寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第51話 再び激戦!No,2VSギョウ!そして見せろや「ファイナル革命」!

 イメン団になったヴェロキボアロス……を、使う機会がないニョロ。みんなとデュエマをしようとしても、あっち側も忙しいらしいし、デュエマができても、ヴェロキボアロスを引けへんし……。

 かなり不服だ。なぜこの俺が力を使うときというのが来ないのだ……前の話であんなにいい感じに力を引き出せたというのに。このままでは、せっかく取った力も、腐り果てて露と消えてしまう……。

 

「ギョウ、あんまりそれ使わないよねー。」

「使わないというか使えない……のほうが正しいニョロな。」

「ふ〜ん……。へへ、ヴェロキボアロス可哀想に……えへへ。」

「なんか楽しそうやね。」

「なんかねぇ〜……ヴェロキボアロスが不服そうにしてるの想像したらニヤけちゃって……。」

 

 んなっ、このガキ……。舐め腐りやがって、覚えていやがれ、いつかからなず痛い目に合わせてやるからな……。

 

 ピンポーン……

 

 チャイム?誰やろか……なんか頼んだりはしてへんはずやけど……。

 

「はいはーい。ってあぁ、るるちゃんかいな。どしたん?」

「実は……」

 

 

「えぇ?勝太くんがコジローはんと?」

「そうなの。コジローさんは、かっちゃんとの決着をつけるって言って、今夜かっちゃんを人気のない大きな倉庫へと向かわせたの。かっちゃんもそれに乗り気だったわ。多少挑発もされて、それが「キた」ってのもあるんでしょうけど。」

「……ほ〜う。」

「……まだあるの。コジローさんは、レアキラーズに入っていたわ。けど、あの場所に忠誠を誓っているつもりはない。ただ……弟たちに幸せな生活をさせたい一心で、それをしているらしいの。」

「(ほう、ここはアニメとおんなじ感じか。……けど一つ違うとすれば、るるちゃんが捕らえられていないこと……僕の家に来てそのことを言いに来たこと……か。)なるほど。それで、なんでそれを僕に?」

「かっちゃんは、コジローさんに負けない。そう思いたいけど……コジローさんは、なにか奥の手を隠し持っているように思えたの。とてつもない闇の力を感じたわ。」

「それで、僕に勝太くんのもとに行ってほしいっちゅうことか?」

「えぇ。こんな夜中にごめんなさい。けど、できれば行ってほしいの。もしかっちゃんが負けたら、1人のレアキラーズによってハムカツ団は……ドギラゴンは……奪われてしまうわ。」

 

 ん?どういうこと?コジローはんは別に、レアキラーズとしての仕事はしてないんちゃうん?忠誠誓ってないけど仕事はするって感じなんか?え、嘘ぉ?ちょっと訊いてみることにした。すると、こう返ってきた。

 

「いいえ。遠くで見ているレアキラーズの1人が、カードを奪いに来るってわけよ。かっちゃんが車庫の方に行くとき、私は見ちゃったの。黒いマントを覆った誰かが、後をついて行っていることに。」

「ほうほう。……まぁわかったニョロ。んじゃ、車庫がどこにあるか教えるニョロ。」

「っ……!ありがとう、ギョウさん!!」

「ええってことニョロ。ジャスはん、一緒に行く〜?」

「……待ってても暇だし、行くわ。」

 

 てなわけで、るるちゃんに車庫の場所を案内してもらったニョロ。ほんまに人気ないなぁ。森の中にポンッとあるだけで……。

 

「ここがその車庫よ。じゃあ……よろしくね。ギョウさん。私はちょっと遠くで待ってるわ。」

「ん。オッケー。……じゃあジャスはん、行こか。」

「うん。」

 

 車庫の入口にまでやってきた、その時やった。中から響くように声が聞こえたニョロ。

 

「く……くそっ、この俺が……!!」

「俺の……勝ちだ、切札勝太!」

「嘘やろぉ?ボスがめいいっぱい修行して、新たな力をつけたハムカツ団になったっていうのに……それでもあと一歩、及ばんかったなんて!」

「く、不甲斐ねぇぜ…………想像以上の強さだった、ぜ……!」

「最後の最後、デス・ハンズを引いてくるとは、カードが応えた、というべきでござろうか……。」

 

 負けちまった……くそ、やっぱりコジローは強いな……。

 真剣勝負……ただ、それをしたかった。それだけだ。デュエマ甲子園でお前と戦えなかったこの不完全燃焼を、なくすことができた。……もう用はねぇ。ありがとな、切札勝太。

 

「切札勝太は敗北した……よって、お前らのドギラゴンとハムカツ団などというくだらぬものを、奪わせてもらおう。」

「な、なんだと……!!?」

 

 この声は、No.2!?あいつめ、一体いつからいたんだ……?いや、そうじゃない。今あいつはなんと言った?ドギラゴンを、ハムカツ団を奪うと言ったのか?俺にそんな気はないというのに!

 

「ななな、なんやてぇ!?ワイらを奪うぅ!?」

「なんでそんなことするでござるかーーー!?」

「おい、やめろ!俺にそんな気はねぇ……。」

「……お前になくとも、俺にはある。これはバサラのためだ。」

「なんだと……!?だったら、力ずくでも止めてやる……俺はただ、勝太とのデュエマがしたかっただけだ!お前らには一切、関係のないことなんだーー!!!」

 

 フン、甘い奴め。そんなんだから、この俺の前で倒れるのだ。ただ真正面しか見ていないから、俺が仕掛けたトラップに気づきやしない。天井から落ちてきたスパナが頭を直撃。それでおしまいだ。

 

「コ……コジロー!てめぇ、何しやがったぁ!!!!」

「敗者に貸す耳はない。さて……そこのハムスターは五月蝿いだけ、か。ならば……ドギラゴンのみを奪うことにする。」

 

 返しやがれ!……ッグ!?

 ……クソっ……立てねぇ……デュエマに全力出しすぎたか、それともカレーパンをあとに回してここまで来たからか……!!!

 

「さらばだ。切札勝太。」

「ま……待て……!!!」

 

 これで、またドギラゴンは帰ってきた。帰ったら早速、禁断の力の生贄にするとしよう……。

 

「待てって言っとるんやから、待ってあげたらええやんか。」

「っ!!!?」

 

 ……ギョウ?あいつ、なんでここに来たんだ……?

 この男、どうやってここを嗅ぎつけたというのだ。俺のように後をつけてきたか、もしくは誰かから聞いたか……。まぁこの際どうだっていい。こいつは、今ここで物理的に始末せねば!……クッ、やはりスパナは包帯で止められるか。

 

「そのすぐそれ振ってくるのは、昔も今も変わってへんニョロなぁ。」

「チッ。お前はいつも俺の、いや、俺達の邪魔をするな……。」

「ま、あんたらの好きにはさせたくないしな。」

 

 クソッ、こいつが立ちはだかっている以上、ドギラゴンを持ち帰ることはできないようだな。仕方ない。この俺自らが、こいつをぶっ倒すしかないか。

 ……隣の女は誰だ?ただの付き添いか?それにしてはどこか奇妙な雰囲気だな。ギョウのついでに片付けることができたらそれをするとしよう。

 

「……ギョウ、デュエマで勝負だ。お前が勝ったら、このドギラゴンは返してやる。」

「そして僕が負けたら、それはアンタのもん。……それでええか?勝太くん。」

「あぁ……ギョウか。すまねぇが、勝太なら疲れの影響でもう寝ちまったぜ。変わりに俺が言うとしよう……オーケーだ。お前の力はこの身でしっかりと体験したからな。信頼できるぜ。」

「あんがとさん。ほんじゃ、始めよかぁ。」

【車庫の中で、また、激戦が始まろうとしていたぁ…………。】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No.2 キーカード:Dの機関オール・フォー・ワン

 

寄成ギョウ キーカード:異面の頂天ヴェロキボアロス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュエマ、スタート!!』

【2度目となるNo.2とギョウのデュエマ!手札を増やしつつ、クリーチャーでシールドを1枚ブレイクするNo.2。一方ギョウは、革命チェンジで果敢に攻め入る。】

《よっし。これでアクア・スーパーエメラルは破壊したぜ!さぁ、ギョウ!次のターンからどんどん動いていくぜ!!》

「わかっとるニョロ。」

【しかし、No.2は何かを隠している様子……。】

(先に動くのはこの俺だ。それを今見せてやる……!)

 

No.2 5ターン目

 

「俺のターン……ドロー。さぁ、ここからが俺の新たなるデュエルだ!」

「ん?」

「5マナをタップ。そして行くぞ……D2フィールド、Dの機関オール・フォー・ワンを展開!!」

 

 な、なんだぁ!?ステージが変わりやがったぞ……前のスライム野郎みたいなことか!?

 

「そしてターンエンドだ。」

「あれ?ターンエンドなのね。あそこからあのケツヘッドみたいになにかしてくるのかと思ったけど、へぇんだ!拍子抜けね!」

「いや違うニョロ。」

「ふぇ?」

「あそこから、動き始めるんだニョロ……。」

「フッ、流石といったところか。よくわかっているな。……ターン終了時、Dの機関オール・フォー・ワンの能力を発動!改速4−Wを破壊!」

「えぇ!?自分のクリーチャーを破壊するの!?……ん、待てよ?そういえばあのケツヘッドが持ってたクリーチャーっもおんなじような能力を持ってた気が……。」

「そうしたら、俺は手札から破壊したクリーチャーよりコストが最大2大きい、進化ではない水のクリーチャーを出せるのさ。出てこい!改速スパナードWをバトルゾーンへ。さらに、スパナードWの効果で山札から5枚を見て、その中から……デスティニアを手札へ加える。」

 

 まずいわ……つまり、次のターンには、今加えた7コストのクリーチャーが出てきちゃう……どうにかしなくちゃいけないわよ、ギョウ……!

 なるほど。せやけどNo.2はんのマナゾーンには多色カードは2枚。まだ多色マナ武装の条件は満たしていない。出したとしても無駄なはずや。まだ耐えられる。それに……除去もできるからな。しかし驚きやなぁ、自然と水、そして闇の多色デッキやとは……てっきり水単色だけかと思っとったのになぁ。

 

ギョウ 5ターン目

 

「僕のターン。まずは呪文、サイバー・ブレイン。これで3枚ドロー。そして行くでぇ……イメンでシールドを攻撃ぃ。」

《よし!じゃあここで革命チェンジの出番だぜ!》

「そういうことや。ギョギョウに革命チェンジ!」

 

 

 革命チェンジ!!!

 

 

《潰スゥァ!!》

「そしてギョギョウの効果で、スパナードWをマナ送り。」

「やったぁー!これであの7コストのクリーチャーは出てこれなくなったわ!」

「…………フン、くだらないことを。」

「まだまだ行くでぇ。マナゾーンにすべての文明が揃っとるから、もう1つの能力も発動や。2枚引いて、手札からジャスをバトルゾーンへ。そして手札を捨ててマナ加速ニョロ。そしてギョギョウでダブルブレイク!」

 

 ……トリガーなし、先制を仕掛けてきたのはあちらか。だが残念……。それは悪手だったぞ寄成ギョウ!手札に加えたこいつならば……!

 

「ターンエンド。」

 

No.2 6ターン目

 

「俺のターン。フフフ……」

 

 鋼の体は、止まらない。そして……鋼の意思は誰にも止められない!エネルギー充填……60%、70、80……ガン、ガン、ゴン、ゴォン!!エネルギー充填完了!エンジン始動…………発動せよ!0の永久機関!!!

 

「引いてやったぞ……これでお前も終わりだ!」

「終わり……ですって?」

「あぁそのとおりだ、行くぞ!!まずはディス・ピエロをマナチャージ!そして5マナ……飛散する斧プロメテウスを召喚!!!これにより、俺は山札の上から2枚をマナゾーンへ……フッ。」

「まずい!多色マナが置かれちゃったぁ!!」

「更にそこからスペルサイクリカを手札へと戻す。そしてターンエンド。あとはわかるな?」

 

 どうしよう……デスティニアの効果が発動しちゃう……けど、まだなんとかなるかもしれないわ。あのクリーチャーは相手依存の能力。うまく当たりを引けることができれば!

 

「ターン終了時、オール・フォー・ワンの効果を発動!プロメテウスを破壊し、手札からデスティニアをバトルゾーンへ。そして多色マナ武装4、発動!俺は手札を山札に加えてシャッフルし……4枚ドロー。さぁギョウ。この中から1枚選べ。」

「んーっとじゃぁ……1番右。」

「フッ、外れだ。オルゼキア。これでオルゼキア自身を破壊し、お前のギョギョウとジャスを破壊!」

 

 おっと……クリーチャーがいなくなってもうたなぁ。

 

「うぅ……け、けど!被害は最小限に済んだ……はずよね?ギョウ。」

「まぁな。「1回目」はな。」

「1回目?それってどういう…………」

「どこまでも鋭い奴だ。ギョウ……。その通りさ。D2フィールドは今、俺の永久機関を完成させるために動くのだ!!覚悟しろ……動き出した歯車は、止めることはできない。デデンデンデン、デンジャラスイッチ、オン!!」

 

 上下逆さまにした……能力が発動しちゃう!

 

「これにより、俺はデスティニアの能力をもう一度発動することができる。さぁ、1枚選べ!!」

「……じゃあ今度は1番左や。」

「またまた外れだ。さぁ、驚くがいい……完全不明をバトルゾーンに。」

「おっと、まずいなぁ……。」

「ターンエンド。さぁ、お前のターンだ。監視されている状況で、抗ってみるがいい……!!!!」

 

 ……ず、ずっと黙ってみているが、ギョウって奴は大丈夫なのか?あのNo.2に動きを封じられて、もう思うように動けねぇし……どうすんだ、これよぉ!?あいつは本当に勝てるのか?

 

ギョウ 6ターン目

 

「ドロー。ここはこうやな……マナチャージせずに呪文、デーモン・ハンド。完全不明を破壊!」

「よし!これで監視はされなくなったわ!」

「だが、完全不明の効果は発動する。お前は強制的にターンエンドだ。そして俺のターン。今の俺のバトルゾーンには、デスティニアのみ。普通だったらお前にとどめはさせないだろう。普通は、な。」

 

 ……まだ何かを隠し持っとる。一体、なにを……?

 

No.2 7ターン目

 

「俺のターン。終わりにしてやるぞ、ギョウ!ダッシュ・チャージャーをマナチャージ。」

「火のカード……やっぱり持っとったんか。」

「まぁな。そして行くぞ。8マナをタップして爆剣豪グレンモルトを召喚だ。そしてこいつはQブレイカー。その意味がわかるな……?」

「っ、まずい……ギョウの残りのシールドは……4枚しか……!!」

 

 これ以上長引かせるものか……終わりにしてやる!そしてこのドギラゴンは俺達のものだ!!!!

 

「グレンモルトで、シールドをクアトロブレイク!!」

「ギョウ!!!」

 

 4枚シールドが割られたか。トリガーは……1枚あり。

 

「シールド・トリガー、エウル=ブッカ。これでグレンモルトとデスティニア2体をマナゾーンへ。」

「チッ。だが、シールドはすべて割った……それにお前のクリーチャーは0、もうどうしようもないぞ!!俺の勝ちだ!ハハハハ……」

 

 そいつはどうかな……。そう決めつけるのには、まだ早いかもしれへんで?

 

ギョウ 7ターン目

 

「僕のターン。今こそ、あいつの力を使うときやぁ!!」

 

 心臓ドクドク魂ドクドク、骨の髄まで、ドク!ドク!ドク!ドク!新たなる革命よ、この僕に力を―!ドロー!!

 

「来てくれたな。さぁて、今こそ、その力を見せてくれニョロ!まずは成長目ギョウを召喚して……その上に革命目ギョギョウを、革命2の効果で1マナで進化!」

「そんなことをしたところで、無駄だ。」

「そいつはどうかなぁ。決めつけるのは、早いでぇ?ギョギョウでシールドを攻撃!このとき……コスト6以上の進化の革命軍が攻撃したことで……革命チェンジ、発動ニョロ!」

 

 カタパルトから、切り札が出てくるということか。っ!!あれは、見たことがあるぞ……しかし何だあの姿は!あれが……ヴェロキボアロスだというのか!!?あまりにも……(おお)きすぎる……!!

 

 

 革命チェンジ!!!

 

 

「これが、ヴェロキボアロスの真の姿やぁ!異面の頂天ヴェロキボアロス!」

《さぁ、ようやくこの俺の力を発揮するときが来たようだな!待ちわびたぞ!》

「おぉ……かっこいいー!」

《そうか。しかしだなジャス。今日煽ったこと忘れてねぇからな。後で覚悟しとけよ。》

「……ひ、ひぇえ〜〜。」

 

 茶番してる場合かいな……。今は、最強の力を使うときやで。

 

「……さぁ、No.2はん。覚悟しぃや。ドギラゴンは返してもらうで!」

「くっ……たかが切り札を出したぐらいで、調子に乗るな!」

「いいや、乗らせてもらう。それほどまでに力は強大なんや。このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出たときに発動できる……レジェンドだからこその能力や!ファイナル革命発動ニョロー。」

 

 ファイナル革命だと……?ドギラゴンのように、クリーチャーを展開して総攻撃を仕掛けてくるか、あるいは……

 

「ファイナル革命の効果により、両プレイヤーはこのクリーチャー以外のすべてのクリーチャーをマナゾーンに置く。今回はどちらもクリーチャーがおらんから不発や。」

「……ん?な、何だそんな程度の能力か!開けて悔しき玉手箱とはこのことだ!ハハハ……ハ?」

 

 な、なんだ?一体どういうことだ、俺のマナゾーンから、あいつのマナゾーンから……クリーチャーが3体出てきているだと!?

 

「その後、両プレイヤーのマナゾーンから3体ずつ、マナゾーンの枚数以下のコストを持つ進化ではないクリーチャーを選んでバトルゾーンに出す。てなわけであんたのマナゾーンからマイパッド、デスティニア、ジャスミンをバトルゾーンへ。僕の方からは、鬼丸「覇」、サファイア・ドラゴン、そしてバザガジール・ドラゴンをバトルゾーンへ。」

「す、すげぇぜ!一気に形成を逆転させやがったぞ、あのギョウって野郎!!」

「く……だが、デスティニアを出したのは間違いだぞ!」

 

 効果を発動すれば、逆転の一手がつかめるかもしれない。このチャンスを生かさなければ。…………な、なに!?なぜ発動できない!マナ武装は発動しているはずなのに!

 

「焦っとるみたいやから教えてあげるニョロ。ヴェロキボアロスは、自分のターン中にプレイヤーが手札以外のゾーンからクリーチャーを出したとき、そのクリーチャーの能力はトリガーせぇへんのや。もちろんこの能力は自分にも通用してまう。強さがありすぎて……って話やな。」

「ううっ……!?」

「せやけどなぁ、バトルゾーンに出たとき能力が使えへんだけで、僕が出した3体のように、その能力以外の能力は……ぜぇんぶ発動するニョロ。さ、覚悟おし!」

 

 なんだと……!?また俺は、負けるというのか……!?

 

「鬼丸でシールドを攻撃。こんときにガチンコ・ジャッジや。」

 

 僕は5。No.2はんは4。これで追加ターンや。

 

「くっ……!シールド・トリガー、ピタゴラス!これでサファイアを手札に!だが追加ターンが、クリーチャーがまだ……!!!」

「トドメや。ヴェロキボアロスでダイレクトアタック……。」

 

 そんな、バカな……!?

 

 決着。ほんじゃ、ドギラゴンは返してもらうニョロ。

 

「クソっ、また負けたか……。」

「んじゃ、僕は2人抱えて帰るニョロ。あんたも、帰りなはれや。もう夜中やし、寒いしな。」

「…………なぜだ。」

「……?」

「なぜ俺はお前に勝てんというのだ?俺は、あの日あのとき、お前に負けてから、お前のすべてを対策したデッキを作った。その終着点が、これだったんだぞ……!?なのになぜ、お前は一歩も二歩も、俺を上回っている!!?」

「対策だけじゃどうにもできへんで。そんな間にも、そいつは新しい何かを持っとるかもしれへんからな。ちょうど、今みたいにな。」

「……フッ。そうか。だったら、次はこうはいかない。……しかし、お前はもう止めないのか?俺達を……。」

「無駄やろ。そんなことしたって。それにさ、多分もう手遅れかもしれん。」

 

 手遅れ……か。それならば万々歳だ。もうすぐで……俺達の世界は実現するのだからな!

 

 

 

 

 ギョウさんは、かっちゃんとコジローさんを抱えて戻ってきたわ。事情も説明してくれた。……ドギラゴンが無事にかっちゃんの手に戻ってきてくれて、本当に良かった……私はギョウさんにお礼を言ったわ。

 

「ええでええで。ほんじゃ、またな。」

 

 もうすっかり真夜中ね……私も、かっちゃん抱えて帰りましょうか。

 

「しかしボスゥ、うちらもまだまだっていうのが、今回で分かりましたねぇ……。」

「おう。俺らには、まだ精進が必要だぜ!」

「頑張るでござる。」

 

 ……今回もこっそり傍から見ていましたけれど、やはりギョウという男、とんでもない力を持っているみたいですわね。……油断していたら、私もいつ寝首を掻かれるかわかったものではありませんわ。となれば……やはり、彼女をどん底まで陥れてやる!そしてギョウの精神を弱らせる!その時こそ最大のチャンス、蝕んでやるのよ……!!!

 まだまだ、彼女は私に……利用されてもらいますわ。




オリジナルカード紹介

異面の頂天ヴェロキボアロス パワー15000 文明すべて コスト15
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/イメン団

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップしておく。
・革命チェンジ:コスト6以上の進化の革命軍またはコスト7以上の革命軍
・T・ブレイカー
・自分のターン中、プレイヤーが手札以外のゾーンからクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、そのクリーチャーの能力はトリガーしない。
・ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出たとき、このターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、このクリーチャー以外のすべてのクリーチャーをマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分のマナゾーンから3体ずつ、マナゾーンの枚数以下のコストを持つ進化ではないクリーチャーを選んでバトルゾーンに出す。その後、相手のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ進化ではないクリーチャーを3体選び、相手はこれをバトルゾーンに出す。
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