東方masquerade外伝 〜Riders Resistance〜(凍結中) 作:リョウタロス
紀斗「作者が死んだ!」
霊夢「この人でなし!」
紀斗「書き置きがあるな。えーと、『更新が再び遅れてしまい申し訳ありません。度重なるレポートと複数回のフル出場の試合のせいで心身共にボドボドにされ更新が遅れてしまいました。今回はブレイド対紀斗の続きです。お楽しみいただければ幸いです』だそうだ」
霊夢「ほんとこの一カ月一回更新どうにかならないのかしら。あたし逹自機組なんて霧の湖からずっと放置されてるのよ」
紀斗「まあ、仕方ねえよあの作者だし」
霊夢「それもそうね。とりあえず、ここから本編です」
紀斗、霊夢『どうぞ』
「うおおおおおらあぁ!!」
「ヴェェェェェェェイ!!」
金色と黒の大剣が二人の雄叫びに呼応するように激しい金属音を奏でながらぶつかり合う
鍔迫り合う二人、単純なスペックとしてのパワーならば4.5t対14.5tと極アームズに軍配があがる。だがブレイドは13枚のアンデッドクレストのうちのライオンと猪のマーク、ビートライオンとタックルボアの効果を使い腕力と突進力を強化し互角にまで持ち込んでいる
ガキィン!!
「くそ!硬え!またメタルか!」
運良く一撃をブレイドの身体へと打ちこめてもメタルトリロバイトの能力、身体の硬質化で鋼の如き硬さになったブレイドの前に殆どダメージを与えられない
「どうした!その程度じゃ俺は倒せないぞ!」
「くっ!」
『メロンディフェンダー!アップルリフレクター!』
弾かれ体制を崩した紀斗にブレイドのキングラウザーが迫るが紀斗は数回極ロックシードを捻りマスクメロンの表皮と果肉を模した盾と飾り切りされたリンゴを模した盾。二つの盾を出しキングラウザーの攻撃を防ぐ
『大橙丸!無双セイバー!イチゴクナイ!バナスピアー!影松!ドリノコ!キウイ撃輪!黄泉丸!ソードブリンガー!スイカ双刃刀!』
「行けぇ!」
紀斗は再び極ロックシードを何度も捻ると自分の背後に刃が付いた武器を複数展開しブレイドへ向けて発射する
「ふっ!」
しかしブレイドはキックローカストで脚力を強化し地面を蹴り高く飛び上がることで飛んできた武器を全て避けた
「逃がすか!」
『ウォーターメロンガトリング!』
「なっ!?ぐあぁぁ!?」
紀斗は今度は先程のメロンディフェンダーのスイカ版の下部にガトリングを付けたウォーターメロンガトリングを出し右腕で持つと下部のガトリングで飛び上がったブレイドへガトリング弾をおみまいする
「くっ!」
「もらったぁ!」
地面に仰向けに落ちたブレイド目掛け紀斗は火縄大橙DJ銃 大剣モードを振りかぶり垂直に叩き斬ろうとする。だが火縄大橙DJ銃が叩きつけられた先には地面だけ、ブレイドはいつの間にか紀斗の後方でキングラウザーを振り下ろそうとしていた
『蒼銀杖!影松!ブドウ龍砲!』
「そうりゃ!」
紀斗は自分の真後ろに蒼銀杖と影松・真を交差させたX字状態で出現させキングラウザーを止める。そして右手に逆手に持ったブドウ龍砲を後ろに向けて撃ちブレイドを怯ませる
「くぅ!?うおりゃあ!」
「ぐ、うあぁ!?」
しかしブレイドはすぐさまメタルとタックル、そしてマグネットバッファローで紀斗を磁力で引き寄せ硬化した身体でまるで本物の猪のように突進し紀斗を轢き跳ね飛ばす
『クルミボンバー!』
「よっと!」
紀斗は空中でクルミボンバーを出現させるとそれに乗り再び極アームズを捻る
『ブドウ龍砲!ウォーターメロンガトリング!ソニックアロー!火縄大橙DJ銃!』
紀斗が新たに出したのは銃や弓、遠、中距離系のアームズウェポン。それらを二つずつ自分の周りに出現させた紀斗は自分の手にも火縄大橙DJ銃を持ちカッティングブレードを一回下ろす
『極スカッシュ!』
「一斉掃射!」
全てのアームズウェポンの発射口からエネルギーの矢、弾丸、レーザーなどが放たれブレイドへと迫る。だがブレイドはその一斉掃射に対して慌てることなく冷静に五枚のカードをキングラウザーへと挿れていく
『SPADE 10』
『SPADE JACK』
『SPADE QUEEN』
『SPADE KING』
『SPADE ACE』
『ROYAL STRAIGHT FLUSH』
「ヴェェェェェェェイ!!」
ブレイドの目の前にはスペードの10〜Aまでのラウズカード状のエネルギー、彼がキングラウザーを振るうと剣先から黄金のエネルギーが放たれそれはカードを通過する度強く、大きくなっていく
虹色と黄金、二つのエネルギー波はぶつかり合いそれによる衝撃波が生じ周りの物を薙ぎ倒していく
二つは相手を押し潰そうと拮抗し一進一退の攻防を続けるが徐々に虹色のエネルギー波が押されている
(チィッ!このままじゃジリ貧だ!こうなりゃちぃと危険だが、やるしかねえか!)
紀斗は自分の手に持つ火縄大橙DJ銃の砲撃を止めるとすぐにバナナロックシードを出しセットする。だが、それをしている間にロイヤルストレートフラッシュは威力の弱まった砲撃を先程よりも速いスピードで押していき紀斗へと迫っていく
『ロック、オン! バナナチャージ!』
「せい、はあぁぁぁぁぁぁ!!」
黄金のエネルギー波の中心へ槍のような円錐状のフルーツを模したエネルギーの砲撃が放たれる。その砲撃は黄金のエネルギー波を押し戻し切っ先のような先端が中心から黄金のエネルギー波をドリルが掘り進むように突き進んでいく
「く、うわああぁぁぁぁぁぁ!?」
「ここで仕留める!」
『影松!バナスピアー!イチゴクナイ!無双セイバー!』
遂にロイヤルストレートフラッシュは完全に押し返されブレイドはその余波で吹き飛ばされる。その隙を見逃さず紀斗は影松などを出し射出する。だがその攻撃はマグネットを使ったことでブレイドとアームズウェポンの間に生み出された斥力によってブレイドへは届かず弾き飛ばされる
「チッ」
これ以上はいくら射出しても無駄だと考えた紀斗はクルミボンバーから飛び降り持っている火縄大橙DJ銃に無双セイバーを挿し大剣モードに変える。そして空中から立ち上がったばかりのブレイドへ火縄大橙DJ銃の刃を振り下ろす
(ここで後ろに下がれば今度こそ狙い撃ちできる!キングラウザーもこの攻撃を防ぐには遅すぎる!これで終わりだ!)
しかし紀斗の予想は完全に裏切られた。ブレイドがとった行動は後ろに下がるでもその場で耐えるでもなく目の前へ突進するというものだった
「うおおおおおお!」
「なに!?ぐほぁ!?」
予想外の攻撃、しかも空中で大きな動きのできない紀斗は避けられる筈もなくそのままボアタックルで強化されたブレイドのタックルをくらい吹き飛ばされ近くの木にぶちあたる
そんな隙をブレイドが見逃さずすぐに膝をついている紀斗へと近づき先程の紀斗と同じように上段からキングラウザーを振り下ろす。
「ヴェェェェェイ!」
(間に合わない!やられる!)
紀斗はその攻撃に対処しようとしても間に合わないと瞬時に理解した。だからこそ筋肉は硬直し事故に遭う直前の猫のように固まってしまった
『世界を護るなら、この程度で諦めるな!』
「っ!?」
だが紀斗は無意識に振り下ろされたキングラウザーを右腕で受け止め防ぎ火縄大橙DJ銃をブレイドの腹へと突き刺した
それはまるで本物の鎧武
(また、あんたに助けられちまったのか、葛葉 紘汰……)
「がふっ……これは、俺の負け、だな……海堂」
「ああ、だがこれは俺一人の勝ちでもない。この力の本当の持ち主のおかげで勝てたんだ」
腹を貫かれたブレイドは紀斗の目の前で両膝をつき紀斗を見据える。その身体からは消滅時の光が漏れ始め少しずつだが体が透けてきている
「俺逹だって……いつも一人で戦ってきたわけじゃないんだ。辛い戦いの時には仲間がいた。お前も、もう少し仲間を信じて頼った方がいい。一人だといつか抱えきれなくなって押し潰されるぞ」
「そう……だな。俺も、あいつらを信じきれてなかったのか……。ありがとう、剣崎 一真。今度は、俺一人であんたに勝てるくらいまで成長してみせるさ」
「ああ、その時を、楽しみにしてるよ……』
その言葉を最後にブレイドの体は光り光球になると紀斗の中へと戻っていった。紀斗は自分の中の隙間がまた一つ埋められたのを感じながら変身を解いた
『あーあ、ブレイドは先に取り戻されちゃったか〜』
「っ!?」
紀斗はつい数時間前に聞いたその声を聞いた瞬間その声の主から距離を取りディケイドライバーを取りだした
「てめえ……あの時のドーパント!」
『いやぁ、実に残念だ。ブレイドとキバのコンビなんて結構あたしの趣味に合うライダー逹なんだから両方揃えたかったんだけど、先を越されちゃあしょうがないなぁ』
この異変を引き起こしたドーパントはまったく残念がる様子を見せず飄々とした態度で紀斗へと話しかける。その行為だけでも紀斗を煽るには十分であり、紀斗は額に青筋をたてながら鋭くドーパントを睨みつけている
「揃えるだと?ライダー逹をコレクションみたいに言うんじゃねえ!仮面ライダーはてめえの玩具じゃねえんだぞ!」
『おお、怖い怖い。だけどあんたに何と言われようがあたしはライダー逹を集めるのをやめる気はないよ。あいつらの力を使えばあたし逹の下剋上は確実なものになるんだからねえ』
「てめえ、まさかとは思ってたが洗脳系の能力も持ってるな?」
『ああ、そうだよ。というか今まで気づいてなかったのかい?普通に考えればわかるだろう。下剋上を目的としているのにただライダー逹を解放してあんたを無力化させるだけなんてメリットが少なすぎる。それに、主役張ってるライダー逹には邪魔されるだろうしねえ。だったらライダー逹を自分の手駒にしてしまえばいい。そうすればあんたの無力化に戦力の強化、両方できて一石二鳥だ』
紀斗の問いにドーパントは何を今更といった風な態度で呆れを示す。だが紀斗はその答えについて一つ疑問を覚える
『なら、なんでその能力で俺を洗脳しなかった。そうすれば完全に俺をお前らの戦力に加えられただろう」
「ん〜、まあ、特別サービスで答えてやろうじゃないか。単純な答えだよ。あんたの精神力は舐めてかかったらいけない程の強さを持ってるからさ』
「なに?」
『あんた、一度財団Xにとっ捕まって洗脳されてたことがあっただろう?だがあんたは自我が閉じこめられてたにも関わらず洗脳を自分一人で解きかけた。わかるかい?それくらいあんたの精神力は油断できない爆発力を持っているんだ。そんな相手を自軍に引き入れたんじゃ何時後ろから斬りかかられるかわかったもんじゃない。なら洗脳しやすいライダーを操って戦わせた方がよっぽど賢くて楽なやり方なんだよ』
『KAMEN RIDE DECADE』
「なら、ここでお前を倒せれば少なくともライダー逹は全てお前の洗脳からは解放されるってことだな?」
ドーパントの答えを聞いた紀斗はディケイドへと変身しライドブッカーをソードモードへと変えその刃をドーパントへと向ける。それに対しドーパントはやれやれといった風な態度で言葉を返す
『おいおい、ストーリーの途中でいきなり異変の元凶を叩くなんていう無粋な真似はよしてくれよ。ここはこいつらで我慢してくれ』パチン
「グルルルル……」
「…………」
ドーパントが指を鳴らすと後ろの林からガルルの体色を茶色にし頭の角を無くした人狼型のドーパントと仮面ライダーギャレンが現れる
「幻想郷の住民か妖怪もドーパントにして操ってやがるのか。そしてギャレン……てめえ、一体あとどれだけの数のライダー逹を操ってやがる」
『そう簡単に自分のカードがどれだけあるかなんて教えるわけないだろう。だけど魔王を倒すのに魔王の居場所を知らないってのも面倒な話だしねえ。仕方ない、もしあたしを倒したいんだったら空中に浮かぶ逆さの城に来な。そこであんたを心身共に叩き潰してあげるよ』
ドーパントはそう言い残すと人狼型のドーパントとギャレンを残し煙のように消えてしまった
「待て!」
「グルァァ!!」
「……」
気配を追おうとする紀斗するだったが人狼型のドーパントとギャレンが立ち塞がり追わせまいとする
「くそ!野郎、ぜってぇ自分の居場所を教えたことを後悔させてやる!」
紀斗「作者は死んでるからこっちも俺たちでやるぞ。とりあえずブレイドが紀斗と戦ってやられていなければあのドーパントはギャレンと人狼型ドーパントを使ってブレイド第1話のオンドゥルルラギッタンディスカー!を再現させるつもりだったらしい」
霊夢「最初の方のメンタルは剣崎もあまり強くなかったし精神的隙は確かに大きくなるわね」
紀斗「そして俺はこれで三人目の主役ライダーの力を取り戻したわけだ」
霊夢「三つとも最強フォームが怪人や他のライダーの力を使えるタイプね。歩くライダー図鑑にアンデッド図鑑、そしてフルーツ盛り。手数の多さなら歴代ライダー逹の中でもかなりの上位ね」
紀斗「果たして俺は無事に魔王じょゲフンゲフン輝針城まで辿り着けるのか!」
紀斗、霊夢『次回もお楽しみに!』