トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!? 作:Z/Xプレイヤー26
俺は白い空間に居た…確か、転生の空間だったかな?
『5日ぶりね!!元気してた?』
『してたけどよ…何の用事だ?』
いきなり呼ばれるとは予想外だったからな…
『いえ、ちょっとね?進んでしまっているトリコの原作を読んで貰おうかと…』
『今更どうしてだ?』
『簡単な話がね?原作の知識が無いと、発動しにくい技が多くてね?特典をあげた身としては、最後まできっちりとしないとな~って思ったりして』
きっちり…ね…
『あら?不満そうね…?』
『きっちりって言うなら、トリコの嗅覚付けてくれ…』
あれ?女神が驚いている?何故だ?
『嗅覚…付けた筈よ?』
『は?至って一般人な嗅覚なんだが…?』
考える素振りの女神…
『可能性があるのは…あの小娘の仕業ね…人間の分際で…元々、卑弥呼ちゃんも悪いのよね!!』
『何を言っているんだ…?人間の分際でとか…悪役の台詞だぞ…』
『ごめんなさい…嗅覚は、条件を満たさないと手に入らないみたいね…』
条件?なんだそれ…神の力を凌ぐ人間でも居るのか…?
『その条件はね?』
『何だ?』
『とある呪術士を倒して欲しいの…』
呪術士って何だよ…すげえ嫌な響きだよ…
『呪術士って…呪いとかだよな…?』
『そうよ…』
『そんなのが、神の影響を受けた転生者に、何かしら妨害みたいな事が出来るのか?』
俯く女神…
『実は、その呪術士の力の根源は、卑弥呼なのよ…』
卑弥呼って言ったら、あの女王の卑弥呼か?だが…
『いくら歴史で名を残す程の人物でも、不可能じゃねえか?』
首を横に振る女神
『彼女は次元が違うのよ…神に…世界の祖である創造神に愛された人間だから…』
『…………理解できないな…何を言っているんだ?戦国乙女って、よく知らないが、アニメとかじゃねえのか?』
頷く女神
『そうなんだけど…色々と事情があるのよ…ごめんなさい…』
『………………てかさ…勝てるのかよ…いくらトリコの力を持っていても、その存在がチートみたいな呪術士に…』
難しい表情をする女神
『大丈夫の筈よ…その呪術士は、謂わば卑弥呼の闇の力の部分よ…卑弥呼の善の力を持った者が、そっちの世界に居るから、その人物と共闘すれば必ず勝てる筈よ!!』
なら良いが…さて…原作を読むんだったか…
『そうそう!!原作をここで読んでね!!』
『ここでかよ!!』
トリコのコミックスが現れる…
『仕方ないな…先ずは食林寺を目指すところからか…』
悠哉がコミックスを手に取る…
『成る程…恵方巻…………具材集め………』
『真剣に読んでるわね…』
好きだからしょうがないだろ…
『成る程…感謝の気持ちで技のパフォーマンスを上げるのか…更に無駄な動きを無くして…』
それで食没か…成る程…便利だな…
『食義をマスターして、50連まで撃てるように…スタージュンも強いな…』
2時間後…
『アルティメット…ルーティーン…』
『もうそこまで読んだの!?早くない!?』
『そうか?でも、確かに食義や、食没なんかは知らないと分からんな…ネイルガンの発想とかもな…』
正直、腕の負担とかが半端じゃ無さそうだからな…
『今、ここで練習してみる?』
そう女神が言うと、巨大な山が現れる
『トリコがネイルガンで砕いた山と同じ山を持ってきました!!』
『おいおい…マジかよ…ま、やってみるかな…』
悠哉が拳を握りしめ、山に向かって集中する…
『ハアアァァァァ…!!』
腕に力が集まっているのが見てとれる…
『50連!!ネイルガン!!』
山に向かって力が込められた腕を振り抜くと山が、跡形もなく砕けた…
『確かにすげえ威力だが…腕がヤバイな…連発するなら、30連くらいで抑えないと無理だな…トリコの力を持っていても、トリコ並みに頑丈って訳じゃないからな…』
『凄いわね…グルメ細胞が有るにしても、これは普通の人間だった貴方には相当辛いわよね…』
笑う悠哉…
『だが…使いこなせれば…大丈夫だろ?後は、アルティメットルーティーンか…あれはゆっくりやるしかないな…思い込みの力か…難しいだろうしな…』
『そうね…そろそろ時間が来たみたいだし…またね~』
『ああ…また来るだろうな…宜しく頼む…』
そう言って、悠哉は目が覚めた…
『おはようございます…』
『何をしてるんだ…?お前は…』
悠哉の目の前にはヨシテルが居た…そう…所謂土下座スタイルで…
『将軍が土下座って…携帯があったら写メ撮ってたな…で?何で土下座してんだよ?しかもこの宿にどうやって入った?』
『それは言えません…あと、土下座の理由ですが…全然思い付かないんです…美味しい物が…』
笑うしかないな…食べ物が原因で土下座する将軍か…逆に、真面目過ぎるんだよな…肩の力を抜けよ…
『まあ、ゆっくり考えろ…納得いったら、出してくれば良いからな…?どのみち、マサムネの修行はしないとならねえから、マサムネが力を貸すなら、お前に付いていく事になるしな…』
『そうなのですか?………所で、遊佐殿と伊達殿は、どういった関係なのですか?』
マサムネと俺の関係…か…
『簡単に言えば、俺が修行を見てやって、その代わりに、料理を作って貰う…だな』
『修行の見返りに料理を…ですか?変わってますね…』
まず、自分が人に戦いを教えるとは思って居なかったがな!!
『普通が分からんがな…師弟関係とかよく知らんし…』
『私も…修行を見て貰っても…良いですか…?』
『お前の修行を?何でだよ…』
大体予想はつくがな…
『私は…強くなって、民を守りたいのです!!』
『…………………予想通りすぎてつまらん…』
『酷いですね…人の決意を…』
あ、拗ねた…拗ねる将軍…シュールだな…
『まあ、良いぞ?修行…見てやるよ』
『本当ですか!?』
試したい事もあるしな…それに、将軍との良好な関係は重要だろう…呪術士を探す時に楽になるかもしれん…
『条件が…あるんでしょうか?』
『そうだな…じゃあ、今は良いが…人探しをいずれ手伝って貰うか…』
『人探し…ですか?まさか、想い人ですか?』
女ってそう言う話題が好きなのか…?
『いや…性別すら分からんな…』
卑弥呼の闇の力の部分って言うなら、女かも知れんが…
『そうですか…分かりました!!時が来たら、ご協力させてもらいます!!』
『さて…マサムネが外にいるはずだ…行くか…』
外で双剣を振るっているマサムネに声を掛ける
『マサムネ、今日から修行を本格的に始めるぞ…』
『……………………』
『どうした?マサムネ?』
何で地味にジト目なんだよ…めっちゃ睨まれてるよ…ヨシテルも睨まれてるし…
『……………昨夜は…お楽しみだったか?』
『は?』
『昨日の夜中から、ヨシテル殿の気配が悠哉の部屋からしていたが?』
昨日の夜中から?まさか…
『お前は…何時から俺の部屋に居た…?』
『貴方が寝入ってからです…』
『気配がしなかったが?』
『監視は側近にさせていましたから…腕はたちますよ?』
なんだよ、何で部下が優秀なんだよ…それよりも…
『怖ぇよ!!朝起きたら、土下座してんだぞ!!実際は不法侵入の土下座か!?』
『悠哉…本当に…何も無かったんだな…?』
『当たり前だ…』
『なら良いが…修行を本格的にするのか?何をするんだ?』
急に本題に戻ったな…
『簡単だ…ヨシテルと戦って貰う…』
『何!?何故だ!?』
『私も初耳ですが…何故ですか?』
『二人の実力が知りたいからな…修行の内容を決めるのはそれからだ…』
『分かった…ならば、全力で行かせていただくぞ!!ヨシテル殿!!』
マサムネが双剣を構える
『此方も…本気で行きます!!』
ヨシテルも刀を抜く…
『さて…それじゃあ…始めるぞ…始め!!』
悠哉の号令で二人が激突する…勝負の行方はいかに…
悠哉はネイルガンを覚えた!!