寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第36話 デュエマ城を攻略せよ!ギョウVSチューやん!

 デュエマウスはんと暮らして数日がたった。ハカセはんからの連絡が来ぉへん。こっちから連絡してもなんにもない。……なるほど、そっちの展開は全く変わっとらんみたいニョロねぇ。ゾンはんにゾンビにされるっていう展開は。いや〜、変わると思ったんやけどなぁー。

 

 んで。そうなると他の展開も全く変わらないというわけで、デュエマウスはんのお腹に時限爆弾がセットされてるのもそうやったし、デュエマウスはんが社長を止めたいという思いをぶつけてくるのもそうやったし、みんなでそれに協力するのもおんなじニョロ。そしてなんやかんやあって、デュエマ城に到着ニョロ。城の壁は無機質な金属で覆われとって、足を踏み入れた瞬間にひんやりした空気が肌に張り付いてくるニョロ。……まぁ、そこに新しい三幹部がいるってことニョロな。

 

 ……けどな、こっからちょっと違ったニョロ。アニメのときは、勝太くんがカレーパンにつられて、そこからみんなもついていって……で、第1ステージであの原始人と出会うみたいな感じやったはずなんよ、たしか。けどそれが違くてニョロな?ふっつーにみんなで城の中に入って、そこからは2つのグループに分けて別行動だって形になったニョロ。    

 仕切ったのは……デュエわんこ。まぁそれはええんやけど……いつの間におったんや……?

 

「細かいことは気にしないで。二次創作小説なんだから!」

「……ニョロ。」

「よし。じゃあグループは……こうだ!!」

 

 決定して、そこからはグループで動くことになったニョロ。いやぁーしかしルシファーはん……  

 ……僕に恨みでもあるんですかね。なんで1人だけで行動させんのよ。普通半分半分やろぉ……

 

「君はこの中でもぶっちぎりのデュエ魂と実力を持っているから、単独で頼むよ!」

 

 ちゃうねん。僕だってみんなと一緒にいたかったニョロ〜。なんでやねぇん……。

 

「ま、もう過ぎたことやし何言っても仕方ないんやけどな……で、ここはあれか。ゾンビがおったとこか。てことはハカセはんとかもおるんか?いや、まだここに来とらんか。」

 

 じゃあえぇニョロ。ここにはようはないニョロ〜〜。誰もおらんがらんとした通路をとぼとぼ進みながら、ちょっとした肝試し気分ニョロなぁ。  

 てなわけで、もう1つの場所に到着ニョロ!宇宙人のおるところや!!

 

「邪魔するで〜。」

「邪魔するなら帰ってー。」

「はいよぉ〜。」

「ぅおい待て待て!ほんとに帰るなほんとに!!」

「乗っただけやんかぁ〜。僕はここを出る気なんてないニョロ。な、宇宙人はん。」

 

 謎の黒服の男2人と手を繋いでいるあのちっちゃい宇宙人こそ、ここの新しい三幹部の一人ニョロ。フニャフニャした足取りで揺れながら、こっちをじーっと見上げてくる。

 

「俺にだって名前はあるの!チューやんっていうのぉー!」

「ふーん。」

「あ!お前興味ないなぁ!?わかるぞ声の感じでぇ!!」

「うん、興味ないニョロー。」

 

 んがぁー!こいつなんかうぜぇーッ!声のトーンも抜けてるし、なんかフニャってるし!こうなったらヤケクソじゃぁ、俺の過去を洗いざらい話してやるーー!こいつが聞いても聞いていなくても、めんどくさい気持ちになりゃあそれでいいんだよぉ〜〜!!!

 

「……そうか。ならそんなお前には俺の過去を話してやろう。めんどくさいぞぉ〜?俺の過去は!」

 

 自分からめんどくさい言うんかいな……てか、なんで話すん?絶対話し長いやんか…。そうなると、文字数が多くなって「なんかよくわからないけど裏側の何かが大変になっちゃう」から………ええいこうなったら!

 

「ナレ太郎はん!カットよろしく!」

【はいよぉ!】

 

 そしてカット。チューやんはんは話し終わったはずなのにどこかムズムズした感じの顔してたニョロ。そりゃそうやろな。カットされてるんやもん。口だけがまだ何か動いとって、言葉の続きを探しとる感じニョロ。

 

「……なぁ?俺過去話したか?」

「話したニョロよ。」

「うーん……そっかぁー。じゃあ俺とデュエマしろー!ここに来た奴らは全員、デュエマで始末しろと社長から言われているのだ!!!」

「……黒服の二人、そうなん?」

 

 ……コクリ。

 

「あぁそうなんや。」

 

 あれ?こいつらって喋らんかったっけ……まぁええか。こっちはこっちでぽさはあるもんな。

 

「んじゃデュエマしよかー。展開がこれ以上あっても長ったらしいだけやもんなぁ〜。」 「展開がどうのこうの、よくわからないやつだ!始末してやるぞ!!」

『デュエマ、スタート!』

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     

 

チューやん キーカード:S級宇宙(スペース)アダムスキー

 

寄成ギョウ キーカード:裏革命目ギョギョラス

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     

 

【過去がカットされたためなんかよくわからない宇宙人?チューやんVS単独行動中のギョウのデュエマ!廃墟のような通路の広間が、そのまま急ごしらえのバトルフィールドになりました!】

「……おい、カードを見せろ!俺ちっちゃいから見えないんだよ!……よしよし。マイパッドを召喚しろ。ターンエンドだ。」

【黒服に任せて展開を行っていくなかギョウは……!!】

「マナチャージ。成長目ギョウを召喚からのぉ、シールドを1枚マナにおいてターンエンドや。」

【しっかりとマナ加速を行っていく。クリーチャーの数ではチューやんが有利を取っているが果たして……!】

 

 

ギョウ 4ターン目

 

「ドロー。成長目ギョウから、革命目ギョギョウに進化!そしてシールドを、ダブルブレイクニョロ!」

「……おい、トリガーはあったか!?……えぇーなかったのぉ〜?そっかぁ……。」

 

 露骨にしゅんとして肩を落とす姿は、なんかもう三幹部というより迷子の子供にしか見えへんニョロ。

 

「喜怒哀楽が子供やん。」

「うるせぇー!童心を忘れないのはいいことだろーがー!ま、こっからは俺のターンだ。一気にお前を追い詰めてやるよ!」

 

 

チューやん 5ターン目

 

「行くぞー!……宇宙ドローーーッ!!」

 

 ちなみにな、あの「……」の間に1分ぐらいのムービーが流れとったんやけど、別に気にしなくてええで。アニメと全くおんなじやからな。

 

「で……どうだ?引いたか?……よし、よくやったぞー!まずはスパイラル・ゲート。お前のギョギョウを手札へ!そして宇宙ステイションを召喚!行くぞぉ、この俺には届かないということを教えてやる!ジャッグラで攻撃!このとき……S級侵略[宇宙]発動だぁーー!これこそ、俺の最終切り札、S級宇宙アダムスキーだー!!!さらに、ステイションの効果で1ドロー!」

 

 フッフッフ。今引いたカードがちらりと見えたぞ……アダムスキーだ!このまま押し切ってやる……。

 

 でっかい円盤だらけの影がバトルゾーンにどんと降りてくるニョロ。こいつは確か……結構めんどくさいクリーチャーやったよな?確か……ブレイクの代わりに山札を……

 

「さぁー、アダムスキーの攻撃を解決させてもらうぞ!……山札になぁ。」

 

 4枚墓地送り……これが結構きついんよなぁ。カードが弾かれるみたいにバラバラと墓地に落ちていく音が地味に耳に残るニョロ。

 

「アダムスキーの効果により、俺はお前のシールドをブレイクする代わりに、2枚の山札を攻撃する!そしてこいつはダブルブレイカーのため、2×2で4枚を墓地送りにすることができるのだ!ターンエンド。」

 

 

ギョウ 5ターン目

 

 残り山札の枚数にはまだ余裕がある。今のうちに動くしかないニョロ。まずは、あいつを破壊するところからやな。

 

「マナチャージ。そしてギョウを召喚。これにより、シールドを1枚マナ送り。かーらーのー……呪文、ボルガニック・ランス!ステイションを破壊からのシールドを1枚墓地送りー。」

「なるほど、アダムスキーがいるからそれが無駄だと察したことによる行動だな?」 「それもあるけど……こういうのもあるニョロよ。ギョギョウの革命2により、こいつを召喚するコストは5少なくなって1マナニョロ。」

「な、なな、なんだと!?」

「よってギョギョウを1マナで召喚。そしてアダムスキーに攻撃や!」

「ぐぬぬぬぬ……!やるな!」

「ターンエンド。」

 

チューやん 6ターン目

 

「ドロー。」

 

 このターンは何もできない。クリーチャーを展開しておくか。

 

「ステイションを召喚。」

「かーらーのー?ほい。」

 

 なっ!?ギョウのバトルゾーンにクリーチャーが!?

 

「おい、ズルすんなよ!ひきょうものーー!」

「誰が卑怯者や誰が。これはギョギョウの能力なんやでぇー。」

「能力……!?」

「そうニョロ。相手がクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、そのクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを、マナから場に出せる。よって、ジャスをバトルゾーンに出してさらに1枚加速ニョロ。」

 

 まずいぞ……やはりあの鳥クリーチャーは潰したほうが良さそうだな……!!

 くそぉ~額に汗がじんわり滲むー。むず痒い~!

 

「ターンエンドだ。」

 

 

ギョウ 6ターン目

 

「ほないくでぇー。マナチャージからのギョギョウでシールドをダブルブレイク!」 「今度はあるか?どう?……あったか!おぉ、2枚ともトリガーだぁ!宇宙ドローンと呪文、サーフ・スパイラル!ドローンの効果で1ドローして、サーフ・スパイラルの効果で……ここはギョギョウを手札に!更に1ドロー。」

 

 うーん……ギョギョウを潰しに来たか。まぁええニョロ。ジャスでシールドを攻撃するだけや。

 

「くっ……最後のシールドまで割られたか!だがまだだ。俺の力はまだまだこんなもんじゃないぞ。」

 

 

チューやん 7ターン目

 

「ぃようし……準備は整ったぁ!今こそ、S級侵略の力を見せるときだーー!!まずは、宇宙タコンチュを召喚!これにより、俺のクリーチャーはすべてマジック・コマンドを得るのだ。そしてマリン・フラワー2体も召喚だ!いけぇマイパッド!攻撃だぁ……と、このときに侵略発動。アダムスキー!お前の山札を削っていくぞーーー!!」

「あー。山札が消えてくニョロなぁー。」

「フン、まだまだ。ここからだ!ドローンで攻撃!このとき、バトルゾーンのアダムスキーをステイションの上に侵略という形でおける!これこそ、無重力侵略、無重力デュエマだ!」

 

 なぁんか最初に無重力つけときゃええ感凄まじいニョロなぁ。……ま、そんなもんか。

 

「そしてまた4枚墓地送り!まだいるぞ。ステイションで攻撃!このときにも[宇宙]発動!アダムスキーで、4枚墓地送りだー!ははは!これでお前の山札は、ほぼ消え去った!次のターンでおしまいだぜー!!」

 

 

ギョウ 7ターン目

 

 次のターン、ねぇ……。そういうのは、来ればの話ニョロ……。来なければ敗北あるのみ!それを今から……身を持って教えてやるニョロよ〜。

 

 鼓動ドクドク魂ドクドク……骨の髄まで、ドク!ドク!ドク!ドクゥッ!!応えろカードよ!ドローっ!!

 

 来たニョロよぉ……宇宙人に大目玉食らわせる切り札がなぁ!

 

「まずは呪文、再誕の聖地。墓地にあるカードをすべてマナゾーンへ。」

「なにぃ!?」

「かーらーのー!ギョギョウを1マナで召喚や!そしてぇ……ギョギョウでシールドを攻撃!このときに……侵略発動ニョローーッ!ほい!」    

 

 侵略だと!?馬鹿な、革命の力を持っているやつが侵略を……ハッ!そういえば、社長から教えられていた……「僕の会社にスパイがいたことがある。革命と侵略、2つの力を使うことのできる、とてもとても嫌いな野郎……」まさか、こいつのことだというのか!?

 

「侵略!裏革命目ギョギョラス!登場やぁ!」

 

 黒い光が渦を巻いて立ち上って、その中から巨大なシルエットがぬっと現れるニョロ。

 

「デ……デカい……!これがこいつの侵略クリーチャー……!?」

「ギョギョラスの効果発動ニョロ。ドローンをマナ送りにしてかーらーのぉー!僕はマナゾーンからアクア・スーパーエメラルをバトルゾーンへ。これにより、シールドと手札を入れ替えてからの……今加えたのを捨てて、デッドブラッキオを出してからの!マリン・フラワーをマナ送り!」

「だ……だが!まだ1体のマリン・フラワーは……」

「それもどうしようもなくなるんやでぇ。今捨てたのはキューブリックや。もう一体のマリン・フラワーも手札に!」

 

 ……嘘だろ。こんなことあるのか……。馬鹿なァァーー!?

 

「ギョギョラスで、ダイレクトアタック!!」

 

 巨躯から放たれた一撃がチューやんの体をまるごと呑み込むぐらいの光になって弾けるニョロ。決着ついたニョロ。てことで、ここはおいとまさせてもらうニョロー。

 

「くそう……負けてしまった。だ、だが!まだ2人幹部はいる……ゾンさんとゲンちゃん。お前には、その2人を超えることは出来……ないぞ……ガク。」

「……そうかいな。ちなみに、多分ゲンちゃんってやつは倒されとるで?」

 

 ……そうか。……え?それマジ?

 あ、この場所になんかおあつらえ向きに設置されている横の巨大テレビが、急についたぞ?

 

「おーいギョウー!」

「ん?勝太くんたちや。どうしたニョロー?」

「なんかでっかい原始人を倒したからよぉー、今からそっちに合流しに行くぜー!どこいんのー?」

 

 えぇ嘘だろ?ゲンちゃん負けちゃったのかよ……!!てか、こいつ一人じゃなかったんかい!!あぁ~膝から力が抜ける~~…へなへなぁ~

 

「……ほら、倒されとったやろ?」

「本当……なのかぁい……今度こそ、ガク。」

「おーいギョウー?どうしたー?」

「ん?あぁごめんごめん。こっちも宇宙人のデュエリストを倒したニョロ。まぁそれは一旦おいといて。今どこにおるかっちゅうとなぁ…………」

 

 離れていく……クソぅ、もうお前しかいない!頼んだぞ……ゾンさん……!!!

 

 まさか……ゲンちゃんもチューやんもやられたとは……しかもチューやんのほうは、あんの憎ったらしいギョウが倒してやがる!ムキー!!

 ……し、しかし、あいつのデュエマの実力は悔しいが認めざるを得ないぐらいに本物!この僕を倒しているんだから!こういうときは……ど、どうすればいい?  

 ん?ノック?……声からしてゾンさんか。入っていいよー。

 

「おーい社長ちゃん。」

「どうしたんだいゾンさん。君にはこちらに向かっているハカセとランボーの始末を頼んでおいたはずだけど……」

「いや、それをしようと思ったんだが、その前にとんでもねぇ情報を手に入れることができたんだよ!これを見てくれ!」

「デュエマフォンを……?一体何が……こ、これはっ!!」

 

 まさか……意外だ。ギョウの家には一人の少女がいる!ゾンさんは待ち時間にそれを見つけてくれたのか……!なんと優秀な!画面に映る映像を凝視するうち、口の端がゆっくり吊り上がっていく。

 

「この情報はでかいぞ……ありがとうねぇゾンさん!そうだ、君にはお礼に、このカードをあげるよ……バサラくんのデッキから奪ったカードなんだけどね、「レッドゾーン」君ならこれを腐らせることができると思うんだ……。」

「レッドゾーン……いいねぇ、腐らせがいがあるってもんだぜ!ありがとう社長ちゃん。それじゃ、あいつ等をぶっ潰しに行ってくるぜぇぎゃぁははは!」

 

 さぁて、それじゃあ僕は、この少女を…………利用させてもらうとするか。

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