なんで私が愛玩系ビーストに?!   作:随喜自在第三外法快楽天

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短いですが繋ぎなのでご了承ください


ある要請

 私がキアラ先生の食生活、あと洗濯とか掃除などの家事諸々、要はシャーレの衣食住の支配に成功してから何日かしての話です。

 どうやら彼女のキヴォトスでの評判は上々な模様で、ちらほらと各地からの依頼が入ってきているようでした。私はちゃんとした意味での家事手伝いとして仕事中のキアラ先生を観察していたりしたのですが、仮にもとあるカルト宗教の宗主を務め「聖人」とも称えられたような女、表向きのキアラ先生しか知らない生徒達はすぐに彼女の事を信じてしまっているようです。いくら彼女が「遍くを救う」と断言し、それを為す能力があっても結局は殺生院キアラ。どっかでやらかすんじゃないかと心配にもなりますし「こんなやつ信用しないほうが良いですよ」ともなりますが、良く考えたらカーマの身体という耐性があっての私がなんとか耐えられているというレベル。肉体が頑丈とは言え洗脳耐性とかがあるわけじゃない生徒達にはキアラ先生の持つ、知性体特攻のカリスマみたいなのがぶっ刺さってる、みたいなことなんでしょう。一応責任逃れの「知らんけど」を付け足しておきますが。

 閑話休題、本題はこれからです。シャーレに一件の手紙が届きました。チラシなどでポストを溜めがちなキアラ先生に代わって私が取りに行ったその中に、混じっていたのです。差出人は「アビドス高等学校 奥空アヤネ」となっていました。アビドスの眼鏡の子だったと思います。なんだかいかにも重要そうな手紙に「アビドス」という名前。これは時期的にも間違いない、とそれを持って私は仕事中のキアラ先生の下へ急ぎました。

 

「キアラ先生、これ。多分急ぎだと思うんですけど」

「手紙ですか。このご時世に律儀な方もいたものですね」

 

 そう言って彼女が封筒を開くと、中には何枚かの便箋が入っていました。そこそこ長かったので簡潔にまとめると「学校がヤバい集団に狙われてて、なんとか持ち堪えてるけどそろそろ限界。なのでシャーレの先生に助けてほしい」とみたいな感じ。少し調べてみると、かつてはキヴォトス最大の学校だったけれど度重なる異常気象で廃れた、みたいな情報が出てきました。そういえば、そんな話ブルアカのメインストーリーで見た気がします。

 

「それで、どうしますか?行きます?アビドス」

「ええ、当然です。困っている生徒がいるならば救い導く、それが「先生」というものでしょう?」

「正しいこと言ってるとは思うんですが……なーんか胡散臭いんですよねぇ。ま、良いですけど。それでいつ行きます?」

「善は急げ、です。準備が出来次第参りましょう」

 

 仕事を切り上げて出張の準備を始めるキアラ先生。私もそれに従って自室で準備を整えました。セーラー服、スパッツ、シャーレ所属を示す腕章、弓矢、何故か買い物してたら福引で引き当ててしまったローラースケート。ローラースケートはミレニアムサイエンススクール製の試作品だそうで、なんでそんなものを福引の賞品に、と思いましたが思ったよりも履き心地が良かったため普通に使ってます。ちなみに売りは悪路の走破性だそうです。そんな感じのセーラー服とサンモーハナといった感じの装備を整えれば準備完了。先にエレベーターで下まで降りているキアラ先生の後を追いかけて、私はシャーレを出発しました。




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