寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
やっほー。ギョウやでー。僕がぐーたらしとる間にいろいろなことがあったみたいやで。まぁ色々言うてもアニメとおんなじ展開なんやけどな。
まず、学校にレアキラーズが襲来してきて、そして、バサラはんとルシファーはんがデュエマしてルシファーはんが勝って、そこからバサラはんが復活してぇ、侵略ZEROを使えるようになって……
えーっと、あとはなぁ確か……そうや。No.2はんとルシファーはんがデュエマして、なんとルシファーはんが敗北!!僕のときには使わなかった、いや、持ってなかった?まぁどっちでもええわ。禁断機関VV-8を使い、ルシファーはんを倒したんや。
で、そんなこんなで今日がある。てことはつまり……VSRFのストーリー通りであれば……
「おぎゃあー!おぎゃあー!!」
「かっちゃん!赤ちゃんになりきって!」
「頑張るべ、勝太くん!」
滝川にジャスはんと一緒に来たけど、僕達はどうやらお邪魔やったみたいですね。じゃーねー。
「ジャスはん、見なかったことにしよか。」
「いや、無理でしょ。何なのあの中学生。おむつはいてオギャオギャ言ってるのは、あれは何なの?もしかしてあれかしら、あのアフロたちのせいでああなっちゃったのかしら?」
「あれはもとからやで。」
「…………引くーー。」
まぁあんな地獄の光景を見たらドン引きするわな。……家に帰ってテレビでも見て、気晴らししようか。
「……きゃー!たっくんよーー!」
『きゃーーー!!』
ぬおっ!?前方でマダムたちがお団子状態になっとる!?……あぁそうか。この回、そういえばそうやったな……。
「やぁマダムたち。僕に会いに来てくれたの……かい?」
『きゃーーー!!!!』
え、何なの。何なの!?最近こういう意味わからない回が多くない!?どういうことなのよこれはぁ!少しぐらいはシリアスな回とか、そこらへん挟みなさいよ!
「ねぇギョウ……早く帰ろう?もう嫌よ私こんなの……。」
「うん。帰ろか。颯爽と……。」
颯爽と帰り、家に到着。そして気晴らしのためにテレビをつけた。癒やされよう……。
「今回紹介するのは、現在超有名な、ミルクボーイたっくんです!見てください!現在でも大勢のファンたちがたーくんに手を振っています!皆、たーくんに夢中なのです!」
『………………』
チャンネルを変えよう。ここもたーくん。こっちのチャンネルもたーくん。ここも、ここも!ここもぉ!!
「嘘やろぉ?全部のチャンネルこれニョロ!?」
「……なんか。得も言われぬ恥ずかしさが……。」
あぁ、ジャスはんが顔を塞いじゃった……。これじゃあ癒やされるとかじゃなくって、普通に気分を悪くさせちゃっただけニョロ……。はぁーあ。テレビも見れへんし、やることと行ったらデュエマか、それともお茶を飲んでゆったりするか……
ピンポーン。
ん?誰やろ。はーい……
「ダンディ赤ちゃん参上……俺ぁダンディな赤ちゃんだぜ……。」
ガチャリ。
「おぉい閉めんじゃ……」
ガチャリ。
「いい加減にしr」
ガチャリ。
「ぶるわあああああ!!!!」
ぬおおおドアをぶっ壊してきたーーー!!
「これ、修理代ニョロ。」
「はい。……あ、判押したほうがいいやつこれ?」
「いやサインでええよ。はいボールペン。」
「あぁ、ありがとな。(カキカキ……)これでよし、か。」
「ん。じゃあ上がって。」
……なんか一悶着あるなぁって思ったらギョウ、まぁた変なの中に入れちゃってるーーー!!!しかも赤ちゃん、赤ちゃんだわ!……あ、でもあの赤ちゃんはいいかも。ダンディでかっこいい……。
「よぉ。嬢ちゃん。赤ちゃんは……嫌いだったか?」
声渋っ!?ダンディがすぎるでしょこの赤ちゃん……!?これはいけるわ!これは!
「んで、あんた誰なん?妙に渋い声しとるけど。」
「あぁ悪かった。自己紹介がまぁだだったなぁ。俺の名はジョージ釜本。時系列的にはすっごくおかしいだろうが、一応御年4歳っつう設定だぜ。……あ、バブー。」
「とってつけたかのようなバブーね。私はジャス。そっちのがギョウよ。」
「そっちのって……。」
「だってそうじゃないの。……それで、何をしにここへ来たの?ダンディさん。」
「あぁそれはなぁ……テレビでやってるだろう?たっくんなんていう赤ちゃんもどきだよ。」
それを聞いた瞬間、嬢ちゃんは暗い顔をした。なるほど……俺と同じく、あいつに嫌気が差しているんだなぁ。わかるぜぇその気持ち。
「あいつはこの世界を全くわかっちゃいねぇんだ。自分が上だと思い込み、天狗になっていやがる。まだまだあいつは、赤ん坊よ……。」
「あなたもそうじゃない。」
「あんなやつと一緒にするな。俺はなぁこの世界をわかっている。間違いなくあの野郎よりは、な……。」
やっぱりかっこいい。ただの赤ちゃんなのに。いや、赤ちゃんっていう年齢でもないか、4歳って……?
「それじゃあジョージはん。これは知っとるか?」
「何だ?まぁ言ってみやがれ。俺はあんまり知らねぇことはねぇぜ?」
「中学生が赤ちゃんになりきろうとしてるんや。たーくんっちゅう赤ん坊に憧れてな。」
「…………すまん、俺は世界を知っていても、世間を知らなかったらしい。」
ですよねー。
「まぁあの光景には僕達もびっくりだったニョロ。」
「さて、話を戻すぜ。俺はあのたーくんってやつに一泡吹かせて、ぁやりてぇんだ……。デュエマでな。」
「うん。……それが、私達の家に来た理由?」
「あぁ。実はな……」
俺、デッキ失くしちゃったんだよねぇ……。
『……えぇ?』
「いや、今日気づいたんだよ。ブランクはあれどあいつ程度なら余裕でぶっ飛ばせるって思って……開けていなかったデッキケースを開けたんだ。そしたらなかったぁ。なぁぜかなかったんだ!探しまくったがどこにもねぇ!俺のデッキが消えたんだーー!!!」
「あ、そうなの。それで、私達の家に来て、デッキを作りに来たってこと?」
「そういうことだ。デュエマ甲子園で優勝した実績を持ち、さらにデュエチューブのチャンネル登録者150万人を超えているお前らの、家ならば!とんでもねぇデッキが作れること間違いなしだと思ってな。ここまで来たんだ。」
「あぁ、そういうことやったんや。んじゃあ2階に来てくれニョロ。そこに大量のカードがある。」
「すまねぇ。恩に切るぜ……。」
俺は2階に上がって、何千と並ぶカードを見た。とんでもねぇや。古いものから新しいものまで勢揃いだぜ。こりゃあ下手なカードショップなんかよりも何倍もいい。デッキづくりは、長くなりそうだぜ……ま、ダンディな時間をかけるのも悪くねぇ。
「そういえばダンディさん。」
「俺の名前はジョージなんだが……ま、まぁダンディさんでもいいか。何だ?」
「一泡吹かせるって言っても、あの赤ん坊のいる場所はわかるの?それにわかったとしてもあの人だかり。接近するのは難しいんじゃない?」
「なぁに言ってるんだい嬢ちゃん。明日、とっておきのチャンスがぁ……あるんだよ。」
「とっておきのチャンス?」
「あぁそうさ。全世界赤ちゃんバトルロイヤル。それが明日開かれるんだ……。そこに俺は参加し、あいつに世界を知らせてやるんだ。」
「ふーん。じゃ、私達も応援しに行くわ。」
「いいのか?お前、あぁいう感じの赤ん坊は無理そうな感じじゃねぇか。俺みたいなダンディや普通の赤ん坊は別としても……」
「だとしてもよ。我慢して見に行くわ。無理だったらトイレ行ってデュエマの時まで待ってるから。ギョウ、報告お願いね。」
「えぇ……。まぁええけど。」
【そして、デッキも完成し、全世界赤ちゃんバトルロワイヤル当日……!】
【さーぁ!皆さん、今日は待ちに待った全世界赤ちゃんバトルロワイヤルの日です!司会は私、熱血ナレ太郎と!】
「ユーキでお送りいたします。」
【では、早速、赤ちゃんたちの入場だぁ!】
……!?ほう、なるほど。俺のようにダンディな赤ちゃんたちが勢揃いだな。……いい歳こいた大人ばっかりだけど。
「へーいマダムたち~♡」
『キャアーー!!!』
きやがったな。天狗の赤ちゃんよ。
あいつを分からせなくちゃいけねぇからな。こっちも全力で赤ちゃんを遂行する!
「おぎゃぁ!おぎゃぁ!ぅおんぎゅぁぁ!!」
【おーっとこれはジョージ釜本!素晴らしい赤ちゃんぶりだァ!】
「さすが、僕が一目置く赤ちゃん力です!」
…………フッ。これで俺の赤ちゃんの地位は確立したな。
「……ギョウ、これ私無理だからトイレ行ってるね……。」
「何言うとるんやジャスはん。僕もや。」
『……応援するとは言ったけど、これは無理だ……。ていうか、赤ちゃん力って、なに?』
ん?なんだ?
この中に、唯一赤ちゃんのすべてを出し切ったような奴がいるな……あれは誰だ?赤い髪してるが。
もしや、ギョウの奴が言っていた気の違った中学生か!?なぁんかそんな気がするぜ。姿かたちは赤ちゃんそのものだが!
「かっちゃん、頑張って……!!」
ー時は遡ること1日前ー
かっちゃんは、どうしても赤ん坊になりきることができなかったわ。やっぱり、中学生かつ、14歳だから……!
「当たり前でござる。」
可愛い赤ちゃんのように、漏らすこともできていませんでしたわ……。
「いやだから、当たり前でござる。」
ここはもう……最終兵器を使うしかないでチュ!
「もう赤ちゃんになりきろうとしている勝太どのが最終兵器足りうるでござる。」
ボスカツ、頼んだでチュ!
任せろぉい!この日のためにすっげぇの用意しとったんでぇい!
「ボスカツどのもそっち側でござったか。もうみんな頭おかしいでござる。」
ていうわけで!俺が作っておいた最終兵器!おもらしくん3号を使って勝太をガチの赤ん坊にすることに、成功したんでぇい!
「拙者はもう、ノーコメントでござる。」
ーーーーー
つまり今、かっちゃんは0歳のマジの赤ちゃんよ!ほら、見てみなさい!他の赤ちゃんになりきっているおっさんたちとは違って、おもらししてるわ!これは高得点よ!
【おーっとここでお漏らしだぁーー!これは審査員も……?全員10点満点!素晴らしいです!素晴らしい、赤ちゃんぶりです!】
(トイレの中でも放送は聞こえてくるんかいな……。)
(あぁ帰りたい……来なきゃよかった……)
かっちゃんに負けないために、赤ちゃんのおっさんたちはかっちゃんの方に向かってくるけど……0歳舐めんなよ!積み木で遊んで大泣きして……それを見たら、おっさんたちはおっさんに戻るほかなくなるのよ!!
「ぶっちゃけ。これ、なんかおかしくないだべか?」
「うん。こうやって見てると……言葉にできないけど、めちゃくちゃ怖いんだなぁ……!」
「けど、あのダンディな赤ちゃんも中々ですわ〜。赤ちゃんらしさはなくっても動き方は完全に赤ちゃんですわー!」
「かづらちゃんも、るるちゃん側なんだべな……。」
「母性というか、なんというか……そういうのがあるのか、なんだなぁ?」
くっ、一体どういうことだい!この僕があまり注目されていないだと……!?というか、あのお母さんみたいなネズミのマスコットは、一体何なんだい!?考えたら負けのやつかな。……くっ、こ、こうなったら!
「おい、キミ。」
「ばぶー?」
「ん?なんでチュか!この勝太くん……いや、おむつボーイかっちゃんの赤ちゃん力に、勝てると思っているんでチューー!?」
「フッ。何を言っているんだい?その子はただの赤ん坊。真の赤ん坊というのは……デュエマができるのさ!」
『どえぇ〜〜〜!!?』
どどど、どうしましょ!?かっちゃんは0歳だから、デュエマなんてできないわ!
しまったぜ……そこんところ全然意識してなかった!クソ、ボスカツ一生の不覚!
「いや……これデュエル・マスターズVSRFでござるよ?デュエマしないで何がこのアニメでござるか。」
「ばぶ〜……?ばぶばぶ〜!!」
あぁ……まずいわ。デッキケースをおもちゃだとしか認識してない……!かっちゃん……!!
「ハッハッハ!その感じだと、デュエマはできないみたいだね。じゃあ、僕のかt……」
「ちょっと待ちな。坊や。」
この渋い声は……そうか。参戦者の中でもひときわ異彩を放っていた赤ちゃん……!!
「一体何だい?この僕に歯向かうっていうのかい?」
「当たり前だ。……その赤ん坊がデュエマできなくたってなぁ……俺は、できるんだぜ?」
あ、あのダンディ赤ちゃん……何者なのかしら……!?
かっこいいですわー。ああいうのもいいですわね〜!
「フッ。できたところで、僕に勝てると思っているのかい?」
「…………おい、若いの。」
っ!?何だい、この重圧は……!?感じたことのないオーラ、強さ……!あれが、赤ちゃんだというのかい!?
「口の聞き方には気をつけな……その若さで、死ぬことになるぜ。」
「あの赤ちゃん……なんかめちゃくちゃ怖いわ。そう思わない?かづらさん……。」 「えぇ。」
一体何なんですの?たーくん以外に、あの強さを持つ赤ん坊が……いるというの!?
「フ、フフフ。面白いじゃないか。ならばやってみるがいい。この僕、ミルクボーイたーくんの前にねぇ!」
「その発言、撤回はさせねぇぜ。覚悟しろ。その天狗の鼻をへし折ってやる……!!!」
【さぁーあ!ミルクボーイたーくんと、ダンディ赤ちゃんジョージのデュエマが、始まるぞーーー!】
始まる……!今なら会場に戻ることができる!あの地獄を見ないで済む!
「ギョウ、トイレから抜け出すの、同時ね。男子と女子で、トイレ別々のはずなんだけど……。」
「まぁな。この放送が来たっちゅうことは……あの地獄が終わったんやろ?せやったらもうトイレには用はないからな。」
「ふふ。そうよね。じゃあ……」
『あのダンディを応援しに行く!!!』
【ずっと隠れていたのにやけにかっこいい雰囲気を醸しだしているぞぉ~?】
『いいじゃん別に。』
ミルクボーイたーくん キーカード:Dの揺籠メリーボーイラウンド
ダンディ赤ちゃんジョージ釜本 キーカード:蒼黒の知将ディアブロスト
『デュエマ、スタート!』
【赤ちゃんVS赤ちゃんのデュエマ!アクア・ガードと出して守りを固め、ハルカスを出して手札を増やすジョージ。対するたーくんは、1マナの赤ちゃんクリーチャーを出していく。パワーは高いが、眠っている……。】
「あのクリーチャーたち、眠ってるだけで何もしてこないべ?」
「ああいうのには、なにか裏があるに違いないんだなぁ!」
ジョージ 4ターン目
「俺のターン。ドローだ。そしてマナチャージ。もう一体アクア・ハルカスを召喚。そして1枚ドロー。さぁ行くぜぇ!さっき召喚したアクア・ハルカスで、シールドをブレイクだ。」
「フッ。やるね。」
……ジョージさん、手札を増やしてしっかりブレイクもしてきた。けど、これといった動きはないのよね。これからかしら?
たーくん 4ターン目
「ドロー。」
フフ。来てくれたね。僕のD2フィールド!
「マナチャージ。これで4マナ。さぁ、始めちゃうよ!」
ん?今置かれたカード、もしかしてD2フィールド!?
「ギョウ。てことは……」
「あの赤ん坊……。」
「まずはベイBポレポレを召喚!そして……マナゾーンからD2フィールドを手札に戻すよ。」
さぁ、準備完了だ。
「D2フィールドですって!?じゃああの赤ちゃんは……!!」
「レアキラーズの一員、なんだなぁ!?」
レアキラーズ、聞いたことがあるぜ。デュエリストからレアカードを奪っている、ロクでもねぇ集団。こいつはそのメンバーの一人か。余計ロクでもねぇなぁ。
「行くよ。いま手札に戻したDの揺籠メリーボーイラウンドを展開!」
バトルゾーンが……パズルとおもちゃだらけのフィールドになっちゃった!
……次のターンで動いてくるって感じニョロな。
「更に、呪文、トレジャー・ナスカ!山札の中からコスト1のクリーチャーを手札に加えることができるんだ。さぁ、行くよ!マダムたちーー!!」
『はーーーい!』
うおっ、何だこれはぁ……マダムが押し寄せてきたと思ったら、あの赤ん坊のために、カードを持ってやがる!この赤ん坊め、世界を知らずとも、影響力ってのはとんでもねぇもんらしいなぁ……。だが、そういうのが命取り。油断しまくれるんだからなぁ。
「それだぁーー!さぁ、これが僕の切り札さっ。D2Bバブールを召喚!さぁ、これで次のターン、僕の勝ちは確定したよ。ターンエンドさ。」
「そういうことは言わないほうがいいぞ。後々恥ずかしいぜ?」
「ばぶ〜〜!!」
「あぁ、かっちゃん!そっちに言っちゃだめでチュ。デュエマしているから、ここで見てるでチュ!」
「うぶぅ〜〜……。」
ジョージ 5ターン目
「俺のターン!ドロー。フッ。蒼黒の知将ディアブロストを召喚だ。」
「ディアブロスト!?かなり古いカード、なんだなぁ!?」
「このクリーチャーの効果によって、お前のクリーチャーはすべてブロッカーを得ることになる。」
なんだって?相手に利益を与えるカードだと……!?
「利益?そうかもしれねぇなぁ。だがよぉ、お前のタップしているクリーチャーにブロッカーをつけたところで、ブロックはできねぇ。そうだろう?」
「くっ……!!」
「おぉ。頭脳プレイニョロなぁ。」
「賢いよダンディー!頑張れダンディー!」
「だぁから俺の名前はジョージ釜本だぁい!ま、まぁそれは今は置いとくとしよう。アクア・ハルカス2体でシールドをブレイクだ。」
「シールド・トリガー、ナチュラル・トラップ。アクア・ガードをマナ送りさ。」
チッ。ブロッカーが消えたか。守りが一体いなくなったのはキツイぜ。だが、ここでめげるほどヤワなダンディじゃねぇんだよ、俺は。
「ターンエンドだ。」
「あのダンディな赤ちゃん。意外とやるべ!」
「ちょっと驚きなんだなぁ。」
……やっぱり、たーくんをあそこまで追い詰めるってことは……実力は本物ね。あの赤ん坊……。戦慄ですわ。
中々やるねぇ。けど、これでおしまい。さて、赤ちゃんたちの目を覚まさなくっちゃ。
たーくん 5ターン目
「ドロー。そして行くよ……デデンデンデン、デンジャラスイッチ、オン!!」
あ、赤ん坊たちが起きた……けど、なんかおかしいわ。みんな闇のオーラをまとってる!
「あれが、あの赤ん坊のD2フィールドの能力か。さっきまでタップしとった分、能力とかパワーは……強力か。」
「やっぱり、あの黒いオーラはそういうことなの?ギョウ。」
「まぁ、そうやろうな……。」
「メリーボーイラウンドの効果で、僕のクリーチャーはすべてアンタップ!さらに!バブールがアンタップしたときの効果により、僕のクリーチャーのパワーはプラス5000、シールドをさらに1つブレイクする!」
「最強の赤ちゃんが誕生しちゃってるべ!?」
……トリプルブレイカーが2体。そしてダブルブレイカーが2体。まず俺の5枚のシールドじゃぁ抑えきれねぇ。だがよぉ……いいじゃねぇか。スリルがあって……。久しぶりだぜ、この感覚はよぉ。骨の髄まで染み渡るこの緊張感、悪くねぇ。
「ベイBソーターで、シールドをトリプルブレイク!」
「……トリガーはなし。残り2枚。燃えるじゃねぇか……。」
「フン、そうやって怖がりを抑えてられるのも今のうちだぞ!D2Bバブールで、シールドをダブルブレイクだ!」
「これでジョージはんのシールドは0。」
「トリガーを引くしか、ない……!」
1枚目。2枚目……よし。こいつを入れるという選択肢をしておいてよかったぜ。
「シールド・トリガー、調和と繁栄の罠。」
「なんだってぇ!?」
「これで選択する文明はもちろん自然文明だ。じゃ、まぁたおねんねしてな。」
「グッ。……だが、忘れてはいないだろうね?君のクリーチャーの能力で、僕のクリーチャーはすべてブロッカーなんだよ?そしてアンタップしているクリーチャーは2体!お前は自分のクリーチャーの能力で負けるのさっ!」
「確かにそうだわ……。ディアブロストっていうクリーチャーが、たーくんのクリーチャーにブロッカーを与えちゃってる……ターンが回ってきても、あの2体をどうにかしなくちゃ、ダイレクトアタックまで行けないわ!」
「一体、どうやって切り抜けるんだなぁ!?」
……観衆ども。ギャーギャー言わずに見ておけ。俺の……ダンディをな。
ジョージ 6ターン目
最後に立っているやつが、勝者!そこに綺麗も汚いもねぇ。勝負っつうのは、そういうもんさ。だからこそ、俺は与えたんだぜ!お前に……利益という名の……負け筋を、なぁ。
「さ、ハッピーエンドを迎えるとするか。」
「何だと?」
「お前を倒すって言ってるんだぜ。坊や……。」
「なんだと!?できるわけがない!どこまでクリーチャーを展開しても、そのマナの数では限りがある!」
「フッ。……4マナあれば十分だ。行くぜ、アクア・ハルカスの上にクリスタル・パラディンを、進化だぁ!!」
何だと……!?そいつはブロッカーを持つクリーチャーをすべて手札に戻す能力を持っているクリーチャー……つまり、まさか!
「お前のクリーチャー全てにブロッカーを与えたのは、そういうことさ。さぁおさらばだぜ。」
「そ、そんな……僕の赤ちゃんクリーチャーたちが!」
「おぉ!すごいプレーね、ブロッカー付与っていう能力を逆手に取るなんて!」
「ジョージはん、見た目に反してやることはすごいニョロねぇ。」
さぁて、フィナーレだ。ダンディに決めるぜ。
「ディアブロストでシールドをダブルブレイクだ。」
「そ、そんなぁ!こんなことがあるのぉ!?」
「あるのさ。さぁ、ジョーカーをその手にくれてやる!クリスタル・パラディンでダイレクトアタックだぁ!!」
うわーん!ママ~!
俺の勝ちだぜ。
「ばぶばぶ〜!」
「おぉ〜あのダンディ赤ちゃんすごいでチュねぇかっちゃん。やっぱりわかるんでチュ〜?」
「ばぶ〜!!」
「そうでチュかぁ〜!」
【これで、全世界赤ちゃんバトルロワイヤルは、幕引きとさせてもらいます!!!】
てな感じで、赤ちゃんの回はようやくおしまい。まぁ、ジョージはんがいてくれたおかげで意外と展開について行けたから良かったニョロ。
んで、ジョージはんはしっかりと僕んちのドアを修理して帰ってった。んで、勝太くんはというと……どうやらまだ、赤ちゃんを捨てきれていない感じで……。もう中学生に戻ってるらしいんやけど……。
「ねぇ、あのどうしようもない主人公は、ストレスでも溜まっているのかしら?」
「……あんなに自由な主人公に、そんなもんないやろ。」
「言われてみれば、そう、ね……。」
『変なの〜〜。』