暗黒錬金術師伝説7 暗黒!フィリスのアトリエ   作:dwwyakata@2024

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1、悪竜襲来

橋を伺っていたドラゴンは、既に命を無くして足下に転がっている。

 

匪賊を狙って橋を落としたのなら。

 

匪賊が全滅した時点で、とっとと去れば良いものを。

 

人間を殺すスイッチでもあるのだろうか。まあ仕組みは知っているが、反吐が出る。

 

此奴は、今度はライゼンベルグへ向かう人間を狙うそぶりを見せ始めた。

 

だから消した。昔は手間取ったが、今は片手間である。

 

断末魔の一撃が、フィリスちゃんのいる辺りを直撃したが。逸れたのは分かっていたので、放置した。

 

あたしは、周囲に指示して。

 

殺したゴルドネア。中級ドラゴンを片付ける。

 

橋を狙っていたドラゴンは数匹いたのだが。

 

これで全て駆除完了だ。

 

久しぶりに斬りごたえがある相手を斬ったと、ティアナちゃんは喜んでいたし。

 

シャノンちゃんは、上達が実感できて嬉しいようだった。

 

ドラゴンの解体は専門のスタッフに任せる。

 

あたしは周囲を警戒。

 

ドラゴンは世界に常に一定数がいる。

 

殺した分は何処かに湧く。

 

問題は何処に湧くか分からない、と言う事で。流石に仕組み的に人里のすぐ近くに湧くことはまず無いのだが。

 

それでもしばらくは警戒がいる。

 

ほどなく、深淵の者本部から、伝令が来た。

 

イフリータだった。

 

「ソフィーどの。 立て続けのドラゴン討伐、流石であるな」

 

「ありがとうございます。 それで再出現は?」

 

「確認したが、いずれも山岳地帯の人里から離れた場所だ。 即座の警戒は必要ないだろう」

 

「そう、ですか」

 

頷くと、イフリータは戻っていく。

 

あたしはドラゴンの解体と、素材の回収が終わったのを見ると、撤収を指示。

 

此処からは、フィリスちゃんにとっての大一番だ。

 

何回か繰り返す中で。

 

ライゼンベルグ近くに巣くっているドラゴンが鬼門となっている。

 

事実、「何度か」フィリスちゃんは返り討ちにされているのだ。

 

途中で積んだ経験が足りなかった時や。

 

或いは上手く行きすぎて調子に乗っていたとき。

 

そういった場合に。

 

ライゼンベルグの人間達を怖じ気づかせたドラゴンは、容赦なくフィリスちゃんの命を奪った。

 

その場合はやり直しをせざるを得なかった。

 

これほどの人材は、簡単に見つけられるものではなかったからだ。

 

今回は恐らく大丈夫だろう。

 

戦力的にも、考え得る最強のものが揃っている。

 

そしてフィリスちゃんの実力も、ドラゴンと戦えるところまで成長している。

 

ただ不安要素もある。

 

橋を狙うドラゴンは、前にも例があったが。

 

此処まで徹底していた事は例がなかった。

 

いわゆるバタフライ効果という奴で。

 

繰り返しをしても、毎度同じ風に世界が動くとは限らない。

 

この世界はあまりにも複雑な仕組みで動いている。見えている範囲では単純だが、その背後ではおぞましいまでに難解なシステムが、常時相互影響しながら活動しており。更にちょっとしたことが大きな波紋を引き起こして、人間の行動や判断にも影響を与えていくのだ。

 

今回のように、フィリスちゃんが兎に角苛烈な試練に晒されるようなケースもある。

 

多少あたしが後ろから細工はしたが。

 

それでも、今回のフィリスちゃんは、厄にでも見込まれているかのような悲惨な境遇である。

 

いずれにしても、ここから先は。

 

手助けをする状況では無い。

 

ドラゴンとの激突は避けられない。

 

あたしは見守るだけである。

 

深淵の者本部に戻る。

 

自室に戻ると、監視システムを起動。フィリスちゃんは、目が闇に濁り始めている。

 

良い傾向だ。

 

深淵を覗かなければ。

 

錬金術師は大成などできないのだから。

 

 

 

早朝にキャンプをでたわたしは、アングリフさんの後ろについて、小走りで移動していた。荷車は引いているが、音は殆どでない。この辺りは、キルシェさんのアドバイスで改良した。

 

影のように走りながら。

 

併走しているアリスさんとお姉ちゃんが、たまに見かける小型の獣を鎧柚一触。

 

この辺りの大型の獣は、ほぼ片付けた。

 

念入りに偵察して、それは確認している。

 

時間も随分掛かったが。

 

それに見合う結果は出たのだ。

 

錬金術師は戦略級の作業をするのが仕事。

 

そして、戦略級の仕事をするからには。力も責任も必要なのだ。

 

岩陰に隠れながら、周囲を確認しつつ、村跡に迫る。

 

陽が昇り始める。

 

さて、ドラゴンが仕掛けてくるなら何処だ。

 

地下は、違う。

 

鉱物は、そんな事を口にしていない。

 

空は、文字通り出ればすぐに分かる。

 

太陽を背にしてくる、という可能性もあるが。

 

それは恐らくあまり高くないだろう。あまりにも、バレバレだからだ。一応、対策はしてあるが。

 

必要は多分無いはず。

 

そうなると、魔術などで空間転移してくる可能性があるか。

 

ドラゴンに知能はないらしいが、魔術は使う。

 

これは他の獣でも遭遇例があるので、そういうものか、くらいにしか思わない。

 

知能が無くても魔術は使えるものなのだ。

 

互いの死角をカバーしながら、岩陰を移動しつつ進む。ほどなく、城壁の残骸に到着。堀の跡は埋まってしまっている。長年風雨にさらされれば、こうなるのも当然と言えば当然か。

 

ハンドサインで確認。

 

まずわたしから。鉱物の声を聞く。

 

地面の下にはいない。地面の側にもいない。

 

続いてパイモンさん。

 

遮光グラスを作ってくれたので、それで太陽方面含めて確認してくれているが、空にはいない。

 

最後にイルメリアちゃん。

 

彼女が言う所によると、今のところ大きな魔力の反応は無い。

 

ドラゴンは魔力そのものの塊と言って良いほど魔力反応が強い。これに関しては、橋を見張っている実物を見て、わたしも理解している。

 

イルメリアちゃんは奇襲を防ぐために、強い魔力の反応を察知する道具を作ってくれたが。

 

今の時点で反応は無い。

 

ドラゴンは知能が無いという話だし。

 

奇襲など仕掛けてこないだろう。

 

そもそも、そんな事をする必要がないほど強い化け物なのだ。

 

それに関しては邪神も同じだろうが。

 

アングリフさんが村の中に入ると同時に。

 

距離を取りすぎない程度に散開。

 

村の中は、悲惨な有様で。

 

ブレスが一閃して薙ぎ払った跡が露骨すぎるほどに残っていて。そして骨まで獣が囓ったのだろう。死体はもはや一つも残っていなかった。

 

炭化した家の跡。

 

溶けた井戸の跡。

 

城壁は、魔術で強化されていたようなのに、文字通り一撃で木っ端みじんにぶち抜かれている。

 

こんな異常な破壊を行ったドラゴンを、どうして退治せずに放置したのか。

 

悲しくなってくる。

 

公認錬金術師二人と、歴戦の傭兵が刃が立たなかった、という事は分かる。

 

だとしても、以前虹神ウロボロスを倒した時のように。

 

ラスティンが総力を挙げれば。

 

倒す事は不可能では無かったはずだ。

 

錬金術は力そのものの学問。

 

こういうときに使わずして、いつ使うと言うのか。わたしは、本当に公認錬金術師免許が必要なのか、疑念にさえ感じ始めていた。だが、公認錬金術師免許は、相応の実力があることを示す指標でもある。高度な錬金術の産物であるため、偽造も出来ないし。何よりアルファ商会の協力も取り付けられる。

 

エルトナを繁栄させるには。

 

免許を取るしか無い。

 

呼吸を整えながら、体勢を低くして移動。

 

イルメリアちゃんを中心において陣形を組んでいるのは。

 

シールドを展開して、その内側に入れるようにするためだ。

 

あの後更にネームドと戦いながら改良を重ねたイルメリアちゃんのシールドは。少なくとも以前より遙かにパワーアップしている。

 

ドラゴンのブレスでも。

 

一度なら絶対に何とかする。

 

そうイルメリアちゃんは、決意に満ちた目で言っていた。

 

ならば信じる。

 

じりじりと焦りが少しずつ心に積もる。

 

ドラゴンは姿を見せない。

 

もしも、ドラゴンが何処かに消えてしまっている、というのなら。

 

それはそれでかまわない。

 

此処を突破して、ライゼンベルグに出向くだけだ。

 

だが、そんなうまい話がある筈も無い。

 

絶対にいる。

 

証拠としては、間近で調査して分かったが。鉱物の声が教えてくれているのだ。最近破壊があったよ、と。

 

つまりドラゴンは、この辺りを縄張りにして。

 

のしのし歩き回り。

 

我が物顔で、蹂躙した村跡を、更に蹂躙して回っている、と言う事だ。

 

何度八つ裂きにしても許せない。

 

気配を殺して。

 

周囲に対する警戒を最大限にしながら、移動を続ける。

 

消耗が少しずつ溜まっていく。

 

アングリフさんがハンドサインを出した。

 

一度村から距離を取る、という意味だ。

 

頷くと、後退を開始。

 

いわゆるじらし戦術を使い、消耗したところを狙って来る可能性も考えなければならない。

 

知能がないとしても。

 

本能で戦術を駆使する生物はいる。

 

如何に超越的獣だとしても。

 

その辺りには変わりは無いだろう。

 

一度村から離れる。

 

そして、入った時と同じ経路で、キャンプに戻る。勿論後方にも、前方にも注意は欠かさない。

 

アングリフさんが止まれ、とハンドサインを出した。

 

ぴんと来る。

 

何かあった。

 

鉱物は何も教えてくれない。

 

そうなると、空か。

 

「総員、戦闘準備! 来るぞ!」

 

アングリフさんが叫ぶ。

 

同時に、全員が戦闘態勢に入る。

 

此処からは、連携で相手を仕留めきるか、相手が耐えきって此方を殺すか、その二択しか無い。

 

ドラゴンの超絶火力は、何度も耐えられるものではないし。

 

近接攻撃を挑むにしても、反撃を喰らってしまったらそうそうは耐えられない。

 

どこだ、どこから来る。

 

風の音。

 

空からか。

 

しかし、どこから。

 

ドラゴンは、次の瞬間。凄まじい速度で、わたしの上を横切った。そう、キャンプを飛び越すようにして。

 

つまり、此奴は此方の動きに最初から気付いていて。

 

山を迂回するようにして、視界を遮り距離を取りつつ飛行。

 

更にキャンプを飛び越し、背後から奇襲するつもりだったのだろう。

 

そして、此方がブレスの効果範囲外に散っているのを見た瞬間、即座に更に移動して、ホームグラウンドである巣、つまり破壊し尽くした村に戻るという行動に出たわけだ。

 

知能が無いというのは本当か。

 

考えているとしか思えない。

 

戦闘開始だ。

 

いずれにしても、此奴は絶対に生かして逃がすわけには行かない。

 

白銀の鱗で全身を覆った、翼持つ四足の超巨大獣。

 

トカゲに似てはいるが、足が横に出ているトカゲと違って、足が下に出ている。

 

そういう意味では、牛やらヤギやらに近い構造だ。

 

角が鼻先と頭の後ろにあり。

 

そして目は殺戮に濁って紅い。

 

即座にブレスを吐こうとしてくるドラゴンだが。既にアングリフさんが声を掛けた時点で、先手を取っていた。

 

ドラゴンのブレスが放たれるより早く、パイモンさんの詠唱が完成する。

 

上空に出現した魔法陣。

 

五重に重なったそれが、上空に存在するあらゆる電気を瞬時に収束、ドラゴンの背中に叩き付けていた。

 

雷神の石・完成型。

 

そう名付けただけのことはある。

 

その雷撃は、文字通り地面にクレーターが出来るレベル。

 

ドラゴンも、流石に地面に押しつけられ、ブレスを吐くのを中断したほどである。

 

だが、その背中の鱗や、翼が損傷している様子は無い。

 

後は、打ち合わせ通りに行くだけだ。

 

お姉ちゃんとカルドさんが、左の翼に集中攻撃を仕掛ける。飛ばせてしまったらもうおしまいだ。

 

相手が此方に向けて向き直って、ブレスの体勢に入った瞬間か。

 

もしくは、姿を見せた瞬間を狙って、まずは雷神の石での一撃を叩き込み、飛ばせないようにする。

 

その後は執拗に翼を遠距離組で攻める。

 

同時に、アングリフさん、ドロッセルさん、アリスさん、それにノルベルトさんが出る。

 

レヴィさんはイルメリアちゃんと一緒に守り担当。

 

イルメリアちゃんも、魔剣・完成型六本に、行けとだけ指示。

 

アバウトな指示だが。

 

今の魔剣は、それで充分動く。

 

つまり拡張肉体で言う自律型。

 

獲物を狙い、相手を殺すまで切り刻む殺戮の兵器と化している。

 

ドラゴンは翼にぶち当たる攻撃に対して、即座にシールドを張るが。

 

右翼側に回り込んだアリスさんが先陣を切り、翼に斬り付ける。更にドロッセルさんが投擲した斧が、ドラゴンの顔面を直撃。

 

ガインと、生物に当たったとはとても思えない凄まじい音がした。

 

鬱陶しそうにドロッセルさんを見るドラゴン。足下に潜り込んだノルベルトさんが蹴りを叩き込むのと同時に。

 

顎を下からアングリフさんが切りあげ。

 

上空で斧をキャッチしたドロッセルさんが、頭を上から斧でたたき割りに掛かる。

 

だが、ドラゴンは、全身から魔力を放って、四人を吹き飛ばし。

 

尻尾を振るって回転しながら追撃に掛かる。

 

其処へ、わたしが動く。

 

地面に手を突くと、術式発動。

 

足の一本を、下から突き上げた。

 

尻尾を振り回そうとしたドラゴンが、体制を崩したところに。

 

ドロッセルさんが、尻尾に向けて岩を投げつける。

 

尻尾で岩を砕くドラゴンだが。

 

その眼前には、アリスさんが迫り。

 

目を鋭く七回。

 

跳び離れるまでに切り裂いていた。

 

だが、眼球が破れている様子は無い。

 

アングリフさんと事前に打ち合わせた。

 

まず相手の動きを悉く先読みして潰す。

 

そうして苛立たせる。

 

口を開けさせる。

 

其処に、総力を叩き込んだ攻撃を撃ち込む、と。

 

もっと腕が良い錬金術師がいれば。

 

更に良い装備を用意して、ドラゴンの装甲を爆弾なり錬金術の武器なりで、打ち破る事が出来たかも知れない。

 

だが今の手札では。

 

狙うはドラゴン共通の急所である口の中。

 

魔剣が目を執拗に狙って来るので、鬱陶しそうにドラゴンは手を振るい、空いているもう一本の手をアングリフさんがフルスイング。

 

小揺るぎもしないが、ドラゴンはいい加減頭に来た様子だ。

 

此処だ。

 

パイモンさんが、雷神の石二発目。

 

全員が跳び離れると同時に、先とまったく同じ場所に、一撃が直撃する。

 

更に同時に、わたしとイルメリアちゃんが、シュタルレヘルンを投擲。

 

雷撃でわずかに態勢を崩したドラゴンの背中にて、周囲を完全凍結させる氷爆弾が、つららをばらまきながら炸裂した。

 

爆音が轟く中、ドラゴンがついに反撃に出る。

 

殆ど一瞬でためを終えると。

 

ブレスをぶち込んできたのである。

 

それは、文字通り閃光の暴力。

 

イルメリアちゃんが展開したシールドが。レヴィさんの補助もあったのに。

 

一瞬で相討ちになって崩壊。

 

吐血したイルメリアちゃんが、吹っ飛ばされて転がる。

 

レヴィさんも、剣から煙を上げながら、片膝を突く。

 

地面は帯状にマグマ化していて。

 

煮立っていた。

 

更に、ドラゴンが、広範囲に魔力の衝撃波を放ってくる。

 

これだけで、爆風のような威力だ。

 

だが、まだまだ。

 

踏みとどまったアングリフさんが、もう一発ブレスを撃とうとするドラゴンの頭上から、一撃を叩き込む。頭を振って邪魔者を追い払おうとするドラゴンは。だが、そう見せていただけで、尻尾でモロに背後から迫っていたドロッセルさんにカウンターを入れた。斧を盾に防いだドロッセルさんが、村跡に突っ込み、城壁を貫通して地面でバウンドし、更に向こうへと飛んでいった。

 

冗談じゃ無い。

 

何てパワー。あのドロッセルさんが、紙人形みたいに吹っ飛ばされた。受け身も取ったはずなのに。あんなに吹っ飛ばされるのは見た事がない。

 

しかも尻尾は柔軟に動き、アリスさんはかろうじてかわしたが、続けて足を踏み降ろしに掛かる。

 

潰されたらひとたまりも無い。

 

足にノルベルトさんが一撃を食らわす。それで一瞬だけ時間が出来、アリスさんは逃れる。

 

だが、プレスするように、ドラゴンが跳躍。

 

それだけで、辺りの地面が派手に割れ砕け。二人とも動きが取れなくなる。

 

尻尾を降り下ろそうとするドラゴン。

 

駄目だ。焦るな。わたしは自分に言い聞かせる。

 

まだ打ち合わせ通りにいけていない。

 

パイモンさんが、三発目の雷撃。

 

それで、わずかに態勢を崩すドラゴン。あの立て続けの超火力雷撃で、態勢を崩すだけ。今までのネームドとは本当に次元違いというのがよく分かる。だが、それでもやらなければならないのだ。

 

シールドが消えているのを見たドラゴンが、ブレスの態勢に入るが。

 

此処だ。

 

アングリフさんが投擲した剣が。

 

ドラゴンの口の中に突き刺さった。

 

流石に、口の中までは鉄壁では無い。

 

初めて痛みの雄叫びを上げるドラゴン。

 

そして、わたしが掲げるのは。

 

雷撃の。

 

そう、この時のために作り上げた、ブリッツコア。

 

パイモンさんのものにも劣らない収束雷撃が、数発連続で、上空から降り注ぐ。狙いは、散々お姉ちゃんとカルドさんが削った翼。

 

そう。

 

最初から狙いは此処だ。

 

翼がぶち抜かれる。

 

ドラゴンが守勢に回るが、それでも奴は立ちはだかる城壁などいうのも生やさしい化け物。

 

ここからが。

 

本番だ。

現在本作は一章分の内容を二日に分けて投稿しています。このペースについて意見をお聞かせください。

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