寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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※今回も「」の形が違うキャラがいます。

パラスキング〈〉
モルト[]

ちなみに、パラスキングの〈〉は、後半部分では、スタジアムの観客席にいる人の〈〉になっています。勝太とかギョウとか、そこらへんの奴らが〈〉です。
武舞台場にいるのは普通に「」です。まぁ見ていればわかる・・と思います。わかりにくかったらごめんね。
\(*´ω`*)/ヌゥン!


第52話 天下一クリーチャー武道会開催!決めろっ、この世でいちばん強い団!

 ……暗黒の月の胎動が、だんだんと小刻みになっていく。このボルシャック・ドギラゴン、いつもこの月を監視しに来ているが、ここまでになっていると、弱ったドキンダムよりもこちら側に警戒を向けておくべきだろうか……。

 

〈どうやら……昨日よりも激しくなっているらしいな。全く、ギュウジン丸なんかよりももっとずっと恐ろしいものになりそうだな。〉

[……それに、これじゃあおさまる気配もなさそうだし、な。]

 

 パラスキングにモルト。コイツらも来たのか。

 

「なぁお前たち。ここに人間が封印されているのは知っているだろう?」

〈あぁ、知っている。お前と一緒に戦ったからな……ザキラだろう?〉

「あぁそうだ。そしてそのザキラが、この月を胎動させている張本人。……生身の人間なんだがなぁ。」

[何だと……?まさかそんなやつがいたとはな。……この胎動が収まって、月からその人間が出てきたら……そいつは、どんな姿をしているんだろうな。]

「まぁまず、人間と言うには度し難い存在になってるだろうよ。そして最悪の場合、俺らが敵うかどうかもわからなくなっていたりしてな。」

[そんなやつが、もしかしたら間もないうちに現れる可能性があるのか。1ヶ月後か、はたまた1分後か。どっちにしても、もう覚悟を決めておいたほうがいいらしい。そうしなくちゃ、恐怖に打ち負かされちまうからな。]

 

 ……そういえば、全く関係のない話になるが、ヴェロキボアロスはイメン団のリーダーとして立ったらしいな。ボアロアックスを持って……。しかしあのボアロアックスには、別の何かが混じっていたような気もする……。それに、その何かの感じは、どこかで見覚えが……

 

「どうした?パラスキング。」

〈いや、少々ヴェロキボアロスのことについて考え事をな。〉

「あぁ、そういやあいつ、イメン団のリーダーになったとか言って嬉しがっていたな。しかし不安だぜ。昔とはいえ荒くれ者だったからなぁ、奴は。」

[まぁ大丈夫だろ。あいつも、もうそこんところは判断できるはずだ。しかしおもしれぇよなあ。まさか別次元からやってきたボアロアックスを使って力を開放するなんてさ。まぁ、あれはボアロアックスがすげぇっていうより……何故か融合されているジュダイナのほうがすげぇけどな。]

 

 !!あ、そうか!感じ取った何かは、ジュダイナだったんだ!全く、長年生きていると覚えも悪くなる……。

 

〈そうかぁ……ジュダイナだ。……そうじゃないか。〉

[?どうしたパラスキング。]

〈少しばかり、ヴェロキボアロスに会いに行ってくる。この私のドラゴンとしての力を、引き出してもらうために……な。〉

 

 そう言って、パラスキングはどこかに行ってしまった。……力を引き出してもらう?確かにジュダイナにもそういう能力はあるが、ドラゴンとなったものがそれに叩かれたら、暴走するんじゃなかったっけか?あれ?どうだったっけ……

 

[どうだったっけボルシャック?]

「俺に聞くな。俺そういうのあんま知らねぇんだよ。興味も、ねぇしな。……いま興味がある、というよりかは持たなければいけないのは……この月だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みんなやっほー。ジャスだよー。昨日ね、テレビで放送されてたんだけど……どうやら天下一クリーチャー武道会っていうのをやるらしいの。それに私も、イメン団の代表として行きます!ちなみに、どっかの団とチームを組んでデュエマしてもいいらしいのよね。その場合ってどうなるのかしら?デッキを合体させて、1つのデッキとしてデュエマするのか、それとも普通に2対2とかでデュエマするのか……まぁそこは行ってみればわかるか。

 

「ん、ジャスはんも行くん?」

「うん。行く。楽しそうだしね。」

「ほんじゃぁ勝ったらお土産でも上げようかな。……もしそうなるんやったら、何がほしいとかある?」

「へっ!?ほ、欲しいもの?え、えっとねぇ……その……」

 

 私がほしいものは……ギョウからの告白……いやダメよ!そんなロマンチックなこと私にはできないし、何より似合わないわ!普通にきれいなお洋服でも……。

 

「どうしたん?顔赤いけど。」

「ふぇ?……あ、そ、そう!?やだわ私、どうしちゃったのかしらねぇ……アハハ……。」

「……熱でもあるんか?」

 

 ん!!!触られてる……!おでこを……!!

 

「だだだ、大丈夫よ!きっと一時的によるものよ……えっと……ス、スノーフェアリーってこうなることがたまにあるから……うん……大丈夫だから!そうね!お土産はお洋服がいいな!うん!!じゃあお風呂入ってくるね!」

 

 ……勢いよ。けどどうしたんやろうか。実際熱やったら休んだほうがええと思うんやけど……。うーん、まぁ明日様子を見て決めるとするニョロ。

 そうして翌日。まぁ顔は赤くなっとらんし、熱もないから大丈夫かな。ほんじゃ、行くとしましょか。

 

「準備できたー?ジャスはん。」

「んー、ちょっと待っててぇ……よし、オッケー!服装もバッチリだよ!」

「ほんじゃ、行こか。」

「うん!」

 

 家を出て、私達は天下一クリーチャー武道会の開催場所へと足を進めた。その途中に、何やら悲しんでいる3匹のハムスターの姿が……。

 

「うっ……うぐぅ……どないすりゃええねんボスゥ……」

「ちくしょう。まさかアクミ団のやつ、俺ら以外の団の奴らを勧誘していて、更に仲間にまで……!!」

「お金の力というものは、恐ろしいでござるな……。けど、どうするでござる?今の状況だと、拙者たちだけで立ち向かうしか……」

「けどそんなことしたって、勝てるわけがないぃ……あいつらは5人もおるんやでぇ!アクミ団に、テック団に、ダママ団に、ドレミ団に、イメン団……!」

「特に最後の団が一番まずい!な、なにか手はねぇのか……!」

「……ねぇ、ハムスターたち。」

 

 ぬぁっ!噂をすればなんとやら……イ、イメン団のジャスちゃんじゃねぇか……!ど、どうする……ここは何らかの方法でこの娘を仲間に引きいれねぇと……俺達の敗北はどんどん目に見えるものになってきちまう……!

 

「あ、あのぉ……ジャスちゃん、ぁいえいえ、ジャス様ぁ……どうにかして私達に協力を願えないでしょうかぁ……」

「へぇへぇ……ワイからも頼みますぅ。うちら、武道会で優勝したいんですけどぉ……なんとまさかの、うちらは単独、ぼっちなんですよぉ〜。あ、あのぉ〜……もしよかったらなんですけど、アクミ団から、こちらの仲間に入ってはくれませんかねぇ、どうかぁ……!」

 

 ……え、なにこれ。アクミ団がなんだって?まぁよくわからないけど……仲間になればいいのかな?

 

「な、仲間にならなるけど……。」

「えぇ!?ホントですかぁ!?ア、アクミ団の仲間を、やめてくれるんですかぁ!?」

「そもそも、仲間になったなんてこと、ないんだけど……。」

「え。……じゃあボス、こんなに改まってヘコヘコして言う必要なかったんじゃないんですかぁ……?」

「そ、そうだな。なぁんだ。じゃあ普通に言えばよかったぜ。」

「なんかムカつくわね。そんなんだったら仲間になんてならないわよーー?」

『あぁ〜!!!それはやめてください〜〜!!』

 

 えへへ、なんか楽しいわね。

 

「冗談よ。それじゃ、よろしくね。」

『おう!!!』

「よろしくでござる……。」

「お話は終わったニョロ?」

「あ、うん。終わったよ。このハムスターたちの仲間になったところ。」

「そうかいな。んじゃ、早う行くニョロよ。時間が来てしまうかもしれへんしな。」

「はーい!」

 

 ワイらはジャスちゃんの頭の上に乗せてもらったけど……この娘、ギョウの前ではすっごい笑顔見せるんよなぁ。……なんでなんやろ?

 

 

ーー武道会会場 デュエドームーーー

 

 到着ニョロ。んじゃ、ここでジャスはんたちとはお別れ。僕は観客席に行くとするニョロ。お、ちょうど空いてる席があるぅ〜……。

 

〈よいしょっと。やっほー勝太くんたち。〉

〈お、ギョウ!お前も来てたんだな。〉

〈まぁな。ジャスはんが出るいうから一緒に来たんや。〉

 

 見た感じ、ルシファーはんやレオはん、かづらはんに……ベンはんもおる。まぁ全員集合ってところやな。

 

【さぁーあ!!皆さん大変長らくお待たせいたしましたぁ。それでは今から、激しく熱かりしクリーチャー同士の戦いを、ごるぁんあれぇい!!】

『わぁあああ……!!!!』

 

 すごい歓声やなぁ。意外とみんな楽しみにしとったんかな、こういうの。

 

「では、選手たちの入場です!まず左側のゲートから入場するのは……アクミ団連合!ドレミ団、ダママ団、テック団を連れて、やってきたぞぉっ!」

「マジ負ける気しねぇっす〜。よぉっしみんなぁ!俺達のチームプレー、見せてやっちゃう的なー?」

『的なーー!!』

「対する右側から入場するのは……こちらもチームを組んでやってきたぞぉ!イメン&ハムカツ団チーム!」

「アクミ団覚悟しぃやぁ!ワイらの力、見せたるでぇーー!!」

 

 ん?えぇマジっすか?あいつらあそこの団とチーム組んだのかよ……うわー、メンドー。

 それにあの娘、前にかづらさんがボコボコにしてた野郎じゃねっすか。これはちょうどいいかもしれねぇっす!

 

【では、2つのチーム、武舞台の上へ。】

「許さへんでぇ……ワイらを省いたアクミ団……そして周りのやつらぁ!」

『省略すんな!!』

「ここであったが数分前……お前らをけちょんけちょんの、バッキバキにしてやるぜ!」

「……さぁ、覚悟するでござる!」

 

 ぐぬぬ……このドレミに、先程とてつもなく下劣な行為をしてきたのにもかかわらずこの雑種たちはぁ!って、ん?ジャスさんは何も言わないのですかね?ずっと雑種共の方を向いて、黙っていますが……。

 

「どうしたピコ?君は何か、意気込みとかないピコか?」

 

 あ、テックさんが訊いてくれました。意外と度胸あるんですよね。……いや、私がないだけなのか……?

 

「あ!いえ、意気込みというほどではないんですけど……その……あの……か、勝ちたいなぁって……ごめんなさい、私ちょっと言葉がうまく出ないみたいで……。」

『え、なに、何なの……!?』

〈あれ?ジャスはんってあんな感じやったっけ?いつもはもっと大胆な娘なのに……〉

 

 駄目よ……駄目よ私!告白のことなんて考えちゃ!こうなるのは自分でも予測できたはずよ!なぁにしてるのよ観衆の目の前で!!!

 

「お、おいジャス、どうしたんだよ。」

「あれ、イメン?いや、ちょっとね……なんか、プレゼントのことを考えてたら恥ずかしくなっちゃって……。」

 

 プレゼントぉ?服じゃねぇのか?あれ、昨日服がほしいとか言ってなかったっけ?なんで恥ずかしいんだよ、それが。訊いてみるか。

 

「え?あぁ、そ、そうだったわね!私は服がほしいんだよ!そうだよ!何も恥ずかしがる必要なんてないんだよ!うん!(そうだったわ!私ごまかすためにそういったんだ!うぅ〜……その場しのぎで行ったことだったからあんまり記憶になかったぁ〜……)」

 

 何だこいつ……あぁもう、他の団のやつらちょっと引いてるし。いや、わかる。俺もお前ら側だったら絶対に引いてるし、何なら今あと少しで引きそう。

 

「よぉし、ちょっと気持ちを落ち着けましょう。スー……ハー……。落ち着いたわ。じゃあ、どっちが強いか決着をつけましょうよ!!」

「え、あ、オッケーっす!余裕でぶっ潰してやりますよーっ!!な、みんな!」

『オーーっ!!』

 

 よ、よし……こっちも気を取り直して……ぶっ潰してやるっすよーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクミ連合団 キーカード:天革の騎皇士ミラクルスター&秘革の求答士クエスチョン

 

イメン&ハムカツ団チーム キーカード:蒼き団長ドギラゴン剣&異面の二元ドミキング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュエマ、スタート!!』

【ついに始まった天下一クリーチャー武道会!この世で一番強い団は、一体どの団なのかぁ!?】

〈……そういえばよぉ、チーム組んでるけど、「一番」強い団って決めれんのか?〉

〈同率になるんちゃうか?〉

〈いや、それはなぁんか違くね……?〉

【序盤、アクミとドレミを出していくアクミ連合軍に対し、イメン&ハムカツ団チームはハムカツマンをカツえもんに革命チェンジさせ、さらなる展開をはかる。】

 

 シールドは1枚割られたっすけど、この程度なら余裕で回復するしー、ていうかぁ、こっちのほうが俄然有利なんすよねぇ……!

 

アクミ連合軍 5ターン目

 

「行くっすよー!マナチャージはしねえまま行くぜぇ。まずはリンガールを召喚っす〜。そしてシールド1枚ついかぁー。さらに、ドレミで攻撃。このときに……ンババに革命チェンジっす!」

〈おぉ!まさかのドレミ団とオレ、ダママ団の革命チェンジ!〉

〈この旋律……悪くない。〉

 

 あぁ、そっか。文明が1つおんなじだから……私達のイメン団みたいなことをしてくるってことかぁ。

 

「そしてンババの効果でマナチャージしてからぁ〜……シールドブレイクっすー。」

「くっ!トリガーなしやぁ……!!」

「さらに、アクミで攻撃ぃ。このときに……問2ノロンに革命チェンジっすー。」

〈うふふ。いい感じですわ、アクミ。〉

〈アクミ団と僕が率いるテック団との革命チェンジ。なかなか見応えがある……。〉

 

 うーん。こうなってくるとめんどくさいなぁ〜。残りシールドは3枚。決められる可能性だって十分にあるわけだもんねぇ〜。……けど、ノロンのブレイクで加えられたこのカードは……一体何?光に包まれててよくわからないわ……。

 

「うぃー!これでお前らは、次のターンで終わりっす〜!ターン、エンドォ〜!」

 

 ぐぬぬ……あの野郎いちいち感に触るなぁ……ここに来る前も、ワイらを不必要に煽ってきたしぃ……!

 むかっぱらが立つわぁ!!!よぉし!ワイらのチームの意地、見せたるでぇ!

 

「というわけでジャスはん、ドローは頼んだでぇ!」

「シールドチェック係と手札係に……分ける必要あった?」

「あぁ〜えっとまぁ……チームワークやチームワーク。」

「あ、そう……。じゃあ行くわよ。」

 

イメン&ハムカツ団 5ターン目

 

「私達のターン!ドロー。そしてハムカツマンをもう一回召喚です!」

《よっしゃぁ行くでぇ!》

「そしてハムカツマンでノロンを攻撃!このときに……イメンに革命チェンジよ!」

《頼んだでぇ、イメン=ブーゴ!》

《あぁ、任せておけ!》

 

 

 革命チェンジ!!!

 

 

《そうら……よっと!オッケイ!》

〈よーっし!俺らハムカツ団と、お前のイメン団のコンボが炸裂したなぁ!〉

〈こういうの、意外と見ごたえあるなぁ。なぁんか知らんけど、嬉しいし。」〉

「まだまだ行くわよ!カツえもんで攻撃するときに……ギョギョウと革命チェンジ!」

《ウラッシャァーーー!!》

「今回はマナゾーンにすべての文明があるから……ンババをマナ送りにして、山札から2枚引いて……」

 

 お、今この俺が見えたぜ。よぉし!そうと決まればあとはドギラゴン剣を引くだけだ……。頼んだぜ、ジャスちゃん!

 

「よし。成長目ギョウをバトルゾーンへ。そしてシールドを1枚マナへ送るわ。さぁ、ダブルブレイクよ!さっき仕込んだシールド、面倒だからもう破壊するわ!」

 

 チェッ。一発逆転用として取っときたかったんすけどねぇ〜……ブロックするか?いや、いっか。今使っても全然強いし〜。ていうか、なんならトリガーのお陰で普通に勝っちゃうんじゃね、的な?

 

「ブロックはしねぇっす。んじゃ1枚目……おっとラッキー!シールド・トリガー、バーロックの宝物庫。これで4枚ドローっす。そしてもう1枚……は、確定でシールド・トリガーっすよぉ〜!」

「おお、2枚踏んじゃってたなんて。」

「シールド・トリガー、デス・ゲート。これでギョウを破壊〜。そしてノロンを復活っす〜。」

 

 ひぇぇ、よりにもよってそれを踏んじゃったの?どうしよう……でも、今はターンエンドするしかないわよねぇ。

 

「ターンエンド。」

「おいおい……やべぇぜ!このままだと俺達、押し切られちまうぜハムカツぅ!」

「どうしましょぉこれぇ……。」

 

 さぁて、あとはトドメを……ん?かづらさんから通信が……

 

「アクミ、とどめを刺してあげなさい。そうすれば、ジャスちゃんの悲しんでいる顔が見れますもの……うふふ♡」

「わかりました……かづらさん。そうと決まれば全力全開で押していくっす!」

 

 あいつ何話してるでござるか?なにか嫌な予感がするでござるぅ……。

 

アクミ連合軍 6ターン目

 

「さぁ〜!おしまいにしてやるっすぅ〜。まずはもういっちょリンガール。これでシールドを……追加ぁ。」

「あいつ……絶対に仕込みやがったぜ。」

「まぁた守りを固めてきたなぁ〜……めんどくさいやつやでぇ。」

「今更何言っても遅いっすよ!今のはもしものときのための保険っす。本命はこっからっすよ……。さっき出したリンガールで攻撃ぃ。こんときに…………」

 

 ん?カタパルトから何かが出てきやがる。この清楚っぽい感じは、ドレミ団か?しかしまずいな……俺の前には、革命チェンジできるクリーチャーがもう一体、ノロンがいやがる。どうするんだ、ジャス……。

 

「かっくめいチェーンジー!天革の騎皇士ミラクルスターっす〜。」

「あれは、ドレミ団のカードでござるか……!」

「そうっすよ〜。さらにこいつでシールドをダブルブレイク〜。」

 

 1枚……エナジー・ライト。ドローソースとしてはまだ使えるかもしれない……って、うわぁ!カードが相手側に……!?なんで?

 

「どないなっとるんやぁ……?」

「これが、ミラクルスターの能力っすよぉ〜。相手のシールドを1つブレイクするたび、その中にある呪文を1枚、ただで唱えられるっす〜。今回は……どっちもか。まずはエナジー・ライト。これで俺は2枚ドローっす〜。さぁ、あと1枚を俺の方に向けてくれよぉ……。」

 

 嘘でしょ……?2枚目……うぅ、こういうときにシールド・トリガーだなんて……!

 

「うほぉ〜ラッキーすぎじゃぁん!シールド・トリガー、デーモン・ハンド。これでイメンを破壊っす〜。」

「そんな…………。」

「チッ……やられちまったぜ。不甲斐ない……。」

 

 よし。完全に失速したっすね。それじゃ、最後の革命チェンジっす。

 

「問2ノロンで攻撃。このときにも革命チェンジ発動っす。秘革の求答士クエスチョン!そして、こいつの効果を発動っす……究極の、2択!!!」

「2択……ですって?」

「そうっすよ〜。あんたはすべてのクリーチャーを手札に戻すか、それとも……ギョギョウを破壊するか選べっす〜。」

「うーんっと……結局クリーチャーは全部いなくなっちゃうのか。じゃあ、手札へ。」

 

 あわわ……シールドも0枚、クリーチャーも0枚……ど、どないすんのやこれぇ……?

 

〈ジャスちゃんにハムカツたちも……これ、やべぇんじゃねぇのか?〉

〈やばい。せやけど……〉

〈ん?なんかあんのか、ギョウ?〉

〈ある。実はここに来る前に、デッキを調整したんや。そのときに……新しいカードが入っとった。カードは光っててよく見えんかったけど、能力はなんとか見ることができた。それがもし、ジャスはんの手札にあるのなら……!!!〉

 

 革命0トリガーも手札にない……このまま、負けちゃう!!……え?何?光ってたカードが、もっと眩しく……!

 

「うわっ!?なんなんすかぁ?急にカードが光りだしたんすけどぉ〜!ちょっとヤバめぇ!?」

「な、なんでござるかぁ……」

「凄まじい光やぁ……!!!」

 

 ……光が収まった。そして……このカードは……!

 ありがとう。まだ、戦えるわ。

 

「結局何だったんすかねぇ、いまの。まいっか。これで終わりだし〜。クエスチョンで、ダイレクトアタック〜はいさよなら〜〜。」

「あわわわ……やばいやばい〜どうしますボスぅ!」

「えぇぇ、ええ!?俺にそんなこと言われても…………」

「まだよ。ハムカツたち!まだ勝てるかもしてない!!!」

「はぁ〜?なぁに言ってるんすかぁ?シールドは0、クリーチャーも0!勝ち筋なんてどこにもないっすけどねぇ〜。」

 

 いいや、あるのよ……光ったカードの正体がわかった今、ここにね!!

 

「革命0トリガー、発動!新たなるイメン団の姿よ!異面の二元ドミキングを……バトルゾーンへ!」

 

 うぇぇ!?なんすかあいつぅ!?知らねぇんすけどぉ???

 ドミ……キングだと?聞いた感じ、ドミティウスとパラスキングの融合体みたいな感じか?だが、一体なぜ……

 

《教えてやるよ。イメン。》

「ヴェロキボアロス!?知っているのか?」

《当たり前だ。そいつは俺が作り上げたんだからな。……まぁ順を追って説明する。まず俺のところにパラスキングがやってきた。強くしてほしいっつってな。それであいつが言うには、俺のボアロアックスにはジュダイナが融合されているらしい。何故かは知らん。》

「なるほど。それでジュダイナで叩いたら強くなって……んであぁなったと……え、ドミティウスは?」

《それも説明する。そんときにちょうど、ドミティウスもおんなじ理由で俺のもとに来たんだ。そしてその時、俺はいいことを思いついた。パラスキングに、ドミティウスの「力のみ」を融合させることはできるのか……とな。別世界のもんなんだし、そもそもボアロアックスも融合しているからそのノリできるかなと思ってな。それで、試したらできたんだ。つまりそいつは……ドミティウスの力を持ったパラスキングだ。》

「そ、そうなのか……。へぇ〜……じゃないちょっと待て。お前ノリでそんなことしたのか?失敗したらどうするつもりだったんだ!?」

「そんときは、俺が責任を持って……そいつを思いっきりぶん殴る。だいたい殴れば解決するからな。」

「あのなぁ……昭和のテレビじゃねぇんだぞ……ジジイかオメェは。」

 

 よし。このまま押し切るわよ……。

 

「ドミキングがバトルゾーンに出たとき、山札の上から5枚を見る。そしてその中から自然のクリーチャー1体を選んで手札に加えるわ。ドギラゴン剣を手札に!」

「よぉーっし!これでワイらの団長をゲットやぁ!」

「けどぉ、それがどうしたんすかぁ?それじゃあクエスチョンの攻撃は止まらねぇっすよ?」

「いいえ、止まるわ。まだドミキングには能力があるもの!」

「えぇ?それマジっすか?」

「マジよ。手札に加えたクリーチャーよりもコストの小さい相手のクリーチャーを一体、マナゾーンに送ることができる!クエスチョン、戻りなさい!」

 

 おっとぉ……こいつはちょっとやばくね?だってさぁ、あっちの手札にはもうドギラゴンもあんだしさぁ……あ!でもまだ行けるか!俺のシールドには、さっきピタゴラスを仕込んであるんだもんね〜だ。勝ちには変わりないっしょw

 

「んじゃ、ターンエンド。」

「ドミキングは山札の下に行くわ。そしてこいつは離れたとき、マナ加速ができる!!」

 

 よーっし、これで準備はカンのペキになったでぇ〜〜!!!

 

イメン&ハムカツ団 6ターン目

 

「私達のターン!!」

 

 ここで引いてやるわよ……燃えろぉ〜!私のデュエ魂っ!おんどりゃああーーーーっ!!!

 

「……よし、引いたわ。ここから突き進むわよ!」

「おう!まずはジャスちゃん、この俺を出してドギラゴンと革命チェンジを……」

「ボスカツ剣をマナチャージ!!!そしてハムカツマンとポレゴン、そしてポレゴンの上にギョギョウを進化!」

 

 ぬぇぇ〜〜!?なぁにしちゃってくれてんのよぉ〜〜!!!俺マナゾーンに置かないでくれよぉ〜〜!!

 

「あれぇ?ジャスちゃん、ボスを出さないんですかい?」

「うん。「まだ」ね……まずはこれをするのよ!ギョギョウで攻撃!こいつはコスト6以上の進化の革命軍。よって……」

 

 む……ヴェロキボアロスか。頼んだぞ!!!

 

《あぁ、任せておけ。》

 

 

 革命チェンジ!!!

 

 

《さて……始めるぞ!!》

「うげげっ、なぁんかヤバそーな感じぃ〜……」

「ヴェロキボアロスはレジェンド。レジェンドだからこそ持てる能力がある!ファイナル革命、発動よ!その効果で、このクリーチャー以外のすべてのクリーチャーをマナ送りに。そして、マナゾーンの枚数以下のコストを持つクリーチャーを3体選んでバトルゾーンに。ボスカツ剣、ハムカツマン、ナンバーナインをバトルゾーンに!そしてあなたの方からはぁ……えっとねぇ……ダママとぉ、ブラッドレインとぉ、ファソラをバトルゾーンへ。」

 

 うっそーん。マナゾーンのクリーチャー、相手が選ぶのぉ?それヤバすぎー。

 

「そしてシールドをブレイクよ!あ、言っておくけど……仕込んでいるシールドは割らないから。それ以外の3枚を割るわよ。」

「うぐぅ……」

「さぁーあ、ここでもう一体行くわよ!ボスカツ、お願いね!」

《よっしゃーぁ、いっくでーい!!》

 

 

 俺の上に影が……。団長のお出ましか!ジャーンプ!そしてぇ……頼んだぜ団長ー!

 

 

《タッチ!!!》

 

 

 革命チェンジ!!!

 

 

《これがワイら、ハムカツ団のリーダーや!蒼き団長ドギラゴン剣!》

「うげぇ……イメン団とハムカツ団のリーダーが揃っちまってるよ……やっべぇ〜〜……。」

《ファイナル革命は……ヴェロキボアロスが使っとったから使えへん。けどダイレクトアタックまでは十分や!いっくでぇ〜〜!!》

「ドギラゴン剣で、最後のシールドをブレイク!」

 

 トリガー、ピタゴラスだけど……ナンバーナインがいるから使えないっすぅ〜〜!?

 

「これでおしまいよ!いっけー、ハムカツマン!」

「ちょ、ちょちょちょタンマ!これナシ、このデュエマナシっす!!」

《そんなもん通じるかー!これでとどめやぁ〜〜!!!》

「う、うっそーーーん……!」

【……というわけで、激しく熱かりしデュエマに勝利したのは、イメン&ハムカツ団チームです……!!】

〈いえーい!ナイスだぜハムカツー!〉

〈おめでとうニョロ、ジャスはーん!〉

 

 勝利ー!いえーい!やったぁーーー!!

 よっしゃー!あのにくったらしいアクミのやつをぶっ飛ばしてやったでぇ〜〜!!てなんやぁ?なんかワイのカードが光っとる……そういえば、さっきまでつけてたヌンチャクもない!?あれぇ……これ、ワイ、進化しとるんか?ちょっとカードを見てみるかぁ……。よいしょっと。

 

「うわー!やっぱり進化しとる!ワイのカードが、新しくなっとるんやぁ!」

「おぉ!やったなハムカツ!お前も強くなったんだなぁ……俺は嬉しいぜ……!」

「ハムカツ殿、おめでとうでござる。」

 

 これが……ワイの新しい姿……ハムカツマン剣!なんてカッコえぇんやぁ……。

 

 優勝したあとは、金の延べ棒をハムカツ団のみんなと分け合って、ホクホク顔でお家に帰った。ちなみに、ハムカツ団はあれを超高級なひまわりの種に使ったりしたらしい。……超高級なひまわりの種って、何……?

 それで、私はというと……

 

「ジャスはん、材料買いに行くでぇー。」

「はーい!」

「けど急にどうしたニョロ?服かと思ったらまさかのチョコレートを作りたいだなんて……。」

「出来心ってやつよ。フフ……。」

 

 こういう形で、しれっと伝えるのも、いいかなって思いました。

 




オリジナルカード紹介

異面の二元ドミキング パワー12000 文明 自然/光
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/侵略者/イメン団

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
・革命0トリガー
・T・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、山札の上から5枚を見る。その中から自然のクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、手札に加えたカードよりもコストの小さい相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
・相手のターン中、このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、そのターンの終わりにこのクリーチャーを自分の山札の一番下に置く。
・このクリーチャーがバトルゾーンを離れたとき、山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
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