暗黒錬金術師伝説7 暗黒!フィリスのアトリエ   作:dwwyakata@2024

12 / 150
1、同年代の女の子

まる二日ほど歩くと、分岐路に出た。東西南北に進める。ちなみに西から来たので、其方に行く選択肢は無い。

 

お姉ちゃんは流石に詳しくて、色々教えてくれるが。南に行く事は勧めない、という事も言われた。

 

また、この辺りに。

 

ネームドが出ると言う。

 

「あのアトリエも、この辺りに建てる事は勧めないわ」

 

「そんなにおっかないの?」

 

「グリフォンよ」

 

「!」

 

聞いた事がある。

 

何種類か存在しているが、巨大な鳥のような姿をしている猛獣。その実力は猛獣の中でも高い部類に入り、歴戦の傭兵や魔族でも不覚を取ることがあるという。

 

鳥の姿をしている猛獣と言えば、いわゆるアードラが有名だけれど。

 

グリフォンは文字通り格が違う存在だ。

 

ただし、その代わり数が少ないし。

 

アードラはアードラで、ネームドになると凄まじい巨体を誇り、凶悪な魔術を使い、生半可なグリフォンなど歯牙にも掛けない実力を手にすることがあるそうだ。

 

グリフォンはこの地域には特に多いらしく。

 

ネームドに成長する個体も珍しくないらしい。

 

そんなのと今出くわしたらと思うと、背筋が凍るけれど。

 

ともかく、広い縄張りをもっているそうで。

 

余程運が悪くなければ遭遇する事はないという。

 

だが、そのグリフォンは。

 

意外な形で遭遇する事になった。

 

まず北に向かう。

 

鉱石の大鉱脈がある、と言う事だからだ。

 

みると、確かに虹色に輝く巨大な鉱石の結晶体がある。複数が岩から生えるようにして存在していて。

 

砕いて持っていった痕が彼方此方に残っていた。

 

フィリスも声を聞きながら、撫でつつ、柔らかい場所を確認。愛用のつるはしを振るって、砕く。

 

その結果、ソフィー先生にもらった「素材集」に記載があった。

 

ピンク色の鉱石がぼろぼろと出てきた。

 

ソウルストンというらしい。

 

何でも話によると、魂が石になった、という説があるらしいのだけれど。

 

わたしには、そんな恐ろしいものには思えなかった。

 

むしろ、良質な鉱石がたくさん手に入り。

 

ホクホク顔でアトリエに運んでいる最中。

 

お姉ちゃんが厳しい顔をして、近くを睨んでいるのに気付く。

 

「出来るだけ急いで鉱石を回収して」

 

「う、うん、わかった」

 

「声も落として」

 

頷く。

 

そういえば。

 

変な臭いがする。

 

鉱石をあわてて必要な分だけ回収すると、お姉ちゃんに頷く。そうすると、お姉ちゃんはわたしを手招きして。岩陰に誘った。既にアトリエは畳んでいる。

 

言われたまま移動して、ついていく。

 

そして、程なく。

 

それを見る事になった。

 

こんもりとした巨大な塊。

 

死体だ。

 

小山ほどもある。

 

体には鋭い切り傷が多数。魔術や爆弾によってつけられたと思われる傷も散見された。

 

間違いない。

 

殺されたのだ。

 

だがなんだろうこの塊。

 

異臭が酷くて、よく分からないけれど。翼のようなものが確認できる。腕らしきものは切りおとされていて、一本しか残っていなかった。それもズタズタに切り裂かれて腐敗している。

 

小さな獣が、嬉しそうにその死骸にがっついていた。

 

「ああいう死体を漁る獣をスカベンジャーというの。 色々な種類がいて、食べる場所も違うのよ」

 

「う、うん」

 

「ああいう小さいのは、柔らかい肉を食べるのだけれど……妙ね。 あんなに形が残っているのに、大型のスカベンジャーが見当たらないわ」

 

「?」

 

お姉ちゃんは、此方を見ずに説明してくれる。

 

スカベンジャーと言っても、必ずしも弱いわけではない。

 

むしろ大きな体を持っていて、その図体で競合相手を追い払い、獲物を奪うことがあるそうだ。

 

まずそういった、強いスカベンジャーが、腐りかけの美味しい肉を独占する。

 

その後、ああいった小さいスカベンジャーが現れて、残った柔らかい肉を食べていくのだけれど。

 

その過程で虫も沸いて。

 

死体をどろどろに溶かし。

 

全て平らげていく。

 

最後に鳥が来る。

 

骨喰いと呼ばれる鳥たちで。

 

人間には基本的に害を為さない。

 

彼らは残った骨を割り、骨髄を食べ。そして骨自体も、何度も砕いて食べてしまうのだという。

 

そうして死体は全て消えて無くなる。

 

話を聞いていて気付く。

 

そうなると、確かにおかしい。

 

あんな大きくて、臭いからしても痛んでいる死体なのに。

 

どうして大きめのスカベンジャーは来ていないのだろう。それこそごちそうに等しいだろうに。

 

わたしも基本的に肉は腐りかけを食べる、という事も知っている。

 

新鮮なお肉はそれはそれで当然美味しいのだけれど。

 

敢えて動物によっては、腐りかけにしてから食べる場合もある。

 

だからスカベンジャーが不衛生だとかそういう風には思わないけれど。

 

疑問は感じた。

 

お姉ちゃんに手招きされて、ついていく。

 

そして、ある確度から見て。

 

思わずひっと声を漏らしていた。

 

頭を真っ二つにかち割られたそれは。

 

鳥の顔をしていたのだ。

 

「グリフォンだわ」

 

「グリフォンが、頭を真っ二つに!?」

 

「しかもこの大きさ、噂のネームドね。 誰かが殺したのでしょうね」

 

「でもリア姉、こんなに大きくて怖いんだよ!?」

 

わたしなんて。

 

こんな太い腕で殴られたら、それこそ赤い霧になってしまうだろう。

 

お姉ちゃんだって、こんなのと戦って、勝てるとはとても思えない。

 

その時だった。

 

不意に、後ろから脳天気な声がしたのは。

 

「あーあー、やっぱりこうなってるか。 だから専門家が来るまで待てって言ったのに」

 

「っ!」

 

飛び退くお姉ちゃん。

 

わたしは、振り向いて、相手を見るだけで精一杯だった。

 

そしてもう一度驚く。

 

飄々としたその子は。

 

私と同じくらいの年の女の子だったからだ。

 

茶色の髪の毛を短く切りそろえていて。

 

人なつっこい笑みを浮かべている。

 

腰にぶら下げているのは小さな剣。

 

だけれど、何だろう。

 

この子の周囲にある鉱石が、何か今までに無い声を発している気がする。

 

お姉ちゃんは、ナイフを構えたまま、身動きしない。

 

「何の用……!」

 

「あ、リアーネさんだったっけ。 その子が例の?」

 

「答えなさいッ」

 

「うふふ、私の予想、全部あたったね。 これでも伊達に修羅場はくぐってないんだよ」

 

何だろう。

 

まったく会話が読めない。

 

でも分かった事がある。

 

この子とお姉ちゃんは知り合いだ。

 

「あの、誰、ですか? わたしは、フィリス=ミストルートといいます。 見習いの錬金術師です。 そちらはお姉ちゃんで……」

 

「知ってるよ、リアーネ=ミストルートさんでしょう。 私はティアナ。 傭兵をしているんだ。 姓は何回も変えたし、最初は何だったかよく覚えていないや」

 

白い歯を見せて人なつっこく笑うティアナ。

 

だけれど、お姉ちゃんの反応は。

 

まるで、その場に死んでいるグリフォンのネームド以上の脅威を目にしているかのようだった。

 

「とりあえず、この場は離れない? 重要部分は回収しているみたいだけれど、それ以外の場所はもう駄目になっているみたいだし、スカベンジャーのお祭りを見ていても面白くないし、何よりくさいし」

 

「……? そう、ですね。 リア姉、いい?」

 

「……好きにしなさい」

 

「うん……」

 

どうしたんだろう。

 

お姉ちゃん、この子と何かあったのだろうか。

 

少し前の分岐路まで戻り。少し東に進む。其処の岩肌の近くに、周囲を見渡しやすい場所があったので、其処にアトリエを展開する。

 

生活用の物資もちょっとだけ持ってきてある。

 

まだ自分では作れないけれど。

 

その気になれば。

 

いずれお茶やお菓子も作れると、ソフィー先生は言っていた。

 

アトリエの中に案内すると。

 

ティアナは無邪気に大喜びした。

 

「わ、すごいな。 これ、錬金術で作ったんでしょ」

 

「うん。 わたしの先生がくれたの」

 

「へえー。 凄い先生なんだね」

 

和やかな会話なのに。

 

お姉ちゃんはずっと、仇でも睨むかのような目でティアナを見ている。ナイフも手放さない。

 

ティアナはティアナで、それを気にもしていなかった。

 

ちょっと様子がおかしい。

 

「ねえ、フィリスちゃんって呼んでいい?」

 

「うん。 ティアナちゃんって呼んでも良いかな」

 

「わ、友達みたいだね! 同年代の友達、いないから嬉しいな」

 

「ふふ。 ティアナちゃんは、何をしている人なの?」

 

ティアナちゃんは決して美味しいわけではない茶を飲むと。

 

笑顔のまま言う。

 

錬金術師専門の護衛だそうである。

 

ただし、今はある錬金術師を護衛していて。

 

それでこの辺りを偵察していたのだとか。

 

「あのグリフォンのネームドも、別行動のチームが倒したみたいなんだけれど、素材の回収が雑でさ。 あわてて私が来たの。 でも遅くてね」

 

「ネームドの、しかもグリフォンをあんな一方的に倒せるって、凄いチームなんだね」

 

「専門家だからね。 それに錬金術師の作った装備で身を固めているから」

 

「そうなんだ」

 

そうか。

 

やはり装備が重要なのか。

 

いずれにしても、力を底上げできるようになったらしたい。基礎理論は学んでいるのだ。まだ手は届かないけれど、いずれ必ずとても強い装備を作って、お姉ちゃんにつけて貰えば、あんな兎一発でやっつけられるかも知れないし。

 

わたしもお姉ちゃんの足を引っ張らずに済むかも知れない。

 

いずれにしても、まだそれは先の話だ。

 

ティアナは、席を立つと。

 

仕事があるから戻ると言って、外に出た。

 

わたしも、あんまりのんびりはしていられない。

 

お姉ちゃんは勧めないと言ったけれど。

 

南にはこの辺りには珍しい、植物が生えている地帯があるらしい。

 

猛獣も植物を傷つけるような真似はしない。

 

ただし、植物を傷つける者が出ると、周囲の生物が皆牙を剥いてくる。

 

この荒野では。

 

それだけ植物という存在は貴重なのだとか。

 

「お外で、同年代の知り合いが出来るなんて嬉しいな。 友達になれるといいんだけれど」

 

「おかしいと思わない?」

 

「え?」

 

「あの子、戦闘力は私の比じゃないわ。 それにソフィーさんの実力は、生半可な錬金術師の比じゃないって話をしたわよね」

 

確かにそういう話をしていた。

 

でも、ソフィー先生は、エルトナにあれだけの物資供給網を作ってくれたほどの影響力がある。

 

錬金術師の部下がいてもおかしくないし。

 

それに、ソフィー先生麾下の害獣駆除チームがいたとしても、不思議では無いと思うのだけれど。

 

そう持論を述べると。

 

お姉ちゃんはしばらく黙り込んだ後。

 

嘆息した。

 

「フィリスちゃん。 あの子には気を付けて」

 

「え、人なつっこくて、可愛い子だったよ」

 

「外面だけよ」

 

「そうなのかなあ」

 

確かに、お姉ちゃんの様子はおかしかった。

 

それに、何だろう。

 

あの子の周囲の鉱石達が、何だか妙な声を上げ続けていた。あの声は、何だかどこかで聞いた事があるような。

 

まあいい。

 

今はとにかく。

 

少しでも進む事を。

 

考えなくてはならない。

 

 

 

ティアナはフィリスと別れると、移動を開始。疾風のように走り、東へと進む。途中で岩壁を蹴って跳躍すると。何度か同じようにして、岩山を越えて。岩山に隠れている小さな山小屋の前に出た。

 

歩哨が立っている。

 

ティアナの同僚だ。

 

現在。エルトナの再建計画を立てているのだけれども。周囲にいるネームドや大型猛獣の駆除にあたるため、俯瞰的な視点をもてる拠点が必要と判断され、作られた場所である。なお、最初の任務は、此処のチームにおいてあのネームドグリフォン、「紺碧の風」を駆除する事だった。

 

「早かったな」

 

「責任者は?」

 

「ラジエルの旦那か? いるけど何か問題か」

 

「大問題」

 

すぐに山小屋に入れてくれる。

 

中には少し窮屈そうに、まだ若い魔族がいた。とはいっても、70歳程度だろうか。頭の角は、若いからか、かなり数が少ないし、ねじくれてもいない。

 

小柄なティアナと比べると、二倍半は大きいラジエルは。

 

深淵のもので小隊長みたいな仕事をしている。

 

ソフィーさんの作った装備などを駆使してネームド狩りをする部隊の長で。

 

実際それなりの戦闘力を持ち、紺碧の風を屠った際にも、死者は出さなかった。

 

同じ深淵の者所属者でも、ラジエルとティアナは管轄が違う。

 

ティアナはソフィーさんの専属傭兵で。

 

指示に応じて汚れ仕事を専門に行う。

 

大体は匪賊の駆除だが。

 

時々、大きな街で匪賊と結託して邪悪な商売をしている商人を消したり。

 

違法奴隷を売買しているマーケットを潰したりと。

 

ソフィーさんの手が回らない場合。

 

その剣となって敵を斬るのが仕事だ。

 

普段はツーマンセルで動くのだが。

 

相方は今ちょっと用事ができて、別行動している。相方もティアナと同レベルの実力者なので、まあ問題は無いだろうが。

 

ラジエルは、大問題と聞いて居住まいを正したが。

 

ティアナは相手に敬意を払うことを忘れない。

 

「ラジエルさん、あれはないよ。 深淵の核だけとって、後はちょっと羽をむしっただけじゃん。 あれだと、ネームドの力が拡散して、またネームドが出るよ」

 

「ああ、その件か。 それについてはもう報告書を上げた。 流石にグリフォンのネームド、此方も死者は出さなかったが被害が大きくてな、余裕が無かったんだよ。 しかも最悪な事に、大型のスカベンジャーが間髪入れずに現れてな」

 

追い払うために更に消耗したという。

 

被害を抑えるため最低限の素材だけを回収して撤退せざるを得ず。それについて、後で上司であるイフリータにわびに行くと言う。

 

「それで、それがどうかしたのか」

 

「今フィリスちゃんの力見てきたけど、完全にド素人。 才覚はあるみたいだけれど、とてもではないけれどまだネームドとはやりあわせられないよ。 ネームドが沸くと厄介だから、何とかしてくれる?」

 

「お前は? 確か影から護衛とか聞いているが」

 

「私の責任じゃないでしょ。 管轄違い」

 

頭を掻くラジエル。

 

妙に頭が固い奴だと、私の事を見ている。

 

だが、この辺りはしっかりしておかないといけない。

 

ソフィーさんにもそう言われている。

 

「分かった。 増援を手配しておく」

 

「よろしくね」

 

「済まなかったな」

 

「ううん、仕方が無いよ」

 

そうか。

 

この辺りは辺境も辺境、ド辺境だ。

 

ネームドともなると、広大な縄張りを確保して、好き勝手をやるのが普通になっていたのだろう。

 

だからそんなに力を付けるまで、放置させてしまった。

 

アダレットもラスティンも、最近はネームド駆除にようやく本腰を入れ始めたようだが。

 

そもそもラスティン首都ライゼンベルグ近辺はインフラが壊滅的で。

 

アダレットはインフラはそれより多少マシだが、その代わり人材が足りない。

 

その上現王が暗愚なせいで、現時点で国政をまだ十代の王女が回しているという状況だ。

 

深淵の者で支援はしているが。

 

アダレットでは政治闘争で利益確保を目論むものがちらほら出始めており。此奴らを粛正するために、ある程度手を割かなければならない。

 

ティアナはそういう意味で。

 

いつお呼びが掛かるか分からないのだ。

 

せめてフィリスがもう少し力を付けてきたら、目を離さなくてもいいのだが。今の時点では、一緒に戦う事は許さないとも言われているし。時々ものでも売りに行くくらいしか、直接の支援は出来ない。

 

むしろ今ティアナに求められているのは。

 

フィリスの手には余りすぎる障害の排除。

 

それだけである。

 

フィリスの様子を見に行く。

 

エルトナから既に五日ほど。

 

ようやく限定的な緑に辿り着き。

 

フィリスは喚声を挙げているようだった。

 

動物たちが静かにしろと、視線でフィリスを牽制していて。それに気付いたフィリスが、黙り込む。

 

匪賊を除く全ての動物が。

 

この荒野で如何に植物が大事か知っている。

 

だから草食動物も、植物がまた生えてくるよう慎重に食べているし。

 

老衰で死ぬときは、肥やしになるように、植物の中で死ぬようにもしている。

 

そして植物が生えていると言う事は。

 

錬金術師が手を入れていない場合を除くと。

 

ごく限られた条件でしかあり得ない。

 

此処はその限られた条件。

 

邪神がいる。

 

そのパターンだ。

 

もっとも、ここに住んでいる邪神は非常に温厚で、基本的に人間を襲うこともない。

 

邪神の正体についてはティアナもソフィーさんから聞かされているのだが。

 

駆除対象では無い邪神には、手を出さないようにも言われている。

 

ただし邪神は邪神。

 

怒らせればどうなるかは言う間でも無い。

 

此処から五日くらいの距離にあるエルトナにも。

 

当然被害が及ぶ可能性があるし。

 

今年だけで300の匪賊を斬ったティアナでも。

 

手に余る。

 

相方がいても厳しいだろう。

 

其処で刺激しないように、妙なことをしないよう、フィリスを監視していなければならない。

 

この任務が存外退屈だが。

 

すぐに退屈ではなくなった。

 

フィリスの頭のねじが外れたからだ。

 

余程嬉しかったのだろう。

 

初めての野原が。

 

目をきらきら輝かせて。

 

側で苦虫を噛み潰しているリアーネに、色々と聞いて回っている。リアーネも、植物に妙なやり方で手を出すと周囲の動物が全部襲いかかってくる事を知っているからだろう。戦々恐々としているようだった。

 

まあ素人なのだし仕方が無いか。

 

ティアナだって、剣を振る方法は、とにかく本当に苦労して覚えた。

 

傭兵団にたまたままともな大人がいて。

 

教えて貰えたのは幸運だったと思う。

 

その大人も死んでしまったころには。

 

ティアナは自衛が出来るようになっていたし。

 

何より、それから殆ど間を置かずに、ソフィーさんと知り合うことが出来た。

 

黄色い声で喜んでいるフィリスを見ていると。

 

多少は気も晴れる。

 

小さくあくびをしたティアナは。

 

まあ当面は、フィリスを監視しているだけで良いだろう事を悟っていた。ただし、その監視は決して楽では無い事も、承知していた。

現在本作は一章分の内容を二日に分けて投稿しています。このペースについて意見をお聞かせください。

  • このままでいい
  • 一日で一章がいい
  • 更に分割して欲しい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。