トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!? 作:Z/Xプレイヤー26
『始め!!』
悠哉の号令で二人が激突する…お互いに武器が近接武器のため、すぐに激しい打ち合いとなった…
やっぱりヨシテルの方が地力は上だな…マサムネみたいな双剣を使う奴が少ないから、今は攻めきれて無いが…時間が経てばマサムネが負ける…逆に短期決戦なら、マサムネに分がある…さて、どうなるか…
『くっ…やはり将軍…強い!!』
『貴女も中々お強いですよ…その流れるような剣捌き…素晴らしいです!!』
やっぱヨシテルの方が余裕があるか…
『確かにヨシテル殿の方が強いと見える…だが、我も簡単にはやられはしない!!喰らえ!!双竜連斬!!』
マサムネの双剣から竜のオーラのような物が現れる…
『成る程…それが貴女の奥義ですか…なら、私も全力で行きます!!天剣一刀雲切り!!』
ヨシテルが刀を思いっきり抜刀する…マサムネの技に比べて迫力は無いが…
『すげえな…無駄な動きが一切無い…だからこそ威力は…絶大だ…』
悠哉の言葉通り、マサムネの双竜連斬はヨシテルの刀に粉砕された…それを見たマサムネは、屈辱に思うよりも…
『何と…美しい剣技か…』
ただ感動していた…
『ヨシテル!!お前の勝ちだな…』
『そうだな…言い訳出来ぬ程に…完敗であった…流石は将軍…強い…』
首を横に振るヨシテル
『いいえ…私は弱いです…だからこそ…遊佐殿にご教授願いたいのです!!』
ヨシテルは悠哉に頭を下げた…
『お前って将軍なのに、腰が低いよな…将軍だったらそんなにホイホイ頭を下げるなよ…』
『ですが…』
まあ、これだけ誠意があるから国民に好かれるのかね…
『さて、修行だが…ヨシテルはまずは、普通に筋力を多少鍛えろ…じゃねえと体が持たんぞ…』
『筋力を…ですか?』
意外そうな顔をしてるな…
『正直、俺は剣技は余り得意じゃねえからな…ナイフとフォークや、釘パンチを使っちゃいるが、近接戦闘でも、刀とはかなり違うからな…』
不思議そうな表情をするヨシテルとマサムネ
『悠哉…ナイフとフォーク、釘パンチとは何だ?』
『聞いた事がありません…』
そう言えば話して無かったんだな…てか、此方でまだまともに戦闘してなかったか…
『説明が面倒だが、簡単に言えば、俺の腕が刃物みたいに、相手を切り裂けるようになるのがナイフ…で、フォークが相手を槍のように突き刺せるようになるんだよ…釘パンチは…そうだな…ほぼ同じ場所に何発も打撃を加えられるのが釘パンチだな…』
いまいちピンと来てないみたいだな…よし…
『あの岩に釘パンチをする…見てろよ?』
『あの岩にですか!?かなり大きいですが…』
『確かに…悠哉…大丈夫なのか?』
悠哉は無言で岩の前に立つ…そして岩に向かって右腕を振り抜いた…
『5連!!釘パンチ!!』
悠哉が岩に釘パンチをすると、岩がぶっ飛び、4回跳ねながら、5回目の衝撃で砕け散った…
『あ~…トリコだったら、3連釘パンチくらいで壊せてたかもな…まあ、良いか…見てたか?これが釘パンチだ…同じ場所に衝撃を与えて内部から破壊する技…だったかな…?』
ヨシテルとマサムネは釘パンチを見て、絶句していた…
『あの岩をあんなに簡単に破壊するとは…双竜連斬並みの威力だ…』
『あの…』
『何だ?ヨシテル』
『さっきの5連とは、何の事でしょうか…?』
こいつ…一回見ただけで、それに気付くか…観察力は人一倍か…
『さっきのは、5連…つまり、一瞬で同じ場所に5発打撃を加えたんだ』
『5発が最大なのですか?』
『いや、最大は現時点では50連だな…』
私の想像よりも二倍以上の数を行っていた…遊佐殿…貴方は何処まで…
『先程の十倍ですか…山でも砕けそうですね…』
『ヨシテル殿…いくらなんでもそれは無いのでは…』
『実際砕けたぞ…山』
まあ、釘パンチじゃなくてネイルガンだけどな…また話すとめんどいから話さんが…
『悠哉…一人で天下を獲れるのでは…?』
『俺は天下に興味は無いからな…?』
天下に興味は無い…それほどの力が有りながら…遊佐殿は何故…何を目的に生きているのか…
『んで、次にマサムネだが…まずは、座禅だな…それを一週間続けて貰う…』
おおう!?すげえ不満そう…
『何故だ…?我は剣の修行を…』
『嫌なら辞めて良いぞ?自力で強くなれ…俺は構わんからな…?』
『…………分かった、座禅だな…』
めっちゃ不満そうだが…仕方無いだろ…
『さてと…ヨシテル…一つ気になった事が有るんだが…』
『何ですか?』
俺が気になったのは…
『その刀は…何を素材に作られている?』
マサムネの双剣もだが…何かが普通と違う気がするんだよな…
『鬼丸国綱ですか?』
『そうだ…普通と違う気配がするが…』
『聞いた話では、竜王…つまり、竜の牙を使っているらしいですよ?嘘か真か知りませんが…その竜王の名前は…確か…デロ…何でしたかね…?』
竜王…つまり…
『竜王デロウスか…?だとしたら…』
『確かその様な名前でした!!知っているのですか!?』
竜王デロウス…確か小松の包丁の素材だったな…一振りするだけで山をも切り裂く…何故この世界にデロウスの牙が?そしてどうやって加工したんだ…?
『竜王デロウスは、その昔に、牙一つで世界の覇者になったと言われた竜らしいが…詳しくは分からん…』
『世界の覇者…鬼丸国綱がそんな牙を…』
『悠哉…何故そのような事を知っている?我は…少なくとも、竜王等は知らないが?』
まずいな…誤魔化すか…
『………まあ、伝説みたいな物だからな…地方によっては知られてないだろう…』
どうだ…?
『そうだな…しかし、それほどの牙とぶつけて無事な我が双剣も…何かしら特殊な物でも使っているのか?』
『お前は何も知らないのか?』
ヨシテルの刀は、素材を覚えていたが…双剣の素材によっては…
『残念だが…詳しくは知らぬ…』
『そうか…ヨシテルは、その刀は何処で手に入れた?』
鬼丸国綱を見つめるヨシテル
『この刀は…代々受け継がれている銘刀です…大昔に刀鍛冶が献上したと言われています…その刀鍛冶は姿をすぐに消したそうですが…』
『そうか…分かった、だが、その刀の扱いには気を付けろよ…今はまだ、本来の力では無いみたいだからな…』
『そこまでの力がこの鬼丸国綱に…?確かに銘刀とは言われてますが…』
山をも切り裂く刀って言ったら信じるか…?いや、やめておくか…
『まあ、分からねえ事を話しても仕方ねえ…修行を始めるぞ…』
『承知した!!』
『宜しくお願いします!!』
こうしてヨシテルとマサムネの修行が始まった…
デロウスって療水の場所にいるんだよね…