【ブルアカクロススレ】ルビコンからやってきたウォルター達が 作:AC組んでSS書いてる人
「野良犬、最近調子はどうだ?」
二人の男が廊下を歩いている。
一人はレッドガンAC部隊の5番目、「G5イグアス」。
そしてもう一人はレッドガンAC部隊臨時隊員G13またはニューハウンズ総隊長「ロニー」、本名は「C4-621」。どうやらロニーが今ゲヘナに常駐するレッドガン部隊に用があって訪問したようだ。
「・・・最近またAC乗りが生まれてな。そいつの訓練に忙しい。あとはツヅルのアフターケアもなかなかに時間がかかる。622やコエ他面々が積極的に動いてくれているから助かっているが」
「あほか。てめぇの様子聞いたんだよ」
・・・どうやら自分は本当にウォルターに似てきているらしい。
ルビコンに居た時もカーラから「ウォルターに様子聞いたらあんたのこと言ってたよ」といわれたことを思い出す。あの時は感情が戻ってきていなかったから何とも思わなかったが、今思い返せばきっとあの時の自分は嬉しかったんだろう。
「着いたぜ」
そう少し考えているとイグアスから声がかかる。ふと見るとドアには手書きの文字で「レッドガン臨時会議室」と書かれた紙が貼られていた。紙にはクレヨンで描かれたであろうかわいらしい絵も描かれている。
「じゃ、何の用事かは知らねぇが頑張れよ」
手をひらひらさせながら去っていく。それに対してこちらも手のひらを軽く振って返すと少し息を吸って吐く。前から知ってる顔だが、やはりこうしたきっちりした場所だと少し緊張する。感情が戻った弊害ともいえるし、恩恵ともいえるかもしれない。
軽く意を決したようにドアをノックする。それと同時に口を開いた。
「ニューハウンズ総隊長ロニー。ただいま現着しました」
『入っていいぞ』
ガチャ
するとそこにはレッドガン部隊総長ミシガンとゲヘナ風紀委員会委員長空崎ヒナと万魔殿議長羽沼マコトが円形のテーブルを囲むように座っていた。また羽沼マコトの頭にはでかいたんこぶができていた。
「気をあまり張るな。そこに座れ」
「感謝します」
「あとその下手な敬語もよせ。いつも通りでいいぞ」
「感謝する」
「・・・あなたとこうして面と向かって話すのは温泉開発部以来かしらね。覚えてるかもしれないけど、改めて自己紹介するわ。私は空崎ヒナ。ここの風紀委員長をしている」
「あぁ、あの時はお互い大変だったな。あいつらはどうなった?」
「あなたたちが徹底的にやったおかげで静かになっているわ。特に部長の鬼怒川カスミは夢にすら出てくるらしいわね」
「それは良かった。それが目的だからな」
「キキキッ、私とはまだだったな?」
「噂には聞いている。ブランチを呼び込んだ上に現場部隊を軽視する女はお前か?」
「・・・ッ(汗」
「マコト・・・貴様はいつからそんなふんぞり返れる立場になった?
改めろ! さもなくば貴様が銃をとれ! 馬鹿者ォ!!!!」
「何ぃ?!!」
そこからは滞りなく話が進んでいく。
「これは俺のある意味、私的な依頼だ。アンタらレッドガンの臨時隊員G13としてではなく、ハンドラー・ウォルターの猟犬としてでもなく、ニューハウンズ総隊長ロニーとしてのな」
「うちの役立たず共と同じ訓練量で構わないんだな?」
「むしろレッドガンの訓練に望めるんだ。ぜひお願いしたい」
「そこに私たち風紀委員も入れて欲しい。ここにいるのはそのお願いをしに来たから」
「総長がいいというんだったらこちらも文句はない」
「キキキッ、せいぜいい励むことだな。空崎ヒナ」
「羽沼マコト!猟犬たちに真っ先に噛潰されるメンバーが一人確定したようだな!」
「何ィ?!!!」
「そういえばコエが会いたいって言ってたぞ。お前には特別にコエとのスパーリングを用意しておく」
「何ィ??!!!!」
それを見た空崎ヒナは少し口元をにやけていた。二人はスルーした。
矛先を向けないためにロニーはミシガンに話を振る。
「レッドは元気か?」
「相も変わらずだ。最近は子供二人侍らせてることが多いな!!」
「それ絶対絡まれてるだけでしょ」
「ぶぇっくしょい!!!風邪か?」
「ねぇねぇレッドさん聞いてる?」「あのぬいぐるみ欲しい」
「あぁ、聞いてるぞ。キララにエリカ」
「そういえば噂なんだが」
「なに?」
「どうやらお前ら風紀委員会がACを導入したいと聞いた。本当か?」
「・・・えぇ。あんな大騒動が起こった手前、私たちも明確にACによる武力を誇示しなきゃいけなくなったのよ」
「転覆か?!!予算削られたいのいか!??」
「うるさいぞマコト!頭のたんこぶを増やされたくなければ口にチャックでもつけろ!!
人に嫌がらせしてる暇があるなら己を磨け!!嫌がらせなどサルでもできる!!!」
「やはり、四脚か?」
「・・・なんでそこまでわかるの?」
「二脚より全体的なシルエットがごつく見え、なおかつもう万魔殿が持っているタンク型じゃないと考えたらそれしかない。逆脚もあまりごつく見えるわけじゃないしな。あぁあと」
「?」
「お前さん、総長のこと好きだろ?好きな人間の真似ぐらいしたいだろ」
「っ!」
「G13!!!そういうのは言葉を濁さんか!!!!!!!」
少し耳を赤くしたミシガンの鉄拳が彼の脳天に突き刺さる。
「イッテェーーーーーー!!!!????」
「そ、その、ミシガンさん」
「俺は何も聞こえなかった。いいな?」
「う、うん」
「キキキッ、もうそろそろ引退した方がいいんじゃないか?」
「無駄口が多いぞマコト!まだげんこつが足りないのか?」
「マコト、あなたもその減らず口を閉じなさい。無駄に煽るのは貴方の悪い癖よ」
「キキキ・・・」
「いつつ・・・あぁ、あとこれがそちらに渡す前金だ。確認してくれ」
「・・・これいくらだ?」
「こちらで換算するとそうだなぁ、億超えるぞ」
「えぇ?!」「何ィ?!」