戦車を探し続け私達は暗い倉庫の中でパンター戦車F型を見つけることが出来た。後ほど、みほさんと合流した。そのときに沙織さん達から名前で呼んでと言われた。向こう側は38tという戦車を見つけてきたらしい。優花里さん曰く『t』というのはチェコスロバキアという意味で重さの単位ではないらしい。私達は見つけることができたが他のメンバーは見つけることができるのかと心配していると、、
結論から言ってあった。いや、見つかったのは、嬉しいのだが、うさぎ小屋とか池の底など何故そこに戦車があるのか疑問に思う所だった。極め付けは崖下から発見したことだ。前に戦車道をしていた者はどうやってそこに置いたのだろう?というより大洗の山に崖なんてあったのか・・・まあ気にしてもしょうがない。 こうして私たちの戦車探しは終わった。次の日戦車には、揃って並んでいた。自動車部が昨日ここまで運んでくれたらしい。さて見つかった戦車は、
『Ⅳ号戦車D型』
「八九式中戦車甲型』
『Ⅲ号突擊砲F型』
『38(t)戦車』
「M3中戦車リー』
「パンター中戦車F型』
集められた戦車は、ドイツ、日本、チェコ、アメリカで作られた戦車で統一感がまるでなかった。戦車道をやるならなるべく同じ国のものがいいだろう。修理する時同じ国の物の方がやりやすいからな。
「どの車両に乗りますか?」
「ん〜見つけたのに乗ればいいんじゃな〜い?」
そんな適当でいいのか?
「そんな適当でいいんですか?」
小山先輩が私の気持ちを代弁してくれた。
Ⅳ号戦車はみほさんたちAチーム、八九式がバレーボール部のBチーム、Ⅲ突が歴女の(歴史に名を残した偉人の格好をしている女子達)Cチーム、M3が一年生メンバーのDチーム、そして38⒯は生徒会のEチームそして、パンターは私達Fチームとなった。
「明日はいよいよ教官がお見えになる。粗相がないようきれいにするんだぞ」
「どんな人かな~」
沙織さんが期待してるような顔をしているがおそらく来るのは女性の人だろう。怒りに燃えている沙織さんが容易に想像できる。
「うわっ!ベタベタする~」
「これはやりがいがありそうですね」
「これじゃあ中も……」
そう言いながらみほさんはスムーズにⅣ号に登っていくと、
「車内の水抜きをして錆びとりもしないと、古い塗装も剥がしてグリスアップもしなきゃ」
みほさんが鼻をつまんだ。どうやら相当匂いもひどいらしい。
「それでは全員汚れても大丈夫なよう、各自着替えるように」
そうして戦車の洗車が始まった。いやその、自分でも恥ずかしい忘れてくれ、
戦車を洗っている最中ひとつ気になったのが小山先輩だ。何故水着で掃除している?疑問に思いながらも作業は進み、
「よし、いいだろう。後の整備は自動車部の部員に今晩中にやらせる」
さらっととんでもない発言が聞こえたが、大丈夫なのか?そう思いつつ私達は帰路に着くのだった。
そして次の日、私は珍しく寝坊してしまい急いで学校へと向かっている。くっ!軍にいたときはこんな事なかったのに!そう頭の中で後悔していると、ふらふらしながら歩いている女子を発見した。心配になったので声をかける。
「あの、大丈夫ですか?」
「…つらい」
「え?」
「生きているのが…つらい」
「確かにつらいかもしれません。ですが貴方がいなくなったらもっとつらいと思う人がいると思います。」
「…そうだな、行こう」
歩こうとしているがあまりにもフラフラしていたので肩に手を回して一緒に歩きようやく校門に着くと、風紀委員がおり、
「冷泉さん、これで連続245日の遅刻よ!」
「朝はなぜ来るのだろう?」
「朝は必ず来るものなの、成績がいいからって遅刻ばっかりして留年しても知らないよ」
「それから、坂東さんこれからは冷泉さんを見かけても無視して登校するように」
「そど子……」
「なにか言った……?」
「別に……」
風紀委員と睨み合う。この二人いつか喧嘩しないといいのだが…
「悪かった、いつか借りは返す。」
フラフラな女生徒を送り、思い出すかのようにすぐに戦車倉庫に向かった。やはり私以外は全員いたようで、
「遅かったな零奈、お前が遅刻とは珍しい、何かあったのか?」
「歩くのがつらそうな人がいたので一緒に歩いてきたんです。」
「遅いから心配したんだぞ?」
白月にも声を掛けられるとはな、そう思っていると、
「教官も遅ーい。焦らすなんて大人のテクニックだよねー」
沙織さんまだ言っていたのか、もうそろそろ教官は女性だと言った方がいいのだろうか?何故私は教官が女性と言い切れるのか?戦車を教えるのであれば、男性もあり得る、しかしこれは『戦車道』という一種のスポーツなのだ。戦車道は女性がやる物なので男性が教官として来ることは無いのだ。
そんなことを考えていると自衛隊の飛行機が飛んできた。
そこから戦車が飛び出しパラシュートで降りて着地し駐車場にあった車を吹き飛ばす。大丈夫なのだろうか? だいぶ高そうに見えるんだがあの車。
「学園長の車がっ!」
小山先輩が悲鳴を上げる。
そして追い打ちをかけるかのように、戦車は吹き飛ばした車をバック走行で踏みつける。あの車に保険はおりるのか?きっと戦車道連盟が払ってくれるだろう多分。そう結論を出すと、日本の最新の10式戦車がこちらにやってきてキューポラが開き姿を見せる、その姿はもちろん女性である。沙織さん、次の出会いに期待してくれ…
「騙された……」
「でも素敵そうな方ですね」
「特別講師の戦車教導隊、蝶野亜美一尉だ」
「よろしくね!、戦車道は初めての人が多いと聞いていますが一緒に頑張りましょう!」
すると蝶野さんは、みほさんに目を向け、
「 西住師範のお嬢様じゃありません? 師範にはお世話になっているんです、 お姉様も元気?」
「西住師範って?」
「有名なの?」
疑問を口にすると、
「西住流っていうのはね、戦車道の中でももっとも由緒のある流派なの」
まずい、みほさんの顔が暗くなっていく今の彼女に西住流の名はNGワードらしいすると、
「教官!教官はやっぱりモテるんですか⁉︎」
沙織さんが話題を変えようとしているのだが内容がやっぱりというか恋愛についてだった。
「モテるというより狙った的を外したことはないわ、撃破率は120%よ!」
周りから、おーと声が上がり、
「それで教官殿、本日はどのような練習を行うんですか?」
「そうね、本格戦闘の練習試合さっそくやってみましょう」
「いきなりですか!?」
当然不安の声が上がるが、蝶野教官は、
「大丈夫よ、何事も実戦実戦! 戦車なんてバーッと動かしてガーっと操作してドンと打てばいいのよ!」
語彙力が砲弾と共にどっか行っている説明をしているのだが大丈夫なのか?
「それじゃあ、それぞれのスタート地点に向かって」
さて、ここに来て問題が出てきた。それは戦車の役割決めである。いや、私はもちろんドライバーを希望しなることができたのだか車長が誰になるかで揉めている。候補は中尉と白月。このままだと決まらないのでジャンケンによる公平な勝負で決まり中尉が砲手、白月が車長となり菊子さんは通信手、奏さんは装填手となった。ヤツの命令で動くのは少し、いやだいぶ癪なのだが仕方ない。そう思っていると、
『やっほぉー!最高だぜぇぇぇぇー!!』
「ん?」
「どうかしましたか?」
「いや、さっき秋山さんの声が聞こえきたんですが気のせいでしょうか?」
きっと気のせいだろう優花里さんがあんな大きな声を出すとは思えない。
『それでは、全戦車パンツァーフォー!』
その合図に従い戦車を前進させる。何年かのブランクもあるが上出来だろう。そしてパンターを目標地点である所に停車させる。
『みんな、スタート地点にについたわね?それじゃあルールを説明するわよ』
蝶野教官が無線にて呼び掛け試合のルールを説明する
『ルールは簡単。すべての車両を倒したほうが勝ち。つまりガンガン前進してバンバン撃ってやっつければいいってわけ。』
物事はシンプルが良いということはよく分かるのだがこの人は流石にシンプルすぎる。
『戦車道は礼に始まり、礼に終わるの、一同、礼!』
『『『よろしくお願いします』』』
『それでは!試合開始!』
いよいよ試合が始まった。そして私達fチームはというと、
「それで車長さんよ、これからどうするおつもりで?」
中尉が試すかのような発言をすると、
「そうだな、できれば全部倒すことが出来ればいいが直ぐに撃てばこちらの場所を晒すことになる、まずはⅢ突から狙う。あの火力は厄介だからな後は私達ならどうにかなるだろ。」
「はぁ了解だ。」
作戦会議?が終わりⅢ突が出てくるのを期待しながら前進する。
私達Aチームもスタート地点に着く。来る途中、沙織さんに車長が足で方向に蹴ると教えたとき、躊躇いながらも全力で華さんの肩を蹴ったのは流石に驚いたけど、
「いよいよ攻撃開始ですねぇ、取り敢えず撃ってみます?」
「え、闇雲に撃っても…」
「ねぇ!真っ先に生徒会潰さない?教官女の人だったんだもん!」
沙織さんは戦車道の教官が女性だった事に対してだいぶ生徒会を根に持っているよ…。
「沙織さん、まだ言ってるんですか…」
「私が決めていいんでしょ!車長なんだから」
「…うん」
「じゃぁ、生徒会チームのいる方へ前進!で、どっち?」
すると、突然爆発音と振動がⅣ号を襲った、私が砲塔横の扉から身を出して見ると、前方に八九式中戦車が居る。さっきのは八九式の57mm砲の砲撃の様だ。
「凄い音!」
「今、空気震えたよ!」
「こんなスパイク打ってみたい!」
「まずは、Ⅳ号Aチームを叩く!!」
今度はⅢ突もやって来てこちらを狙っている。どうやら2両で私達を倒すつもりらしい。
「まずは、八九式に協力してⅣ号だ、秘密協定は締結済み」
「賽は投げられたか」
沙織さんが悲鳴をあげ、
「怖ーい!!逃げよぉー!!」
Ⅳ号は、急いで急発進してその場から逃げる。
「獲物を捕らえた!」
「南無八幡大菩薩!」
逃げるⅣ号を三突は追撃してくる。
「どうしましょう?」
「挟まれた!あっちに逃げよ!」
「聞こえません!」
「右斜め前!」
またも容赦なく華さんの後ろを蹴る。その甲斐あって、なんとか振り切ることが出来た。周りを確認する為に横のハッチを開けると前方に切り株に背中を預け本をアイマスク代わりに寝ている人を見つける。
「危ない!!」
私が声を上げると寝ていた女子生徒は起き上がりⅣ号戦車の車体に向かって大きくジャンプするけど着地に失敗してしまう。顔を見ると少し赤くなっているけど大丈夫かな すると、キューポラが開き中から沙織さんが顔を出して
「あれ、麻子じゃん?」
「沙織か?」
「あ、お友達?」
「うん、幼馴染み。何やってんのこんな所で授業中だよ?」
「知っている」
麻子さんは沙織さんと幼馴染で沙織さんは授業をさぼった麻子さんに溜息をついていた。すると後ろで爆発が起こる。
ドカーン
「「「うわわぁ」」」
「あの!危ないから中に入って下さい!!」
「酸素が少ない〜」
「大丈夫ですか?」
「麻子低血圧で・・・」
「辛そうだね」
ドカーン
「もう〜いやだ〜どうすればいいのよ!!」
沙織さんが相手の砲撃に動揺している。なんとか落ち着かせ相手戦車と距離を取るために橋を渡ろう、ゆっくりと橋を渡らせる。
あれ?戦車が..危ない!戦車が左に寄っている!そう警告しようとしたけど、少し遅かった、ワイヤーに食い込んでワイヤーが切れてしまい傾いてしまう。
「落ちるー」
「いやだー」
二人が声を上げた所に、Ⅲ突が後ろからⅣ号目掛けて砲撃。砲弾はⅣ号戦車の車体後面に命中したけど爆発はせず撃破判定も出なかった。今ので傾いたいた戦車は的に戻ったけどさっきの攻撃で華さんが気絶してしまった。操縦は苦手だけど私がやるしかない、そう思ったとき、突然Ⅳ号が動き出しⅣ号をバックさせて、体勢を立て直した。操縦席の方を見ると麻子さんが戦車の操縦方法が載っているマニュアルを見ながら操作していた。
「麻子、運転出来たんだ!」
「今、覚えた」
「今⁉︎」
「流石、学年主席!?」
麻子さんの操縦技術に驚く、相手チームも驚いているはず。急にⅣ号の動きが変わったと動揺している今がチャンス!
「優花里さん、砲塔を回転させて!」
「了解!」
優花里さんに頼んでⅢ突がいる方向に砲塔を回転させる、
「早く回って!撃たれる前に撃ちゃってよ!」
「はい!」
沙織さんに急かされながらも優花里さんはハンドルを回し三突に照準を合わせ、
「発射用意!」
発射準備に入る為Ⅳ号は、停車した。
「撃t
ドカーン!!
爆発が起こり撃破判定の白旗が立った、けど、私が合図する前に撃たれたものでⅣ号のものでは無かった。私達は、目を開けて見てみると其処には煙を上げ撃破判定のフラグを上げた三突がいた。
「え?ゆかりんがやったの?」
「いえ、私が攻撃する前にⅢ突は撃破判定の白旗が立ちました」
「何が起こったの?」
周りをよく見ると、
「あ、あれは!」
優花里さんが興奮したように呟き指をさした所を見るとパンター戦車が目に止まった。
パンターをあまり活躍させることが出来なかった。
あと戦闘描写がすごく難しいです_:(´ཀ`」 ∠):