東方masquerade外伝 〜Riders Resistance〜(凍結中)   作:リョウタロス

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どうも、作者のリョウタロスです。
今回の物語は東方masqueradeのエピローグの前、財団X Z支部を倒してから1年後の物語です
つまり1部から2部へと移る前の異変のお話、1.5部の外伝というわけです
どのくらいの長さになるかはわかりませんが最後までお付き合いいただけると幸いです

それでは本編です、どうぞ



第1幕 プロローグ 商談/暗躍

 

とある建物の薄暗い部屋の中で2人の少女が椅子に座り向かい合っていた

片方は黒髪に赤と白のメッシュが混在し頭に二本の小さい角を生やした天邪鬼の少女、鬼人 正邪

もう片方は背中から蝙蝠のような翼を片方だけ生やしそこ以外はかの吸血鬼の妹、フランドール・スカーレットと瓜二つの姿をした少女、グランベル・スカーレット

 

この2人の少女がここに来た要件は商談

様々な世界を渡り歩く商人、グランベル・スカーレットに鬼人 正邪が新しい力を手に入れるため申し込んだのである

 

「あなたが欲しかった能力のガイアメモリは確かにあるわ。でもこれらのメモリははっきり言って一本じゃ龍騎系ライダーのブランク体にすら負けるわよ?」

 

グランベルは傍らに置いてあるトランクから数本のガイアメモリを出し机の上に置く

 

「あー、そこらへんは予想済みだよ。だからこそ対策も考えてある」

 

そう言うと正邪はポケットから一本のUの文字が描かれたガイアメモリを取りだす

 

「財団Xの奴らが落としていったこのメモリを使う」

「ユニオンメモリ、確か能力は合体だったかしら?」

「その通り。以前外界じゃあ二つの記憶を内包するメモリのドーパントが中々の力を発揮したそうじゃないか。そこでこのメモリを使えば」

「同じことができる、と。でも財団Xも同じことをやったけど失敗作ばかりでしかもことごとく負けたと聞いたわよ?」

「ああ、確かにな。だがあいつらが今までやったのは巨大化ドーパント三体、二十七個のメモリ、ホロスコープス十二体とどいつも制御が効かなかったり合体させるのが多すぎたりしてんだよ。だから暴走したり力を引き出しきれてなくて負けるんだ。それなら相性のいいメモリ二本を合わせた方が明らかにマシだ」

「だからそれをこのメモリ達で試すということね。確かに前例で使われたエッグもチキンも一つだけなら弱いメモリ、それであそこまでの力を出せたんだからこの子達なら更に強いものになりそうね」

「ああ、それにこいつらならあの海堂 紀斗の力も利用できるしな。それと」

「それと?」

「弱えやつが強いやつに下剋上して立場をひっくり返すのは燃えるだろ?」

 

その言葉に正邪はニヤリと笑みを浮かべグランベルもふふふと微笑する

 

「あなたも中々私を楽しませてくれそうね♪どんな舞台になるか、見届けさせてもらうわよ?」

「おーおー、楽しみにしてろ。最高で最悪で悲劇で喜劇な舞台を見せてやるよ」

「ふふふ、私を退屈させるような舞台にはさせないように気をつけることね。あ、そうだ」

 

グランベルは椅子から立ち上がるが何かを思い出したように一本のガイアメモリを正邪に投げ渡す

 

「こいつは?」

「おまけよ、おそらくあなたに一番相性のいいメモリ。危なくなったら使いなさい」

「へっ、あたしは天邪鬼だぜ?そう言われれば使いたくなくなるのがあたしさ。死んでも使うもんか」

「ふふっ、まあ使う使わないはあなたが決めなさい。それじゃ私はこれで、じゃあね、捻くれ者の妖怪さん♪」

「ああ、あばよ、面白いもの好きの食えねえ商人」

 

グランベルは別れの言葉を告げると目の前にクラックを開きその中に入り去っていき同時にクラックも閉じた

 

「さて、あたしも動くとしようか。この幻想郷を弱者達の楽園にするために」

 




秋塚さん、グランベルをお借しいただきありがとうございました。おかげでうまくプロローグの暗躍を進めることができました
さて主人公の出番は次回からです。そして正邪はどのように紀斗の力を利用するのか

次回もお楽しみに!
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