【ブルアカクロススレ】ルビコンからやってきたウォルター達が   作:AC組んでSS書いてる人

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【時系列】
不明

【備考】
・消えた料理人を探しに美食研究会がハウンズの敷地内に侵入。
・フウカまとめて捕まった。


ニンジャスレイヤー ハウンズ殺伐食堂

ニューハウンズ・スゴクオオキイキチホンブ、その食堂で4人+1人の不届者が縄で縛られて転がされていた。

 

「ザッケンナオラー!」「スッゾオラー!」

そしてそれに威嚇するかの如くシャウトする猟犬の面々!その光景はまるでナラズモノ生徒のカチコミのようだ!サツバツ!!

そしてタカハシ=サン含めた大人たち4人と事務室長の海本リズもどう処罰すればいいか話していた!

 

「気になる文献を見つけました。眉間に水を垂らし続けたら効果的だそうです!」

「それ最悪死ぬからダメだ」

「あまり痛い目には合わせたくないのだが…」

「ドウカンデス」

「でもお咎めなしってのは流石にどうかと思うっす。舐められたくないですし」

そんな風に5人でぺちゃくちゃと話し合っているとどこからか声が聞こえた。

 

 

「お困りのようだな」

 

 

「! そのイクサめいた声は…!」

「ロニーさんいきなりどうしたっすか?」

突然のイクサめいたロニーの言い回しにリズが怪訝な表情で声をかける。

 

「Wasshoi!」

 

その時である!

潔いシャウトと共に厨房の暖簾を勢いよく翻しながら青暗い影が飛び込んできた!

そしてデリシャス研究・テロリストとニュー猟犬・クランの面々の間に素早く滑り込むようにエントリー!

そして皆々その姿を視界の中に入れた。

 

「ズルッ!ズルズルッ!ズルズルーッ!!」

 

紺色のメンポと装い、そして風も無いのにたなびくマフラー。

腰には鎖鎌と背中には刀。

さらに極めつけは胸に刻まれている六文銭と」忍「の文字!

そんな装いの男がアブラソバをすすっていた!!*1

 

 

どこからどう視認してもあからさまにニンジャなのだ!!!

 

 

『『『アイエエエエエ?!!!ニンジャ?!ニンジャナンデ?!!』』』

「コワイ!ゴボボーッ!!」

オオ!ナムアミダブツ!

デリシャスフーズ・テロリストの皆=サンとコエ=サンと622=サンをはじめとしたニュー猟犬・クランのほとんど、そしてタカハシ=サンはしめやかにNRSを発症!

デリシャスフーズ・テロリストの皆=サンはともかく日々訓練を積み重ねたニュー猟犬・クランの皆=サンとてニンジャと遭遇すれば正気を失う!

いくら理性で否定しても「実は本当にニンジャでは?」と無意識のうちに恐れてしまうのだ!コワイ!

 

「ドーモ、六文銭=サン。ロニーです」

 「これはご丁寧にドーモ、ロニー=サン。六文銭です」

  「ど、どーも六文銭・さん。エアです」

   「…ドーモ、六文銭=サン。ハンドラー・ウォルターです」

    「ゴキゲンヨウ、六文銭=サン。阿手ケンナですわ」

しかしNRSを発症しなかった各々は奥ゆかしくもアイサツを交わした!なんとも奇妙な光景である。

だがアイサツは大事。古事記にもそう書かれている。

 

「美食のためと宣いながら無関係の人間に危害が及ぶ行為…

 たとえ天が見逃そうがこの六文銭が見逃さん!」

そう言いながら彼はスッと両手で何かを形作りテロリストの皆さんに向ける。それを見たロニー=サン率いる一同は驚愕する!

 

「そのサインは…?!」

キツネ・サインだ!攻撃の意思と威嚇を示しつつ中指を立てるよりも奥ゆかしい表現だ!

しかもWキツネ・サインだ!!絶対に許さないという強い意志を感じる!!お見事!

 

「だがここでスレイしてシャーレの先生=ドノと険悪になってしまうのは避けたい」

「じゃあ、どうするんだ?」

「ヒャッキ・ヤコに古来から伝わる拷問方法で成敗してくれる!

 

三途の渡しの六文銭、しかと受け取れぃ!!」

 

 


 

 

3日後

 

「いやはや…まさかあなたに呼ばれるとは思いませんでしたよ、レイヴ…いや、今はロニー、でしたか」

「スネイル閣下から『私は他に用事あるのであなたが代わりに行きなさい』とは言われましたが…」

ニューハウンズ・スゴクオオキイキチホンブに二人の外部者が来ていた。

一人はレッドガン部隊3番手五花海、もう一人はヴェスパー部隊第6隊長メーテルリンクである。

 

「二人ともよく来てくれた。ラスティやイグアス、カーラにも声はかけたんだが全員用事が被ってしまっていてな…代わりではないが来てくれてよかった」

「そうですか…そういえばイグアスは最近ヴァルキューレにお熱でしてネ。張り切って指導してます。総長も喜んでいましたヨ」

「スネイル閣下はヒフミちゃんとアズサちゃんと仲良くなりましたし雰囲気も柔らかくなったように思います。

 あなたもだいぶ雰囲気が変わったようですね?」

「いつまでも硬い傭兵ではいられなくなっただけだ。部下ができたからな…柔軟性も大事だ」

「三者とも良き変化があったということですネ…これもまた吉兆というべきでしょうか」

「そうですね」「あぁ」

するとそんな3人の目の前にぬるりと青黒い影が滑り込んできた!

そう、誰もが知るルビコンニンジャ六文銭である!!

 

「「アイエエエエエ?!ニンジャ?!ニンジャナンデ?!!」」

案の定二人はNRSを発症し、しめやかにお互いハグしあう!失禁しなかったのはプライド故か?!だがそのソウルはオミゴト!!

だが錯乱状態が止まったわけではない!!

「こんなの教科書に出ませんよぉ!」とか「ナンデこんなところにニンジャが現れるんですかおかしいと思いませんか貴方」とか矢継ぎ早に言葉が出ていく!!

やはりいくら訓練されている強化人間であろうとニンジャと遭遇すれば正気を失う!!コワイ!!

 

「ロニー=サン。準備ができたようだ」

「これはご丁寧に感謝。では行こうか」

そしてなんとか平常を取り戻した二人は案内されるままについていく。しばらくするとどことなく雅で和風な部屋が姿を現した。

そして簀巻きにされて檻の中に閉じ込められているデリシャス研究・テロリストの皆=サン!彼女達は恨みがましい目でこちらを睨みつけている!一体どんな拷問が行われているというのか!

言われるがままに席につく二人と先に座っていた面々の前にタカハシ=サンとフウカ=サンの手で食事が用意された!

 

ジューシーなサンマだ!上等なショーユだ!!

 

 

「「「「ヌゥウウウウーーーーーーー!!!!」」」」

 

 

デリシャス研究・テロリストの皆=サンが思わず呻く!

そう!これこそがヒャッキ・ヤコに古来より伝わる雅な拷問、デリシャス・トーチャリングである!

おおブッダ、なんたるヒレツ!

これが何日も、何回も手を変え品を変え彼女達の前で行われているのである!

もうたらせるほどの涙もないはずなのに!たらせるほどのよだれもないはずなのに!流さずにはいられないのだ!!

おぉ、彼女たちの脳内にこれまでの思い出がよみがえっていく!!今までの苦悩も、楽しみも全て!!これは噂のソーマト・リコールではないか?!

 

「ロニーこれ美味しいですね!」

「あぁ」

そんなことなぞ露知らずエア=サンが楽しそうに話しかける。ロニー=サンもどことなく楽しそうに頷きながら頬張っていく!

 

「このお魚秋刀魚って言うんですか?」

「エェ、ソチラデナジミハアリマセンカ?」

「生憎私達はこんな風物詩はなかなかお目にかかれないんですヨ。ここに呼ばれたことはまさに吉兆か…」

メーテルリンク=サンと五花海=サンも秋刀魚に顔を綻ばせながら箸を進めていく!特にメーテルリンク=サンのはしゃぎようはまるで幼子のようだ!

最近仕事が忙しく中々普通の食事をとれなかったメーテルリンク=サンにとっては今の食事はまさにご馳走!!

 

ジューシーなサンマ!!

 上等なショーユ!!

  温かい白米!!

   温かい味噌汁!!

    冷たい漬物!!

     熱いお茶!!

 

そのすべてが彼女の五感と胃を刺激した!!

 

 

「「「「ヌゥウウウアアアアッ!!!」」」」

 

 

デリシャスフーズ・テロリストの皆=サンの苦悶の雄叫びを聞き流しながら皆々食事を楽しんでいた!!オオ、無常!!

 

 

 

 

 

 

 

「ところでエア」

「?」

「なんか以前と比べて丸くなってないか?」

「…ロニー」

「?」

「人は、美味しいものをたくさん食べる形をしているのですね」

「一緒に訓練頑張ろうな」

「イヤァーーーッ!」

*1
「忍」の文字が反転している・・・指摘してくれる人はいなかったのだろうか?




【人物紹介】
タカハシ
・ニューハウンズで雇われているロボット料理人。
・ニューハウンズ結成前かつコエや622よりは後に来た雇われ人。
・元々とあるレストランの万能シェフだったのだがオーナーの「安く大量生産」に反抗して仕事を辞めさせられた。
・途方に暮れて歩いていたら街角でウォルター御一行(ウォルター・ロニー・622)にぶつかってしまう。
・散らばった調理服や鞘に入った包丁を見てロニーがスカウト。今に至る。
・「老若男女問わずうまい料理を提供する」の考えの元仕事しているのでウォルター達とも話が合う。

コエ=サン
・本名「河岸コエ」。
・元ゲヘナの万魔殿出身。
・マコトに失望して抜け出し、彼女の情報網をかいくぐってきた猛者。
・ウォルターやロニーに出会ったことにより、「力こそが原初にして最初の神」と認識し、「力の信奉者」へと至った。
・詳細は本スレをご参照ください。
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