寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
「けっ。何をいうかと思えば……この俺を倒すだと!?できっこないね。」
「やってみなければわからないよ。」
このやろう、いちいちムカつくぜ……いつだってチヤホヤされてきたんだろうなぁ、俺とは違ってよぉ……それが気に入らねぇんだよ!
あいつらがバチバチにやり合ってる間に、私達はおいとまさせてもらうっちゃ。やることは終わったんだし、それに……もうあの2人はいないし。……あ!忘れるところだったっちゃ!あれを渡さなくちゃ……!
「ギョウ、これをルシファーに渡してくれっちゃ。私はデュエマーハカイツリーの停止方法を探ってみるっちゃ。もう場所は特定しているっちゃからね……。」
「こいつは……そうか、やってくれたか!」
「あとは頼んだっちゃよ。それじゃ!」
さて……元々のミラダンテと……あとこの2枚。新たなるミラダンテとその進化元!
「……ルシファーはん。」
「ん?ギョウくん、一体どうしたんだい?」
「これを。前にハカセはんに渡したあんたのミラダンテニョロ。新たな姿を見つけてくれたらしいニョロ。」
これは……ありがとう、2人とも。これで本気で戦える!!となれば、今この場所でやるのは野暮というものだ。……とっておきの場所が、この近くにある。
「ゾンさん……といったね。」
「あぁん?何だよてめぇ。」
「場所を変えよう。僕たちのデュエマにふさわしい場所がある。」
場所?……てことは、アニメでやったように……
案内されて到着したのはデュエマ甲子園の会場やった。やっぱりそうなんか!……でも、なんでここにするんや?アニメではこのギョウがそれをやっとったけど、ルシファーはんにこれをする理由は……?
「ここが……てめぇの死に場所か?ケケケ……」
「いいや。勝つところさ。僕は昔、君を従えている人に、毒を仕込まれてね。……それとは関係はないけど、全力のデュエマでギョウくんに敗北を喫した。そして、ギョウくんは僕が託したモルトNEXTで、牛次郎を倒してくれた。」
「やっぱり……妙にギョウを嫌ってたのはそういうことだったのか……。」
「そして今!ギョウくんはこの僕に、新たなるカードを託してくれた!返せていなかったあのときの恩をここで返す!そのために、僕は今ここへと君を連れてきたんだ!そして……しつこいかもしれないが、1人の命を弄んだことが君たちにとって最大の罪だ。それを裁くためにも、ここは適している……。」
そういうことかいな……ワイが全体的に展開を変えとるから、こんな感じになるんかいな。……へぇ〜、おもろ!
「ねぇギョウ、ルシファーって強いの?カードにいるときでも、あなたのデュエマしか見たことがなくって……実感がわかないというか何というか……」
「めちゃくちゃ強いで。なんてったって……ワイを窮地に追い詰め、あわよくば勝つかもしれへんほどの実力者。一歩間違えればそこでおしまい。油断なんてしたらあかん存在ニョロ。」
「……頑張れよ!ルシファー!」
「あぁ。勝太くん!」
シールド5枚、手札5枚……準備は整った!
「覚悟を決めろ、ゾンビ。」
「こっちのセリフだぜぇ?ナルシストが!」
『デュエマ、スタート!!!』
ゾンさん キーカード:超不死デスマトメル
ルシファー キーカード:ミラクル・ミラダンテ
【ついに始まった、光と闇のデュエマ!序盤はララァ2体とコマンデュオ1体を並べるルシファーに対し、ゾンさんはボーンおどり・チャージャーや不死デッドなどを使い、墓地を増やしていく……。まだ2人のシールドは5枚。ここからどうなる……】
ルシファー 5ターン目
「僕のターン。ジェネラローズを召喚!そして、コマンデュオをバトルゾーンへ!更にレッドローズを、最後にラ・クルスタをバトルゾーンへ!!」
「これは……ルシファーの絆の連鎖!」
「クリーチャーの数で、一気に有利を取ったわ!」
有利……違うんだよなぁ。あいつらはアホだからわかっていねぇみたいだけど、墓地にはもう、あいつが2枚眠ってるんだよ……!
「コマンデュオで、シールドをダブルブレイク!」
「ヒヒッ。シールド・トリガー、デス・ゲート!ジェネラローズを破壊して、墓地から滅城の獣王ベルヘル・デ・ディオスをバトルゾーンへ!」
「……(ララァで攻撃をしてしまったら、破壊される可能性が高い……)ターンエンド。」
ゾンさん 6ターン目
「俺のターン。ドロー。……よし。ブラッドレインともう一体不死デッドを召喚!これで4枚墓地を加速!行くぜぇ……デッドでコマンデュオに攻撃!こんときに……S級侵略[不死]発動だぁーー!墓地からデッドゾーンを、2枚重ねてバトルゾーンに!」
「墓地から侵略!?一体、どういうことなんだなぁ!?」
「デッドゾーンは……墓地から侵略できるクリーチャー。破壊しても、また復活してくるということか……。」
「そういうこったなぁお前ら。そしてデッドゾーンの効果発動。相手のクリーチャーのパワーをマイナス9000!レッドローズとアンタップしている方のコマンデュオを破壊!そしてタップしている方のコマンデュオも……おさらばだぜぇ!」
一気に3体のクリーチャーを破壊しやがった……!しかもあいつには、まだクリーチャーが残ってやがる!
「ベルヘル・デ・ディオスで攻撃。能力を発動。デッドゾーンを破壊して2枚ドロー……。」
「まさか、またデッドゾーンが侵略してくるんだなぁ!!?」
「次のターンに、だがなあ。シールドをダブルブレイク!」
ブロックはしなかったが……トリガーが1枚も来なかった。手札が増えて戦略の幅が広がったとはいえ、今いるクリーチャーは1体のみ……しかし、ここまでやってくるとは!
ルシファー 6ターン目
「ドロー。」
まさかあのゾンビ野郎がここまでやってくるとはな……けど、ルシファーは負けねぇ!絶対に負けねぇはずだ!
「マナチャージ。そして呪文、ヘブンズ・ゲート!効果でライトデュエルとカイザルバーラをバトルゾーンへ!そしてカイザルバーラの効果で、手札からジェネラローズをバトルゾーンに!」
「チッ、またそのパターンかよ。」
「そしてコマンデュオを、レッドローズを、そして……ローズダカーポをバトルゾーンへ!そして1枚ドロー。」
4コストが出てきた……ここんところでおしまいかな。じゃあいいぜ。またデッドゾーンで破壊地獄を味合わせてやる!
「おぉ!すごいね、ルシファーって人!」
「ワイの言ったこと、ほんまやったやろ?」
「(今引いたカード……これはギョウくんが僕に託してくれたカードの……進化元、か。よし!)エメラルーダをバトルゾーンへ。そしてシールドと手札を、入れ替える!」
「一気にクリーチャーを大量展開し直したべ!」
「さすがルシファー、あのような状況をすぐに立て直すとは……やはり最強の座は伊達ではない、ということか。」
これでブロッカーを4体並べることができた。……あとは!
「ラ・クルスタで、ベルヘル・デ・ディオスを攻撃!このとき、ライトデュエルの効果を発動!光のコスト6以下のクリーチャーは、すべてのバトルに勝てる!よってベルヘル・デ・ディオスを破壊!」
「そぉんなことしたって、すぐに復活するんだぜぇ?」
「……そうだね。だけど、その2体のみでこの布陣は崩せないはず。君のバトルゾーンには、コマンドが1体しかいないからね。」
……くそっ。まぁたしかにそうなんだよなぁ〜、あの量のクリーチャーを止めることはできねぇ。次のターンでよりクリーチャーが増えてくるか、こっちの動きをすばってくるとなると……つまり、あいつを引くしかねぇってことだ。
「ターンエンド。」
これでルシファーがまた一歩リードした!いいぞ……このまま押しきっちまえ!!
ゾンさん 7ターン目
「俺のターン……ここで、てめぇのクリーチャー全員を、腐らせてやる!」
「なにっ!?」
「ひやぁーーははは!!ぜぇんぶゾンビにしてやるぅ!人も、呪文も、クリーチャーもぉ!全部腐らせりゃ、オールオッケーだぁーーー!さぁ、蘇ってこい……俺の切り札ァァ……ヒャァーーハハハ!!引いてやったぞ!まずはダッシュ・チャージャーをマナチャージ!!」
火文明のカード……闇単色のデッキでは、なかったのか!……まずい……楽譜が狂った!!
「そして行くぜぇ……墓地にあるクリーチャーをすべてこいつの生贄にして……超無限墓地進化だぁ!!!超不死デスマトメルを召喚!!!」
「すべての墓地のクリーチャーの上に重ねるとは……あれがあのゾンビの切り札なのか……!?」
「まだまだだぁ。呪文、二刀流トレーニング。これでデスマトメルは2回攻撃できる!行くぜ、デスマトメルでシールドをダブルブレイク!」
ん?ちょっと待てよ……?アイツで攻撃をしても、ライトデュエルがいるから光のコスト6以下のクリーチャーは、バトルに勝てる……それをあいつは知ってるはずなのに……何がしてぇんだ?
「こんときに……能力発動だぁ!!!」
なっ……僕のクリーチャーが大量に破壊されただと!?一体何が……
「デスマトメルは攻撃時に、相手のクリーチャーすべてのパワーをマイナス5000できる!よって、お前の雑魚クリーチャーは、一気に腐らせることができるってわけだ!!」
「……てことは、お兄ちゃんのクリーチャーは……」
「あともう一回の攻撃で、全部破壊されるってのかよ……!?」
「ででで、でも!コスト5以下のエメラルーダがいるんだなぁ!」
「エメラルーダでブロック!」
これで、被害は最小限に防げた……。ふぅ。
「へッ。安堵しているところ悪いが……見てみろよ、デスマトメルを!!」
ば、馬鹿なっ!?どうして生きているんだ……!?
「デスマトメルは破壊されるとき、下にあるカードを3枚墓地に戻すことで、破壊を防げるってこったぁ。墓地においたのはデッドゾーンとジェニー、デッド……この意味がわかるな?」
「やべぇ……あいつの墓地にはデッドゾーン……そして、もう一回攻撃できるデスマトメル!どうすんだよ、ルシファー!?」
「ねぇギョウ……勝てるよね?ルシファーさん…………?」
「安心せぇ。あの程度で負ける男やないニョロ。」
負ける男じゃないって言っても……あの状況、どうやって覆すのよ!?
「デスマトメルで攻撃!そしてぜぇんいん破壊だぜぇーー!さぁ、シールドをブレイクだ!!」
「(1枚目……2枚目……3枚目……)よし!シールド・トリガー、ヘブンズ・ゲート!効果でダンテとミラクをバトルゾーンへ!」
「無駄だぜ!デッドで攻撃ぃ、こんときにデッドゾーンに侵略!そして……ダンテを破壊だぁ!」
……ダンテが……破壊された瞬間に山札の上に行った?……そうか、そういうことなんだね。1枚目のシールドチェックのときに手札に加えたことレジェンドカード……この力を解き放つために……!!
「ブロックしても意味はねぇ。まだブラッドレインがいるんだ。お前は勝てねぇよ。さぁ、負けを認めろぉ、ルシファーーー!!!」
「お兄ちゃん……!!」
デッドゾーンの攻撃が、僕へと向かってくる……それでいい。フィナーレを盛り上げるのにはそれが必要だ。
轢けーーー!デッドゾー……ン?なんだ、声が聞こえてくる……この声は、クリーチャー……か?
「革命0トリガー、ミラクル・ミラダンテ!」
「よっしゃー!ワイとハカセはんが託したカード、今ここで輝くときやーー!!!」
「こいつは、山札の1番上が光のクリーチャーであれば、バトルゾーンに出せる!」
「……クリーチャーであれば……はっ!そういえば破壊したあの雑魚クリーチャーが……!?」
「そういうことさ。ダンテを、ミラクル・ミラダンテに進化!さらに、ダンテの効果でヘブンズ・ゲートを手札に!そして、ミラクル・ミラダンテは次の自分のターンの初めまでブロッカーを与えて、相手のコマンドは攻撃できない。」
大型クリーチャーを出しただけじゃなく、こっちの動きを封じてきやがった!くそっ……ブラッドレインもミラクにぶっ潰されるだけかよ……!!デッドゾーンが破壊された……ここはターンエンドするしかないな。
「……へへへ。一回しのいだか。けどどうするんだ?俺のシールドは残り3枚。その2体じゃトドメまで行けないはずだ。攻撃できるクリーチャーを引かなくっちゃなぁ……?」
「ならば引けばいい。それだけの簡単なことさ。」
ルシファー 7ターン目
「僕のターン……そして今、この瞬間から、僕の本当のデュエマが幕を開ける。ドロー、それは過ぎ去りし時の中で行われる、アツかりし一瞬のシンフォニー。この手に最高のカードを!!……さぁ、罪を償う時間だ!!」
「きっ、きさま……!!引きやがったか!!」
「よし!このまま押し切れールシファー!」
「ミラクの上に、ミラダンテを進化!!!これにより……カウントダウン、2!次の自分のターンの初めまで、君のクリーチャーをすべてタップし、次の自分のターンの初めまでアンタップしない。」
うぐっ!?足が縛られて自由に動けねぇ!これがあいつのデュエマだってのかよ……!
「そして……カウントダウン、1!ミラダンテの革命0により、君はもうクリーチャーを召喚することはできない。」
ぐぅっ!!?こんどは両手かよっ!?
「くそぅ……俺は、このまま負けるのか……そんなぁ。」
「おーいゾンビ野郎!さっきの威勢はどこへ行ったんだ?」
「くぅ〜……(なぁんてな、アホ抜かしやがれ切札勝太!俺にはまだ呪文がある……墓地にあったカードにはほとんど呪文はなかった!となればシールドにある可能性も高いってわけなんだよ!!!)」
「最後の頼み、呪文が使えると思っているね?」
「ぎくぅ!?」
「呪文、ミラクル・ストップ!これで君は呪文すら唱えられない。……カウントダウン、0!!!」
止まった……俺の時が……!
「クリーチャーも、呪文も、すべてを封じた。……君を倒すための楽譜は完成した!!!」
「おんのれぇルシファァァァーーーーー!!!!!!」
「さぁ、「狩り」の時間だ!!ミラクル・ミラダンテで、トリプルブレイク!」
「(1枚、2枚、3枚……デーモン・ハンド!!!なのにぃ……使えねぇ!!)ぐぐぐ……くそっ!くそっ!!!こんなことがあるはずがねぇ、こいつがあれば俺は勝てるのに、俺はルシファーを倒せるのに!!!」
「さぁ、みんなの敵を取らせてもらう!ミラダンテで、ダイレクトアタック!」
「嫌だ……負けたくねぇ、負けたくは……!!!!」
これで終演だ。……ギョウくんに恩を返すことは、できただろうか……。
「すげぇぞルシファー!やっぱ強ぇな!!」
「いいや……ギョウくんと、ハカセくんのおかげさ。僕のミラダンテの新たなる姿を見つけてくれたんだから……。」
ギョウ……なんかいっつもすげぇことしてね?主人公であるこの俺が影薄いんだけど……なんで?
「……ん?これは……!!」
ん?どうしたベンちゃん。
「みんな、これを見てくれ!!!いま匿名希望で送られてきた写真と、それに対する内容なんだ……!!」
デュエマフォンを……んな、なんじゃこりゃぁーーー!?
「あぁ、デュエマーハカイツリーか。」
「え、ギョウお前知ってんの……?」
「まぁハカセはんに教えられたからな。その匿名希望ってのも、多分ハカセはんからやろ。(ホントは最初っから知ってたけど、まぁそんなこと言ったら変だし、言い訳のための何かがあってよかったニョロ。)んで、そのツリーはな、1度起動したらだぁれもデュエマができなくなってしまうんや。まぁ簡単に説明すればこんな感じ。」
「そんなもんをあの電球男は作ってたのかよ!?」
「(電球男て……まぁたしかにそうやけど。)そういうことニョロ。んで、それを破壊する方法は……書いてへんのか?」
「待ってくれ。今、下にスクロールしているから…………あっ、一番下に書いてあったぞ!方法は……今のところ、牛次郎を止める他に……ない……!?」
はぁ〜あ。負けちまった……これじゃ社長ちゃんに合わせる顔がねぇ。帰って、なんて言われるのかなぁ……ん?コイツラは……新三幹部の二人!
「ゲンちゃんに……チューやん。どうしたんだよ?」
「ゾンさん……私達は、社長に尽くしています。今も、これからもそのつもりでいます。しかし、今匿名希望で送られてきたメールによって、ハカイツリーのことを知ってしまったのです。」
「ハカイツリー……?ほ、本当だ!デュエマフォンに送られてきてやがる……!?」
「ゾンさん、社長を止めようぜ?このままじゃ、俺達はデュエマをできなくなっちまうんだ!」
「……け、けど……社長ちゃんはそれを望んでいるはず……だから、これを作ったんじゃねぇのか?」
「いえ、その可能性は薄いかと思われます。思い出してください、昔のことを……新たな幹部として、力を見せるために私達は社長とデュエマをしました。その時、彼はとても楽しそうでした……。」
「何が社長を狂わせたのかは知らねぇがよ、社長だってやりたくはねぇんだぜ?こんなこと。多分よぉ。」
……そう、だよな。そういえば俺とデュエマをしてくれたときも、すごく楽しそうだった。……ごめんよ社長ちゃん。計画は、止めさせてもらうよ。そしたらまた、俺達とデュエマしてくれるかな……?
【デュエマハカイツリーのことを知ったみんな……その頃、デュエマウスは!】
チュー……。僕のお腹にセットされている爆弾が爆発するまで、まだ時間はあるでチュ。けど……なんでチョうかね?ものすごい胸騒ぎがするでチュ……社長……。
【彼もまた、嫌な予感を……。】