモンが森のポケモン達を威嚇してガラル鉱山へと追い込んだみたいだ」
リコ「そうだったんだ……3体の大きな力を持ったポケモン………」
ロイ「そのポケモンってもしかして、レックウザなのかな?」
ソウハ「いや、多分違う。レックウザは他のポケモンとは群れることはない」
ロイ「えっ!?……そう、なんだ……じゃあガラル鉱山にレックウザはいないのか……」
ホゲータ「ホンゲェ………」
ロイとホゲータはガクッと肩を落としてしまう
ソウハ「ロイ、そうがっかりすんな。満更レックウザと無関係って訳では無さそうだ」
リコ「えっ!?……ソウハ、それってまさか……」
ソウハ「オリーヴァの時と同じ。あの本に出てきた六英雄がガラル鉱山にいるかもしれない」
レックウザの気配はガラル鉱山にないが、それとは別の大きな気配を今も感じている。まだ確証はないが、レックウザがもしオリーヴァに会いに行くためにパルデア地方の森を訪れたのだとしたら……今回のガラルも、同じ六英雄に会うために来たのかもしれない
ソウハ「レックウザが居なかったとしても、何かしら手掛かりはあるだろう。だからロイもホゲータもシャキっとしろシャキっと」
ロイに気合いを入れさせ直すため、ソウハはそう声を掛ける。するとロイもホゲータも元気を取り戻したのか、笑顔となる
ロイ「六英雄……!!そっか、六英雄と会えるかもしれないんだね!!楽しみだね、ホゲータ!!」
ホゲータ「ホンゲ!!」
リコ「六英雄……次はどんなポケモン何だろう?」
ニャオハ「ニャオハ!」
リコとニャオハ、ロイとホゲータは新たな六英雄に会えるとウキウキしながらガラル鉱山に入っていこうとするが、ソウハは待ったをかける
ソウハ「入る前にリコ、ロイ、ニャオハにホゲータ、お前達に約束してほしいことがある」
リコ・ロイ「「えっ?」」
ソウハ「ガラル鉱山は複雑な迷路のような場所だ。薄暗くて別れ道も沢山ある、野生のポケモンや……まだ正体の分からない大きな力を持つポケモンが3体もいるから絶対に俺から離れないこと、良いな?」
リコ・ロイ「「わ、分かった!」」
テンブ「ミージュ、ミージュマ?(お前らも、良いな?)」
ニャオハ「ニャー(分かったわ)」
ホゲータ「ホッ~ゲ(は~い)」
ソウハ「よし、それじゃあいくぞ」
そうして、ソウハ達はガラル鉱山に入って行った
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ガラル鉱山
そこにはキラキラと輝く鉱石が壁や地面に埋められており、中には価値のある鉱石も発掘されることがある。その鉱石を食す野生のポケモンも多くいる
リコ「うわぁ~!綺麗だね、ニャオハ」
ニャオハ「ニャオハ!」
ソウハ「………」
リコ「ソウハ、どうしたの?」
ソウハ「………このあたりまで来れば、そろそろ野生のポケモンと出会しても良いころなのに、まったく見られないだろ?」
リコ「あっ、そう言えば」
ソウハ達がガラル鉱山の中に入り奥深くまで歩いて来たのだが、不気味なことに森の時と同様に1体も野生のポケモンには会わなかったのだ
ソウハ「(テンブ、ポケモンの気配は?)」
テンブ「………ミージュマ……ミジュジュ(………前から3体やってくる………あと上から2体降ってくる)」
その言葉と同時に前方の穴からホイーガ、アリアドス、デンチュラが飛び出してきた。更に上からはクロバットとオンバーンが翼をはためかせながら降ってきた
リコ「きゃっ!」
ロイ「うわっ、なに!?」
ソウハ「ん?」
テンブ「(あの目……)」
立ち塞がったポケモン達はこちらを威嚇するように唸りを上げ、今にも攻撃してきそうな雰囲気であった
ソウハ「リコ、ロイ!下がってろ!このポケモン達は何かおかしい!」
後ろに向かって2人に叫ぶと、デンチュラが『エレキボール』をアリアドスが『メガホーン』を放ってきた。それにテンブは『うずしお』で相殺した。だが息つく暇もなくホイーガ、クロバット、オンバーンもこちらを集中攻撃してくる
ソウハはボールからミュウを出し、襲ってきたポケモン達に『サイコキネシス』を発動させた
デンチュラ「デェンチュー!」
アリアドス「アリアー!」
ホイーガ「ガァー!」
クロバット「クロバッート!」
オンバーン「オンバァー!」
テンブ「(おい!俺の声が聞こえるか!?おい!)」
ミュウが『サイコキネシス』で5体を浮かせ、テンブがテレパシーで呼び掛けるが、答えが支離滅裂で会話が成り立たない
テンブ「(ソウハ駄目だ、こっちの声が聞こえてないみたいだ)」
ソウハ「………仕方ない。ミュウ『さいみんじゅつ』」
ミュウ「ミュ~」
ミュウの両目が一瞬青く光ると、襲ってきたポケモン達はガクッと意識を落とした。それを確認すると『サイコキネシス』を解除し、地面へと降ろす
ソウハは安全になったことを確認し、リコとロイを呼び戻す
リコ「ソウハ……大丈夫?」
ソウハ「あぁ……リコ達も平気か?」
ロイ「大丈夫だけど……いきなり襲ってくるなんてびっくりしたよ」
ニャオハ「ニャッ!ニャニャオハ!」
ホゲータ「ホゲェ!ホゲ!」
ソウハ「……ッ!?リコ、ロイ!ニャオハとホゲータから離れろ!!」
リコ・ロイ「「えっ?」」
リコとロイの足元にいたパートナーポケモン、ニャオハとホゲータの様子がおかしい。苦しそうに声を発しなながらホゲータは小さな手で頭を抱え、ニャオハは憑き物を払うかのように頭を左右に激しく振っていた
突如ピタリと動きが止まり、こちらを振り向くと………
ニャオハ「………」
ホゲータ「………」
両目が赤く、光っていた
リコ「ニャオハ!?どうしたの、大丈夫!?」
ロイ「ホゲータ!?」
ソウハ「待て!近付くな!」
ニャオハ「ニャッアア!!」
ホゲータ「ホゲェェー!!」
ニャオハは『このは』、ホゲータは『ひのこ』をこちらへ向かって放ってきたのだ
それらはテンブが前に出て『シェルブレード』によって斬られリコとロイには当たらずに済んだが、リコとロイはパートナーポケモンが突然自分達を攻撃してきたことに驚きを隠せないでいた
リコ「ニャ、ニャオハ……?」
ロイ「ホゲータ……どうして?」
テンブ「(お前ら下がってろ!)」
テンブはリコとロイを守るようにして前に出る。ニャオハとホゲータは変わらず、唸りながらこちらを赤い目で睨み付けてきている
それを見たソウハはミュウに素早く指示を出した
ソウハ「ミュウ『さいみんじゅつ』で眠らせろ!」
ミュウ「ミュ~!」
ニャオハ「ニャ!?……zzz~zzz~zzz~zzz~」
ホゲータ「ホッ!?……zzz~zzz~zzz~zzz~」
ミュウは透明となって2体の前に現れ、『さいみんじゅつ』をかけた。ニャオハとホゲータはさっきの5体と同様に眠りに落ちた
ソウハ「ふぅ~...…よくやった、ミュウ」
ミュウ「ミュミュウ~♪」
ソウハ「2人とも、急いでモンスターボールにニャオハとホゲータを戻せ!」
リコ・ロイ「「わ、分かった!」」
2人は眠っているニャオハとホゲータを、それぞれのモンスターボールへと戻す
リコ「ニャオハが……一体どうしちゃったの……?」
ロイ「ホゲータも……どうして……?」
リコ「ねぇソウハ。ニャオハは……ホゲータはどうして攻撃してきたの?」
ソウハ「……多分、この洞窟内にポケモンを操る電波が出てると思う」
ロイ「電波?」
ソウハ「俺が昔、イッシュ地方で戦った悪の軍団……プラズマ団が開発した『ポケモンコントロール装置』。それが発している特殊な電波はポケモンの意志を操り、支配することが出来るものがあったんだ」
リコ「そんなものが……」
ロイ「だけど、そのプラズマ団ってもういないんでしょ?」
ソウハ「………確かに、俺がプラズマ団を壊滅させた。団員達も逮捕された……だけどその装置の設計図は、データとしてネットに流されてしまったんだ」
研究者の1人が最後の抵抗としてやったのだ。裏のネットワークに流れた『ポケモンコントロール装置』の設計図は裏の世界に流れ、邪な思想を持つ者達の手に渡っていったのだ
ソウハ「だからプラズマ団が壊滅しても、機械に通じている奴が設計図を手に入れたとしたら、そいつが森のポケモン達を操って……ここまで誘導したんだ。さっき襲ってきたポケモン達とニャオハとホゲータ、赤く目が光ってただろ?あれはあの装置によって操られている証拠だ。今は鉱山中に電波が流れているんだ」
リコ「そんな……あれ?でも……」
ロイ「テンブやミュウはどうして何ともないの?」
さっきまで戦っていたソウハのポケモン……テンブとミュウは目が赤くなっていなかった
ソウハ「俺のポケモン達はちょっと
リコ「特殊な場所?」
ソウハ「それは後で説明する。今は……あいつらを相手にしなきゃいけない」
ロイ「えっ?」
???「ハハッ、まさかこれが効かねぇとは!ますます欲しくなったぜ!なぁ、おい!」
リコ・ロイ「「ッ!!」」
洞窟の奥から、男の声が反響し響き渡った。リコとロイ、ソウハ達が声をした方を向くと、顔や腕にたくさんの傷跡が付いている筋肉質の男が、洞窟から出てきた。男の背後からは赤い目をした野生のポケモンが大量に出てくる
???「操って手っ取り早く捕獲しようと思ったんだが、こういう展開も悪くねぇな。久々に燃えてきたぜ、オイ」
その男は不気味な笑みを浮かばながらこちらを、特にソウハを見ていた。視線が向けられていないものの、男の凍てついた目にリコは思わずソウハの後ろに隠れてしまう
ソウハ「一応確認するが、この場にいるポケモン達を操っているのは……お前だな?重要指名手配ポケモンハンター、『暴君』ジャガーノート*1」
リコ「ッ!!ポケモンハンター!!?」
ジャガーノート「ほほう、『未来のチャンピオン』さまが俺の名を知ってるとは……光栄だな」
ロイ「ジャガーノート……どこかで聞いたことがあるような……」
ソウハ「あいつは指名手配されてるポケモンハンターの中では、危険度が最高レベルの奴だ。テレビやネットとかでも散々報道されてたからな」
リコ「そんな人が、何でここに……」
ジャガーノート「あぁ?決まってんだろ、お前らのポケモンを頂きに来たんだよ」
リコ・ロイ「「ッ!!」」
ソウハ「………」
ジャガーノートはさも当然のように語りだした
ジャガーノート「俺はポケモンハンター、ポケモンを狩って高値で売るのが仕事なんだよ。お前のように、珍しいポケモンを持っていたら力ずくで奪うのさ。この世は弱肉強食、強者が弱者を支配するんだよ」
ソウハ「………お前がその強者だと?」
ジャガーノート「そうだぜ!俺は今まで、多くのポケモンを狩ってきた!中には伝説と呼ばれるポケモンも倒したことがある!」
リコ「えっ!?」
ジャガーノート「戦い、勝利し、金を稼げる。ルールに縛られることなく……まさしく、俺に合った仕事なんだよ」
ソウハ「………やっぱり、そういう思考の持ち主か。アゾット王国もこんな奴が過去に上層部にいたんじゃ、とても苦労したんだろうな」
ロイ「アゾット王国?」
ジャガーノート「ッッ……ほほう。そんなことまで知ってるのか」
リコ「アゾット王国って?」
ソウハ「カロス地方の都市の1つで、街中の色んな所にカラクリが施されていることから別名『カラクリ都市』と呼ばれてる所だ。あいつは元はその国の大臣補佐だったんだ」
リコ「えっ!?大臣補佐!?」
ロイ「大臣補佐ってことは、すっごく偉い人だったんじゃない!?」
ソウハ「まぁな。だけどそいつが補佐していた大臣は、国を乗っ取ろうとしていた悪人だったんだ」
ロイ「悪人?」
世界有数のカラクリ都市である『アゾット王国』。その国では日常生活に役立つカラクリや技術が生み出されていた。その根幹となっているのがポケモンの能力を元に生み出された『神秘科学』という技術
『神秘科学』は国を発展させ、人々の生活には欠かせないものとなったのだが………それを悪用する者が現れた。それがアゾット王国の大臣、ジャービスという男。その男はポケモンをちっぽけな存在と見下し、目的の為なら人だろうとポケモンだろうと容赦なく排除するような非道な性格の持ち主
そのジャービスの部下達も歪んだ性格の持ち主ばかりでありジャービスの国を乗っ取ろうとした計画に少しの葛藤もせずに同意し、地位を振りかざして犯罪を行っていた。ジャガーノートもその1人であった
ソウハ「だが、ジャービスの悪行が表沙汰になって、関係者は全員逮捕された。でもお前は、護送中に監視の隙を見て逃走。そしてポケモンハンターにまで成り下がった」
ジャガーノート「へへっ、言ってくれるじゃねぇか……よ!!」
ソウハ「ッ!!」
ジャガーノートは手を振り下ろした、それと同時に何体かの操られた野生ポケモン達が攻撃してきた
ソウハ「ミュウ『まもる』!」
ミュウ「ミュミュー!」
ミュウがソウハ達を中心にドーム状に『まもる』のバリアを張り攻撃を防ぐことが出来た
ジャガーノート「流石ミュウだ!これぐらいの攻撃はすんなり防がれるか………だったら、体力がなくなるまで攻めるだけだ!」
ジャガーノートは手に持っている黒いスマホロトムを使い、ポケモン達に指示を出しているようだった。どうやらあれが『ポケモンコントロール装置』なのだろう
再び、ソウハ達への集中攻撃が始まった。ミュウは『まもる』を展開したままで攻撃を防ぐ
リコ「ど、どうしようソウハ!このままじゃ……」
ソウハ「落ち着けリコ、焦ったら相手の思うつぼだ」
ロイ「でもでも、本当にどうするの?今はミュウが守ってくれてるけど、あいつの言うようにこのままじゃ体力が持たないんじゃ……」
ソウハ「大丈夫だ、勝つための策はもう考えてる」
ソウハはカバンに入っているモンスターボール3個全てのモンスターボールを開けた
PON!PON!PON!
マーシャドー「マーシャ!」
メロエッタ「ロメッタ!」
ビクティニ「クッティ!」
ソウハ「2人はここにいろ。間違ってもボールからポケモンを出すなよ。ミュウ、マーシャドーはリコとロイを守れ」
マーシャドー「マシャ……(分かった……)」
ミュウ「ミュウ!(オッケー!)」
ソウハ「ビクティニとメロエッタ、テンブは俺と一緒に『まもる』から出た後、直ぐにここにいるポケモン達を戦闘不能にさせる。いいな?」
テンブ「ミージュ(了解)」
ビクティニ「ティニ!(了解!)」
メロエッタ「ローメ(分かったわ)」
リコ「えっ?ソウハ、ちょっと待って!ここにいるポケモン達全員を相手にするの!?無茶だよ!!」
ここにいるポケモン達はざっと80体はいるだろう。その数をビクティニとメロエッタとテンブ……たった3体のポケモンで戦う。それは客観的にみれば無謀としか言えない
ソウハは、そんなリコの気持ちが分かったのか安心させるかのように笑みを浮かべる
ソウハ「心配するな、リコ。あんな卑劣な奴に俺達は負けない、絶対に」
テンブとメロエッタもリコに向かって笑みを浮かべた。それを見たリコは意を決したように頷いた
リコ「………気をつけて、絶対に勝ってきて」
ソウハ「あぁ!………よし行くぞ!」
一瞬集中攻撃が緩んだ隙に、ソウハはテンブとビクティニとメロエッタを連れて『まもる』のバリアから出た
ジャガーノート「おっ!やっと出てきやがった、あいつを仕留めれば勝ったも同然!総攻撃だお前ら!」
ポケモン達は攻撃を『まもる』から出てきたソウハ達へと向けた。今にも技が放たれようとしたとき………テンブが一歩前に出る
テンブ「(失せろ)」
ドォン!
ポケモン達「「「「「ッ!!?……………」」」」」
ジャガーノート「なっ!?」
リコ「えっ?」
ロイ「こ、これって………」
テンブが閉じていた両目を見開いた。その瞬間、この場にいる野生のポケモン達は全員、瞬く間に意識を失い倒れ込んだ
ジャガーノートだけじゃなく、リコやロイも驚きを隠せない。何をしたのか、まったく分からなかったからだ
ビクティニ「クッティーニ……(相変わらず凄い………)」
メロエッタ「メーロエッタ………ロメッ(覇王色の波動………まったく衰えてないみたいね)」
ソウハ「流石だな、相棒」
テンブ「(当然だ。これくらいで俺を倒せると思ったら大間違いなんだよ)」
ソウハ「それで……まだやるか?」
ジャガーノート「………クックッ」
リコ・ロイ「「???」」
ジャガーノート「ハーハッハッハッハッ!面白ぇ!面白ぇじゃねぇかよ!!」
リコ・ロイ「「ッ!?」」
ジャガーノートの狂ったような笑みに、リコとロイは驚く
ジャガーノート「久々だぜ!ここまで気持ちが高ぶりやがったのは!!今のは何だよ?何をしたんだ?」
ソウハ「素直に教えると思うか?」
ジャガーノート「まぁ、そうだよな……だったら無理矢理吐かすまでだ」
ジャガーノートは自分のモンスターボールを取り出し、放り投げた
PON!PON!PON!PON !PON!
フーディーン「フーディー!」
白いゲンガー「ゲンゲェー!」
ハガネール「ガーネェー!」
ボスゴドラ「ゴドォー!」
ジュペッタ「ジューペ!」
ボールから出てきたのはフーディーン、色違いの白いゲンガー、ハガネール、ボスゴドラ、ジュペッタが出てきた
リコ「ッ!!(あのポケモン達も赤い目……操られてる)」
ジャガーノート「こいつらはそこら辺にいる野生ポケモンじゃねぇ。コントロールに長い時間をかけて俺が育てたポケモン共だ。更に、これを見ろ」
ソウハ「ッ!!あれって……」
テンブ「(まさか!)」
ジャガーノートの右腕に取り付けられている腕輪。一見するとメガリングに見えるが、色は黒と紫が混じったような禍々しい色であり、メガストーンと思われる石も同じような色をしていた
ジャガーノート「さぁ仕事の時間だ、お前ら」
腕輪に取り付けた装置を起動させると紫色のエネルギーが二重螺旋構造のマーク状に浮かび上がり、ポケモン達へと注がれた
ポケモン達は苦しそうな表情を浮かべながら叫び声を上げている。そして、紫色のエネルギーが全身を包み込むと………
ジャガーノート「メガウェーブ」
パァン!!
メガフーディーン「ディィィー!!」
メガゲンガー「ゲロゲェーー!!」
メガハガネール「ハガネーーール!!」
メガボスゴドラ「ドッラーーー!!」
メガジュペッタ「ジューッター!!」
リコ「姿が変わった!?」
ロイ「あれって『メガシンカ』じゃん!?」
リコ「『メガシンカ』!?……あれが……」
リコもロイも学校の授業や動画サイトで聞いたことや見たことのある現象。一部のポケモンのみが行える、進化を越えた進化こそが『メガシンカ』。なのだが…………
ソウハとテンブは、ジャガーノートを更に睨み付けていた
ソウハ「お前、その技術も盗んでやがったのか……!!」
テンブ「ミーージュウウ!!」
ジャガーノート「ハハッ!これも知ってやがったかお前!」
ソウハ「『メガウェーブ』………ポケモン自身に相当な負担をかけさせて、強制的にメガシンカさせる技術」
リコ・ロイ「「えっ!?」」
本来、『メガシンカ』にはトレーナーとポケモンの間に強いキズナがなければ行えない。だが『メガウェーブ』はそれを必要とさせない代わりに、ポケモン自身に強烈な負担をかけさせるという最悪な技術
ポケモンのことをただの道具とかしていない大臣、ジャービスやジャガーノート含む部下達は、これを利用して国を乗っ取ろうとしたのだ
ロイ「『メガウェーブ』……そんな技術が……」
リコ「酷い………ポケモンのことを何だと」
ジャガーノート「ただの道具、商売品、戦闘マシーンにしか思ってねぇよ!」
リコ「ッ!!」
ジャガーノート「ポケモンは道具!その道具を上手く使ってやるのが人間様なんだよ!」
ソウハ「………」
テンブ「(俺がやる。下がってろ)」
メロエッタ「ロメッ(待ってテンブ)」
怒りを感じたソウハ………それを感じ取った
テンブ「(なんだ?)」
メロエッタ「メーロエッ(私がいくわ)」
テンブ「(ッ……お前……)」
メロエッタ「ロッタ、ロメッタ(貴方やソウハだけじゃない、怒っているのは私も同じよ)」
ビクティニ「ビークティ。クッティニ、ティニ(僕だってそうだよ。あんな奴に操られているポケモンを、僕達の手で元に戻したい)」
メロエッタ「ロメ、ロメッタ(テンブ、ソウハ……お願い)」
ソウハ「………分かった。テンブはリコとロイの守りと、バトルの時に流れ弾が気絶しているポケモン達に当たらないように見ていてくれ」
テンブ「(………了~解!)」
ソウハ「メロエッタ、ビクティニ、絶対に勝つぞ」
メロエッタ「ロメッタ!(えぇ!)」
ビクティニ「ティーニ!(勝つ!)」
ジャガーノート「あれは……せんりつポケモンのメロエッタに、しょうりポケモンのビクティニか…………前に出てくるってことは、俺のポケモンと勝負するっつうことか!?たった2体で!!」
ソウハ「そうだ。お前に操られているポケモン達を正気に戻してお前も刑務所に送ってやるからな」
ジャガーノート「ハッハハハッ!!威勢が良いじゃねぇかよ、未来のチャンピオン!!それでこそぶっ潰しがいがあるってもんだ!!」
ガラル鉱山にて、メガウェーブポケモン対ソウハのメロエッタとビクティニによるポケモンバトルが始まった