東方masquerade外伝 〜Riders Resistance〜(凍結中) 作:リョウタロス
そして正史とは少し違う正邪の計画が今動き始める
それでは本編です、どうぞ
黒髪の所々に白のメッシュが入った人間から蓬莱人へなった青年、海堂 紀斗
彼は今人里の慧音から連絡を受けマシンディケイダーで人里までの道を最高スピードで走っていた
(人里で急に道具や普段はおとなしい妖怪が暴れ始めた、それに今朝いきなり空に現れたあの逆さまの城…十中八九あの異変だがどういうイレギュラーがあるかわからない。充分警戒していかないとな)
そのまま紀斗は走り続けもう少しで迷いの竹林を抜けるというところでいきなり紀斗の目の前に弾幕とは違う光弾が何発も放たれた
「なっ!?くそ!」
紀斗はすぐにマシンディケイダーから飛び降り光弾を避け腰にディケイドライバーを装着する
『今の攻撃を躱すとはやはり仮面ライダーの名は伊達ではないということか』
「誰だ!」
紀斗が振り向いた先にいたのは身体のあちこちに外側に向いた赤い矢印とプラグのついた黒いコードを生やした怪人だった
(機械的な身体か、動物、植物、幻獣的な特徴は見られない。ということは…)
「ドーパントか」
『その通り、まあメモリ名までは言わないがな。とりあえず海堂 紀斗、今回用があるのは貴様の力だ。気絶させてアジトまで運ばせてもらうぞ』
「やってみやがれ、こちとらただのドーパントに負けるほど柔な鍛え方はしてねえぞ。変身!」
『KAMEN RIDE DECADE』
紀斗はマゼンタ色を基調としたバーコードを模した仮面ライダー、仮面ライダーディケイドに変身しカードホルダー型の武器、ライドブッカーをソードモードにしてドーパントに斬りかかる
『ただのドーパント、か。ならこの力をその身に受けて同じことが言えるか?』
紀斗が目の前のドーパントの言葉を聞いた瞬間ドーパントへ攻撃しようとしていた紀斗の身体はまったく逆の方向を向きドーパントへ背を向ける形となっていた
「っ!?」
『おいおい、そんな隙だらけでいいのか?』
ドーパントは自身の身体から生えているコードを伸ばして紀斗に突き刺そうとし紀斗はそれを前に転がりなんとか躱し再びドーパントに向き合う
『ATTACK RIDE BRAST』
「はあっ!」
『そんなもんか?』
紀斗はライドブッカーをガンモードにしブラストで銃身を分身させ何発もの光弾を放つがドーパントは何本も伸ばしているコードのプラグ部分の先から一番最初に放ってきた光弾を先程の倍以上の数で放ち紀斗の光弾は全て撃ち落とされ残った光弾が紀斗に迫る
「くそ!」
『つれないなぁ、そんな避けるなよ』
紀斗は横に飛んで迫ってくる光弾を避けるがドーパントが指をくいっと動かすと光弾は軌道を曲げ再び紀斗に迫っていく
「コントロールできんのかよ!」
紀斗は後ろや横に跳びながらライドブッカーを撃ち光弾を撃ち落とそうとするがいくら消してもドーパントが次々と放ってくるため次第に追い詰められていく
『ほらほらどんどん追い詰められているぞ、どうするどうする?』
「くっ!」
紀斗は周りを全て光弾に囲まれ逃げ場を失ってしまう
(360度囲まれて上からもきてる。他のフォームで避けたり撃ち落とすにしてもタイムラグでやられる、こうなったら…)
『FORM RIDE
『終わりだよ』
全ての光弾が紀斗に炸裂し凄まじい爆発音が竹林に響く
光弾が炸裂した辺りはかなりの量の爆発の煙が立ちのぼり紀斗の姿は確認できない
『あれだけの攻撃をくらえばいくら仮面ライダーといっても無事じゃあすまないだろ。さて、変身が解除ぐらいにはなってるかな?』
そう言ってドーパントは近づいていくと煙の中からライドブッカーの刃が飛び出しドーパントを突き飛ばした
『ぐあぁ!?』
「危なかったぜ、あと少し遅けりゃやられてた可能性もあったからな」
『ぐっ!馬鹿な!なんであの攻撃を受けて今の動きができる!』
煙の中から出てきた紀斗の姿はディケイドではなく銀色の厚い装甲を身に纏ったカブト マスクドフォームだった
「迎撃も逃亡も無理、なら防御力を高めて防御すればいい。ただそれだけのことだ」
『FORM RIDE KABUTO RIDER』
紀斗はフォームチェンジをしてディケイドカブト ライダーフォームになると新しいカードを挿入しようとする
しかしいきなり紀斗の足元の地面が動きだし触手のような形になり紀斗がカードを挿入するより速く紀斗の四肢と首を縛り宙に持ち上げた
「かっあっ!?」
『ふふふ、詰めが甘かったね。あたしが倒れたまま何もしないと思ったかい?このメモリの力で土を操らせてもらったよ。さて、このままアジトまで連れて帰るのも面倒だ。ここでやっちまうとしよう』
そう言うとドーパントの身体の矢印のうちの二本が紀斗の身体に刺さり紀斗の変身が解ける
「ぐぅ!?な…にを…」
『なーに、お前は何もしなくていい。ただそこにいれば、な!』
「う、お…!?」
振りかぶったドーパントの拳が紀斗の身体にズプリという音と共にまるで水の中に手を入れたように入りこみその光景に紀斗自身も驚く
『さ〜て、どれだ?ん?これだな。それじゃさっそく』
「ま、て…何を…する気…だ」
『…下剋上さ、あたし達弱者からお前達強者へのね。【Out at power】!』
「ぐ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ドーパントは思いきり紀斗の身体から腕を引き抜くと引き抜いたところから様々な色の光球が凄まじい勢いで飛び出しその衝撃で紀斗を拘束していた土の触手も砕け散る
『さあ、飛んでいけ!そして存分に暴れまわれ!はははははははは!!』
光球達は幻想郷中にバラバラに飛んでいきドーパントはその光景を満足気に見て高笑いをしながらその場を去っていった
(俺の力が抜けてく…くそ…せめて…一つ、だけ…でも…)
紀斗は薄れゆく意識の中自由になった腕を伸ばし最後に自分の中から出た光球を掴みそこで紀斗の意識は暗転し倒れた
「ん…俺は…」
紀斗はうっすらと目を開け辺りを見回すとまだぼやける意識の中何をしていたかを思い出す
「そうだ、俺は人里へ行こうとして途中であのドーパントに…。とにかく急がねえと日も完全に上に登ってるから数時間は過ぎてる」
紀斗はふらつく体をなんとか起こしハードボイルダーを出そうとするが何も出ない、他にもクウガや龍騎のベルトや怪人のスキルコピーを使おうとしても発動しなかった
「何でだ?バイクだけじゃねえアイテムやベルトも出せねえしスキルコピーも使えない…。もしかしなくてもあの最後の攻撃のせいだな。あの光の球達が俺の力自身だったってことか…」
「とにかくここでうだうだしててもしょうがねえ。一旦人里に向かおう」
紀斗はそう言って立ち上がり迷いの竹林を抜けるとそこは様々なライダー達があちこちで暴れまわる景色だった
ここで紀斗の能力、【仮面ライダーを司る程度の能力】について補足です。この能力は仮面ライダーに変身するだけじゃなくアイテムや怪人や登場人物の能力まで引き出すことが可能ですがこれはその作品の主役ライダーを介してこそ使えるものなのです。
つまりハードボイルダーを出したければWを使えるようになっていなければならずワームのクロックアップをスキルコピーで使いたければカブトを使えるようになっていなければならないということです
簡単に言えば紀斗自身はパソコンで出したいものは開きたいページ、主役ライダーは無線LAN用の機械ってとこですね
ちなみに主役ライダーが使えなくてもどれかライダーが使えてればそいつの所有していた物などを出すことができます
さて、力をほぼ失った紀斗、ここからどうするのか!
次回もお楽しみに!