この世界でも勇者になります。   作:shch

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たくさんの感想、お気に入り登録、評価等々ありがとうございます。

ふとルーキーランキングを見てみたら、この小説がまさかの2位にランクインしてました。(2024/07/20)

びっくりしました。

これもいつも読んでいただいている皆様のおかげです。

今後も頑張って続けていきますので。この小説をよろしくお願いします。




雄英高校入学編
6.ライデイン


 

『かえんぎり』で緑谷に迫るヘドロヴィランの腕を燃やす、どうやら、緑谷が爆豪を助けようとしたまさにそのタイミングで到着したようだ。

 

「やっぱり緑谷はすごいな!!こんなときに立ち向かっていけるなんて」

 

ヘドロヴィランを見据えつつ、無個性ながら幼馴染の窮地に迷いなく駆け出した緑谷に賞賛を送る。

 

そしてヴィランに捉えられている爆豪に目をやる、口や鼻などの呼吸器官がすべてヘドロで覆われてしまっているようで、苦しそうにもがく姿は見ているこちらも苦しくなりそうだ

 

「バギ!!」

 

と唱えヴィランの右腕と思わしき部位にバギを放つ

 

ビュオォォ!!

 

という風と共に右腕のヘドロが飛ばされ爆豪の右腕が露出する、ヘドロに覆われていない爆豪の右手を俺は咄嗟に掴み、叫ぶ

 

「爆豪!!離すんじゃないぜ!!」

 

しかし、俺の手を掴む爆豪の力は弱い

 

無理もない、拘束に抵抗することで精一杯なのだろう

 

「ヒャド!!」

 

俺と爆豪の手を凍らし固定する

 

「踏ん張れよ!爆豪!!」

 

「バギマ!!!」

 

かなりの魔力を籠めた『バギマ』をヘドロのヴィランに向けて放つ

 

俺の手と爆豪の手を固定しているため、爆豪をその場にとどめ、まとわりついているヴィランのみを吹き飛ばすことができるはずだ

 

「がああああ!邪魔をするなあああ」

 

ヘドロヴィランは叫びながらも風を受ける。

 

『バギマ』によって少しずつヘドロは爆豪から離れていく

 

「ぷはァ!」

 

「ハァハァ!!」

 

爆豪の顔からヘドロが完全に剥がれ、息ができるようになったようだ

 

「クソがァ!!」Boooom!

 

片方の掌もヘドロから解放されたようで、爆破で残りのヘドロを自力で剥がした。

 

そして、俺の横に降り立つ

 

「てめェらの助けなんてなくても、俺一人で抜け出せたわァ!!」

 

などと爆豪は言う

 

「今はそんな場合じゃない!!」

 

と俺は叫ぶ、風と爆破によりバラバラになったヘドロは再度集まり形を成す

 

「何人来たって同じことだぁ、俺に攻撃は効かないんだよ!」

 

とヴィランは叫ぶ。

 

どうやら実体を持たないこのヴィランを完全に無力化をするには、俺の『バギマ』程度では威力不足のようだ。

 

どうする!?どうやってこいつを倒す??

 

そんなことを考えていると

 

「次はお前だ!!もっと良い個性の隠れ蓑!」

 

と叫び俺に襲い掛かる、俺は模造刀を構え、迎撃態勢を取る

 

その時

 

ビュンッ

 

と俺の右隣を目にもとまらぬ速さで何かが通り過ぎる、そして俺の前にそれは現れた。

 

美しいと思えるほどの筋肉を携えた巨体、筋骨隆々とはまさにこのことを言うのだろう。

 

現在No1ヒーロー、平和の象徴

 

オールマイトがいた

 

やっぱ画風ちげぇぇ!、かっこよすぎる!!

 

いつものTV越しでの姿では感じられないNo1の風格に思わず、唾を飲み込み喉を鳴らす。

 

しかしオールマイトの表情はいつもの笑顔と少し違い、苦しそうにも悔しそうにも見える不思議な表情をしていた。

 

そして、俺の隣の緑谷に向け言葉を放つ

 

「君を諭しておいて…己が実践しないなんて!!」

 

オールマイトはヴィランに向け右腕を振りかぶる

 

「!?」

 

ヴィランは驚きのあまり固まる

 

「プロはいつだって命懸け‼‼」

 

オールマイトは右腕を振るう

 

「オールマイトォォ!!」

 

ヴィランも腕を振り対抗しようとする

 

 

「DETROIT...」

 

 

「SMASHHHHH!!!」

 

そう叫びオールマイトは腕を振りぬく

 

その瞬間

 

ブオオォォ!!!!!

 

凄まじい風圧が俺たちに襲い掛かる

 

しかし、いつのまにか俺たちの手はオールマイトに掴まれており、その風圧に飛ばされることは無かった

 

な、なんて風圧だ!!!

 

俺の『バギマ』なんて比べ物にならない…

 

これほどまでなのか、No1…

 

オールマイトに手を掴まれ、俺、緑谷、爆豪の順でまるで鯉幟のように風になびかれながらプロと自分の差を痛感する

 

やがて風が収まる

 

すると何やら空が暗くなり、雨が降ってきた

 

「まさか今の風圧で…!?上昇気流が…」

 

「おいおいおいおい」

 

「右手一本で天気が変わっちまった!!!」

 

「すげぇぇぇ、これが…オールマイト!!」

 

周りの野次馬の賞賛の声が商店街を駆け巡る

 

爆豪と緑谷は先ほどの風圧で気絶してしまっているようだ

 

「大丈夫か!君たち??」

 

他のヒーロー達が集まってくる

 

面倒なことになる前にルーラで帰るとするか…

 

「ルーr」

 

唱えようとするその時、オールマイトがこちらを見ているのに気が付く

 

「…君は??」

 

オールマイトはこちらに向け聞いてくる

 

「この2人の友人みたいなものです」

 

と答える

 

その時オールマイトの口元に血がついているのがわかった。

 

そうだ、確かこの時オールマイトは活動限界を超え、無理をして救助に来ていたのだった

 

俺は言葉を続ける

 

「他のヒーロー達が来て色々言われるのも少し面倒臭そうなので、俺は帰ります」

 

「その前に…」

 

「ベホイミ」

 

俺はオールマイトに向け回復魔法であるベホイミをかける、意味があるのかはわからない、少しでも気休めになればと思ったからだ。

 

ギュンと自分のMPがゴソッとなくなったことがわかる。

 

やはり回復魔法はMPの消費が激しい…

 

「な‼?これは??」

 

ベホイミをかけられたオールマイトは不思議そうに自分の体を見まわしている

 

「君は一体…??」

 

オールマイトはこちらに疑問を放つ

 

「ただのヒーローに憧れる中学生ですよ」

 

と答える

 

さて、じゃあこのままクールに去ろうかな

 

「それではまた、今日は助けていただいてありがとうございました!」

 

「ルーラ!!」

 

ルーラを唱え颯爽とその場を後にする…

 

ハズだった…

 

テレレッ…

 

何とも言えない残念なSEがその場に流れる

 

「え??」

 

あれ、なんで?

 

「ルーラ!!」

 

テレレッ…

 

「ルーラ!!」

 

テレレッ…

 

これもしかして、『しかしMPがたりない!!』って奴か??

 

かっこよくこの場を去ろうとしたのに!!

 

オールマイトは不思議そうな顔でこちらを見ている…

 

気まずい…

 

恥ずかしい…

 

「少年…先ほどから何を…??」

 

オールマイトが言う

 

「いやあのこれは…」

 

俺はおろおろとオールマイトに言い訳をしようとする

 

ダサい!ダサすぎる!俺!

 

そう言って自己嫌悪に陥っていると

 

再びオールマイトは口を開く

 

「それにこの『テレレッ…』という何とも言えない残念な音は何だ??少年が出しているのか??」

 

「…」

 

 

いやその音も聞こえてんのかい!!!

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

その後…

 

幸いにも『ピオリム』は使えたため、あの場からは脱出することができた。

 

しかし脱出する、瞬間にオールマイトが何か言っていたような気もするが気のせいだろう(気のせいだったことは無い)

 

この街から地元まではあまりにも遠かったため母に電話で詳細を伝え、車で迎えに来てもらい、何とか帰ることができた。

 

今日何気にヴィランとの初戦闘を行い、ヴィランの狡猾さ、しぶとさなど訓練では味わえない感覚があったことを思い出す、ヒーロー達は毎日あんなのと戦っているのか…

 

それに今日実際に見て、No1ヒーローのすごさを思い知り、その果てしなく遠い道のりを実感した。

 

もっと頑張らねば…!

 

 

『勇者』になるために…

 

 

俺はあらためて決意を固めた!

 

 

 

テレレッテテッテー♪

 

気味の良い音楽が響き渡った

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

あれからさらに訓練の日々を重ねた

 

焦凍やエンデヴァーさんにも訓練を付けてもらったり、爆豪との訓練を続けていた、爆豪はあの日から何やらいつも考え事がある様子である。

 

大方、緑谷のことだろう、あの二人の関係は複雑で俺が干渉する余地はない。

 

そう考えて、そっとしておいていた。

 

しかし、爆豪の調子があまりにも悪いため、気分転換に登山に誘ったことがあった。

 

どこかで爆豪の趣味が登山だと聞いたことがあったからだ

 

「なぁ、爆豪、今度の休み登山にでも行かないか??」

 

と俺が提案すると爆豪は間髪入れずに聞いてくる

 

「どこだ??」

 

「え?」

 

「どこの山だって聞いてんだよ!!」

 

思ったよりもすごい勢いで聞いてくる爆豪にたじろぎながらも答える

 

「いや、決めてないけど」

 

「…道具は??」

 

爆豪はまた聞いてくる

 

「いや、なんも用意してないけど…」

 

と俺が答える。すると

 

「山を…!!なめてんじゃねェぞ!!!」Booooooom!

 

キレやがった、キレやがったよこいつ

 

どんだけ山が好きなんだこいつは…

 

「クソがッ!」

 

しかし…

 

いつものようにキレながら登山靴はあーだ、寝袋はこーだと怒鳴りつつもしっかりと教えてくれる爆豪を見て

 

いつもの調子が戻ってきたと俺は安心する

 

ニコニコしている俺に爆豪は言う

 

「今すぐ買いに行くぞ!ピアス野郎!!」

 

 

 

その後滅茶苦茶登山しました。

 

その日俺の趣味に登山が追加された。

 

 

 

そんなこんなで月日は流れる…

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

雄英高校入試当日

 

 

朝、目が覚める。

 

 

ついに今日は雄英高校の入試当日だ、焦凍は既に推薦での入学を決めている、俺が落ちるわけにはいかない

 

正直、実技試験は何とかなると思っている。

 

問題は筆記である、最初の頃の勉強は前世の知識を生かし無双していたが、特に頭が良かったわけではないため、雄英高校レベルの入試問題には普通に頭を悩ませた。

 

しかし、幸いにも焦凍や爆豪といった勉強が案外できる奴らが周りにおり、一緒に猛勉強をしてきたため、最後の模試では何とか合格圏内の成績を取ることができるようになった。

 

後は自分を信じるだけだ

 

緊張を胸にそんなことを考えていると

 

ガチャ

 

と自室の扉が開く

 

 

「勇、起きていたか」

 

入ってきたのは父だった

 

普段はおちゃらけて、頼りない、どうしようもない父親(言い過ぎ)だが

 

今回は違った。

 

まるで『これまでの人生において最大の試練に向かおうとする息子に対して何か激励の言葉でもかけようとする父親』のような雰囲気で俺に話しかけてきた。

 

ああ、やっぱり何時もはどうしようもない人だが良い父親じゃないか

 

と関心をしていると、父は口を開く

 

「ちょっとお父さん、今日から出張なんだけど寝坊しちゃったからルーr「ドンッ」

 

と俺は親父がセリフを言い終える前に部屋から追い出し勢いよく扉を閉めた

 

 

なんなんだアイツは…

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ついに雄英高校に到着する

 

やべぇー…

 

入試なんて何年ぶりだ??滅茶苦茶緊張する

 

大丈夫か、こんなで呪文とかちゃんと出るのかな…

 

不安に思っていると、後ろから聞きなれた声が聞こえる

 

「何しょぼくれた顔してんだ、テメェ」

 

呆れた顔をする爆豪がそこにはいた、

 

「いや、ちゃんと受かるかなと不安でさ」

 

と爆豪に言うと

 

「俺と特訓したテメェが落ちるわけねェだろうが」

 

と淡々と爆豪が言う

 

こいつ…俺を勇気づけてくれているのか??

 

「テメェには借りがあるからなァ雄英で晴らすンだよ!落ちたら殺す!」Boom!

 

と小さく爆発を起こしながら言い、俺の元を去っていった

 

違ったわ、普通に脅されただけだった

 

俺も行くか…

 

そう思い歩き出すと、前方に緑のもじゃもじゃ頭が見える

 

緑谷だ

 

何やら緊張している様子だ。思わず、俺は背後から声をかける

 

「緑谷!この前は大変だったな、今日は頑張ろうぜ!」

 

声をかけた後に気が付く

 

あれ?俺は緑谷のこと知ってるけど緑谷は俺のこと知っているのか??

 

そんな心配をしていると、緑谷はこちらを向き答えた

 

「あ!あの時の!この前はありがとうございました!あなたもやっぱり雄英受けるんですね!」

 

そう笑顔で答えてくれる、

 

ああ、笑顔がまぶしい、どっかの爆発頭とはえらい違いだ

 

「ああ、ヒーローになりたいからな、ここしかないと思って」

 

うんうんとうなずく緑谷

 

良い奴だコイツは、本当に

 

そして緑谷は意を決したかのように口を開く

 

「ずっと気になっていたんだけど…聞いてもいい??」

 

「なんだ??」

 

ほんとになんだろう

 

「あの日、僕らがまだ小さいころかっちゃんに、ああかっちゃんっていうのは幼馴染のことなんだけど、その、いじめられてた時、その時僕を助けてくれたのって、君…だよね??」

 

俺は緑谷と初めて会った時のことを思い出す、あの時の緑谷も3対1の圧倒的不利な状況にもかかわらず、勇敢に立ち向かっていた。

 

懐かしみながら俺は答える

 

「ああ、そうだ、よくわかったな」

 

「やっぱり!!僕あの日君に「ヒーローみたい」って言ってもらえたからここまであきらめずに努力できたんだ!ほんとにありがとう!!」

 

あの時は純粋に思っていたことを言っただけなのだが、ここまで緑谷が心の支えにしてくれていたとは……

 

なんだか嬉しいような、恥ずかしいような変な感じだ。

 

俺は言う

 

「ああ、どういたしまして」

 

すると緑谷は言う

 

「きっと君なら受かるよ!僕は…」

 

まだ緊張している様子の緑谷に俺は言う

 

「どうやらずいぶん鍛えて来たみたいだし、俺はお前以上に『ヒーロー』という言葉が似合うやつを見たことない、自信もっていこうぜ!」

 

「へへ、うん!」

 

緑谷は照れくさそうにしながらもうなずく

 

自分より緊張している人を見ると緊張がほぐれるというのは本当らしい。

 

緑谷を見ていると緊張が和らぐ、緑谷とお互い、激励の言葉を掛け合った後、試験会場へと向かった。

 

試験会場に入る直前

 

「あの…名前だけ聞いていい??」

 

「あ、」

 

言われてみれば俺、緑谷に俺に名乗ってなかったわ…

 

・・・・・・・・・・・・・

 

プレゼントマイクによる実技試験の説明を終える

 

何やら色々話していたが、要するにたくさんロボットを倒したらいいらしい。

 

試験会場へと向かう

 

(演習会Aか…)

 

会場に向かうとすでに人だかりができていた。

 

皆それぞれ、ストレッチや精神統一などをして試験の開始を待っている

 

そんな中

 

BOOM!BOOM!

 

となにやら聞きなれた爆発音が聞こえてくる

 

…まさか

 

とそちらに足を進める

 

やはりそうだった、スタートライン付近で掌で小さく爆発を起こし準備運動をしている爆豪を見つけた

 

話しかけようか迷っていると

 

「はい、スタート」

 

という声がスピーカーより聞こえる、その声を聴き反射的に呪文を唱える

 

「バギ!!」

 

バギで体を浮かす

 

まだ何が起こったのか状況把握ができていない受験生たちの頭上を飛び越え、スタートラインの向こう側に着地し、走り出す

 

どうやら俺が一番乗りのようだ

 

「どうしたあ?実践じゃカウントダウンなんてねえんだよ!走れ走れ!」

 

「賽は投げられてんぞ!!?」

 

その声で他の受験生たちがざわざわと動き出す

 

するとすぐに

 

Booooooom!!

 

「待てやァ!!ピアス野郎!!」

 

と言い爆豪が迫ってくる

 

「まさか同じ会場とはなァ!!」

 

爆豪は言う

 

「恨みっこなしだぜ爆豪!あと試験終わったらポイント少なかった方がハンバーガー奢りな!!」

 

と俺は爆豪に返すと

 

「望むところだァ!!」

 

と爆豪も乗ってきた

 

お互いに曲がり角を反対に曲がる、同じところにいると、ロボットの取り合いになるからである。

 

「ピオリム!!」

 

と唱え素早さを上げる、少しでも多くロボットを倒すためだ

 

すると

 

ドコン!!

 

と横の家の壁を壊し1Pのロボットが現れる

 

「標的捕捉!!ブッ殺ス!!」

 

と言い迫ってくるロボットの頭部目掛けて、俺は『ロトの剣ver.2.0』(使用申請済み)を振りぬく。

 

バコンという音とともに頭部が破壊される

 

案外脆い構造のようで、これなら攻撃呪文なしでも大丈夫そうだ

 

そのような調子で2P、3Pロボットも次々と壊していく

 

時折、ロボットに追い詰められている受験生もいたが、そのロボットも横取りと言わんばかりに破壊する

 

しばらくロボットを破壊していくとかなりロボットの数が減ってしまっていた。

 

ロボットを探し走り回っていると、

 

Booooom!

 

と飛び回る爆豪と出会う

 

「あ!爆豪!!」

 

「アァん?ピアス野郎??」

 

と爆豪もこちらに気づいたようだ

 

「そっちにロボットいるか??こっちはもう壊しつくしたみたいでな」

 

そう俺が聞くと

 

「こっちももうほとんどいねェ!!!」

 

と爆豪は言う

 

その時だった

 

ゴオオオォォ!!

 

という音とともに地面が揺れる

 

「あ、あれは、0Pヴィランだあぁ!!」

 

と受験生の誰かが叫ぶ

 

市街地風の演習場のビルと同じほどの大きさのロボットが顔を出す、

 

逃げ惑う受験生

 

そんななかもみくちゃにされたり、けがをしたりで逃げられない受験生もいるようだ

 

全員逃がそうにもいかんせん数が多い…

 

隣の爆豪は

 

「チッ!!0Pか…」

 

と言いつつ他のロボットを探しに飛んでいきそうだ

 

俺は爆豪を呼び止める

 

「おい!爆豪!あのでかいの倒す!手伝え」

 

と言う、倒してさえしまえば、受験生を運び出さなくてもよい

 

全員救える

 

「アァん??バカなんか?あれを倒しても0だ!それなら他のヤツ探したほうがいいに決まってんだろうが!」

 

と言う爆豪に俺は挑発するように言う

 

「いいのかぁ~??ヒーロー爆豪勝己様は町にあんなデカいのが出ても倒さず、他のヴィランを探しに行っちゃうのかぁ~??」

 

すると爆豪は

 

「ンなわけねェだろうが!手伝え!!ピアス野郎!」

 

と乗ってきた、やっぱり扱いやすい奴だ

 

「ピオリム!!」

 

俺は素早さを再び上げて、巨大なロボットの反対側に回り込むため走る

 

反対側に来ると

 

「バギマ!!」

 

「バギマ!!」

 

とバギマを2回唱えかなりの高度まで上昇し、0Pロボの頭部の部分付近のビルの屋上に降り立つ。

 

反対側では爆豪も爆破により同じくらいの高さまで上がってきているようだ

 

俺と爆豪は目を合わせる

 

そして、

 

俺は『ロトの剣ver2.0』を天空に掲げる

 

爆豪は

 

boom!boom!boom!

 

と掌を爆破させながら空中で錐揉み状に回転をする

 

「ライデイン!!」

 

俺が唱えると掲げた剣に雷が落ち、剣は雷を帯びる

 

boom!boom!boom!

 

爆豪もさらに回転数を上げる

 

「いくぞ!爆豪!!」

 

俺はそう叫ぶと、屋上から0Pロボの頭部に目掛けて思いっ切り跳躍をする。

 

「アァ!」

 

爆豪もそれに応えるように、回転の勢いを維持しながら同じくロボの頭部へ突っ込む

 

「ギガ・・・

 

「ハウザー・・・

 

俺は雷を纏った剣を力の限り振り下ろす

 

爆豪は勢いと回転の力をそのまま利用し思い切り爆発を生む

 

 

 

「スラッシュ!!」

 

「インパクト!!」

 

 

雷の斬撃と凄まじい爆発の衝撃が巨大ロボに襲いかかる

 

ドコオオオォォン!!!

 

というものすごい音を立てて0Pロボの頭部はヘコみ、雷による電流が機体を駆け巡る

 

ギギギギッ!バチバチッ

 

という音と共にロボットの動きが鈍る

 

そして連鎖的に体の関節部分が爆発していき

 

 

ズウゥン!!!

 

 

という音とともに巨大ロボは地に伏した。

 

 

無事着地した俺と爆豪はその様子を見ている

 

「イエェーイ」

 

と俺は言い爆豪にグータッチを求める

 

「ケッ」

 

と言いつつも俺の拳にコツンと拳をぶつける爆豪

 

その時

 

「終了~~!!!」

 

というプレゼントマイクの声が聞こえる

 

俺たちの実技試験は終了した。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

その後…

 

無事筆記試験が終わった…おわったよ

 

正直筆記の手ごたえは微妙である、できたといえばできたし、できてないといえばできていない

 

大丈夫かこれ…

 

校舎から出ようとするとある人影を見つける

 

爆豪だ

 

「お疲れ爆豪…」

 

と俺は声をかける

 

「やっと来やがったか、ピアス野郎」

 

まるで俺を待っていたかのような口ぶりで爆豪は答える

 

「ロボット何ポイントだ??」

 

と爆豪が聞いてくる、ああ、その話か

 

「65Pだ、多分」

 

正直的確には覚えてないが大体のポイントを言う

 

俺の発言を聞くと爆豪が

 

「フッ」

 

と笑い言う

 

「新発売の激辛チーズバーガーだ、行くぞ」

 

そう言って爆豪はズンズンと歩き出す。

 

 

「……」

 

 

ああ、俺負けたのね(ちょっと悔しい)

 

 

 






今回も読んで頂きありがとうございます。

さらに、ご意見、ご感想、アドバイス等々も本当にありがとうございます。

ご参考にさせていただくので今後もよろしくお願いします。

今回気が付けば爆豪との絡みばかりになっていました。次回は轟くん復活します。

ギガスラッシュを主人公が使いました。しかし雷のパワーを借りる際『ギガデイン』はまだ覚えていないので『ライデイン』で代用しています。威力は大幅に落ちています。

お手数でなければ、誤字脱字の報告もよろしくお願いします。

ヒロイン誰が良いんでしょうか?

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  • B組の誰か
  • 複数人
  • トガちゃん
  • いらない
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