寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
【これは、前のお話と同時刻に起きた……もう1つのお話。】
俺の名は佐々木コジロー。今回久しぶりの登場を果たした……というよりかは、もうちょい前の話にかっこよく登場するはずだったのに、俺の存在が薄かったからすっかり忘れられていたのさ。……そんな影薄いか?いや、確かに前作のVSよりも薄いっちゃ薄いけどよぉ……そんなに薄くねぇだろ。
だがまぁとにかく!今回は俺にスポットが当たるんだ!張り切っていくぜーーーー!!
……っていいたんだけどよぉ…………今俺はとんでもねぇ状況に陥ってるんだ、それはだなぁ……!!
「待ってってばー!!ハンカチ落としましたよーーー!!」
「嫌だーーー!寄るな触るな近寄るなーーー!!!」
女に追いかけられてるんだよ!俺は女が大の苦手なんだ!ハンカチをそこに落としておいてくれって言っても聞きやしないし……。だが、ハンカチを受け取らないわけにはいかねぇ!あのハンカチは、弟たちが俺のために作ってくれたものなんだ!……けど女は無理!くそっ、どうすりゃいいんだよーー!!
私、ジャス。ギョウがデュエマーランドにお出かけ中だから一人でお留守番。っていうのはつまんないから、外に出て散歩中。日差しが気持ちいいのよねぇー。クリーチャーワールドにいたときは、一晩中日向ぼっことかもしてたし、ある種の中毒みたいなものなのよね、これ。
……でね?その道中に、前の人がハンカチを落としたの。似ても似つかわしくないピンク色のかわいいハンカチだった。こういうときはしっかりと、「落としましたよ。」って言って渡すのが当たり前ってもの。だから渡そうとしたんだけど……なんでかあっちが私を見るやいなや逃げてくの!「どっかにそのハンカチを落としておいてくれ。」って叫んでくるけど……なんだろう、こんなかわいいのを落とすのは抵抗感があるというかなんというか……とにかく落とせない。それに手渡しのほうがしっかりしてるでしょ!
「もう、なんで逃げるんですかーー!!」
「俺は女が苦手なんだよーー!頼むからそこに落としておいてくれ!そうしたら、俺が取りに行くから!」
女が苦手……?ギョウから聞いたことがあるわ。ははーん?あの人コジローって人だな。……ちょっとからかってみよっと。じゃあ、このハンカチを落とすところからね。……はいっと。
「……落としましたよー。」
「本当か?だったらそこから離れろ!……離れろよ!確認するからな!」
「はーい。」
離れる素振りをして……曲がり角に隠れる!そうすれば、ハンカチを取りに来たコジローさんを驚かすことができるってわけよ!さぁーーて、どんな反応するのかなぁ〜?
……振り向くぞ、振り向くぞー!いち……にぃ……さん!……本当にいなくなったみたいだな。前にはハンカチが落ちている。……ようやくわかってくれたか!
「……しかし迂闊だったな。この俺がハンカチを落としちまうなんて……ポケットの底を深くしておくとするか。」
俺はそうつぶやきながら、ハンカチを手に取った……その時だったんだ!俺の腕、にあの女の手がぁーーー!!!!?
いえーい!捕まえたー!驚いたかな?どうかな、どんな反応を……って、え?
「ぁぁ…………ぁ…………」
(た……倒れた……!ついでに色も抜けてる……!!)
こんな反応になるの……!?想定外だったわ。というか、これをどうにかしなくちゃまずいわ!気絶してるなら女が苦手とかどうこうは関係ないわよね、きっと!おぶって近くの公園まで連れて行こ。……よいしょっと。
一応ベンチには寝かせたけど、この様子じゃとうぶん起きそうにないわねぇ。……けど私がやっちゃったことなんだし、謝りたい……。ちょっと遠くで起きるのを待ってよっと。目が覚めた瞬間に私が目の前にいたら、また気絶しちゃうかもしれないしね。
…………な、なんだ?俺は確か、あの女に腕をがっしり掴まれて……ここは、公園?どうなってやがるんだ?
「あのー!」
ん?あの女の声……ジャングルジムの方からだ!……ちゃっかりてっぺんにいやがる。
「さっきはごめんなさーい!悪戯心でどうなるのかを試したかったんですー!」
「……はぁ。もういい。俺はそんなこともう気にしてねぇ。……とっとと帰んな。」
意外と優しい。あの感じで優しいのギャップすごいわね……。コジローさんを好きな人、普通にいそうだけど……どうなんだろう。
ーーーー
「へっくしゅ!!」
「ん?どうしたのお嬢?」
「ん〜〜……わからへん。誰かがウチの噂してるんかなぁ?……そういえば、最近コジたんにあっとらんなぁ。よし、カエル!ちょっとウチ、コジたん探しに行ってくるから留守番よろしく!」
「はぁーい!!」
ーーーー
じゃぁ、もう帰ろっかな!これ以上迷惑をかけるわけにもいかないしね。あとは大人しく家で寝てよーっと。
「ばいばいコジローさぁん!」
「あぁ……じゃあな……ん?おいちょっと待て!」
「……はい?」
「お前、なんで俺の名前知ってるんだ?」
あっ、そうか。私達名前の共有もしてないから私だけが名前を知ってるのは違和感なのか……ここは正直に言おうっと。
「ギョウに教えられたんです。あなたの名前。」
「ギョウ?そのギョウってのは、寄成ギョウか?」
「え、そうですけど……どうしてですか?」
あいつ……何かと不思議なオーラを感じる。逃げ回ってるときからもそれをうすうすと感じていたが……それが今、俺の中で1つの仮説となった!あいつはギョウの弟子だ!
【あ、そうなるのねーコジロー!?ちなみに、ジャスから感じる不思議なオーラっていうのは、クリーチャーだから発せられているものだよ!実はね。けどそれを……コジローは全く知りません!!】
あのオーラは間違いなくギョウのものだ!あいつと決勝戦でデュエマをしてるから……それがわかる!
【ギョウの家で一緒に暮らしてるだけです!】
となればあいつも生粋のデュエリストになるべく努力をしているのかもしれねぇ……そうだ。いいことを思いついたぞ……俺が登場するはずだった話で出せなかったこのレジェンドカード!使ってやる!!
【ところどころこっち側の痛いところ突くのやめて!】
「おいお前、名前なんて言うんだ?」
「……ジャ、ジャスですけど……。」
「そうか。……ジャス、この俺とデュエマで勝負だ!少しぐらい……ギョウとは違うデュエマを見せてやるよ。」
あいつはギョウ以外とデュエマをしたことがないかどうかはわからんが、闇のカードを使う奴らとはあまりデュエマをしたことがないと見た。だったらこの俺が直々に、そのデュエマの力をつけてやる……!!
【もう色々と間違ってるけどぉコジロー!?】
急に何だろうあの人……
【そりゃそうなるよね!】
けど……デュエマしたいってのはわかるし……なんか目が怖いし。やっぱり許せなかったのかなぁ……じゃあデュエマしよ!罪償いだあぁー!うおー!
【……こ、こうして!なんか色々と違うけど、デュエマが始まりましたよぉっ!!】
コジロー キーカード:魔の革命デス・ザ・ロスト
ジャス キーカード:華憐妖精ミンメイ
『デュエマ、スタート!』
【序盤、墓地を肥やすコジローとマナを加速させるジャス!お互いに小型クリーチャーを1体ずつ展開し、攻撃を仕掛ける準備をする……!】
ジャス 5ターン目
バトルゾーンにはジャスとピーチ・プリンセス。2枚ブレイクまで行ける!
「ドロー。呪文、フェアリー・パワー!山札の上から1枚をマナゾーンにおいて……それがパワー6000以上のクリーチャーだったらカードを1枚引ける!マナに置かれたのはステージュラ!これで1枚ドロー!そして……雪精ジャーベルを召喚。マナ武装3により、山札上から4枚を見て……コートニーを手札に。そして行くわよ!ジャスでシールドを攻撃!さらに、ピーチ・プリンセスでシールドを攻撃!」
「……フッ。シールド・トリガー、生死の天秤!効果でお前のピーチ・プリンセスを破壊!」
「そんなぁ〜……ターンエンド。」
コジロー 6ターン目
「…………(相手のバトルゾーンにブロッカーがいねぇからシールドを攻撃してもいいが……ここは小型クリーチャーを除去することを念頭に置く!シールドは……アイツですべてぶっ壊せるんだからなぁ。)ドロー。マナチャージしてボーンおどり・チャージャー、山札から2枚を墓地に。そして4マナで、暗黒鎧ヴェイダーを召喚!行くぜ、ライボッドでジャスを破壊!」
「あぁ〜!もっとマナ加速したかったのにぃ!」
「……(こ、こいつ、結構ガキっぽいな……。)ターンエンド。そのときにヴェイダーの効果発動!山札から1枚を墓地に置く。暗黒鎧ザロスト、クリーチャーだ!これにより俺は1枚ドロー!」
コジローさん、ギョウが言ってた通り強い!……けど、私のデッキは攻撃をしないと始まらない。待ってたって不利になるだけよ!
ジャス 6ターン目
「ドロー。マナチャージしてコートニーをバトルゾーンに。そしてジャーベルを、トリケラXに進化!そしてシールドをダブルブレイク!こいつは攻撃するときに、このクリーチャーよりパワーの小さい相手のクリーチャーを1体選んで、マナゾーンにおけるわ。ヴェイダーをマナゾーンに!」
「チッ。」
ブレイクは通されるか……だがいい。残りシールドは1枚……あとは、引くだけだな。
「ターンエンドよ!」
コジロー 7ターン目
「ジャス……だったかな。このターンで、俺の「餓え」を見せてやるよ……」
「餓えを……見せる……?お腹空いてるの?パンあるよ?」
「そうじゃねぇっつの!!!……ま、まぁ見とけ。ターンのはじめ、ザロストはシールドを1枚墓地に置くことで、墓地から蘇る!!!」
「……シールドが0枚。あっ、ていうことは!?」
「あぁそうさ……行くぜぇ!俺は餓えている……血の匂い……そして……切り札の匂いになぁ!!おりゃぁぁっ!!!!引いてやったぜ、俺の切り札をぉ!ザロストの上に、魔の革命デス・ザ・ロストを進化だぁ!」
デス・ザ・ロスト!?うわー嫌な思い出しかない……あの悪魔、善意が全部空回りして、その被害が自然文明に及ぶことが多かったのよねぇ〜。あと普通になんか自然文明のところを破壊しまくってたし。なんでかしら?……ま、いっか。もうしてこないし。……それでぇ〜、能力ってどんなのなんだろう。
「こいつの登場時効果で、相手の手札をすべて捨てる!」
「嘘っ!?大事に持ってた0トリガーが!」
こいつはでかい。革命の巨石を捨てさせることができたか!それだったら……ここで終わりにしてやる。俺のシールドは、もう1枚もねぇんだからな。
「まだだ……自分のシールドが1枚もないときに発動する!これが……革命0だぁーーーッ!!!」
革命0……ってうわぁ!私のシールド5枚が縛られてる!?
「革命0の効果発動!お前のシールドをすべてブレイクする!!これで一気に……シールドは0枚だ。そして……俺のバトルゾーンには攻撃できるクリーチャーが2体いる!さぁ、どうする……?」
ぎゃぁ〜……割られちゃったぁ。これはシールド・トリガーに賭けるしかないわね。0トリガーは捨てられちゃったし。1枚目、なし。2枚目……なし。3枚目……やった、トリガー!
「ナチュラル・トラップ!デス・ザ・ロストをマナ送り!」
「チッ……だがまだ1体いる!こいつを止められなければお前の負けだ!」
そうなのよねぇ〜……あのときトリケラXで破壊してればこんなことには……!4枚目……ない!最後、5枚目……来た!けどこれはけっこうギャンブルね……けど宣言しないなんてことはしないわよ!
「ミステリー・キューブ!効果で山札をシャッフルして、山札1枚目をめくる。それがクリーチャーならただでバトルゾーンに出せる!……よぉーし!龍仙ロマネスクをバトルゾーンに。効果で4マナ加速!」
「ブロッカーか……相打ちにするか。ライボッドでダイレクトアタック。」
「ロマネスクでブロック!」
「……ターンエンドだ。まさかこれを切り抜けるとはな。(あの打点なら、革命の裁門2枚でどうにかなる!あとは……今から始まるあいつのターンに、何が出てくるかだな。)」
ジャス 7ターン目
「私のターン!いっくよーーー、ドロー!来たわ、マナチャージして6マナ!華憐妖精ミンメイを召喚よ!そしてミンメイの効果で、私はマナゾーンから多色クリーチャーを召喚できるようになった!」
「コートニーの効果でマナゾーンのカードはすべての文明を得る……なんでもってことかよ!?」
「そういうことよ!まずはホルデガンスを召喚!そしてマナ加速……これにより……スノーフェアリー3体以上という、G・ゼロ効果は満たされたわ!武家類武士目ステージュラをマナから3体バトルゾーンに!」
「何だと!?一気に5体のクリーチャーを出してきやがった……!」
このままだと攻撃はできない……けど、このカードのおかげで行けるのよ!さっきシールドから手札に加えられたこのカードでね!
「そして1マナ、キリモミ・スラッシュ!これで私のクリーチャーは全員、スピードアタッカーよ!いっけーホルデガンス!ダイレクトアタック!」
「0トリガー、革命の裁門!効果で1枚目を見て……ブラッドレイン、クリーチャーのためホルデガンスを破壊!」
「まだまだ!コートニーでとどめ!」
「革命の裁門!……クロノパギャラ、クリーチャーだ。これにより破壊!だ、だがこれは……!?」
「こいつでおしまいよ!ミンメイで、ダイレクトアタック!!!」
こんなことが……こいつは、かなりやりやがる……ぜ。
「いぇーい勝ったー!!」
「フッ……なるほどな。どうやら俺が思っている以上にやるみたいだな。ギョウも相当訓練をさせてるんだな……」
「訓練?なんのこと?」
「……え?」
「私ただ、ギョウの家で暮らしてるだけで……別に、デュエマの特訓とかはしてないわよ?……どういうことなの?」
……あれ?ちょっと待てよ。じゃあこれは俺の勝手な思い違い……だし、なんなら俺は特訓もしてないデュエリストに負けたぁ!?お、おい嘘だろ……久々の登場でなんで俺がこんな目に……
「コジたぁ〜ん♡」
げっ!?この声はまさか!?ぎぃやぁぁーーー!やっぱりサソリだぁ〜〜!!!
【説明しよう!サソリとは、コジローのことがだぁいすきな可憐な少女なのである!けど……もう皆さんおわかりの通りコジローは女が苦手ですのでどうなるかといいますと……】
「うわーーーー!来るんじゃねぇ〜〜!近寄るなぁーーー!!」
「待ってやコジたーん!私の愛を受け取ってーー!!」
「嫌だ嫌だーー!!なんで俺がこんな目に合うんだーーーーっ!ちくしょーーーー!!!」
【このお話の最初とおんなじ……逃げていくんですねぇ。んで、取り残されたジャスはというと……】
「何だったんだろう、あの緑の人。まぁいいや。家に帰ろっと。」
……いや〜、ハカセはんがまさか許可してくれるとはなぁ。こう、終わってから考えてみるとやばいよな。会社にとんでもない影響を与えとるんやし。……けど、彼的にはああいうのは「ゾクゾクする」もんで終わっとるのかなぁ……って、ニョロ?
あ、ギョウ。ばったりあった。
「ただいま!」
「ん、おかえり。……まだ家着いとらんけどな。お昼何がええ?」
「んーとねぇ、湯豆腐食べたい!」
「渋いニョロねぇ……ええで。んじゃあ豆腐を買いに行こか。」
「うん!……あ、そうだ!今日ね……」
「うわーーー!!来るんじゃねぇーーー!!」
「嫌だもんねぇ〜だ!ずーっと追いかけたんねん。世界の果てまでやーー!!!!」
「ぬあぁぁ……!!!」
【どちらも、ほんわかしたまま……このお話は……おしまぁい!!】
「覚えてやがれナレーター!」
【え、いやちょっとぉ!?私だけの責任じゃないですって!!?】
アンケートを締め切りました。・・・・すっかり忘れてたよ。えへへ。
ランキングは3位から初めてこんな感じ。
3位 12話
2位 16話
1位 17話
でした。やっぱ(決勝戦)好きなんすねぇ〜。個人的には16話が1番好きです。書いてるときも1番楽しかった。
12話は結構意外だったかなというね。ガールズデュエマが好評なことに普通にびっくりしました。なんだろう、豹変ヒロインが良かったのかなぁ()
皆さん、アンケートへのご協力、ありがとうございました。いっぱい投票してくれて嬉しかったよ(*´ω`*)
VSR編も終わったらやりたいなと思っておりますので、そのときは何卒・・・・。