僕は星野に関わりたくない   作:サササ

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どうしても書きたかった。それだけ。


ちょっと未来な話

「星野は…どうするんだ?明日」

 

「え?何が?」

 

キョトンの首を傾げる彼女は中々にあざといと言うか……これ、態とやってたんだとしたら相当な確信犯だよなぁ…本人そんなつもりはないんだろうけど……流石は未来の天才アイドルだ。

 

「何がって…弁当だよ弁当。……作るもの決まってるの?」

 

「うーんその話かー…えっとね、私は明日、学校休もうかなーって思ってるんだけど……」

 

「えっ!?なんで?」

 

「……だって、私お弁当とか作れないし…お母さんに言っても手伝ってくれないだろうし……お昼ご飯抜きはお腹空くしねー……あはは」

 

いくら僕でも分かる。今の星野のこれは相当な空元気だ。

 

やっぱ問題は家庭環境か…僕に、出来ること……あっ、もしかしたらこれなら……。

 

…偽善でも、自己中でも構わない。それでも僕は──。

 

「……僕が」

 

「ん?」

 

ど、ドン引きされませんように……!

 

「星野が嫌じゃないんだったら…別に、僕が作ってきてもいいけど」

 

お、押し付けがましいかな…お、重くないか?大丈夫か?

 

「……え?」

 

「ひ、一人分増えたくらいじゃ別に変わらないしな。……どう?」

 

「……本当に、いいの?」

 

……良かった、引かれてはないみたいだ。

 

「……うん、いいよ。料理は趣味だし」

 

「!じゃあお願いしまーす!わー、楽しみー」

 

そう心底喜んでいる彼女はまあ……か、かなりかわっ……い、いや何でもない!何でもないな、うん!

 

「……あっでもこれって自分で作ってこいってヤツだから…僕が代わりに作るのってあんま良くないのかな……」

 

「えー?いいじゃんそれくらい。一緒に不良になろうよー」

 

「不良って……まあいいけど」

 

「ふふふーん♪」

 

「…因みに食べたいものとかある?入れて欲しいおかずとか……」

 

「オムレツ!あのふわトロのやつ!」

 

「ほんと好きだなそれ…でも一応言っとくけど冷めたオムレツは出来立てみたいにフワトロしてないからな」

 

「えっ!?そうなの!?」

 

「いや当たり前だろ。ふっ、ははっ!結構バカだよな星野」

 

久しぶりに、心の底から笑いが溢れ出る。

 

やっぱり、星野と話しているのは……とっても楽しいな、本人には絶対言わないけど。

 

いい…友達だよな……友達、友達だ。

 

そう思ってないと…僕は…‥僕は……やめよう。

 

「むー…ん?」

 

「?どうした?」

 

急に僕の顔を凝視し始めた星野に疑問を投げかける。

 

「マリアが笑ってるの…初めて見たかも……」

 

………………!?

 

「はっ!?い、いやそんなことないだろ」

 

「だって何時も苦笑いか呆れてる様な笑いしか浮かべてなかったし……」

 

「……そ、そうかな」

 

「うん。……結構可愛いね?」

 

「はっ!?…あーもうっ、馬鹿なこと言ってないで早くいくぞ!弁当つくんなきゃいけないんだから!!」

 

「あはは、はーい」

 

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