トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!?   作:Z/Xプレイヤー26

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六話~刃頭雨流との交戦、そして不可侵大陸

修行を始めて三日…三人は、京から尾張に向かって移動していた…

 

『尾張の織田ノブナガね…味方に出来るのかよ…ヨシテル?』

 

『そうですね…恐らくは、確率は半分といったところでしょう…』

 

『そんなに協調性が無いのですか…?ヨシテル殿…』

 

噂ってか、歴史通りなら一筋縄では行かねえだろうな…だが、珍しい物が好きなら、やりようはあるか…

 

『遊佐殿…しかしこれは一体…?かなり重いのですが…』

 

ヨシテルは悠哉に苦言を呈した…ヨシテルの両腕と、両足には、錘が付いているからだ…

 

『筋力を多少鍛えろって言っただろ…?』

 

『多少の重さでは無いのですが…』

 

まあ、この山道で錘が各20㎏はしんどいだろうが、それくらいはやってもらわなければ意味がねえ…

 

『ま、頑張れ…その馬に乗らないだけ、ましだからな…因みに俺は今、お前の5倍の錘を付けているからな…?』

 

『そんなにですか!?』

 

『大丈夫だ…お前も直ぐに慣れるさ…』

 

また殺気だよ…ヨシテルにお前って言うと殺気が飛んでくるな…ま、ヨシテルもマサムネもスルーしてるから、俺も無視してるが…

 

『すみません…遊佐殿…私の部下が…』

 

『別に気にすんな…実害が有るわけでもねえし…』

 

『しかし悠哉…このままでは尾張までかなり時間がかかってしまうぞ…』

 

仕方無いだろ…とりあえず、修行しならが移動するんだからな…にしても、マサムネまだ不満そうだな…ん?何かが…来るな…

 

『遊佐殿!!』

 

『悠哉!!』

 

『分かってるよ…とりあえず、構えろよ…!!』

 

構えたのは良かったが…想像よりも厄介そうな奴が出てきたな…

 

悠哉達の目の前に現れたのは、三つ首の禍々しい姿をした化物だった…

 

『あれは…刃頭雨流!!』

 

『あ?バズーカ?』

 

『刃頭雨流…(バズール)です!』

 

『何と禍々しい…ヨシテル殿…この妖怪を知っているのか!?』

 

バズールって…随分と戦国ぽく無い名前だな…

 

『奴は魔獣・刃頭雨流…松永の使役する怪物です!その力は絶大で…町を一つ滅ぼす程です!!』

 

『ヨシテル様!!ここは一旦離れた方が良いのでは!?』

 

眼鏡の忍者か…こいつが俺に殺気をぶつけてきたやつか…

 

『ですがミツヒデ!!ここで我々が刃頭雨流を止めなくては…近隣の村が襲われます!!』

 

確かにな…さて…どうするか…

 

『悠哉!!戦うぞ!!』

 

『行きましょう!!』

 

ったく…

 

『断る…』

 

『悠哉!?』

 

『な、何故ですか!?』

 

『貴様!!ヨシテル様の御命令だぞ!!』

 

こいつら…

 

『俺はあくまで修行を見てやるだけだ…お前らの助けをするとは言ってねえ…それに、この魔獣は松永の魔獣なんだろ?本来なら、ヨシテルとヨシテルの部下の眼鏡忍者だけで戦うべきだろ…?違うか?』

 

『貴様!!ヨシテル様は民の事を考えて…』

 

『黙れよ…野生の戦いに情は関係ねえ…ほら…来るぞ?』

 

刃頭雨流の額からヨシテル達に向けて光線が放たれる…

 

『くっ…見損なったぞ悠哉!!罪の無い人々を巻き込むような奴は許さないのでは無かったのか!?』

 

『その刃頭雨流ってのが、人間だったら戦ってやったが、そいつは獣だろうが…獣には、知能があっても理性は無い…結局は、どんなに躾られても、本能で戦っている…』

 

『貴様…何が言いたい!?』

 

『私は…遊佐殿の言うことは何となく分かります…ですが…』

 

ヨシテルは分かっているか…なら…

 

『別に俺も、むざむざ殺されろとは言ってねえ…喰われたくなければ全力で戦って勝てよ…それが弱肉強食…野生の戦いだ…』

 

全力で戦って勝つ…それが野生の戦い…ならばこの足利ヨシテル全力で勝つのみ!

 

『天剣一刀雲切り!!』

 

ほう…中々いい斬撃だ…本気で狩るつもりらしい…そうだ!!それで良い!!ヨシテルには、野生が足りない…勝ちに拘る事がねえからな…民さえ助かればそれで良いなんて考えだけでは…生きていけないからな…

 

ヨシテルの渾身の一撃を喰らい、刃頭雨流が怯む…その隙にミツヒデとマサムネが追撃をかける

 

『喰らえ!!双竜連斬!!』

 

『朱雀剛爆砕!!』

 

二人の奥義を受けて、刃頭雨流は倒れた…

 

『勝ったのですか…?』

 

『みてーだな…おつかれさん…中々いい感じだったぜ』

 

『貴様…今更何をぬけぬけと!!』

 

何でこいつは俺に突っ掛かって来るんだよ…

 

『止めなさい…ミツヒデ…』

 

『はっ…申し訳ありません…』

 

ミツヒデねえ…あの明智ミツヒデだったら、天下の逆賊か…おもしれえ…!!

 

『悠哉!!何故戦わなかった!!』

 

『分かってねえなら、修行を中止して、頭を冷やせ…お前は冷静に見えて、案外熱い奴だからな…周りをよく見て、客観的に行動しろ…ヨシテルが刃頭雨流を攻撃する前から、かなりの隙が刃頭雨流には有った筈だ…』

 

『くっ…』

 

苦虫を潰したような表情をするマサムネ…

 

『別にお前が弱い訳じゃねえ…だが、お前はまだ力が上がる…だからこそ、冷静になれよ…民も大事だが、刃頭雨流は獣でしかない…例え作られた命であってもだ…』

 

『作られた命…!?どう言う事でしょうか…?』

 

何でそんなに驚いてるんだよ…普通に三つ首の魔獣とか、野生で居ないだろ…

 

『明らかに野生であんなの居ないだろ…?』

 

『不可侵大陸から来た魔獣との噂がありましたが…』

 

不可侵大陸?まさかグルメ界みたいな所か?

 

『不可侵大陸って何だよ?』

 

全員が驚いた顔をしてるな…また質問をミスったみたいだな…

 

『貴様…ヨシテル様、やはりこの様な男にヨシテル様の修行を見せるなど…私には耐えられません!!どうかお考え直しを!!』

 

『悠哉…』

 

『遊佐殿…本当に知らないのですか…?』

 

うわー…全員から可哀想な物を見るような目で見られてる…さっきまで半ギレ状態だったマサムネにまで…そんなに知られているのか…

 

『仕方がありません…説明します…不可侵大陸とは、未だに人間が把握出来ていない大陸があります…その大陸に、入った者は数え切れない程に居ました…しかし…帰って来た者は居ません…』

 

おいおい…マジでグルメ界その物だな…

 

『しかし…運良く帰還出来た人間が居たのです…』

 

もう既に察したんだが…

 

『帰って来た人間は、不可侵大陸を…地獄だと言いました…恐ろしい魔獣が数え切れない程におり、その大地は呪われ…とても人間が住める環境では無かったと…今まで、帰って来た者が居なかったのが、余りにもその大陸が素晴らしく、戻る必要が無かったとされており、理想郷とも思われていた、不可侵大陸は恐怖の象徴とされているのです…』

 

結論…グルメ界だな…完全に…

 

『ですので、不可侵大陸は危険な場所とされ、近接される土地は、立ち入りが禁止され、その情報は全国に広まったのですが…ご存知ありませんか…?』

 

『成る程…じゃあ、ここから一番近い不可侵大陸の入口は何処だ?』

 

『遊佐殿!?まさか不可侵大陸に入るつもりですか!?』

 

うわー…全員マジで焦ってるな…

 

『入らねえよ…ただ、何処の近くが危険か知りたいんだよ…』

 

確か戦国時代って外国とかの交易とかすら、余り出来てない筈だよな…なのに、隣接する場所にグルメ界…どうなっているんだ…この世界は…

 

『ここから近いのは、尾張の地獄門と言われる場所ですね…』

 

『尾張なのかよ!!大丈夫なのかよ!?猛獣とか、グルメ…いや、不可侵大陸から入ってこないのかよ!?』

 

『大丈夫です…何故か…この国は、巨大な結界に守られていますから…古の時代かららしいですが…』

 

女神が言ってた、卑弥呼の仕業か…?

 

『悠哉…本当に何も知らないのか…大丈夫か?』

 

『やはり貴様はただの馬鹿の様だな…ヨシテル様に近寄るな…下衆が…』

 

ひでえ言われようだな…

 

『さあ…刃頭雨流を倒しましたし…尾張に急ぎましょう!!』

 

ヨシテルがそう言った直後に、倒した筈の刃頭雨流が消えたのだ…

 

『何故…刃頭雨流が消えたのだ…?』

 

今のは…まさか!?

 

『眼鏡忍者…その疑問は簡単だ…松永の元に戻ったんだろうよ…そして、刃頭雨流を作ったのは…呪術士だ…』

 

『呪術士…ですか…?何故そう思うのですか?』

 

『術式みたいな物が見えなかったか?』

 

げっ…全員首を傾げている…見えて無かったのか…

 

『貴様は呪術に詳しいのか…?』

 

『いや…そこまでは…』

 

『ならば適当な事を言うな!!』

 

マジでキレてるな…どうするか…

 

『呪術ですか…あり得ない話ではありませんよ…ミツヒデ』

 

『確かにな…悠哉の力も不思議だが…呪術では無いのか?』

 

『自分の体を呪術で強化とか…怖すぎるからやらねえよ…出来ねえしな…』

 

まあ、あくまで予想だしな…

 

『居なくなった刃頭雨流は、いずれ探さなくてはなりません…しかし、先に尾張を目指すのが先決…行きましょう!!』

 

『はっ…ヨシテル様の御命令とあらば!!』

 

『悠哉…行くぞ…』

 

『まだ拗ねてるのかよ…』

 

『いや、もう気にしていない…言われた事は…間違っていないからな…私も精進しなくては…』

 

マサムネも物分かりは良いんだけどな…人の事になると、熱くなるんだよな…

 

そんな事を考えながら進む四人を背後から見ている物が居た…

 

『我の作った刃頭雨流を、ああも簡単に倒すとは…中々強い…やはり刃頭雨流を強化すべきか…ククク…滅ぼしてやるぞ!!戦国の乙女達よ!!』




グルメ界的な物が登場しました!!
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