寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第65話 長い年月が経ち・・・・帰ってきたぞあの男!

 よう、俺、切札勝太だ。

 

 あの後、結局ギョウから連絡は来なかった.そのまま……7年がたった。でこちゃんとは結婚をして、その間には、息子のジョーが生まれた。宇宙から帰ってきた時、みんな変わっててびっくりしたっけなぁ。

 それからは、成長したジョーのデュエ魂を確かめるために、みんなに頼み込んで協力してもらったっけ。おかげで、結構ジョーも強くなったみてぇだ。あいつと一緒にデュエマをして、それが良く分かったぜ。……このデュエマ、ギョウにも見ていてほしかったなぁ……あいつ、ジョーの作ったカードを見て、なんていうんだろうなぁ……。

 

「あれ?父ちゃん、何で泣いてるの?」

「え……?」

 

 自然と泣いてたらしい。実は、宇宙に行ってる際にも、こんなことがあった。カツドンに言われたっけなぁ……「お前が静かに泣くなんて珍しいこともあるもんやな」って。失礼だっつの、ほんと。

 

「……あぁ、ごめんなジョー。父ちゃん情けねぇ姿見せちゃった。」

「……変なの。いっつも父ちゃん元気なのに。」

「ジョー。パパにはね、お友達がいたの。……今日ここにいるみんなのお友達でもあるわ。」

「友達……?」

「えぇ。寄成ギョウって人。」

「あいつ、すげぇいい奴で、それでいてすっげぇデュエマが強いやつだった。父ちゃんがこいつには敵わねぇって思うぐらいにな。」

「父ちゃんでも!?」

「あぁ。そうだぜジョー。お前デュエマしてみろ。圧倒されちまうぜ?」

 

 嘘だぁ、父ちゃんより強いデュエリストなんているの?全然想像できないや……本当にいたの?嘘じゃないのかな?父ちゃんの友達にも聞いてみた。けど、みんな父ちゃんと言うことはおんなじだった。本当なの……かなぁ?むぅ~……さっき父ちゃんが言ってたカツドンって奴とおんなじ……よくわからないや。

 

「……そうだジョー。お前、他の奴らとデュエマするか?」

「え?いいの?まだ父ちゃんお友達に許可取ってないでしょ?」

「へ、変に真面目だな……気にすんなって!みんなもふっつーに暇だしさ!!」

「勝太のほうは……あの軽い感じはどこまでもおんなじなんだなぁ……。」

「けど、それが勝太くんらしいべ。いつもと変わりない……」

 

 うーんっと……誰とデュエマしよっかなぁ……あ、そうだ!ぶっちゃけさんにしよう!あの人とまだデュエマしたことないし!!

 

「ぶっちゃけさーん、俺と一緒にデュエマしよー!!」

「えぇぇ!?お、俺なんだなぁ!?てっきりホカベンとかに行くと思ってたのに。」

「頑張るべ、ぶっちゃけ。」

 

 ……本当に、楽しそうだよな……ジョー。

 えぇ。これからも……ずーっと楽しく、すくすくと育っていってほしい。そのためにも……私、頑張らなくっちゃね。

 お、もうみんな集まっとったんか。ちょいと遅れてもうたなぁ~。

 

「……ここに、ギョウもいてくれたらなぁ……。」

「かっちゃん、ずーっとそれいってるわね。」

「だってよぉ、あいつがいればもっと楽しくなってただろうからさぁ~……」

「ホンマに?ワイはそうは思わへんけどなぁ~……。」

「そうだよ、ぜってぇ。はぁーぁ……ギョウ、こねぇかなぁ~……」

「来てほしいんか?」

「あぁ。ってか、お前誰?」

 

「寄成ギョウです。久しぶりやな。」

 

 ……え。…………え?…………えぇーーーー!!!?

 

 

「ギョ……ギョギョギョ……ギョウ?嘘だろ……マジで!?」

「なんや勝太くん。ワイのこと忘れてもうたんかぁ?るるちゃんも。」

「い……いや、それにしては……顔も白くないし、あの奇抜な服も着てないし、髪も結んでるし……なにより……仮面もないし。」

「まぁ……クリーチャーワールドで色々あったんや。んで、今こんな感じ。」

 

 今のギョウ?の服装っつったら、もうオールグリーン。昔の面影は全くねぇ。あと……顔が白くねぇから、なんか爽やかになったかな?まぁそれよりも……ギョウが来たーーーっ!!!

 

「ギョウ!会いたかったんだぜー!ていうかお前、なんで連絡よこさねぇんだよっ!」

「クリーチャーワールドとこっちの世界じゃあ電波が違うんや。それにそもそも遠すぎて繋がらへんやろ。別時空なんやし。」

「というか……生きてたのね。」

「まぁな。そこらへんも色々あるんや。……みんなのところ行ってから話そか。」

 

 てな感じで、俺らはギョウと一緒にみんなのもとに行った。もちろんジョー以外全員驚愕。まさかいるとは!っていう感じの驚愕じゃなくって……

 

『これが……ギョウ!?』

 

 の方の驚愕。まぁ、そりゃそうよねぇ……。俺はギョウに、ジョーを紹介した。ギョウは優しく微笑んで、ジョーの頭を撫でた。……ほんっと、体格と顔が優しさとかけ離れてるんだよなぁ……ジョー、それでビビってるし。

 そっからは、ギョウがクリーチャーワールドで起きたことを教えてくれた。

 

「宇宙で起きたドルマゲドンの爆発には……まぁ巻き込まれた。せやけどそんときにバリヤーが……パって出てきたんや。」

{バリヤーだと?一体そっちで何があったんだ?}

「そう焦るなやコザローはん。今から話すから。」

{あぁ……悪い。……ん?ちょっと待て、俺はコジローだぞ。}

「え?……あぁ!そうやったそうやった……ははは……すまんなぁ。」

 

 ギョウらしくねぇ間違いしたな……俺の名前を間違えるって。てか、コザローってなんだよコザローって。ちょっと響きいいのがムカつくなぁ……。

 

「んでー……えっと、バリヤーの話やったな。そのバリヤー、ワイが展開しとったらしい。」

『えぇ!?』

〈に……にわかには信じがたいが……なぜ普通の人間である君が?〉

「実はな、爆発の直前に、ヴェロキボアロスがジャスはんをこっちに投げてん。もう自分は疲れ果てて動けず、助からないからって話やな。んで、投げたジャスはんにはヴェロキボアロスの残りすべての力がこもっとった。そこには、少なからず魂も……。」

〔魂?その魂が、君に共鳴した……みたいなことかい?〕

「そういうことやなルシファーはん。ジャスはんを抱きしめて守ったときに、力と魂がワイの体の中に入ったらしい。……バリヤーはワイが「みんなを守りたい」って無意識的に思ったから発現したもの。んで……そのあとは無事クリーチャーワールドに戻ってきた。からの……」

 

 あ、からのってまだこいつの口癖なんだ。ギョウらしさがあってなんか良かったぜ。

 

「まぁドルマゲドンが消え去ったあとも他のクリーチャーの暴動とかがあったからそれを収めてた……ってかんじやな。結局無事で帰れへんくって、んで……そんまま10年ぐらい経ったってわけや。……あぁそうそう。クリーチャーワールドは時差があるからちょっと時の流れが遅いんや。」

[へぇ〜……んなことがあったんだな。ギョウ、結構大変だったんだな。]

「そういうレオはんも、ハリウッドとかで大変やったんちゃうんか?」

[いや……オレ、レオは今、怪盗として活躍しているからな。ハリウッドは辞めた……って言いたいんだけど、目立ちすぎる怪盗ってことでまた目につけられて、怪盗をドラマの役者としてやることに……]

「ありゃりゃ。かわいそうに。……まぁけど、みんなが楽しそうで良かったニョロ。こっちもそこんところ不安やったからなぁ〜……。」

「けど……まぁお前、変わりすぎて違和感しかねぇな。」

「そうかなぁ?」

「ねぇ父ちゃん、さっきから変わりすぎ変わりすぎって言ってるけど、そんなに変わってるの?」

「あ、そうか。ジョーは昔のギョウ知らなかったよな。ちょっと待ってろ。アルバムに一緒に取った写真があるはずだから……」

 

 てことで、リビングにある小さな引き出しにしまっていたアルバムを手に取り、ジョーのもとへと駆けてった。そしてその中にあるギョウの写真を見ると、写真のギョウといま隣にいるギョウを、何度も何度も見返していた。そりゃあそうだよな。この変わりようだもん。こいつただのハンサムマッチョなんだよなぁ……。

 

「勝太くんの子どもも、ワイの変わりようにびっくりしとるなぁ……え、そんな変わっとる?」

「なんで俺に聞くんだなぁ……ま、まぁ、結構変わってるんだなぁ。」

「みんなが君がいることに驚く前に……結構変わったってところを指摘するぐらいには変わってるべ……。」

「そっかぁ〜……まぁこれにも色々あるんよなぁ。話すのめんどいから言わへんけどー。」

「ギョウ〜?」

 

 ん。あぁ来たみたいやな。

 

「あ、いたいた。速いのよ〜。」

「だって置いて行っていいよって言ったのはそっちやもーん。」

「それはそうだけど……速すぎるのよ。ギョウはいっつもそうだけど、ちょっとは節度ってもんを……あ。」

「あぁー!ジャスちゃん!久しぶりねぇ!!」

「久しぶりです、皆さん。」

 

 ジャスちゃんは……なんかめっちゃ豪華になってた。薄い緑のドレスを着て、髪は三つ編みにしてて、そこにたくさんの花装飾。まじで婦人じゃねぇか。

 

「みんな見ないうちにすごい大きくなってるわね。特にコジローさんなんか、昔よりも随分大人しくなってるみたいじゃん。」

{お、俺か!?いや、たしかにまぁ……そうかもしれねぇけどよぉ……}

「フフ、まだ女嫌いは治ってないみたいね。よかったー!」

{お前俺をいじるために話しかけてきやがったのか!!ムカつくぜぇっ!!!}

〔けど……君も美しくなっているね。ギョウくんにふさわしい人だ。〕

「ヤダもーー!ルシファーさんったら褒めるのが上手ーー!……ふさわしい人だってさー!ギョウ!」

「当たり前やろ。」

「キャーー!!」

〈なんか……彼女の性格もかなり変わっていないかい?〉

[かなりで済ませるのか……あれ……?]

 

 2人とも、クリーチャーワールドで結構変わったらしいな。何があったのか詳しく聞きてぇけど……長くなりそうだしいっか。

 

「ねぇねぇギョウおじさん!」

「ん?どしたん?」

「父ちゃんから聞いてるんだけどさ、おじさん、めっちゃ強いデュエリストなんでしょ!俺とデュエマしてよ!!」

 

 おっ、まさかのジョーとギョウのデュエマか。さぁてと……ひっさしぶりに……ギョウのデュエマを見せてもらおうかな!

 

「えぇで。言っとくけど、子どもやからって手加減はせぇへんからな。生半可な力で挑んでも、ワイも相手も楽しくはないやろうしな。」

「おう!かかってこーい!!!」

【かくして、ジョー対ギョウのデュエマが始まろうとしていた!ヴェロキボアロスなき今、一体ギョウはどんなカードを使っていくのか……!?】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切札ジョー キーカード:ジョリー・ザ・ジョニー

 

寄成ギョウ キーカード:The善人寄成ギョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュエマ、スタート!!!』

【始まった2人のデュエマ!】

「なんかこうやってジャスちゃんを見ると……意外と身長高いんだなぁ。」

「やっぱりそうなんですかねぇ。そういうの、クリーチャーワールドでも言われたんですよね……はは……。」

【観客たちは意外とのほほんとしていますが、デュエマしている二人は全力全開!序盤からマナ加速&小型クリーチャーを出しシールドを割っていくジョー。しかし、ギョウのシールド・トリガーがそれを妨害していき、その間にマナ加速で準備への時間を稼ぐ。勝負の行方やいかに……!!】

 

ギョウ 5ターン目

 

「なかなかやるやないか。さすが勝太くんとるるちゃんの子どもやなぁ。」

「え?いやぁ〜そう言われると照れちゃうなぁ〜……」

「俺も照れちゃうなぁ〜……えへへ〜……」

「かっちゃんは照れなくてもいいでしょ……!」

 

 果敢に攻めてきてシールドはもう3枚。エウル=ブッカでマナ送りにしたものの……マナ加速させてしまったって考えると面倒やな。ここで引いて片付けるか……。

 

「行くでぇ!ドローッ!!よぉし来たでぇ、こっから反撃開始や。まずは5マナで、エメラルーダを召喚。そしてシールドと手札1枚を入れ替えてぇ……加えたのがシールド・トリガーやったら使える!ジョーくん。さっきワイがアクア・スーパーエメラルを出してシールドを仕込んだこと、覚えとるか?」

「え?うん覚えてるよ!今入れ替えたシールドのところ……って、あぁ!まさか!」

「そういうことやな。シールド・トリガー、ドラゴンズ・サイン。効果で出したるでぇ……The善人寄成ギョウをバトルゾーンへ!!」

 

 えぇ!?ギョウおじさんが自分をバトルゾーンに出したぁ!!?

 

〔あれは……新たなクリーチャー!?〕

〈クリーチャーワールドで……自分をクリーチャーにしたというのか……!?〉

「うーん、ちょっと違うなぁ。過程は省くけど、敵がいてな。そいつを倒す思うたときにこいつが力の表れとして出てきたんや。じゃ、能力行くでぇ……こいつがバトルゾーンに出たときの効果を発動!自分のクリーチャーを1体手札に戻す。」

「え?自分のクリーチャーを戻しちゃうの!?」

「まぁそう焦んなさんな。その後、そのクリーチャー以下のコストを持つクリーチャーを、マナから場に出せる。てことでぇ……プロメテウスをバトルゾーンへ。そして2マナ加速からの……シュタイナーを手札に。」

[あいつ……ブロッカーを手札に戻したけど、よかったのか?]

「ギョウのことだ。まず意味のないことはしねぇだろ。能力の再利用か、それともブロックしなくてもいいか……だ。」

〈もしブレイクされたとしても、彼には仕込んだシールドがある。最低限は守れるということが保証されているのもあるだろうね……。〉

「へッ、なぁんか嬉しいなぁ……何年経っても、あいつのデュエマ、劣ってなくって……。」

 

 うへぇ〜……なんかすごいクリーチャー出されちゃったよぉ……ここは俺も切り札を引くっきゃないね!!

 

ジョー 6ターン目

 

「俺のターン!ドロー!……って、あぁ!!」

「あ。ジョーのやつ……2枚引きやがった。」

[カードがくっついてたらしいな。]

 

 あっちゃぁ……これどうしよう……2枚目のカード、俺の切り札のジョリー・ザ・ジョニーなのに……。

 

「ん、どしたんや?」

「カードを2枚引いちゃったぁ〜……」

「あぁそうかぁ……。別にええで。続けなはれや。」

『えぇ!!?』

〔ハンデ……?いや、彼は生半可な気持ちではいかない、つまり……本気で行くと言っているようなもの……。〕

〈一体なぜ……〉

「あれは、クリーチャーの方のギョウの能力なの。」

{能力……?}

「そういうことやな。ターンのはじめ、相手がカードを1枚引くとき、代わりに2枚引いてもええんやで。せやから大丈夫ってことや。ほれ、気を取り直してターンを始めなはれや。」

「え……うん!行くぞー!!」

 

 ギョウ、クリーチャーの方も善人なんだな……でもそれって、デメリットしかなくね?大丈夫なのか……?

 

「行くぞー!10マナをタップ!ジョリー・ザ・ジョニーを召喚だ!!」

[おぉ来たぜ!ジョーのオリジナル切り札!!]

(さて、ジョーの書いた切り札を見て……ギョウはどんな反応をするんだ……?)

「おぉ〜。それジョーくんが書いたんか。かっこえぇやないかぁ!それに絵も上手いし……羨ましぃなぁ〜。」

「え、ホント!えへへ……嬉しいなぁ〜……。」

 

 すっげぇ褒めるじゃん……父親である俺よりも普通にべた褒めするじゃん!!

 

「けど、かっこいいのは絵だけじゃないぞぉ!能力もすっげぇかっこいいんだ!能力で、バトルゾーンにこのクリーチャー以外のクリーチャーがいれば……そいつらすべてを破壊する!!」

「とんでもない、無茶苦茶な能力だべ……。」

「更に追加でクアトロブレイカーにスピードアタッカーも持ってる……本当に強いんだなぁ。」

「ギョウおじさん。その2体のクリーチャーを破壊してね!!」

 

 2体、かぁ……本来ならそうするべきなんやけど……それは嫌やなぁ。

 

「プロメテウスとギョウを破壊。からの……こいつの能力を発動するでぇ!」

「えぇ!?破壊したときに!?」

「このクリーチャーが相手のクリーチャーまたは呪文の能力によって破壊されたとき……墓地からこのクリーチャーよりコストの小さいクリーチャーを墓地から場に出せる。てことで、プロメテウスを復活やでぇ。」

「う、嘘ぉっ!?」

〈身を呈してプロメテウスを守った……〉

[どこまで行っても善だな、こりゃぁ。]

 

 けど、まだジョニーのクアトロブレイクは残ってるんだ!!このままシールドを割って、次のターンでやっつけてやる!!いっけージョニー!クアトロブレイクだ!!!

 3枚割られた……そんなかの1枚、シールド・トリガーやでぇ。

 

「シールド・トリガー、ナチュラル・トラップ。ジョニーをマナ送りや。」

「わぁっ、そんなぁ!……ターンエンド。」

「これでジョーは、次のターンにスピードアタッカーを出さねぇといけなくなったな。」

「けど……ギョウさんのあのカード、まだ能力がありそうよねぇ……。」

「お、鋭いわね。そう、まだ能力はあるのよ!!ギョウー!その能力見せちゃってー!!今ならできるでしょー!?」

「言われんくともやるつもりやったでぇ。ほなジョーくん、ワイのデュエマ見せたるわ。」

 

ギョウ 6ターン目

 

「まずはプロメテウスの上に……革命2でギョギョウを進化!」

「出たべ……1マナパワー8000の化け物!」

〈純粋にマナを使わずに大型クリーチャーを展開できるのは、かなりの強み……。〉

「まだまだ行くでぇ、シュタイナーをバトルゾーンに。そしてこいつの能力で……ギョウを復活やぁ!!」

{また出てきやがった!てことは……あいつの妨害がまた始まるってのかよ……!?}

「そして、ここでギョウの能力を発動や。こいつが手札以外のゾーンからバトルゾーンに出たとき、相手は墓地からパワー6000以下のクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもええんやで。」

 

 え!?ホント!やったー!じゃあ……メガ・キリキリ・ドラゴンを出して、次のターンに攻撃できるように……ってあれぇ!?なんでまた破壊されちゃったのぉ!!?

 

「そして、ギョギョウの能力を発動。相手のクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、そのクリーチャーのコスト以下の自然クリーチャーを、マナゾーンから1体場に出せるんや。ミツルギブーストを出して、そしてすぐさまマナ送りにすれば……パワー6000以下のクリーチャーは破壊されるってわけやな。」

「えぇ〜〜〜!!?」

「じゃ、ギョギョウでダブルブレイク。ターンエンドや。」

 

 トリガーもないぃ〜……じゃ、じゃあ……このターンで決めないとちょっとまずいんじゃ……くっそー、負けないぞー!勝ってやるーー!!

 

ジョー 7ターン目

 

「俺のターン!2枚ドロー!……よっしゃーきたー!爆小僧トリス!こいつはスピードアタッカー!さらに、ギョギョウの効果を受けにくい!対策してたってわけじゃないけど、小型クリーチャーをいっぱい入れてたのが功を奏したぜ!」

「ほぉう……やるやないか。」

「このまま決まればジョーの勝ちだけど……」

〔彼は寄成ギョウ。そう簡単にやられはしない……。〕

 

 ダイレクトアタックゥ……あ、ありゃ?攻撃が通ってない……?

 

「革命0トリガー……革命の鉄拳。これで山札から4枚を見て……ほい、タイガ。パワー1000のトリスを破壊やでぇ。」

「ぬぇぇ〜〜そんなぁ!」

[小型だと、鉄拳なんかの0トリガーで破壊されやすい……ギョギョウのデメリットもしっかりケアしてるってわけか。]

「ターンエンド……けど、こっちにだってまだ3枚のシールドはあるんだ!負けないぞー!!」

 

ギョウ 7ターン目

 

「ギョギョギョ!おもろいやないかぁ。確かに、今のワイのクリーチャーじゃ、ダイレクトアタックまで行けへんなぁ。せやから……ここであいつを引いたるでぇ。」

 

 

 鼓動ドクドク魂ドクドク、骨の髄まで、ドク!ドク!ドク!ドク!ひっさびさに頼むでぇワイの切り札ぁ……このワイに力をーー!ドローーーーっ!!

 

「来たでぇ……あんたぶっ倒す切り札がなぁ!!!」

「えぇ!?嘘でしょぉ!?」

「これがほんまやねん……行くでぇ、ギョギョウでシールドを攻撃、かーーーらーーーのーーーー……侵略発動じゃぁ!!裏革命目ギョギョラスゥァッ!!!」

「ギョギョラスなんだなぁ!?」

「ギョウくんの侵略カードだべ……!!」

「ある意味、あいつを象徴してるカードでもあるよなぁ〜……あれ。」

 

 これでトリプルブレイカーが1体……行くでぇ、シールドをトリプルブレイクや!

 うわぁ……シールドトリガーが1枚もない!う……嘘でしょーー!?

 

「トドメやな。ギョウでダイレクトアタック……!」

「ぬわぁぁ〜〜!!やられるーー!!!」

 

 ……ってあれ?……頭撫でられてる。

 

《ほい。これでワイの勝ち。楽しかったでぇ。》

(ト……トドメまで優しい……!!!)

 

 これで決着。久しぶりにでも応えてくれるもんやなぁワイのギョギョラスは。さてと、じゃあ……

 

「ジョー、頑張ったな。」

「うん。けど負けちゃった……やっぱり、父ちゃんの言うとおり強いや。」

「だろ?ははは……」

「勝太くん。」

「ん?何?」

「……やるか?デュエマ。」

 

 ……ヘッ、ずーっと、お前がそういうのを待ってたんだ。俺は重い腰を上げて、デッキを取り出した。

 

「おう。久々にやろうぜ!!!全力でな!!!」

「あぁ。勝ちは譲らへんでぇ!!!」

[久しぶりにコイツラのデュエマが見れるか……楽しみだぜ。]

 

 父ちゃんとギョウおじさんのデュエマ……どうなるんだろう!楽しみだなぁーー!!!

 

「……ギョウ、頑張りなさいよ。」

 




オリジナルカード紹介

The善人寄成ギョウ パワー7000 文明 自然/光/火 コスト7 レアリティSR

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップしておく。
・W・ブレイカー
・このクリーチャーが手札からバトルゾーンに出たとき、自分のクリーチャーを1対手札に戻してもよい。そうした場合、そのクリーチャー以下のコストを持つクリーチャーをマナからバトルゾーンに出してもよい。
・このクリーチャーが手札以外のゾーンからバトルゾーンに出たとき、相手は自分の墓地からパワー6000以下のクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。
・このクリーチャーが相手のクリーチャーまたは呪文の能力によって破壊されたとき、このクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、墓地からバトルゾーンに出してもよい。
・ターンのはじめ、相手がカードを1枚引くとき、代わりに2枚引いてもよい。

フレーバーテキスト
 The善人。それは何者かを守るために正しい行いを積極的にする者。それが例え誰であっても。
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