寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第33話 愛の大騒動っ!?・・に巻き込まれたギョウVSベンちゃん!

 僕、寄成ギョウ。今日もV中学で楽しくみんなとデュエマしてるニョロー。最近はネズミはんもこっち側に入ってきててな。まぁここんところはアニメの展開とおんなじニョロね。

 ちなみに、僕がデュエマーランドの一員として活動しとることはもうみんな知っとるニョロ。というか、ネズミはんがいつの間にか言っとったらしい。けど別に何もなかったからええんやけどな。……ネズミはんも、僕がスパイということは知らないらしいニョロ。良かった良かった。

 あとなんか言いたかったんやけどぉ……あ、そうそう!昨日ハカセはんから連絡があってな。なにしろ「そっち側の協力を全面的に行うようにする」ってさ。急にどしたんやろ思ったら、どうやらデュエマーハカイツリーのことを、そしてそのために自分たちをいいように扱っていたことも耳にしたらしい。

 

「聞き耳を立てておいて正解だったっちゃ。ここ最近、社長の動きが怪しかったっちゃからねぇ……てことで、ここからはお前たちに積極的に協力するっちゃ。このことはもうランボーにもバサラにも伝えてある。」

「あんがとさん。……仕事はどないするんや?」

「ある程度雑に行うっちゃ。そしたらあっちも見限りつけてクビにしてくるだろうし……そうしたら、もうこっちは自由っちゃ。そしたら、デュエマーハカイツリーの分析だったり何だったりを思う存分するっちゃ。」

 

 ……そういえば、僕がデュエマーハカイツリーのことを適当な理由つけて言ってればめんどくさい手を取ることはなかったのでは……?と思ったけど、まぁそのことに気づいてくれたしもうええか。しかし嬉しいニョロねぇ。心強い味方がついてくれたニョロ。んじゃ、こっちはこっちで色々準備をするニョロかねぇ……

 

 そして午後3時に学校が終わって、勝太くんとるるちゃんと一緒に帰ってたときやった。なにか前方からとんでもないネガティブオーラが迫ってきていたニョロ。

 

「な……なんだありゃ?」

「目で見てわかるぐらいにへこんでるわよね……あの人……。」

「ん?あれ、よく見たらベンちゃんじゃねぇか!?何があったんだ……?」

「テストで悪い点取ったとかやないんか?」

「えぇ〜あのベンちゃんが?ぜってぇねぇよ。聞いた話によればあいつずっと成績トップらしいし、勉強を怠るなんてことあいつがするのか?」

「ふーん、勝太くんと真逆なんやな。」

「そう!……いやおい、ギョウお前なぁ……」

 

 あ、遠回しにディスったのバレた。えへへ。

 

「そ……そこにいるのは勝太くんたちかい……?」

 

 何や今の声?ベンはんなんか?……それにしてひどくかすれとったけど……ホンマに何があったんや?

 

「うぅ……うわぁ〜ん!僕はどうすればいいんだ勝太くんーーー!!」

 

 いぃ!?この野郎俺に泣きついてきやがった!んぎぎ……意外と離れねぇし……!てかこいつなんなの!?何があったらあのベンちゃんがこうなんのぉ!?

 

「おい落ち着けって!……ほら、何があったか教えてくれねぇとわかんねぇしさ。」

「うぅぅ……うぅ……」

 

 うわぁ……クソ泣いてるよ。珍しい。

 んでな、聞いた話によると、彼女のレナさんと数日前に大喧嘩したらしい。んで、一向に謝れずに強がりを言ってたら、どんどん距離を離されるようになっちまって……で、自分の愚かさに怒りを通り越しちまって、こうなってるらしい。……まぁ、それはわかったんだけどさ。その話を聞いた瞬間に俺の後ろにいるデコちゃんからとんでもないオーラが出てるんだけど……なんで?

 ふーん……彼女との大喧嘩ねぇ……。かわいそうとは思うわよ?けど……なぁんかムカつくのよねぇ〜、そういうのがあるのって!このメガネ悲劇の主人公演じやがってぇ〜〜!もう少しぐらいそのままになってろぉ!オルァ、オルァァッ!!!

 

【おーっとるるちゃんの嫉妬が炸裂だぁーーッ!こんときのるるちゃんはもうヒロインではありません!ただの修羅です!】

「そうなんやなぁ。大変やね、ベンはん。」

「あぁ……。謝ろうにも、うまく言葉も出なくって……そうしているうちに、どんどん距離を置かれてしまって……助けてギョウくん!」

 

 えぇ……僕にぃ?まぁいいけど、僕に何ができるニョロかなぁ……訊いてみよ。

 

「別に構わへんで。けど何すればええんや?」

「……僕に、勇気を与えてほしい。彼女に謝れる勇気を……!!」

 

 結構難しいところで来たなぁ。勇気を与える……?ど、どうやって与えるんや?

 

「それを与えるのはかなり難しいことだとは、僕も思っている……だから!僕とデュエマをしてほしいんだ!」

 

 唐突!このアニメがデュエル・マスターズだからこそできるこの自然っぽい流れ!……と言ってもデュエマで勇気なんてもらえるもんなんかなぁ。って思ったら与えられるものらしい。たまげたニョロなぁ。

 

「ギョウくん。君のデュエマの実力は、僕の中学でももっぱら評判になっているんだ。今も昔もね……僕は君の実力というものを味わったことがない。だから今!ここで君とデュエマをして、その実力を体験する!そして……そこからもらった勇気で、レナさんに謝るんだ!」

「ベンちゃん…………なんかいい感じに言ってるけど…………」

「勇気の付け方のベクトルが……ものすごく曲がってるわね……。」

「……ま、それがベンはんのやり方なんやろ?んじゃぁ早うデュエマしよか。……そっちも急いどるやろ?」

「あぁ!」

【こうして!ベンちゃんとギョウのデュエマが、始まろうとしていたぁ!……ってか、この2人戦うの、ここが初めてなんだ。意外ーー。】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉達也(ベンちゃん) キーカード:革命龍程式プラズマ

 

寄成ギョウ キーカード:革命目ギョギョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュエマ、スタート!』

【初!ギョウVSベンちゃんのデュエマ!序盤は小型ブロッカーを並べて守りを固めるベンちゃんに対して的確にマナ加速を行いながら、アクア・スーパーエメラルでシールドを仕込むギョウ!この試合どうなる……】

 

ギョウ 4ターン目

 

「僕のターン。ドロー、マナチャージか・ら・の!成長目ギョウを召喚!」

「あれは……ギョウの野郎、新しいカードを持ってんのか?」

「なんか、カードの名前もギョウで、使い手の名前もギョウだからこんがらがりそうね……。」

「ギョウの効果発動ニョロ!自分のシールドを1枚マナへ。」

 

 これでマナゾーンにカードは6枚。残り2マナで手札を稼ぐニョロ!

 

「呪文、未来設計図。これでカードを6枚見て……イメン=ブーゴを手札に。ターンエンド。」

「ここで切り返すためのイメン=ブーゴを手札に加えた……」

「かなり大きな一手ね……!!」

 

ベンちゃん 5ターン目

 

「僕のターン。……究極の確率!それこそ……今このドローに収束されている!確率……99.99%!ドローッ!」

 

 なんか引いたみたいニョロなぁ。まぁシリンダとかやろ。

 

「行くぞ!ブレイン・チャージャーでマナを加速させたことにより、このマナチャージで6マナ!そして僕のバトルゾーンにはマイパッドが1体!よって……6マナで、革命龍程式プラズマをK・リミーの上に進化だ!」

 

 何そいつ。そんなカードあったっけか。……なーんにも覚えてないニョロー。

 

「こいつの登場時能力発動!カードを4枚ドローできる!!」

「一気に4枚ドローした!?」

「これで、手札の数は圧倒的にベンさんのほうが有利になったわね。」

 

 手札の数は戦略の数……それを有効的に活用しないほかはない!それが僕のデッキだ!

 

「プラズマでダブルブレイク!」

「アクア・スーパーエメラルでブロックニョロ!」

「マイパッドでシールドを攻撃だ!」

 

 うーん……シリンダじゃなかったのは意外やったけど、まぁその前にブレイクして勝てばええねん。超爆デュエル・ファイアーでブロッカーも全部破壊したし、今の状況やったら追い詰めることはできるニョロ。

 

「ターンエンドだ。」

 

ギョウ 5ターン目

 

「僕のターン。ドロー、マナチャージ。7マナでボルバルザーク・エクスを召喚!かーらーのー!マナをアンタップ!これでもう一回使えるニョロ。ギョウを召喚やぁ!これでシールドをマナに置いて1枚加速。かーらーのー?キリモミ・スラッシュ!ここで一気に畳み掛けるニョロー!ボルバルザーク・エクスでダブルブレイク!」

「…………トリガーはない。」

「ギョウでシールドを攻撃!」

「シールド・トリガー、サイバー・ブレイン。カードを3枚ドロー!」

 

 手札が増えてくニョロね。……あんなに増やしてどうするんや?戦略の数と言っても、多すぎたらこんがらがってまうニョロよぉ?

 

「ギョウでシールドを攻撃!」

「これでベンちゃんのシールドは残り1になる……!」

「次のターンで決め切らないとまずい状況になるわ!」

「いいや……それは決してない。これより、最終証明に入る!」

 

 メガネクイってやってる……ていうか、最終証明?

 

「プラズマの革命2発動!相手のクリーチャーが攻撃するとき、自分のシールドが2つ以下なら……S・トリガーを持つカードを1枚、手札からコストを支払わずに使える!サイバー・I・チョイスを召喚!効果で手札から……幾何学艦隊ピタゴラス!効果でギョウ2体を手札に!」

「シールドからじゃなくっても、相手のクリーチャーを除去できるってこと……!?」

「ベンちゃん、手札を増やしてたのはこのためかよ……!!」

「ターンエンドニョロ。」

 

 なるほど。迂闊に攻撃したらトリガーで返されるってことニョロか。……ロスト・ソウルみたい手札を捨てさせるクリーチャーが僕のデッキにはないから……プラズマを除去する以外にほかはないニョロ!

 

ベンちゃん 6ターン目

 

「最終証明は完了した!行くぞ!もう一体のプラズマをマイパッドの上に進化して、更に4枚ドロー!!そしてダブルブレイクだ!」

「くっ……革命2発動!イメン=ブーゴをバトルゾーンに!…よし、コスト7!これにより攻撃をしてる方のプラズマをマナ送り!」

「だがもう一体いる!プラズマでダブルブレイクだ!」

「これでギョウのシールドは0枚……トリガーを引かねぇと負けちまう!!」

 

 1枚目……2枚目ぇ……トリガー発動できるニョロ!

 

「シールド・トリガー、破壊者シュトルム!効果でI・チョイスを破壊ニョロ!」

「トドメまではいけなかったか……だが!まだ負けたわけではない!それに、僕の手札にはいくつかのS・トリガーを持ったカードがある!切り返しも十分だ!」

「ギョッギョッギョ……ほな、その切り返しを受けたうえで……僕はあんたに勝ってやるニョロ。」

 

ギョウ 6ターン目

 

「鼓動ドクドク魂ドクドク……骨の髄まで、ドク!ドク!ドクゥッ!!!引いたるニョロォ……ドローっ!来たニョロ。マナチャージして……いらっしゃーい、頂革命 我威亜ヴェロキボアロス!」

「出たーっ!ギョウのレジェンドカードー!!」

 

 まずい……今あの大型クリーチャーを止めるすべはあれど、プラズマは1体だけしかいない……!!

 

「かーらーのー?革命2、発動ニョロ!シュトルムを山札の下に置いて、あんたのプラズマをマナ送り!」

「くっ……最終証明が崩れた!?」

「まだまだやでぇ!革命0、はつどーう!マナゾーンからコスト10以下になるように、好きな数マナゾーンからクリーチャーを場に出せる。トット・ピピッチ。ポレゴン、そしてその上にぃ!革命目ギョギョウを進化!」

 

 一気にクリーチャーが2体…しかもまずいぞ。トット・ピピッチの効果でスピードアタッカーになっているから…攻撃をしてくる!

 

「ヴェロキボアロスで、シールドをクアトロブレイク!!!」

「……!!よし、シールド・トリガー、リトマス2体!こいつはブロッカー……な、なに!?」

 

 ……ど、どういうことだ?僕が出したリトマスが……破壊されただと!?一体何が……あ、あれは!マナゾーンのミツルギブーストがオーラを放っている……まさか、あれが?だが一体どうやって!?

 

「ギョギョウの効果発動ニョロ。こいつは相手のクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、そのクリーチャーのコスト以下の自然の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンからバトルゾーンに出せるニョロ。それにより、ミツルギブーストを出して、そいつをマナに戻すことで……ベンはん、あんたのクリーチャーを破壊できるニョロ!」

「馬鹿な……そんな能力があったとは……!!!」

「ギョギョウで、ダイレクトアタックニョロ。」

 

 決着ぅ!!んで……どうなんやろ、これで勇気はついたんかな?

 

「君とデュエマをして……勇気がついたよ。ありがとう。」

「(あ、ついたんや。……よくよく考えてみればなんでデュエマで勇気がつくんや?まぁええか。)よかったよかった。んじゃ、レナはんのところにいって謝ってきぃや。」

「あぁ。ありがとうギョウくん!行ってくるよ!」

 

 ベンはんが公園を出た……そんときやった。ばったりそこでレナはんと出会ったんや。

 

「レナさん!?」

「勉くん……!」

「……なぁギョウ、なんであそこにデュエにゃんこがいるんだ?」

「んん?なんや俺がいることが不思議か!よぉし説明したるわぁ!ついさっきな、今日の夕食のお魚買って帰ってたときにな……このおなごに出会ったんじゃ。そして話を聞いてくうちに感情移入してってな。けど……謝らないと意味はねぇだろ?だから俺が勇気づけたんだ。「大丈夫だ、謝ればきっとあっちも許してくれる」ってな。」

「漢過ぎるニョロ……!!!」

 

 ……そうだ。正直に謝らないと!僕の思いを一方的にぶつけてしまったんだから!

 ……謝らなくっちゃ。勉くんのことを頭ごなしに否定しちゃったから……。

 

「レナさん、ごめんなさい!僕の思いを、君の考えを無視して一方的にぶつけてしまって……!」

「……わ、私もごめんなさい!勉くんのことを強く否定しちゃって……もっと、私があなたのことを理解していれば、こんなことにはならなかったわ。」

 

 2人とも、私たちとデュエにゃんこにお礼を言って帰ってったわ……仲直りってとこかしら?……ま、いいんじゃないの?今日ばかりはどす黒くなっていられないわ。

 

「いやー良かったニョロねぇ。仲直りという穏便な形で済んで。」

「なー。……そういえばさギョウ。あの2人って、なんで喧嘩してたんだ?原因あんだろ?」

「確かに……おーい、デュエにゃんこー。あんたレナはんから喧嘩の理由聞いとるんかー?せやったら教えてほしいんやけどー!」

「あぁん?そんなの簡単なことじゃ。あいつら……」

 

 

 

「大福買って食べてたときに、つぶあんこしあんで大喧嘩したらしいで。男のほうがつぶあん派らしくてな。」

 

 ……はぁ〜?なんやその喧嘩の理由……。な、なんか一気にテンション下がっちゃったニョロ……

 

「いやー確かにわかる。魚だって刺し身で食うか焼いて食うかでぜんっぜん違うしな!俺も昔それでネコのダチと大喧嘩したことがあったなぁ。お前らもそういうのにはきぃつけぇや!食べ物って意外と怖いんやでぇ〜……にゃーっにゃっにゃっにゃ!」

 

 帰ってったニョロ……勝太くんとるるちゃんがもうすっごい嫌な顔しとる……。

 

「ギョウ、カレーパン食いに行こうぜ。なんか……もう、忘れたい記憶があるんだ……。」

「私も……。ゲスになってあいつ等追いかければよかったわ。」

 

 2人ともひん曲がっちゃった。ま、なっても仕方ないんかなぁこれは。いやしかし、ギャグテイストアニメのオチとしては、ええんやないか?うん。……カレーパン食いに行こうか。

 

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