東方masquerade外伝 〜Riders Resistance〜(凍結中)   作:リョウタロス

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約一カ月ぶりの更新です。かなりの難産でした、本当にお待たせしてしまってすいません。今回は収集の間です。さて、誰が連れこまれて中には一体何があるんでしょうねえ
それでは本編です、どうぞ


第二十幕 収集/憤怒

収集の間

ここには紀斗、甲、天子、アクセル、ゼロノス、ナイト、ライアの7人が閉じこめられていた

この部屋の大きさは大体サッカーコートぐらいの大きさで上の床に一定間隔で淡く光る灯篭が置かれている

 

「ここは……どの間だ?」

「わからないわね。あんな混戦状態で無理矢理引っ張られてここにいれられたわけだし今回のメンバーでもわかってる奴の方が少ないでしょ」

「門は開けられるか?」

「門は完全に閉まってるぜ。押しても引いてもビクともしねえ。こりゃこっちから出るのは無理だ」

 

『何をしようと今その部屋から出ることは出来ないぜ?海堂 紀斗とお仲間さん達よぉ』

 

7人が話し合っていると先程の大広間に現れたものとまったく同じスクリーンが現れその画面でドーパントが足を組みながら紀斗達を見下していた

 

『お前らを入れた四つの部屋は全てあたしの能力で脱出不可能侵入不可能の完全な密室になってる。あたしが許可しない限りお前らは絶対にそこから出られないんだよ』

 

『あたしが許可する条件はただ一つ、その部屋の刺客を全て倒せ。それだけだ。実にシンプルだろお?ま、その部屋の全員がやられたらそこでゲームオーバー、あたしからじきじきに罰ゲームをプレゼントしてやるからせいぜい楽しみにしてな。それじゃゲームスタートだ』

 

パチンッとドーパントが指を鳴らした瞬間部屋の奥から数人の人影が現れる

 

『さて、ここからは部屋ごと個別の実況だ。お前らがいるのは収集の間、自分の欲しいものを他者から奪い、盗み自分のものとしてきた奴らだ』

 

『他者から宝を盗む盗人』

姿を現わしたのはシアン色のバーコードを模した仮面ライダー、ディエンドとシルクハットやマントに宝石が散りばめられたような意匠の仮面ライダー、ルパン、虎をモチーフにした黄と黒の鬼、西鬼

 

『ヤミーやグリードからセルメダルを奪い自分の力としてきた戦士』

次に姿を現わすのは緑と銀を主としたガチャガチャのカプセルや甲殻類を模した仮面ライダー、バース、そしてそのバースの埋めこまれているカプセルの周りに赤い線が入ったバース プロトタイプ(以下プロトバース)

 

『データを得る為に他者を平然と犠牲にする科学者』

次に現れたのは王冠など王をイメージしたような青いスーツに黄色いマントやヘッドホンのような黄色いパーツなどの鎧を身につけた仮面ライダー、デューク

 

『賞金首のボタンをむしりコレクションしていたバウンティハンター、別名 妖怪ボタンむしり』

「おい最後だけ説明おかしいぞ」

最後に現れたのは仮面ライダーイクサ、説明に悪意が感じられるが実際その通りのことをしていたので何も言えない

 

 

合計七人の仮面ライダーが並び立ちそれぞれの得物を構えている。ゼロノス達も自分の得物を取り出し紀斗と天子も変身アイテムを取り出す

 

「「変身!」」

『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道 オンステージ!』

 

『さあ、行け!お前達、奴らを完膚なきまでに叩き潰せ!』

『KAMEN RIDE GAI』

『KAMEN RIDE SCISSORS』

 

ドーパントが叫ぶと同時にディエンドがガイとシザースを、ルパンがナンバーの付いていない量産型ロイミュード三体を召喚し部屋の中の全員が動き出し混戦状態となる

 

 

「うおおおらあああああ!!」

 

G6を纏った甲が両肩のオルトロスと両手のサブマシンガン、GM-01 スコーピオンを乱射しディエンド達に少しでもダメージを与えようとする。だがガイ、シザース、ロイミュード達が自分達から盾になり弾丸は全て防がれてしまった

 

『STRIKE VENT』

『SWING VENT』

「SWORD VENT』

 

『ATACK RIDE BRAST』

『チューン ルパンブレード』

『レモンエナジースカッシュ!』

 

A天子、ライア、ナイトがアビスクロー、エビルウィップ、ウイングランサーを装備する。それに対抗するように相手のディエンドは複数のエネルギー弾を放ちルパンはルパンブレードバイラルコアをルパンガンナーに挿しブレードモードに、デュークは複数に分身し複数の幻影の矢と共に本物の矢を放つ

 

「この!」

「はぁっ!」

「ふっ!」

 

A天子はアビスクローから鮫の姿をした高圧水流、アビススマッシュを放ちディエンドのエネルギー弾を撃ち落とす。ナイトはウイングランサーでルパンのルパンガンナーと鍔迫り合いライアのエビルウィップの一振りがデュークの放った矢を幻影の矢ごと消し飛ばす

 

「おらぁ!」

『オレンジスカッシュ!』

『イ・ク・サ・カ・リ・バー ラ・イ・ズ・アッ・プ』

 

光を纏った紀斗の大橙丸とイクサのイクサカリバーがぶつかり合い互いを吹き飛ばす

 

『KAMEN RIDE OUJA』

『KAMEN RIDE ZOLDA』

『KAMEN RIDE KAIXA』

 

ディエンドは再びディエンドライバーに三枚カードを挿入し王蛇、ゾルダ、カイザの三人を召喚する

セルメダルが無いのかバースとプロトバースはアクセル、ゼロノスに格闘主体で襲いかかりそこへ西鬼が自分の装備である三節棍、烈節で強力な打撃を繰り出してくる

だがアクセルとゼロノスも負けずエンジンブレードとゼロガッシャーを使い反撃を加えていく

 

戦力差としては互角、しかし何かのきっかけ一つでどちらかに傾く。そんな戦況が続く中、ライダー達を操っているドーパントから指示があったのかライダー達はこの戦力差を一気に傾けるアイテムを取り出してきた

 

『ドラゴンエナジーアームズ!』

『G4 RYUGA ORGA GLAVE KABUKI CAUCASUS ARC SKULL FINAL KAMEN RIDE DIEND』

『ラ・イ・ジ・ン・グ』

 

デューク、ディエンド、イクサはドラゴンフルーツエナジーロックシード、ケータッチ、イクサライザーを取り出しそれぞれ強化フォームへとフォームチェンジをする

 

「パワーアップしたか!」

「ならこっちもだ!」

 

ナイト、天子がサバイブのカードを、アクセルがトライアルメモリを、紀斗がカチドキロックシードを取り出し強化フォームへと変身しようとする

 

『そう簡単にそっちにまでパワーアップさせると思うか?』

「何!くっ!」

 

だがディエンドの召喚していたカイザ、王蛇、ゾルダとルパン、バース、プロトバースがフォームチェンジのアイテムを狙い攻撃してくる

更にその攻撃の隙にディエンドとルパン、西鬼の泥棒トリオが紀斗達のパワーアップアイテムを掠め取っていく

 

『これでお前達はフォームチェンジできない。さあ、その状態でどこまでやれるのか見せてくれよ』

「ちょっと返しなさいよ!この泥棒共ー!」

「警察官がスリにあうなんて、笑えない冗談だ。この事件の首謀者ごと全員逮捕だ!」

 

パワーアップアイテムを失った紀斗達は自分達が持っている装備でライダー達に勝たなくてはならなくなった

だが戦況は一気に紀斗達が不利になっている。通常フォーム同士なら互角の戦いも相手の出力が先程までとは段違いな為どんどん劣勢に持ち込まれている

 

「一人一人でやっててもジリ貧だ!全員で一気にいくぞ!」

『イチゴアームズ! シュシュっとスパーク!』

『一 十 百 イチゴチャージ!』

「仕方ないわね!」

「OK!でかいのぶちかましてやろうじゃねえか!」

「照井、他のメモリは盗られてないよな?」

『FULL CHARGE』

「俺に質問するな。盗られたのはトライアルだけだ」

『Engine Maximum Drive』

「飛び道具が無い俺たちは相手の妨害をする。いくぞ、手塚!」

「ああ!」

 

紀斗はイチゴアームズへと姿を変え無双セイバーへイチゴロックシードをセットし無双セイバーを振るうと無数のイチゴクナイを発射する。A天子は先程と同じようにアビスクローから水流弾を放ち甲は両肩のオルトロスの砲身の先に取り付けた特製砲弾、GZ弾を二発発射する。

ゼロノスとアクセルはボウガンモードにしたゼロガッシャーとエンジンブレードにそれぞれゼロノスカードとエンジンメモリを挿しV字型とAの形のエネルギーを連射する

五人の攻撃が入り混じり一つになる中、それを邪魔しようとするバースコンビや召喚されたライダー達をナイトとライアが抑える

 

『おいおい、こっちは遠距離が主力のライダーが多いんだぞ?そんなガキの考えるような浅知恵で勝てると思ってんじゃねえよ!』

『FINAL ATACK RIDE DI DI DI DIEND』

「音撃響 偉羅射威……」

『カァーン!カァーン!カァーン!!』

 

紀斗達の攻撃に対しディエンド コンプリートフォームは金色のディメンションシュートを放ち西鬼は烈節を楽器のトライアングルのようにしそれを音叉で叩き清めの音をディメンションシュートにコーティングするように上乗せする。そこへ更にイクサがイクサライザーから極太のエネルギー砲、ファイナルライジングブラストが放たれディメンションシュートと融合し清めの音を纏った巨大な黄金のエネルギー砲となり紀斗達の一斉攻撃とぶつかり合う

 

ドオオオォンという部屋全体を揺るがす程の轟音と共に二つのエネルギーは爆発し部屋内にいた者全てを吹き飛ばした

その爆発によるダメージは酷く部屋の中には立てる者はほぼいない。ギリギリ立てているのは蓬莱人の頑丈さと回復力で耐えた紀斗、元々装甲の厚いG6のおかげで耐えられた甲ぐらいだ。他のメンバーは変身解除ギリギリまでのダメージを受け膝をついたり起き上がれないでいる(約一名もっと今のを受けてみたいわねなどと変態発言をしてるのもいるが)

それに対しドーパント側のライダー達は全員倒されてはいないが立ち上がってくる気配は無い。その事に紀斗達は安堵仕掛けるがディエンド達が急にピクリと動きゾンビや幽鬼のようなゆっくりとした動きで立ち上がってきたのだ

 

「! こいつら、まだ立ち上がってくるのか!?」

「普通の奴ならもう立てなくなるようなダメージを受けても動くのかよ……!」

 

『はっはっはっ!そいつらが痛みやダメージで怯むとでも思ってんのか?そいつらはあたしの命令に忠実に動くだけの人形だ。はなから痛覚や恐怖を覚えるような自我は取り外してんだよ!ゾンビと違って完全に倒されれば復活は出来ねえがそれでも充分だ!そこにいる海堂 紀斗を使えばいくらでも再利用できるんだからなぁ』

「この、クズが……!」

 

紀斗達は憤りを見せるが満身創痍なその姿ではドーパントの強者を見下しているという愉悦的欲求を満たすだけだった

 

『さて、それじゃあそろそろそっちのライダー達もいたたいておくとするか。そのダメージじゃあまともに避けれそうにないしな』

 

ドーパントがそう言うと部屋の上からドーパントのコードが伸びてきて倒れているナイト達へと襲いかかる

 

「させる、かぁ!」

 

だが紀斗がイチゴクナイを投げコードの侵攻を止める。イチゴクナイが当たったコードは爆発し消えるがその程度の数が減ったところで問題は無いという風に消えたコードの倍以上の数のコードが伸びてくる

甲もそれを吹き飛ばそうとするがこちらに向かってくるライダー達への迎撃で手が回せない

奮戦する紀斗と甲だが遂にコードの触手が紀斗の攻撃を掻い潜りナイトへと突き刺さろうとしていた

 

「ああああああぁぁぁっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしそのコードに突き刺されたのはナイトではなく紀斗だった

 

「なっ!?」

『へえ……』

「くっ、うっ……」

 

背中をコードに突き刺されてもその場で踏ん張る紀斗にナイトが問いかける

 

「海堂、お前、なんで俺を庇って……。戦力を増やされるならお前の手で俺を倒せばよかっただろう!」

「ぐっ、はぁっはぁっ、確かによお、戦力を増やされたりあいつに操られるライダーをこれ以上増やしたくないっていうのはある。でもな、それ以上に仲間を手にかけるなんて真似は、死んでも嫌なんだよ」

「海堂、お前……」

 

『はいはい、気持ち悪くて鳥肌が立つような友情ごっこお疲れさん。ライダーのガードベントになれてよかったね。だけどさあ、お前状況分かってるかい?今朝、あんたから仮面ライダーの力を抜いた時と同じ状況だよ。今ここであたしがちょいと念じれば今までせっせと集めたあんたの中の力は再び幻想郷中に飛んでいく。そうなれば今度こそあんたらは終わりだ。それが分からない程の間抜けかい?』

「んなことは先刻承知なんだよ!でもなぁ!それが仲間を見捨てていい理由にはなんねえだろうがよぉ!!」

『チッ、胸糞悪い。ああ、イラつくよ!綺麗事ばっか並べて!ウザいんだよ!この!この!この!この!』

「ぐっ!?がっ!?ぁっ!?っっ!?うっ!?」

 

ドーパントは右手でイライラを抑えるように頭を掻き毟り紀斗の背中へ更に何本ものコードを突き刺していく

だが、紀斗はそれでも倒れず耐え続ける。自分の信念を折らせぬ為に、仲間を、この幻想郷を守る為に。

 

「はぁ、はぁ、お前、言ってたよな。ライダー達は自分にとって都合のいい人形だって。俺を使えば再利用できるような存在だって。……ふざけるなよっ!!」

『っ!?』

 

その怒気は画面越しのドーパントすら怯ませる程のものだった。紀斗は画面に映るドーパントを睨み一歩足を踏み出す

 

「仮面ライダーはてめえの人形じゃねえ!誇りや信念を持って戦ってきた彼らを!仮面ライダーを侮辱するな!お前がその力で仮面ライダーを侮辱し、俺の仲間を、この幻想郷を傷つけるなら……俺がお前をぶっ飛ばしてこの世界を守り抜いてみせる!!」

ーーーそうだ、そんな大勢の人を悲しませるような不条理、お前がぶち壊しちまえーーー

 

「う、おおおおおおおおおおおおおおお!!」

『な、なんだ!?』

 

紀斗の中から葛葉 紘汰の声がすると紀斗から青色のオーラのようなものが溢れ出てその衝撃で次々と紀斗に刺さっていたコードが千切れ消えていく

そしてそのオーラが収まると紀斗の右手にはまるで漆塗りの陶器のような漆黒のカチドキロックシードが握られていた。その漆黒は深い黒だがブラックオレンジやブラックレモンエナジーアームズのような邪悪さは感じられずむしろ武者のような荒々しさや全てを包みこむ包容力を感じさせるロックシードだった

 

『ムソウ!』

「お前の野望も!その力も!全て打ち砕いてみせる!」

 

『ムソウアームズ!蹂躙せよ!ウォッ!ウォッ!ウォォォォォ!!』

 

降ってきたのはロックシードの色と同じ漆黒のアームズだった。兜は天に向かって伸びる牡鹿の角を模し肩からは黄色い大数珠が袈裟懸けにかけられている。鎧は漆黒の鋼の重装甲でカチドキアームズよりも厚くゴツい形になっている。そして左手には全長3mを超す刃の部分がドリルになっている大槍、無双岩削槍が握られイカヅチを発しながらギュルギュルとドリル部分が回っている

 

「お前の理想なんていう幻想は、この俺が絶対にぶち壊す!」




収集の間の収集っていうのは何かをコレクションしていたり盗んだりしているライダー達のことでした
そして今回初めて出しました鎧武のオリジナル強化フォーム、ムソウアームズ。もろカチドキの上位版みたいな感じです。モチーフはお察しの通り戦国最強 本田忠勝、蜻蛉切り代わりに持っている無双岩削槍はバサラの本田忠勝をイメージしました。因みにカチドキの上位版があるということは極の方もあるわけで……ま、それは追い追い出すかもしれませんので

次回もお楽しみに!
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