【ブルアカクロススレ】ルビコンからやってきたウォルター達が 作:AC組んでSS書いてる人
少なくとも仲良くなった時期なのだろう
こんなこと言うの酷いことだけど…!感想欲しい!もっとみんなの意見が欲しいいいいい!!!
ニューハウンズ基地、今日はそこに先生が来ていた。
対応者はロニー。どうやらウォルターとエアは仕事でおらず、タカハシはそもそも先生と話す気があまりないようだ。
”そういえばさ”
「なんだ?」
”各学校からスカウトしたって話じゃん”
「おう」
”争いとかなかったの?”
「しょっちゅうあったぞ」
”やっぱり?一番最初のサンクトゥムタワー奪還の時に君たちが大暴れしてるのを見てみな嫌そうな顔してたからさぁ”
「それ失踪する前の連邦生徒会長が依頼してきたんだから俺らに言われても困るんだよなぁ」
”でも聞いたこところによると拉致とかけっこうしてたみたいじゃない?”
すると621は不思議そうな顔をして返答した。
「?拉致?青少年の健全教育に基づくスカウトだが?」
”その言葉そこまで万能じゃないよ?!”
先生の言葉を右から左に聞き流しながら621は思い返す。あの時は大変だったなぁと・・・
それはある日。先生が来る前の話、ケンナやアオカ、テンリが入る前、なんならニューハウンズとして名前を決める前の話である。
子供たちがなんか自主的にでかけ、ロニーとウォルターが基地で留守番していると電話が入ってきたのである。
「はいもしもし、こちらハウンズです」
『ビジターかい?カーラだよ。久しぶりだね』
「お、カーラか。どうした?」
『その様子だと知らないみたいだから率直に言おう。アンタらの子犬がウチに忍び込んでボコボコにやられたよ。回収しに来な』
「・・・は?」
ロニーは電話が切られるとすぐにウォルターに話を持ち掛ける。
「ウォルター、ヘリを用意してくれ」
「どうした?」
「ウチのメンツがRaDんとこに忍び込んでノされたらしい。今から迎えに行く」
「…なんだと?」
するとウォルターも直ぐに立ち上がり、身支度を軽く済ませると格納庫に向かっていく。ロニーもそれについて行った。
「金田!茨木!」
「ただいま参りまーす!」「茨木ケンジここにありです!」
「至急動かせる人員と装甲車・人員輸送ヘリを用意してくれ。コエたちを迎えに行く」
「わっかりましたー!」
「あとなんかコエとかからなんか聞いてないか?」
すると二人は迷うような表情を見せた。どうやら何か口止めをされているらしい。
「あー…わかった、当てるわ。大方秘密にしてくれとかだろ?」
「な、なんでわかったんですか?」
「顔に書いてた」
そう言いながら彼は整備された装甲車の運転席に乗り込む。
『621、準備はできてるか?』
「バッチリだウォルター。アイツらを迎えに行こうか」
「ハッチを開けろー!」
金田の叫び声が倉庫に響く。するとウォルターを乗せたヘリは足場ごと上に向かい、ロニーを乗せた装甲車の目の前のハッチが開き始めた。
二機が基地から出ていく。
それをみながら子供たちはこっそりと話し始めた。
「いやー、大変なことになっちゃったみたいだねー」
「イトナさん。えぇ、まぁそうですね…コエさんも622さんもだいぶ張り切ってましたけど…」
「あの二人が迎えに行くってことは…」
「多分コテンパンにされたんだろうね」
ミレニアム自治区、その郊外。RaDの巣窟、通称「グリッドM087」に装甲車とヘリが近づいていく。
すると彼らに通信が入ってきた。
『こちらシンダー・カーラ。所属を言いな!』
「ハンドラー・ウォルターだ」「部下のロニーだ」
『よし、通りな。おいアンタたち、ヘリポート開けときな!』
すると通信機越しにドタバタと俄かに騒がしくなる。そして二機到着して二人ともそれぞれ降りる。そんな彼らにそれぞれ別の人物が声をかけてきた。
「やぁ ウォルター。元気そうだね」
「お前も相変わらずだな、カーラ。622達は?」
「今から案内する。ついてきな」
「ビジター、久しぶりだな。ますます元気になっているようで何よりだ」
「そういうチャティこそ、なんか明るくなったか?」
「お互いいい出会いがあったということだな。出会いは人を変えることもあるとボスも言っていた」
「カーラから聞いていると思うが、俺の部下たちはどうしてる?」
「中々元気な子供達だったぞ?まぁ、ビジターほどじゃないが」
「まぁ、だろうな」
それぞれ連れられて歩き出し、途中で合流して四人になるとカーラが徐に口を開ける。
「アンタら、あの子らに私たちのこと話してなかっただろう?」
「「話す気はあった、改めて紹介するときに」」
「言い訳の仕方そっくりだねぇ!笑えるよ!」
そう言いながら4人は歩いていき、一室にたどり着いた。
「アンタらの子犬はここにいる。今はブルートゥとラミーが相手してるから会いに入ってやりな」
そういうと彼女はひらひらと手を振りながらその場を後にした。ロニーは遠慮なくドアを開けて中へ我が物顔で入っていく。
「てめぇ俺ら特製のおでんが食えねぇってか!」
「待ってください!まずふーふーさせてくだsあっつ!!!大根はライン越えでしょ!!」
「ビジター、アーン、ですよ♡」
「こんにゃくそのまま持ってくるのやめろぉ!せめて切ってkあつつつつ!!!!」
622とコエがラミーとブルートゥにぐつぐつのおでんを食わされていた。他は縄で縛られて端っこの方に集まっていた。どうやら怯えているらしい。
「何してんだお前ら」
「お、久しぶりじゃねぇかビジター!」「おや…?彼女達はご友人のご友人でしたか…素敵だ♡ならば私にとっても友人同然です♡」
「この人勝手に友達認定してきた!怖いよ621さん!」「あっつい!おいしい!助けて!」
ロニーがあきれ気味に声をかけるとラミーは気さくに返事を返し、ブルートゥは勝手に622達をご友人認定した。対して彼女たちはそんな様子のおかしい人にビビりあがっている始末である。
「なーんでお前らこんなことしたんだ」
「だって・・・いつも疲れてるように見えたから私達でスカウト成功すれば喜んでくれるかなって…」
「私が悪いんだロニーさん。622とか華音辺は私に命令されてついてきただけなんだ」
「え、コエちゃん自分だけで責任とるつもり?!私たち一蓮托生でしょ?!」
泣きそうな顔で答える622。彼女たちをかばおうとするコエ。それに対して否を唱える華音辺。他隊員もそれに乗じてにわかに騒ぎ始める。
「お前たち」
「う、ウォルターさん」
ウォルターが部屋に入ってきたことにより部屋は静まり返る。ラミーとブルートゥはおでんの鍋をもってそそくさと部屋から出て行った。
「俺たちに無理をさせまいと思い自らの判断で行動したこと、それは悪くない」
「だが、情報収集を怠ったことに関しては良くないことだ」
「大方ここがならず者の集まりという噂をかぎつけてここにたどり着いたのだろうが…」
「俺達とも関係が深い集団でもある」
「俺たちが先に説明をしなかったのも悪いが・・・」
「予想不足だったのはお前たちの責任だ」
「・・・・・・今日は疲れただろう。教訓として胸に刻んでおくといい。帰るぞ」
ウォルターは言うべきことを最後まで言うと踵を返して部屋から出ていく。
ロニーはそれを見送ると補足するかのように言葉をつづけた。
「俺もウォルターもそこまで怒っちゃいない」
「俺もウォルターに無断で出撃したことはかなりあったしな。俺が言える立場ではないが…」
「強いて言うなら無断で出撃したならその任務・仕事は完遂すべきだったな」
「俺からも以上だ。帰るぞ」
すると622が話しかけてくる。
「怒らない、んですか?」
「ん?んー俺たちは傭兵だ。金で動く仕事人だ。裏切ったり裏切られたりする。だが、仲間の信頼だけは裏切っちゃいけない。
今回は運がよかったな。ここは俺たちの知り合いだ。他だったらこうはいかないだろう」
「・・・やっぱりあなたたちは優しすぎます。どうして、そこまで優しくなれるんですか?」
「せめて仲間…可愛い部下には優しくしたいんだよ。俺は我儘。ウォルターは責務、かもな」
すると隊員の中で啜り声が聞こえてくる。それにつられたのか皆々涙があふれ始めた。
「ろにーさんごめんなさぁい」
「しんぱいかけてすいません~!」
「泣くな泣くな」
全員の頭を軽くポンポンしながら彼らは部屋を後にした。
「またの御来訪をお待ちしていますよ?ご友人♡」
「しばらくこねーよ」
3日後
ミレニアムにスーツを着たハウンズの面々(ロニー・コエ・622・茨木)が突然訪問した。ミレニアムの生徒が話しかけたところどうやら上の人を呼んでくれとのことだった。
セミナー会長の調月リオを筆頭としたセミナーたちが話し合いの場を用意して話が始まる。
「それで、何の用かしら?RaDに侵入したことは聞いてるけど」
「あぁあれのことか。若気の至りだ。こいつらの刺激にもなっただろうしな。少なくとも俺は何も命令してはいないぞ」
「・・・あなた方は何が目的なのですか?」
「スカウトだ。人数を増やして今まで以上に体制を万石にしたい」
「・・・何を望むんですか?」
「不良生徒・・・スケバンやヘルメット団の居場所。お前たちも不良生徒の対処には手を焼いているんだろう?
俺たちはスカウトして戦力増強、お前たちは面倒な案件が消える。Win-Winだろ?」
「・・・」
「・・・なるほど。ビッグシスターと呼ばれるだけあってリスク管理を徹底してるな。
今回のスカウトに目をつむってくれればこちらから報酬くらいは出せるが・・・」
「・・・・・・・いくらかしら?」
「「会長?!」」
「貴方たち考えて見なさい。こちらがお金を受け取るだけで私たちミレニアムはハウンズとの戦闘を回避できる。それに含めて不良生徒の対処もしてくれるのよ。こちらにとってのメリットがありすぎる」
「流石だな。じゃあ報酬は1万コームでいいか?」
「・・・いいわよ」
「じゃあサインをくれ。ハンコじゃなくて指紋でいいぞ」
ロニーは二枚紙を取り出して指紋を押させると片方をリオに、片方を鞄にしまった。
「決行日は明日だ。お互い有意義な日にしようじゃないか」
そういうとハウンズの面々はぞろぞろと部屋から出て行った。ユウカはへなへなとソファーからずり落ちる。
「1万コームってどれくらいなんですか…?」
ノアが訪ねてくる。それに対してリオは頭が痛そうに抑えながら答えた。
「1億円よ・・・」
「ゑ」
「星外の面々は平気で万・億単位の金額を動かすからいつも頭が痛くなるわ…」
そういうリオの顔はどことなく疲れているように見えた。
おわり