寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第44話 これまた久々頂上決戦!勝太VSギョウ!

 【ある真夏の昼にて……。ギョウとジャスは楽しくゲーム中。イメン=ブーゴはカードの中でぐっすり。すると……?】

 

 ピンポーン

 

 ん?誰や?今ジャスはんとゲームしとったところやったのに。でも無視するわけにもいかへんしなぁ。

 

「ちょっと待ってて。」

「うん。」

「はぁいどなたですかぁ〜。ってあら。」

 

 ルシファーはんや。けど……なんか沈んどるな。玄関先で立っとる姿勢まで、いつもよりちょっと丸まって見えるニョロ。

 

「まぁまぁ、上がってニョロ。」

「ありがとう。ギョウくん。……お邪魔します。」

 

 あ、ルシファーさんだ。あのゾンビ倒した人。こんにちはー。

 

「……彼女、髪を上げたのかい?ずいぶん可愛らしくなったね。」

「せやろ?」

「……えへへ。」

「んで、どしたん?なんか見た感じ、いい気分じゃなさそうやけど……。」

「あぁ、君なら話を聞いてくれるかなと思って、ここにやってきたんだ。実はね……。」

 

 僕らはテーブルに座りながら、ルシファーはんの話を聞いた。内容はこう。勝太くんが飼っているハムスターたちが、いつの間にか喋れるようになっていた。……まぁそこらへんはヴァンソーコーってやつの影響やな。

 んで……そこからが問題だった。なんか喋れるハムスターも1匹増えていて、それがたまたまテレビに取り上げられた。それを見た勝太くんは、2匹のハムスターをどうにかこうにかして利用できないかと企み……今では巨大施設を建てるほどになってしまったらしい。  

 なるほど。つまりはアニメ第3話の内容とおんなじっちゅうわけやな。けど……なんで僕にそれを伝えに来たんや?

 

「……実は、僕も、そんな勝太くんを止めようとしたんだ。あれ以上行くと、取り返しがつかなくなると思ってね。このデュエルマスターズVSRFの主人公だとしても……。」

【ルシファーさん?やめて?主人公とかそういうのは言わないでってば……!】

「けど、彼がそれを生理的に拒んでしまってね。ハムスターは無理らしいんだ。」 「彼?……誰もいないわよ?」

「服の中とかに隠れとるんちゃうんか?クリーチャーが。」

「あぁ。紹介しよう。」

 

 ルシファーはんがカードを取り出すと、そこからクリーチャーが現れた。名前はドレミ。……あぁ、アニメでもあった少しばかりの潔癖症が、重度になっとるわけやな?こうやって僕がおる影響で……。

 ちっちゃくてかわいいわね。うーん、どういう骨格してるのかしら。

 

「彼が嫌だと言うんだ。」

「あのような汚らわしいものに触れたくはありません!ど……どうも、生理的に受け付けないのです。」

 

 服の袖を口元にきゅっと押し当てて、あからさまに一歩後ずさっとる。まぁ、わからなくもないな。汚いものが生理的に無理っていうのは。

 

「それで……勝太くんを止めるということを、君に頼みたいと思って、ここにやってきたんだ。」

「なるほどな。」

 

 めっちゃ汗かいてる…。

 

「……ねぇ、暑いなら脱げば良くない?その厚着……。」

「いや、そういうわけにはいかない。小説だけど、だとしても、なんか絵コンテの人の仕事が増える気がするし、何よりこんな1話限りの話に脱衣した僕を書く必要は一切ない!」

【おい!ラインを超えちゃったって今のは!】

「…………たしかにそうやな。僕だって、暑いのは平気っていう設定があるから長袖でも大丈夫だし……。」

【もうこっちもだめなのかよ!なんでこういうところが抜けてるのかなこの2人は!】

「ま、わかったニョロ。勝太くんを止めればええんやな?じゃあ止めてくるニョロ。新しいこの切り札も、使ってみたかったしな。」

「ありがとう。ギョウくん。」

「……で、どこおるん?勝太くんは。」

 

 ルシファーはんは外へと出て、おる方向を指さしてくれた。わっかりやすくなんかが建ちそうなところがあった。あそこか。んじゃあ行ってくるかな。デッキは持った。

 

「ジャスはん、手ぇ貸し。」

「え?手?」

「うん。包帯ですっ飛んでくから、離れんように手ぇ貸してほしいニョロ。」

 

 ……手、あったかいなぁ。こんな感じだったっけ?ギョウの手って……。心臓がやたら大きく鳴ってる気がして、なんだか変な感じ。

 

 ムギュ。

 

「えぁ?」

「よぉし!じゃあ行ってくるニョロ〜。結果は帰ったら伝えるニョロ。それまで家にいてええからなぁ。」

「うん。気をつけて!」

「行くでジャスはん。」

「……う、うん……。」

 

 ギューってされてる、今私ギューってされてる!だめだわ、うまく反応もできないぐらいに熱い……!!顔が火照って、きっと今、すっごい変な表情してるはず……見られてなくて良かった。

 

「そうれ出発やぁ!」

 

 んな感じで、到着。いつものように移動中はカットニョロ。だぁれも興味ないやろしな。

 

「ほい。いきなりでごめんニョロなぁジャスはん。……怖かった?」

「ね、ねぇギョウ!!……かか、帰りは……手を繋いで一緒に帰ろ?包帯で、移動しないでさ……ね?」

 

 わ、私にはまだ早いわ……あそこまで近づくのはやっぱりまだ早い!手をつなぐぐらいがちょうどいいのよ……今の私には!あぁもう!こういうのって正直に伝えられないものなのね……想いっていうのは!心臓がまだドキドキいってて、うまく息が整わない!  

 

 やっぱり怖かったんかなぁ。顔も赤いし……涙目やし。無理させないほうがやっぱりええニョロな。反省ニョロ。

 

「じゃあ、ジャスはん。勝太くんたちのもとに行くニョロよ。もう前に見えてるニョロ。」

「うん。そ、そうね……。」

 

 まだ怖いの引きずっとるんかなぁ。ちょっとカードに入っといてもらおう。こういうときっていうのは、1人で心を落ち着かせるのが一番ええニョロ。さて……調子乗っとるんやったら現実を見せなあかんなぁ……主人公やとしても、灸を据えなくっちゃ……。

 

 俺、切札勝太!いやーー人気者はつらいねぇ、うんうん!!ハムカツとボスカツは本当によくやってくれるなぁ〜。これで金をがっぽり稼いで、俺も大人気キャラクターに……

 

【説明しよう!勝太のヴァンソーコーのパワーにより、何とハムカツもジャスちゃんと同じように、クリーチャーになっていたのだ!そしてその後、ギョウに負けた意地悪に目を付けられ、デュエマをしたところ……】

「漢の2号ボスカツ、参上!!」

【といった感じで、なんとボスカツというハムスターが登場!意地悪に勝ってから一週間後、テレビで喋るハムスターとして収録され大注目!そしてその人気がとどまることなく、番組を持ち、グッズも売られ!そして今、テーマパークまで作られようとしていた!】

 

 ナレ太郎はん説明お疲れさん。そんじゃあ、こっちにバトンタッチニョロよ~。

 

「やっほー。勝太くん。お友達もおるみたいニョロな。」

 

 この声は……ギョウか。あ、そうだ!ギョウにも自慢してやろーっと。

 

「見たまえギョウ!これは、俺が有名になった暁に、作られているテーマパークなのだよ!」

「これが俺達の有名力だぜ!ふんっ!!」

「流石ですボスゥ〜〜!」

 

 相当変わっとるな。……後ろにおるるるちゃんたちもちょっと引き気味だし……。んじゃ、ここは一発……おほん。

 

「勝太くん。」

「ん、なに〜?もしかしてあれか?お前も有名になりたいの〜?」

「いや、調子に乗りすぎとるあんたを元に戻すためにここまで来たんや。というかルシファーはんに頼まれたんや。……これ以上天狗にはさせへんニョロ!」

「え?マジ……?」

「うん。マジ。」

 

 ま、まさかのギョウからそれ言われるのかよっ!?てかルシファーもこれ止めたいのぉ!?し、しかもこれって……デュエマする流れじゃねぇのか!?背中に嫌な汗がじわぁっと……。

 

「なんだぁこいつはぁ……おい勝太、ハムカツ!ここはこいつをぶちのめしてやろうぜ!!!」

「まっっまま、待ってくださいボスゥ〜……こいつはホンマにやばいやつなんやぁ!」 「んぇ?」

「寄成ギョウ。デュエマ甲子園で優勝し、勝太にも勝ち越しとって、何ならルシファーとかいう最強デュエリストにも勝っとる、最強のデュエリストなんやでぇ!勝太も一目置いとるし…」

「そ、そんなにまずいのぉ……?こんなヒョロガリが……?」

「……まぁ何言われてもええけど、どうするんや?デュエマするの、せぇへんの?」

 

 ここは……まだ、俺は有名になりたい!一発屋になんてなりたくねぇ〜!!

 だから拒否しますっ!!拒否すればなんとかなると思うから!

 

「わ……悪いけどギョウ、ここはぁ俺も有名人だから、時間がないというか何というか……」

「どうしたんだい勝太くん?友達とおはなしかぁい?」

 

 うおっ、か、監督!?ちょっと待ってくれ……これ、ほんとにまずいパターンなんじゃないの?

 

「いや、ちょっと勝太くんとデュエマをしたいなーって。」

「ほ〜う……今ちょうど暇だし、いいんじゃない?やってあげても。」

 

 やっぱり来た!ちくしょー、もう逃げられねぇ……。やるしかないの、か……。

 

「よ、よぉうしギョウ!やろうぜ!」

 

 もうこうなったらヤケクソだーい!!

 それに、勝ちゃあいいだけだしな!こっちには革命チェンジっていう新能力があるんだし!

 

【こうして、VSRF初の勝太VSギョウのデュエマが、幕を開けようとしていた!】

 

                                                     

 

 

 

 

 

 

 

 

勝太&ハムカツ&ボスカツ キーカード:DXブリキング

 

寄成ギョウ キーカード:異面の一元ギョギョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     

 

『デュエマ、スタート!』

 

「勝太VSギョウのデュエマ!テーマパークの建設中の広場が、そのまま特設バトルステージに早変わり。クリーチャーを並べながら、マナ加速をするギョウ。対する勝太は!」

 

 

勝太 6ターン目

 

 ギョウは動くのが遅いことが多い……だったらまだ動いてないこのターンで決めてやる!

 

「ハムカツマンを召喚!」

「行くでぇ、ワイの出番やぁ!とぉーっう!風の1号ハムカツマン、ワイ参上!」

 

 トップギア、ジゴッチ、バトラッシュ・ナックル、ハムカツマン……か。大体小型クリーチャーが並んどるニョロなぁ。それに、こっち側のシールドをすべて割れる数おる。

 

「行くぜ!ハムカツマンでシールドを攻撃!」

「よっしゃぁー!頼んだでボス!かーくーめーいー……」

「チェーンジでぇい!」

 

 革命チェンジ!!!

 

「頼んだでぇ、ボス!」

「おうよ、漢の2号ボスカツ参上でい!おんどりゃぁ!」

 

 割られた。……トリガーちゃうか。

 

「革命チェンジで、強いクリーチャーとバトンタッチしたべ!」

「革命チェンジ、かなり強いんだなぁ!」

「そしてバトラッシュ・ナックルでシールドを攻撃だ!」

 

 2枚……オッケー。シールド・トリガーニョロ。

 

「シールド・トリガー、めった斬り・スクラッパー!ゴーゴー・ジゴッチとトップギアを破壊!」

「チッ。けど3枚ブレイクしたぜ。ターンエンド。」

「いいねいいねぇ、革命チェンジ!燃えてるよー勝太くぅん!」

「いやぁーありがとうございますねぇ監督ぅ!!えへ、えへへ……。」

「強いけど……かっちゃんは結構変わったわよね……。」

「欲に溺れてるんだなぁ。」

「顔が言葉の通り、本当に溶けてるべ……。」

 

 あーあ。ありゃほんとにまずいやつやな。

 このまま天狗になったら勝太くんは、主人公という肩書を持っているだけの何かになってしまう。勝たへんとあかんな。

 

 

ギョウ 6ターン目

 

「僕のターン。ドロー。……イメン=ブーゴ。出番やで。」

「あぁ、任せとけ。」

「まずはマナチャージ。かーらーのー……呪文、フェアリー・シャワー。効果で2枚見て……1枚を手札に。1枚をマナに。」

「光のカードもマナに置かれた。これで、ギョウのマナゾーンにすべての文明が揃いやがった……!!」

「かーらーのー!アクア・スーパーエメラルを召喚。そしてシールドと手札入れ替えてぇっと……」

 

 まだまだこっからや。まずはパワーの高いクリーチャー共を片付けなあかんな。

 

「ジャスはん。バトラッシュ・ナックルに攻撃をお願いやでぇ〜。」

「オッケー!さっきの熱も冷めて準備万端!!よぉし行くわよーー!」

 

 ん?何してんだ?ジャスちゃんのパワーじゃ、勝てねぇだろ……ってまさか!こいつもボスカツのように……使えるってのか?

 

「お、その顔は気がついたみたいやな。んじゃあ行くでぇ……」

「イメンお願い!革命……」

「チェンジだ!」

 

 革命チェンジ!!!

 

「では、雑魚を片付けるとしようか。マナゾーンにすべての文明が揃っているから、俺のパワーは9000だ!くたばれパワー6000!」    

 

 ぬおーっ!バトラッシュ・ナックルが!?

 

「ターンエンド。僕もできるニョロよー。革命チェンジ!」

「ま……まじかよ……!?」

「……勝太くん。そろそろ、本調子が出てきたんちゃうか?僕を前にして……な。」

 

 まさかこいつも革命チェンジを持っているなんて……!

 けど、やっぱギョウとのデュエマは一番おもしれぇ。いつだって俺は窮地に立たされるんだ!だからこそ……ひっくり返すんだ!もう負けはしねぇぞぉお!!!

 

 

勝太 7ターン目

 

 このドローは激しく重いぜ……ヴェェリィィッ!!ヴァンソーコー、わっしょーい!!からの、俺は引く!たとえこの指が……ヴィぃっきり折れようとも……ぬあぁ!!ドカンと、行くぜぇ!ドーロドロドロドロドロドロ、ドォォローーー!!  

 引いたぜ……俺の切り札!

 

「まずは、ハムカツマンを召喚!」

「ふたたび、ワイ参上!」

「そしてボスカツでシールドを攻撃だ!」

 

 よし!俺等の最終兵器とチェンジだぜ!!

 

 む……カタパルトからやってきたか。……なるほど。あれがあいつ等の切り札ってやるか。さて、どう来るか……だな。ていうか、あの演出無駄に凝ってるな。力入れたかったんだろうなぁ。多分。かっこいいもんなぁ。

 

「革命……チェンジだぜ!タッチ!!」

 

 ハムカツ!操縦は任せたぜぇい!  

 了解やで、ボス!ちゃうちゃう、ちゃーう!よいしょっと。ポチポチポチ……起動やぁ!  

 

 ほーう……結構でかい。さすが切り札ってところか。……俺、あれに勝てるかなぁ?どう思うジャス?

 いや知らないって。

 

「これがハムカツ団の最終兵器、DXブリキングやぁ!!」

「かっこええカードニョロなぁ。」

「ただかっこいいだけじゃねぇぜ。こいつの能力発動だ!相手のコスト6以下のクリーチャーを1体破壊!破壊するのはもちろん、アクア・スーパーエメラルだ!」

「これでブロッカーを破壊したべ!」

「トドメまで行けるわ!」

 

 そういうことだ。なぁんだ。ギョウとデュエマするからちょっと怖かったけど、こっちのシールドも1枚もブレイクされてないしぃ、余裕だったな!ぬはは!

 

「ブリキングでシールドを、ダブルブレイク!」

「ブリキング砲、発射やー!!」

 

 負けるわけないやろ。仕込んどるんやからなぁ。

 

「1枚目……シールド・トリガー、サーフ・スパイラル!ハムカツマンを手札へ!」

「あれ……ブリキングの入り口が開かへん……ぐぬぬぬぬ!……やっばい、閉じ込められたぁ……!」

「ハムカツ!」

「更に2枚目。トリガーニョロ。サイバー・ブレイン!これで3枚ドローニョロ。」

 

 とどめまで行けなかったか……!だけど、まだぜんっぜん勝機はあるんだ!ハムカツマンだって手札にいる。スピードアタッカーだから、そのままとどめまでさせるんだぜ!

 

 

ギョウ 7ターン目

 

「ほな、このターンで一気に押し切ったるニョロー。」

「なにっ!?」

 

 心臓ドクドク魂ドクドク、骨の髄まで、ドク!ドク!ドク!ドク!新たなる革命よ、この僕に力を!ドローニョロ―!!

 

「来たニョロ―。まず最初にジャスを召喚。能力はつかわへんでぇ。」

「とうっ!またまた登場よ!」

「かーらーのー……イメン=ブーゴでシールドを攻撃!そしてこいつの出番や。」

 

 こっち側のカタパルトからも、切り札の登場よ!

 

「3……2……1……発射ダァ!!」

 

 オーライ……オーライ……よし、ここだ!!飛び上がってタッチしに行くぜ!

 

「任せたぞ、一元!タッチ!!」

 

   革命チェンジ!!!

 

「これが僕の新しい切り札、異面の一元ギョギョウニョロ―!!」

「蹴散ラシテヤラァーーッ!!!」

「ギョギョウ、だとぉ!?」

 

 あのでっけぇ鳥が、革命チェンジ持って戻ってきやがった!

 にしても怖いな。革命軍の顔じゃねぇだろアイツ。……元侵略者側だったわそういえば。

 

「そしてこいつの効果をはつどーう。こいつはコストを支払わずにバトルゾーンに出たとき、2つの効果から1つを選んで発動できる。1つ目は、相手のクリーチャーをマナ送りにできる能力。2つ目は、山札の上から2枚を引いて、その後手札からコスト4以下のクリーチャーをタダで出せる能力や。」

「クリーチャーの展開か、相手のクリーチャーを除去するか選べるってわけね。どっちにしても強力な能力ね……。」

「けど、なんかあのカードおかしいんだなぁ?オーラが出てるというかなんというか…」

 

 オーラ?ってホントだなんか出てる!?虹色の……オーラ?

 

「こいつの能力はそれだけやない……マナゾーンにすべての文明がそろっているとき、そのどちらもを使うことができるんや!」

『ど、どちらもぉ!?』

「そうやでぇ。てなわけで、ブリキングをマナ送り。2枚引いてイメン=ブーゴをバトルゾーンへ!」

 

ーーーーー

 

 蹴散ラスッ!!

 

「うぎゃぁぁこっち来てるぅ!?ブリキング、出動!止めたるでぇーーー!!」

「邪魔ダーーーッ!!!」

 

 うぬぉ!?こいつ、意外と力が強い……ていうか、ブリキングよりも強いぃ……あかぁん。

 

「ヌォァ!!……楯突イタ罰ダゼェーー!!!ソシテ……コォイ、イメン!!」

「いや、引っ張らないで?痛いから。」

「……ゴメン。」

「あと、ほら。ダブルブレイク。まだそれが残ってるぞ?」

「ソウダッタ!行クゼ!」

 

 ……あれが一元かぁ。変な奴だな。

 それにあの喋り方、なんか噛み合ってるようで噛み合ってねぇ気がする。

 

ーーーーー

 

「ただいまぁ……。」

「お、おおお、おい!何だよあの強さは!?」

「だから言ったやんかぁボスゥ!あいつめっちゃ強いねん!」

「俺怖いよぉぉーー……ひぃぃ!」

「クリーチャーが0になっちまったし、シールドも2枚割られたぁ……ど、どうしよ……。」

 

 これでイメン団、全員集合やな。さて、ターンエンドや。

 

「ほら、勝太くんのターンやで?」

「え?あ……お、おう。」

 

 

勝太 8ターン目

 

「お……おぉい待て、俺を出すな!」

「嫌や、嫌やーー!あのギョギョウってやつ怖いぃ……!!!」

「ム……何見テンダ!ハムスタードモォ!!」

『ひぃぃっ!!』

 

 ギョギョウ、ただシャイなだけなんだがなぁ。見られるの恥ずかしいだけなんだがなぁ……。まぁこの顔だし、怖いのも無理ないよな。

 

「かっちゃんもハムカツたちも、完全に失速しちゃってる……私ギョウさんの方に行こーっと。」

「オラもそうするべ……。」

「……え、えぇ!?そっちに行くのか、なんだなぁ!?」

 

 やべぇ〜……もう無理かもぉ……。でこちゃんたちががどんどん向こう側に流れていく音が、地味に胸に刺さる~……

 

 

ギョウ 8ターン目

 

「んじゃ、とどめを刺しに行くニョロ。呪文、ミラクル・ストップ。これで呪文は唱えられへんでぇ。」

「あ……ぁぁ……。」

 

 あーあ。勝太くん、色が抜けちゃった。ま、大天狗になる前に現実に引き戻せただけええけどな。

 

「ギョギョウでダブルブレイク!」

「あららぁ……。」

「ジャスでシールド攻撃。」

「イフリート・ハンド……使えないぃ……。」

「イメン=ブーゴで、ダイレクトアタックニョロー。」

 

 ま……負けたぁ……。俺の、ハムカツたちの……「有名」がぁあ〜〜〜……。

 

 ほい。勝ち。これでルシファーはんにもえぇ報告ができるニョロ。

 

「お疲れ。ギョウ。……どうだった?」

「うーん。手応えはあったニョロ。いつもよりはなかったけど、それでもな。……そんじゃ、ジャスはん、帰ろか。手ぇ貸し。」

「……うん。ねぇ、お菓子屋さん寄ってかない?家にお菓子少なくなって来たから。」 「そうやな。ルシファーはんにもなんか買ってくか。何が好きなんやろ。」

「意外と駄菓子とか好きかもね。まぁ色々買ってこ?」

「せやな!」

 

 微笑ましいべ……あれ?2人とも?

 

「いいなぁ、あの2人あんな感じで……手まで繋いじゃって……!」

「羨ましいんだなぁ、憎たらしいんだなぁ……!!」

 

 ……触らぬ神に祟りなしだべ。ここは、黙っておくべ。

 

【その頃ルシファーは、ギョウの家にて……】

「このゲーム面白いなぁ。」

【ゲームしてました。】

「ナレーターさんもやる?」

【いやナレーターっていう仕事があるから……】

 

 

 

【それからというもの、勝太とハムカツ、ボスカツの評判は一気にガタ落ち。代わりにギョウが有名になった。ジャスとの関係もちょっとばかしテレビに映って、怨念混じりのファンレターがいっぱい来たそうで……。】

「有名になる気なかったんやけどなぁ。」

「ねー。」

 

 平常心よ、平常心……もうテレビなんて嫌いよ!なんで私とギョウのことがテレビに映っちゃったの!

 ……私のファンもなんかいっぱいいるし。はぁーあ。二人きりで普通に暮らしてたいのになぁ~

 

【一方勝太たちはというと……BAR一発屋にて。】

「ぢぐじょう!俺らは結局有名人にはなれない、か……。」

「俺らの天下も……」

「長くは続かなかった……ちゃう……。」

『はぁ〜あ……。』

【いつにもましてテンションガタ落ちでしたとさ。けど……みんなにとっては、普通の勝太たちが戻ってきて、嬉しい様子で。】

 

「終わり方決まっとらんの?」

【いや、今終わらせたつもりだったんだけど……】

「え、こんなんだったっけ。」

【え、こんなんじゃなかったでしたっけ。】

「…………」

【…………】

『次回もお楽しみに!!!』




オリジナルカード紹介

異面の一元ギョギョウ コスト7 パワー9500 文明 自然/水
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/イメン団

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
・革命チェンジ:自然または水のコマンド・ドラゴン
・このクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出たとき、次のうちいずれかひとつを選ぶ。マナゾーンにすべての文明が揃っていれば、両方を選んでもよい。
 ▶バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
 ▶カードを2枚引く。その後、手札からコスト4以下のクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。
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