トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!? 作:Z/Xプレイヤー26
俺は今、「危険区域」に居る…不可侵大陸とは違い、結界が張られておらず、普通の人間でも入れる場所だ。
しかし、猛獣も居る場所でもある、と言っても捕獲レベルは5~10前後の猛獣ばかりだ…ヨシテルや、マサムネクラスなら簡単に進める場所だ…まあ、一般人は近寄りもしない場所だがな…
『しかし、本当に居るのかよ…「デビル大蛇」が…』
『その「デビル大蛇」とやらかは解らんが、巨大な三ツ目の大蛇を見たと言う噂は聞いた事があるからのう…』
三ツ目の大蛇…とにかく、噂程度だが見てみるのも良いかも知れないと…ここに来たんだが…
『雑魚ばっかりだな…美味い猛獣も殆んど居ないしな…』
『しかし、あやつ等を別行動にしても良かったのか?』
ノブナガが俺に訊ねる…まあ、あいつ等にはニトロの情報収集を頼まなければならないからな…
『仕方無いだろうが…ニトロを紛失したのはこの辺りなんだろう…?』
『そうじゃ、あの崖の上から落としてしまったらしいからのう』
ノブナガが俺達の正面にある崖の上を指差す…
『どちらにせよ、戦いになったら俺に任せろ…お前じゃ勝てない可能性が高いからな』
『ほう…ワシが簡単に負けるとでも…?』
ノブナガが俺に大剣を向ける
『松永に勝てなかった奴が良く言うな…ったく…この猛獣の少なさ…恐らくニトロは復活してるだろうな』
『そのニトロとやらは一体何なのじゃ?』
『ニトロってのは、恐ろしく知能が高い奴でな…文明を持つ位にな…しかも強い、そして何より…気性が荒く、生命力が高い』
実際、頭を吹き飛ばされても生きて、暴れ続けるらしいが…
『お主がそこまで言う程か…』
『まあ、出来るだけさっさと片付けたい相手だな…』
やっぱり嗅覚が欲しいな…何かを探す時は楽だろうしな…
『………何か来るな…ノブナガ、構えておけ…』
『フン…ワシに命令するな!!』
そう言って、大剣を構えるノブナガ…構えるんだな…
『さてと…何が来るか…今までの猛獣よりは強い気配だが…』
そんな事を考えていると、木を薙ぎ倒しながらデビル大蛇が出てくる…
『おかしいだろ…』
『確かに…とんでもない化け物じゃな…おかしいくらいじゃな…』
違う…こいつは…
『何でこんな昼間から洞窟の外に居るんだよ!?それにこいつ…逃げてんのか!?』
違和感を感じ取った瞬間…デビル大蛇の首が吹き飛んだ…
『なんじゃ!?一体何なのじゃ!?遊佐!!お主何かしたか!?
『いや…どうやら大当たりを引いたみたいだな…』
デビル大蛇の首が飛んでいった方に目をやると、「そいつ」は一瞬でデビル大蛇の頭を平らげた…毒に高い免疫力がある証拠だ…
『あれが…ニトロだ…ノブナガ、下がっていろ…』
『フン!!あの程度の奴…このワシが…』
『下がれ…二度も言わせるな…』
『………分かった』
ノブナガは後ろに下がった…安心は出来ないが…まだマシだろう…
ニトロが俺を睨む…新しい獲物を見付けたと言わんばかりに、不気味な笑みを浮かべて。
『さて、今の俺で勝てるかな…?』
アルティメットルーティーンも習得していないし、ゼブラの様な協力者も居ないしな…ノブナガは戦力にはならんし…
『とりあえず、一気に終わらせないと不利だな…』
『グガガガァ!!』
マジかよ!!一瞬で距離を…!!チッ…
『フォークシールド!!』
俺の腹部を手刀で突き刺そうとするニトロの攻撃をフォークシールドで防ぐ…間一髪だ…
『50連釘パンチ!!』
『ガッ…』
俺はフォークシールドの衝撃で体勢が崩れたニトロに釘パンチを撃ち込む…しかし…
『後ろに瞬時に後退してダメージを減らしたか…やっぱりトリコの技って速度に欠けるんだよな…』
『ギギ…』
しかし釘パンチを初っぱなから見せたのは失敗だったか…今ので恐らく…
『グギャア!!』
『30連フォークシールド!!』
ニトロのパンチを30連フォークシールドで正面から防ぐ…フォークシールドが何枚も連続して壊れてゆく…正にそれは…
『相変わらず凄まじい学習能力だな!!見ただけで50連の半分の25連まで釘パンチを放つとは!!』
そして今ので…フォークシールドも覚えられたな…まるで三虎だな…いや、三虎は完全に技を真似るんだったか…?いや、今はどうでも良いか!!
『レッグナイフ!!』
ほぼゼロ距離でニトロにレッグナイフを放つが、紙一重でかわされ、腹部に釘パンチを喰らってしまう…
『ゴハッ…!!うわ~…超いてえ…』
『ガガガ…』
コノヤロウ…笑ってやがるな…しかしこいつは捕獲レベルは幾つくらいだ?明らかにグルメピラミッドのニトロよりは強いだろう…甘く見積もって150~200くらいと見るのが妥当か…
『なら…これだけの量のフォーク…避けられるか…?』
俺は1000近くのフォークを作り出し、ニトロに向かって一斉に放った…
『ググガ…』
ニトロはフォークシールドを使うが、圧倒的な数の前にシールドは破壊される…
『グギャ!!グギャ!!』
シールドは破壊されたが驚異的な運動能力で殆んどのフォークを避けるが…
『ガギ!?』
『これで動きは封じたな…』
残ったフォークがニトロの足に突き刺さり、ニトロの動きを封じた…そして、ニトロに先ほど放ったレッグナイフが後ろから飛んできた…
『ガア…ッ』
『レッグブーメラン…やっぱり実戦では動きを止めて喰らわすか、陽動程度にしか使えんな…』
レッグブーメランがニトロに直撃するが、ニトロはまだ動けていた…
『流石の生命力だな…』
『グギャ!!グギャギャア!!』
俺に向かって最期の抵抗と言わんばかりに、釘パンチを放つニトロ。
『なら俺は全力でお前を倒そう…お前達は知能が高い…お前らの戦いはある意味誇りある物だ…俺もお前達に敬意を表し…今、出来る最高の技を…』
『ガ…?』
ニトロにはイメージが伝わって居た…これから自分がどうなるのかが…
『100連…ツインネイルガン!!』
俺はこいつを倒すイメージを持って…ネイルガンを放った…
『少しだけだが…出来たかな…アルティメットルーティーン?』
ニトロの身体がネイルガンによって跡形も無く消し飛んだ…
『ふぅ…疲れた…デビル大蛇の肉がまだ少し残っているな…持って帰って食うか…ノブナガ、行くぞ…』
『とんでもない奴じゃな…ワシの天下取りは楽な物ではないのう…』
全く…何をいってんだか…
『さっさと戻るぞ!!腹が減ったからな…』
それにしても、さっきのニトロ…ここの栄養価の低い猛獣で、あれだけの強さか…もっと栄養価の高い食べ物を食べて強くなっているとしたら…寒気がするな…
『まあ、やれるだけやるか…それよりも早く帰ってデビル大蛇の肉を食うか!!』
今回のニトロは雑魚ですよ~…因みに捕獲レベルは160程度です…