寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
いや〜……ホンマに何を見せられとるんやろうか。
数日前までかっこよくて憧れの対象やったコジローはんが、ひっさしぶりに会うたと思ったら変な女性に追いかけられてヒィヒィ言っとるニョロ。キャラ崩壊が過ぎる…………。さっきその2人が僕の横をとんでもない速さで通り過ぎてったんやけど……今、戻ってきおったで。で、また僕の前を通り過ぎる。これの繰り返し。なんか、こう、うまく言葉にはできへんけど、ギャグテイスト風のアニメでよく見る「あれ」やなぁって。
「おーい!ギョウ、助けてくれー!どうにかしてこいつを止めろー!!」
「なんやなんや、厄介ファンみたいな感じニョロか?」
「そのとおりだ!だから早くこいつをどうにかしろっ!」
「えー……まぁいいニョロ。暇やったしな。そうれぇーい。」
ギョウのようわからん技ぁ、包帯飛ばしぃー。これで緑髪の女の人をぐるりと縛ったでぇ!
「で、でかしたぞギョウ!!」
「いやぁ〜ん……離してよぉ〜……」
色っぽい声で言ってくるけど、別になんとも思わないニョロ〜。実はやな、ギョウは女性への耐性がどうやったかは知らんけど、僕はすっごいあんねん。なぜかな。だから並大抵のことじゃ全然通用せぇへんでぇ!
「それはできへんなぁお嬢ちゃん。あと、それ言うならコジローはんに言ってくれや。僕はただ、コジローはんに言われたとおりにしただけやで?それで、あんたを縛ったんや。」
「え……そ、そうなんか……?」
「なっ!?えっと、ま、まぁ、たしかにそうだが……。」
コジローはんはまだ気づいていないみたいやな……今僕が生み出した最高の展開に…!
「つ、つまりコジたんは……私を縛りたいぐらいに、愛してくれてるっちゅうことか?」
「……うん?……え、な……ぁ゙……!!!?」
ほらほら予想通りやー!こういうお色気キャラは、よく勘違いをするって相場が決まっとるねん。ほーら照れだしたでぇ〜。しかも縛り付けられたままうねうね動いとる。いや、虫かいなあんたは。
「いや〜んもう!そうやったは早く言ってくれればよかったのにぃ〜〜……もう、コジたんのツ・ン・デ・レ・さん……♡」
ピンク色のオーラを放つ女の人……と、それを見てガッチガチに固まるコジローはん。なるほどな。コジローはんは女の子が苦手なキャラなんや。ギョッギョッギョ……えぇこと思いついたニョロー。
「い……いや……ち、違う……!!お、おいギョウ、お前言い方っつうもんを……」
「ん?なんや〜?なんか僕、言ってもうたかなぁ〜……?」
「が……がああ……が……(こいつも共犯者だぁぁぁ〜!!!ちくしょう、このままだったら逃げるが勝ちだ!)くっ!!」
「あっ!待ってーコジたーん!!」
「逃さへんでぇー!行けっ包帯!ニョロニョロニョロ〜……」
コジローはんを逃がしてしまったら、今まで作った展開がおじゃんになる!逃がしはせぇへんでぇ!えっとまずは全身を縛って……完了したらこっちに引き連れて……2人をできるかぎり近づかせてからぁ〜……2人同時に包帯を解く!!そうすれば動くのが早いのは……!!
「コジたぁ〜ん!」
コジローはんをめちゃくちゃ愛しとる緑髪の女の人に決まっとる!ほぉーれコジローはんに抱きついて、か〜ら〜の〜……?コジローはんは……えぇ、倒れたあぁ!?
「はっ……!もうコジたん!女嫌いを克服してぇや〜!なんでいっつも、ぶっ倒れてしまうんやぁ〜!?」
「…………ァァ…………」
「これは、ちょっと予想外やったな。ごめんなぁコジローはん、エヘッ。」
【いぃや絶対そんなこと思ってないよね。この男!?だって仮面が笑ってるゥゥ〜〜!!】
で、その後コジローはんが展開の都合上起き上がって、団子屋で3人で団子を食うことになった。表にある縁台に3人で並んで座って団子を頼む……そして、2人の間に座るのが、この僕ニョロ。
さぁらぁにぃ?これを計画したのもこの僕ニョロ。僕を間に挟んで、隣ではないちょっと近い距離を保つことで、だんだんと女嫌いを治していこうっちゅうことや。名付けて、「コジローはんの女苦手を治そう大作戦」ニョロー!!
ちなみにぃ〜、彼女の名前は毒島サソリっちゅうらしい。もともとこんなんじゃなかったって聞いたときにはびっくりしたでぇ。愛というものは人をも変える……素晴らしいものニョロ!
「むぐむぐ……んん、みたらし団子はうまいなぁ。どや、コジローはん。そろそろ慣れたぁ……ってわけではなさそうニョロね。」
コジローはんの体がすっごい小刻みに震えとる。けどごめんなぁ。あんたの女嫌い克服のためにも、これを終わらせるわけにはいかん。何より……キャラクターが崩壊しとるコジローはんの姿は見てて楽しいからなぁ〜ギョッギョッギョ……
【おーい、ギョウさーん?な〜んかだめな方向に走っちゃってません!?】
「しかしぃサソリはんは、なんでコジローはんが好きなんや?」
「えぇ〜……もう、そんなわかりきってること言わんでもええやないか〜!!それともあれかいな、聞き出してコジたん可愛くしたいんかいな〜!!もーしょうがないなぁ〜ほな言ったるわ。」
「お、おう……(普通に聞きたかっただけやねんけど……。この人、人生楽しいんやろなぁきっと。)」
「あのな、コジたんはこのウチを変えてくれたんや……あの全て完璧な姿を見て、ウチの心は変わった……陰気で地味だったウチは、たちまちこんなに大胆な性格になったんやぁ…。すべてはコジたんのお・か・げ♡」
「そうなんや。やっぱり、愛は人を変えるんやなぁ。素晴らしいニョロー!!」
「お…俺にとっちゃぁ…恐ろしい…もんだぜ……!!!」
【すっごい震えてるよコジロー!2人とも、もうそろそろ彼を自由にしてあげてもいいんじゃないでしょうか……】
もっと聞きたいなぁ!そう、もっと詳しいところまで……こういうの結構好きやねん。
「他に、他に好きなところあるニョロか?」
「(おーい……やめてくれー!もうこれ以上俺を、その声で褒めるなぁ……!!!)」
「えっとなぁ、いっぱいあるでぇ?まず体格がえぇやろ?」
「ぐふぅっ!!」
【あぁーー!!コジローの体に言葉の槍がぶっ刺さったぁ!サソリさぁんやめてあげてください!このままあなたの声を聞いたらコジローとんでもないことになっちゃうからぁ!愛する人がぁぁ!!】
「んで、兄弟思いなとこ……」
「ウゴぉっ!?」
「全てにおいて飢えてるとこ!」
「がぁああっ!!!」
「最後に……めっちゃ優しいところぉ〜!!」
「うわああああーー!!」
いやぁ、いいこと聞いたニョロねぇー。サソリはんの素晴らしい愛が伝わってきたわ〜!これを聞いたらコジローはんも、サソリはんに対する気持ちがただでは済まなく……なぁんか白くなっとる〜!画風もめっちゃ汚い!かんっぜんに燃え尽きとるやがなー!!
【もうやめてー!コジローくんのライフは0よー!!】
「な、なんか申し訳ないことしてしまったニョロかなぁ、これ。」
「そ、そうみたいやね……けど、もう1つ、これだけは言いたい!」
【まだあるの!?】
「それは……デュエマが強いことや。」
「!!……サソリ…………。」
「……コジローはんと、戦ったことがあるんか?」
「ある。ウチの全力のデュエマで、まったく歯が立たなかった……コジたんのデュエマに対するハングリー精神によって生まれる「野獣モード」に、ウチは負けたんや……。」
サソリはんの声のトーンが、そこだけふっと落ちた。茶目っ気の抜けた、真剣な目ぇやった。
「やっぱり、コジローはんは強いねんな。僕は彼と戦ったことはないけど、感じだけでわかる。強いって。」
「……チッ、最初っからそういう褒め方しやがれ……。さっきのは、ちょ、ちょっと違うだろうが……!!」
あ、コジローはん起きた。これはええんやなぁ。確かにこれはデュエ魂を認められてるっちゅうことやから、意外と嬉しいのか。
「けどよぉサソリ。お前はまだまだ何も知らねぇみてぇだな……。」
「え……どういうことや?まさか、愛の告白!?」
「なんでそういう展開になるんだ!違う!ギョウ、ギョウのことだ。」
「ギョウくんのこと……?そういえば、コジたんこの子の名前知っとるなぁ。いったい、何者なんや?」
「僕か?僕はデュエマ甲子園京都代表の、寄成ギョウっちゅうもんやで。」
「デュ、デュエマ甲子園京都代表!?」
「そうだ。だからこいつもとてつもないデュエ魂を持ってやがる!昔噂に聞いたときには、邪道の限りを尽くすクズ野郎だと、俺の中では定着していたが……V中学で見てから、俺はこいつを見る目が変わった。ただ単純に、デュエマを楽しんでいる。しかも代表の名に恥じないほどの激しくアツかりしデュエ魂を持っている!!この、俺以上にな。」
「な、なんやて!?コジたん以上に!?」
え、僕にはそんな気あらへんけど……ま、コジローはんの言うとおりにしとくか。めんどい展開になるのはゴメンやしな。うんうん、って頷けばどうにかなるやろ。あ、ほら。どうにかなった。サソリはんがこっち見て興味津々や。っちゅうことはつまり……
「ギョウくん!ウチとデュエマしよや!京都代表の実力、見せてぇや!」
「えぇでえぇで。ほな、ちょっと開けたところまで移動しよかぁ。」
「……待て。」
コジローはん、どうしたんやろ。……なんかめちゃくちゃ期待に満ちてる目ぇしとるけど……なんや?
「お前ら……ただデュエマするだけじゃつまらないと思わないか?」
「僕は思わへんで。」
「ウチは……ちょっと刺激がほしぃかなぁ〜……。」
「だろ?な、サソリ!そうだろ!?」
「や……やけに食い気味やな。どうしたんやコジたん?」
まさか……あれか、罰ゲームとかか?
……と思ったらやっぱりそうやった!サソリが負けたらこの状況は続行。僕が勝ったらこの状況を完全にぶっ壊すっちゅうもんやった。えぇ。それ僕にとってなんの利益があるねん。サソリはんは絶対に勝つって言って結構乗り気、僕はう〜ん、あんまり……だって、勝ったらこの作戦はぶっ壊れて、負けたら作戦は続行やけど、デュエマとなったら勝ちたい精神が強いんニョロ……デュエ魂を燃やすためには、勝つという意欲が大切や!どうしたら………………はっ、そうや!えぇこと思いついた!よし、そうと決まればデュエマや!
「サソリはん。やろうや。コジローはんの罰ゲーム込みで。」
「やろやろ!もうウチ待ちきれへんわ〜!!」
(ようし……このままギョウが勝てば、この俺は地獄から抜け出せる……!!)
【コジローの運命がかかったデュエル!果たして、勝つのは……!!?】
毒島サソリ キーカード:龍覇 サソリス
寄成ギョウ キーカード:ビックリ・イリュージョン
『デュエマ、スタート!』
【西八尾街のチャンピオン、サソリ対デュエマ甲子園京都代表ギョウ!互いにシールドを1枚ずつ失うものの、ここまでは全く互角の展開!そんな中、先に動いたのは……!!】
サソリ 6ターン目
「行くで……ティラノヴェノムちゃんを召喚!」
ティラノヴェノム……知らんカードやな。だけど油断はできへん。警戒はしとかな……。
「そして能力発動。マナゾーンから
「連鎖類……っちゅうことはまたなんか来るニョロか?」
「そういうことやでぇ〜。プテラトックスの効果で、マナからコスト4以下の
「また名前に連鎖がある……まさか、また来るんかいな!?」
「そうや、そうやで〜。連鎖庇護類ジュラピをバトルゾーンに!」
一気にクリーチャーが4体も出てきたか。しかもそのうち2体はダブルブレイカー……次のターンまでにどうにかせぇへんと、やられてまうなぁ。
「これで終わりやない。ナム=ダエットでシールドをブレイクや!」
「シールドチェック……やったぁトリガーやぁ!デーモン・ハンド。効果でティラノヴェノムを破壊や。」
「いや〜んなにするんや〜♡」
「……破壊しただけやって。それとも、乗らなくちゃいけない感じニョロか?」
「あ、大丈夫やで。こういうキャラクター設定やねん。」
「な〜るほどニョロ。」
【えぇ……急にメタ発言するのびっくりするわ〜〜!!!】
「サソリの野郎。俺と戦って負けてから、やっぱり強くなってやがる。フッ、なんか嬉しいもんだなぁ……。」
ギョウ 6ターン目
「僕のターン。ドロー。行くでぇ。呪文、フェアリー・ライフ。効果で1枚マナゾーンへ。か・ら・の〜……ケラサスの効果で1軽減して、オトマ=クットをバトルゾーンへ。かっらっの〜……マナ武装7によって、マナを7枚アンタップ!からの〜イメン=ブーゴを召喚!からのからの〜、能力でボアロアックスを装備ぃ!行くでぇ!!ボアロアックスでマナゾーンから、
「くっ……あんたもクリーチャー展開してきたか!」
「まだまだあるでぇ。トリプルマウスの効果で1枚マナゾーンに。かぁらぁのぉぉ、あんたの手札を1枚捨てさせるニョロ!えいっ。」
ラッキー、サソリはんが手札に加えとったティラノヴェノムを捨てれたで。これで次のターンに大量にクリーチャーを出されることはなくなった……と思う!
「ケラサスでシールドブレイク!……これでターンエンド。のときにぃ〜……バトルゾーンにあるクリーチャーの合計コストが20以上やからぁ〜……んぁ、2D龍解!邪帝遺跡ボアロパゴス!!!」
「これでギョウも準備が整い始めたか……!」
サソリ 7ターン目
「それがギョウくんの龍解か。けど、それやったらこっちのほうが早いんやで……龍覇サソリスを召喚!」
ん?なんやこの音楽。めちゃくちゃかっこえぇ音楽が流れとるで!
【ギョウさん、それは、サソリスさんの龍解時の曲でございます!】
「そうなんや、あんがとな教えてくれて。いやぁすっごいえぇ曲……ん?龍解時?てことは……」
龍解確定……っちゅうことか?うっそやーん……。
「サソリスの登場時効果で、
「なんやてぇ!?」
「そしてアンタップしたマナを使って……プテラトックスを召喚。能力で、
「トリガーは、フェアリー・ライフがあったけど、それ以外はないなぁ……。」
「ナム=ダエットで最後のシールドをブレイク!!」
「…………トリガー、ではないな。」
「なんやそれで終わりかいな……京都代表……。」
「……………………そうやなぁ。これで終わりニョロなぁ。」
「何だと!?ギョウの実力はあの程度だというのか……ていうか、お前が負けたらさっきのやつ続行するじゃねぇか!おい、負けんな!頼む!」
どっちも、いろんな意味でびっくりしとんなぁ。けど、サソリはん……あんたのびっくりは次の「ターン」には、最悪な状況に立ったときのびっくりに変わっとるニョロよ〜。
「トドメや!プテラトックスでダイレクトアタック!」
こっちに大きいドラゴンが突っ込んでくる……真正面から、何も知らずになぁ。ほないくで。
「トリガーはないけれど、こういうのはあんねんで。ニンジャ・ストライク4発動!」
「なんやて!?ニンジャ・ストライク!?」
「そうや、こいつはマナゾーンにカードが4枚以上あり、さらにその攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなければただで使えるカードやねん。今僕のマナゾーンには9マナある。というわけで、光牙忍ハヤブサマルを召喚!かーらーのー?こいつはバトルゾーンに出したとき、次の僕のターンの初めまでブロッカーやぁ。というわけで、プテラトックスをブロック!」
「そんな、ダイレクトアタックまでいけへんかった!こんなことならトリガー警戒のためにブルザッソをケラサスに攻撃させていなければ……」
「そういうと思ったで。けど、実際それで良かったんやでサソリはん。」
「ど、どういうことや!?」
「ハヤブサマルは召喚扱いでバトルゾーンに出るから、ボアロパゴスの効果を誘発するニョロ!効果でマナゾーンから、サンフィストをバトルゾーンへ。こいつもブロッカーやから、結局ダイレクトアタックはできなかったってわけや。」
「くっ……ターンエンドや。だけど、ジュダイナの龍解条件は達成されとる!行くで!古代王ザウルピオに、龍解や!次のターンには、総攻撃ができる……。」
ギョウ 7ターン目
「そうやなぁ、けどそれは……次のターンが来たらやでぇ!!」
「な、な……!?けど、このバトルゾーンのクリーチャーたちを一気に消すなんてことが、できるわけ……ないはず……。」
「それは今からのお楽しみやぁ……行くで!鼓動なり響け!僕の手元に、やってこい逆転の兆しぃ〜……ドクドク、ドクドク……ドォゥローッ!……きたで!」
来たのは……
(ようし……頼むぜギョウ!そのまま勝ってくれ!)
「まずは3マナで
「くっ……!!」
「からのぉ、幻影の双月を召喚!1マナ加速!そしてマナゾーンからブレイガーをバトルゾーンへ!」
マナゾーンには10枚のカード……しかもギョウの野郎、タップしたマナからクリーチャーを出してるから、アンタップマナが増えてやがる。抜け目ないやつだ……さぁ、なにが出てくるんだ……!?
「まぁ見ときぃやコジローはん。3マナで呪文、ビックリ・イリュージョン!効果でデーモン・コマンドを選択して……このターン、僕のすべてのクリーチャーにその種族を付与!」
まぁ、これだけじゃ2人も何をしてるのかわからんやろうから、さっさととんでも切り札を見せちゃうニョロ〜。
「さぁ!最後に3マナ使って、呪文、母なる聖域!効果でサンフィストをマナゾーンへ送ってぇ……かーーらーーのーー!マナゾーンにあるカード以下または同じ枚数のコストを持つ進化クリーチャーを、一体バトルゾーンに出せる!僕のマナゾーンにカードは11枚!ここで発揮される、デーモン・コマンドを付与したわけ!!!マナゾーンから、このカードを……トリプルマウスの上に進化やぁ!」
「嘘やろ……あのカードは……!?」
「やはりギョウ、あいつはあのレベルのカードを使える実力者……!!」
「マナからいでよ!すべてを破壊する最悪の化身にして、すべてのデュエリストに絶望を与える最強のクリーチャー……コスト10!パワー13000!悪・魔・神・ドルバロムゥゥゥ!!!!」
これこそ!誰もが憧れる最強の闇文明のカード!王道やぁ!さぁーて……びっくりしてる状態でゴメンやけど、まだまだびっくりしてもらうでぇ。
「ドルバロムの効果発動ニョロ。さ、敵味方問わずで闇以外のクリーチャーをすべて破壊ー!!」
「そ……そんな……ウチのクリーチャーが全滅……だ、だけど、ギョウくんのクリーチャーもドルバロム以外は……」
「ちゃうんやでぇー!ブレイガーのセイバー能力発動!イメン=ブーゴを守るニョロ!」
「っ!?くそっ、打点が1つ守られた……!!」
「それだけやない。イメン=ブーゴはサソリはん、あんたも知っとる通りやろうけど、マナゾーンのカードをすべての文明として扱うことができるんや。それを踏まえて行くで。ドルバロムの第2の能力!敵味方問わず、闇文明以外のカードをすべてマナゾーンから墓地へ!」
「なっ……まさかそれは、ギョウくんのマナは守られるってことか!?」
「その通りニョロー。破壊されるのはサソリはん、あんただけやで。」
「そ……そんな…………。」
「僕が一番怖がってたのは、自分のマナゾーンも破壊されることやった。もしドルバロムでトリガーを踏んだりしてもうてドルバロムがバトルゾーンから消えたら……僕の打点は消えてしまう!そしたら、また1からになる。せやから、ブレイガーを出す必要があったんやぁ〜〜!!」
「うぅっ……。」
怖がって震えてるとこ悪いけど、サソリはん、勝たせてもらうでぇ〜!よいしょっと。
「いけぇドルバロム!トリプルブレイク!!」
おっと!トリガー発動してきた、しかもナチュラルトラップ2枚!どっちもマナゾーンに置かれてターンエンドやけど……サソリはんは何もできへん。5ターンぐらいはな。
サソリ 8ターン目
「マ、マナチャージ。ターンエンド……。」
ギョウ 8ターン目
「僕のターン。ドロー。ケラサス召喚。ボアロパゴスの効果でラグマール召喚。ターンエンド。」
サソリ 9ターン目
「ドロー……ぅぅ……ターンエンドや!もう思いきりとどめを刺しとくれ!」
「……サソリの負け、か。(よっしゃー!これで俺はこの地獄から抜けられる!)」
ギョウ 9ターン目
「行くで。ラグマールでダイレクトアタック!!」
……決っ着やぁ……!これで僕の勝ち。つまり、コジローはんの罰ゲーム執行!この状況はぶっ壊れる。つまり、この作戦はおしまいニョロ。
「さぁ、俺は帰らせてもらうぜ。すまねぇな、サソリ、ギョウ。(ようし!もう俺のキャラなんてどうだっていい!この窮地を脱することができるんだ……!!!)」
「うん……またな、コジたん……しゅん……。」
見ればわかる通り、サソリはんすっごいしゅんとしとる。そうやろなぁ、最愛の人が遠のいとるんやから。僕だってサソリはんの立ち位置やったらすっごく辛い。せやから、こうやぁ〜!!
「しゅるしゅる〜……いけー包帯ー!」
この包帯でぇ…コジローはんを縛って身動きを封じる!そしてサソリはんのもとへとズルズルズルゥ〜……
「お、おいちょっと待て!」
「どうしたニョロコジローはん。」
「話が違うぞ!お前が勝ったら、この状況はぶっ壊すって言ったじゃねぇか!破るってのか、おい!」
「いやいや、破らへんよぉ。」
「じゃあ何で……んぬぬ、くそっ!意外と包帯頑丈だな……ちぎれねぇ……!!」
「なんでって言われてもなぁ〜……コジローはんは、この状況がぶっ壊れればいい言うたからぁ、「僕は帰って、君等2人きりにするんやぁ」!ほら、さっきと状況は違うやろ?」
「なぁ……が……あぁ……ち……ちが、そうじゃなく……って……」
「コ、コジたん……まさかウチをそんなに愛してくれとったなんて……。もう、嬉しいわぁ〜〜!!」
いやいや、デュエマをする前にこれが思いついてよかったよかった。けど……このままコジローはんをサソリはんとただ2人きりにするだけっていうのはまずいかもなぁ。なんか見返りを……これでええか。
「コジローはん。」
「な……なんだ……てめぇ……。」
「ここからは包帯を解くから、自分で考えてくれニョロ。サソリはんと2人きりでいる代わりに、僕は君に高級焼肉店でタダメシ食わせたる。つまり奢りや。弟たちも一緒やで。」
「っ!?」
「けど、もしここから逃げたらそれはなしや……さぁ、どうするかは自分で決めるん、やぁっ!」
包帯を解く。今こそ、決断のときやでコジローはーん!
「くっ…………くっ…………!!(サソリと2人きりだと……お、俺の精神が持たない……!!だ、だが!それをすれば兄弟たちに焼肉をぉ…………)……うおおおおおお!!こおおおい、サソリーー!!この俺が、お前を……お、お前をぉ、抱きしめてやるーーーー!!」
【コジロー!!漢を見せたぁー!そしてそれを見たサソリぃ!愛が爆発だぁ!】
「コーージたーーん!!愛しとるでぇー!」
「ぐぅっ……!!うぅっ……がっ、あああああーー!!」
「コ、コジたん!しっかりしてぇやぁあー!」
【でも結局だめだったぁー!!!ま、そりゃそうよね。その頃、ギョウは……】
「団子屋で待っとるからなって言うの忘れとった……。ま、ええか。後でコジローはんのもとに行けばええ話やな。」
【こいつ、団子屋でくっそのんびりぃ!てか、今回のお話、ギョウゲスすぎじゃなぁい?】
いやぁ、なんかどっかから僕のこと言われとる気がするけど、どうでもええか。けど今日は楽しいなぁ。珍しいもん見れたで。で、まぁ結局、こういうアニメはギャグテイストからは逃れられへん。ってことやな。
さて、団子もう1つ頼むかぁ。