寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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第66話 ライバルよ永遠なれ!勝太VSギョウ、本当に本当の最終決戦!!

「久々にやろうぜ!!!全力でな!!!」

 

 そうや……ワイが求めとったのは勝太くん。そのアツさや……!そのデュエ魂や!衰えてないみたいで嬉しいでぇ……!!それでこそ……こっち側も全力出せるってもんや。

 

「あぁ。勝ちは譲らへんでぇ!!!」

 

 …………こいつら2人のデュエマ、こうやってしっかり見るのはV中学でのとき以来、か。楽しみだぜ。くれぐれも俺らを退屈させるなよ?なぁんて、余計なお世話か?

 

「コジローさん、変にニヤけてるけど……どうしたのよ。」

{えぇ!?あ、いや別に……コイツラのデュエマを楽しみにしているだけだ。}

「へぇ〜……やっぱコジローさんって可愛いところあるよねぇ〜。」

{お前は俺をどこまでからかえば気が済むんだ!!}

「うふふ、どこまでだろ〜ね〜……。(…………ギョウのデュエマを見るのは久しぶりじゃないけど……あぁやって楽しそうなギョウを見るのは久しぶりかもね……)ギョウ、頑張りなさいよ。」

 

 チィッ、調子狂うぜ……!さて、気を取り直そう。あいつら2人のデュエマが始まる……!!

 

「ハムカツ団はいなくなっちまった。……けど……俺は負けねぇ!今の俺の力を見せてやるよ!!」

「そうか。……ま、こっちもイメン団っちゅうもんはなくなってもうた。団員はおるんやけどなぁ。」

「え?そうなのか……?あぁそういや、ヴェロキボアロスは爆発に巻き込まれたとか言ってたなぁ。それでか?」

「そういうことや。せやけど……劣ってはないで、なんならパワーアップしとるかもしれへんってぐらいや。「こいつ」のおかげでな……。」

 

 俺はその「こいつ」の正体がわからねぇまま、デッキを置いた。……すぐにはわからねぇもんだろうなぁって思ってたら、めっちゃすぐにわかった。超次元ゾーンに置かれたあのカードは……まさか……!!

 

「ボアロアックス!?ってことはつまり……!?」

「そう、「こいつ」の正体や。さっき言ったやろ?ヴェロキボアロスはジャスはんをワイの方に投げたときに、残りすべての力と……少しの魂をこめたって。」

「まさか、その魂が……!?」

「このカードや。色々あって消えかける前にこいつになったんや。「お前の力になる」言うてな。懐かしいやろ?3D龍解……。」

「あぁ。中学時代を思い出すぜ。初めてお前とデュエマをしたあの時を……。」

「あんときはワイが見事に負けたっけなぁ。ホンマに強かったでぇ、その後にハムカツはんに夢中になってだらけてたりしとったけどな。」

「やめろよ……その過去をほってくるのは……。」

「はっはっは。すまんすまん!……さて、そろそろおしゃべりも終わろか。みんな待っとる。始めよか。」

 

 ……そうだな。こうやって感傷に浸るのは後でにしよう。今は……全力全開でぶつかりあう、それだけだ!!

 

『デュエマ、スタート!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寄成ギョウ キーカード:我臥牙 ヴェロキボアロス

 

切札勝太 キーカード:勝利のレジェンド・ガイアール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【つぅぅいにっ!始まったぞーこの2人のデュエマ!!!序盤はメンデルス・ゾーンやフェアリー・ライフでマナをためながら、コッコ・ルピアを召喚して展開を進める勝太に対しギョウは……!】

 

ギョウ 6ターン目

 

「行くでぇ……龍覇イメン=ブーゴを召喚。これにより超次元ゾーンからボアロアックスを装備やで!!かーらーのー!イメン=ブーゴの効果でマナゾーンのカードは全文明や。よって……ルルフェンズを召喚。かぁらぁのぉ!手札からコマンデュオを召喚してぇ……1ドローからの、トップ・オブ・ロマネスクをバトルゾーンに。ロマネスクの効果で、山札上から2枚をタップしてマナゾーンへ。」

〔本当に、昔のギョウくんを見ているような感じだ……。〕

[え?昔ってあんな感じだったのか?]

「そうだべ。マナ加速と展開を同時に進めて、更に守りも固めて……隙のない立ち回りをするのは今も昔も同じなんだべ。」

「なんなら……昔のほうが恐ろしい展開をしてたんだなぁ……。」

[へぇ〜〜……そいつは面白いや!!]

 

 ターンエンド……こんときコストが20以上やから……ボアロパゴスに、久々の2D龍解じゃあっ!!!

 来やがった……!あれがある状況で迂闊に攻めるのは絶対にだめだ!それは俺がよく知ってる……何なら一番知ってる!!初めてのデュエマでそれを嫌というぐらいに味わったからな!!!!

 

【クリーチャーを出さず、マナ加速と手札補充をしていく慎重な立ち回りからのぉ……隙を見て一気にクリーチャーを展開し、更に2D龍解もしていく!動きにくくなった勝太、この状況をどう切り抜けるというのかぁ……!!?】

 

勝太 6ターン目

 

「やるなギョウ……!やっぱこうじゃねぇとな!俺のターン、ドロー!にひっ……いくぜぇ!まずは、モルトNEXTを召喚!!」

「ん、そのカードは確か……」

「あぁ、お前がルシファーからもらってたカードだ。実はよ、お前がいない間にルシファーとデュエマしててな。この……モルトNEXTを賭けてだ。」

「ほほーう……それで勝ったっちゅうことかいな。」

「あぁ、そういうことだ。さぁ、こいつの能力はお前も知ってるだろう、行くぜー!」

 

 モルトNEXTにガイハートが装備されおった。そして勝太くんのマナゾーンには火のドラゴンが5体以上おる。てことは……

 

「モルトNEXTで、シールドをダブルブレイクだ!!!」

(くそっ、トリガーを引けんかったか。となるとまずいな……龍解をさせてまう……なぁんてな。そういうときのための対策は……バーッチリしてあるんやで。)

「そしてドラゴンマナ武装5で……」

「それ、ちょっと待ったやでぇ。」

「何っ!?」

「ここでこいつの出番や……多色マナ武装5発動!!デッドブラッキオを召喚じゃぁい!!」

 

 げげっ!?そいつがいること忘れてた……!!確かアイツって、龍解を封じてくるんじゃなかったっけ……?んなーやっぱり!ガイハートがツルで縛られてるーー!これじゃあ龍解できねぇじゃねぇか!

 

「え?なんでクリーチャーを召喚できたの?トリガーでもないのに……母ちゃん、なんで?」

「あれは、多色マナ武装って言ってね、自分のマナゾーンにカードが5枚以上かつ、すべての文明が揃っているときに発動する能力なの。あのデッドブラッキオはその能力によって、「スーパー・S・バック」を得るようになるわ。」

「ふーん……でも、ギョウおじさんのマナゾーンには光と自然と火と水と…………闇文明がないよ?」

〔いいや、揃っているんだ。イメン=ブーゴの効果で、マナゾーンのカードはすべての文明を得る……。〕

「うへぇ〜……すっげぇや。」

「デッドブラッキオの効果で、コッコ・ルピアをマナ送り。からのぉ……召喚で出てきたんで、ボアロパゴスの効果も発動するでぇ。マナゾーンから、ディグルピオンをバトルゾーンに。」

〈無闇にモルトNEXTをマナゾーンにおかず、軽減持ちのルピアを置いた……。〉

[一気に大型クリーチャーを展開されるのを防ぐため、か。龍解のできない勝太にとっては、こっちのほうが痛いかもな。]

 

 だが……まだモルトNEXTは攻撃できる!!これでダブルブレイク!残りシールドは……1枚!!!だが……あいつのバトルゾーンにあるクリーチャーの合計コストは……30以上に……!!

 

ギョウ 7ターン目

 

「そろそろ……行かせてもらうでぇ〜〜。ターンのはじめ、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上なのでぇ……嘆いても遅いでぇ、もうあんたは終わりや。おうらぁっ!!!!」

 

 来た……ギョウの3D龍解!!!

 

「うわっ、カードでけぇっ!!」

「かっちゃんとおんなじ反応……やっぱりうちの子どもね……。」

「3・D・龍・解!最・終・形・態!!我臥牙ヴェロキボアロスやぁぁ!!!!さぁってと……やるぞ。」

 

 ゲッ……目がマジだ。ありゃ俺をぶっ倒しに来てる目だ……!!!

 

「まずはジャスミンを召喚。こうしてクリーチャーを自分の手札から召喚したとき、ヴェロキボアロスの能力は発動する。マナゾーンから、邪帝類五龍目ドミティウスをバトルゾーンへ。ドミティウスの効果で、山札上から5枚を見てぇ……ホワイト・ドラゴン、ガガ・ピカリャン、デカルトQをバトルゾーンへ。まずはピカリャンの効果で1枚ドロー。からの、デカルトQの効果でシールドと手札を入れ替える……」

〈シールドを仕込んだ!これで守りを更に盤石にした……。〉

「まだまだやぁ。デカルトQのマナ武装7、発動!カードを5枚引くでぇ。」

「一気に手札を補充したべ!!」

「こいつの展開力、全然劣ってねぇ〜〜!!!!」

「せやろ?ここ最近で取り戻してん。ま、そんなこたぁどうでもええ。今はな……。革命2の効果でコストを軽減し、ギョギョウをジャスミンの上に進化。かーらーのーー!!マナゾーンからもう1体のドミティウスをバトルゾーンへ!からのからのっ!山札上から5枚を見て……マッカラン・ファインとデスティニアをバトルゾーンへ。そしてデスティニアの効果で自分の手札を山札に加えてシャッフル!からの、山札上から4枚引いて……ほい、1枚選んでくれや。」

 

 ここで運試しのクリーチャー!!……えぇいままよ、一番右っ!!!……結果は?

 

「……ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンや。」

「やらかしたぁぁっ!!?」

「さらにさらに!マッカラン・ファインの効果で、みぃんなスピードアタッカーや。で、これで終わりやない。トップ・オブ・ロマネスクを召喚。そしてマナゾーンからThe善人寄成ギョウもバトルゾーンへ。クリーチャー出しいや。」

「ほい。あ、ラグマールでマナ送りにぃ!?」

「ギョギョウの能力……厄介やろ?さぁていくでぇ。ギョウの効果により、ドミティウスを手札に加えて……マナからギョギョラスをデカルトQの上に進化。かぁらぁのぉ、ギョギョラスの効果でモルトNEXTをマナ送り……そしてマナからロマネスクをバトルゾーンへ……。」

〈大量にマナ加速を行い、さらにマッカラン・ファインの効果でスピードアタッカーとなったホワイト・ドラゴンが2体……!!!〉

[てことは勝太はもう……たった1枚のシールドにすべてを賭けなければいけない……!]

 

 だったらやってやるよ…………ここで終わる俺じゃねぇ!!デュエ魂見せてやる!!!!

 

「行くでぇ、ホワイト・ドラゴン2体でシールドをブレイク。そんまま……焼却や。」

「ひえぇ〜〜!父ちゃん大ピンチじゃん!!」

「あぁ……めっちゃピンチだぜ。けどよぉ、そうだからこそめっちゃ楽しめるんだ!!……来い、ギョウ!最後のシールドをブレイクしやがれ。俺は……あいつを引いてやらァ!!!」

「……ほう。偉い自信やな。そんじゃぁ……引いてみぃや!!イメン=ブーゴ、シールドブレイクやぁ!!」

 

 最後のシールド1枚……こいつはぁ……俺が求めてたもんだぜ!!懐かしい……中学での最初のデュエマ、このカードから……俺とギョウの、最高のデュエマは始まったんだ。

 

「シールド・トリガー、マスター・スパーク!お前のクリーチャーをすべてタップだぁ!!」

「おぉーー!引いたべ!!」

「これこそ、勝太なんだなぁっ!!」

{…………ふっ。}

 

えぇやないか……さて、これでワイはターンエンド。せやけど仕込んだシールドとギョギョウ、そしてマナにはラグマールがおる。クロックはマナに置けへんかったけど、それでも防御は万全や……!!!

 

「ターンエンド。さ、勝太くんのターンやで。」

 

勝太 7ターン目

 

「このターンであいつを引かなくちゃ負ける……だから、引いてやる!ドローッ!……よし、いけるかもしれねぇっ!まずは呪文、革命の鉄拳!これで4枚見て……武闘将軍カツキングを選び、ギョギョウを破壊!!」

[これでマナからクリーチャーを出されることはなくなったぜ!!]

「なるほど……やるやないかぁ。」

「まだだ!!呪文、ジャックポット・エントリー!!マナゾーンにあるドラゴンは7枚……よって7枚引いて!そんなかからコスト8以下のドラゴンを場に出せる!ジャックポット・バトライザーをバトルゾーンへ!!」

「ほぉう……そいつでバトルに勝って、ドラゴンを引こうって算段か。せやけど、そこで有効なドラゴンが出ぇへんかったらワイの勝ちや。」

「だったら出してやるよ、俺のとっておきをな!!ジャックポット・バトライザーで、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンを破壊!そしてぇ……バトルに勝ったから山札の上3枚を見せ、その中から進化じゃねぇドラゴン1体、バトルゾーンに出せる!行くぜぇっ!!!」

 

 ……このドローは激しく重いぜ……だが!俺は引く!たとえこの指が、ゔぃいっきりぃ……折れようともなぁ!行くぜ、ドロドロドロドロ……ドォローーー!!!!来たぜぇ!俺のぉ!!!切り札……勝ったァーーーー!!

 

「ギョウ、見せてやる!!今の俺の切り札をなぁっ!!勝利のレジェンドガイアールをバトルゾーンへ!」

「そ、そのカードは!!?いったいなんや!?」

「来たんだなぁ!!勝太の切り札!!」

〈ジョーくんをピンチに陥らせたあのカード……それを、大量展開しているギョウくんに使うということは……!!!〉

「残り2枚は墓地に置く。これで効果は終了だ。そして次に、レジェンドガイアールの出番だぜ!こいつでシールドを攻撃!こんとき能力で、バトルゾーンにいるパワー9000以下のクリーチャーをすべて破壊する!!俺のジャックポット・バトライザー、そして……お前のホワイト・ドラゴン、トップ・オブ・ロマネスク2体、ロマネスク、デッドブラッキオ、ディグルピオン、イメン=ブーゴ、ルルフェンズ、コマンデュオ、ガガ・ピカリャン、デスティニア、マッカラン・ファイン、デカルトQ、ギョウを破壊!!」

「なんやてぇっ!?一気に14体のクリーチャーが……せやけどギョウの能力は発動する。トップ・オブ・ロマネスクをバトルゾーンへ。(……全部の文明揃ったか。)」

「それだけじゃねぇ……14体、このクリーチャーにお前のクリーチャーは破壊された。それにより……俺は14回、山札の上から1枚目を見て、それが進化じゃねぇドラゴンなら場に出せる。」

 

 14枚オープン!!!!おっしゃーー!進化じゃねぇドラゴンは9体いるぜ!

 

「ガイアール・アクセル、バザガジール・ドラゴン、鬼丸「覇」、ガイグレン、偽りの王ルードヴィヒ、バザガジー・ラゴン、カツマスター、ドラゴ大王、Gメビウスをバトルゾーンへっ!!!!」

「一気にクリーチャーの数で逆転したわ!!!」

「す……すごい……昔のカレーパンバカとは全然違うじゃない……!!?」

「だぁれがカレーパンバカだっ!!まぁいい、気を取り直していくぜ。ドラゴ大王の効果で、ギョギョラスとバトルして破壊!!」

 

 ……あの9体がこっちに総攻撃してくるんか。おもろいやないかぁ……!!

 

「そして総攻撃だ!!!まずは、レジェンドガイアールのブレイクを解決だぁ!!」

「……シールド・トリガー発動、古龍遺跡エウル=ブッカ!!ガイアール・アクセルとバザガジール・ドラゴンをマナ送り!」

「鬼丸「覇」でダイレクトアタック!!こんときにガチンコ・ジャッジ!!!!」

 

 俺は6、ギョウの方は8……負けか。けど、このクリーチャーの大群がいる!!!負けなわけじゃねぇんだっ!

 

「いけぇ、鬼丸「覇」!!」

「……多色革命0トリガー!!五龍目の咆哮!!マナゾーンからゾディアックを唱える!これでカツマスター、ガイグレン、ルードヴィヒをタップ!からのぉ、いま墓地においたキューブリックの効果で、鬼丸「覇」を手札に!!」

「まぁだだぁっ!!バザガジー・ラゴンでダイレクトアタックだぁ!!!!」

「トップ・オブ・ロマネスクでブロックや!!!」

「こいつでとどめだぁっ!!!Gメビウスゥッ!!!!」

 

 パワー12000……行ける!!!頼む、最後に力を貸してくれ……!!!

 

「革命……0トリガーじゃぁっ!!ボルシャック・ドギラゴン!!」

 

 静かだ……ギョウの声だけが響いてやがる……みんな、この最後の決戦に固唾をのんでるんだ、とんでもねぇ攻防戦に、何も言えねぇんだ。俺だってこんな戦い初めてだよ、バサラのとき以上かもしれねぇ。……さぁ、1枚目を引きやがれ、そいつですべてが……決まる!!!

 

「行くぞ……1枚目ぇっ!!!…………勝太くん、ワイの勝ちじゃああっ!!!!ボルシャック・ドラゴンから、ドギラゴンに進化!!そして……バトルや。」

 

 Gメビウスと……ボルシャック・ドギラゴンが相打ちした……攻撃できるクリーチャーは……もういねぇ、追加ターンもねぇ、てことは……ギョウは今の状況を……ひっくり返しやがったってことかよ!!?

 

「ターンエンドだ。……ヘヘッ、やっぱ強ぇよ、お前。強すぎるぐらいだ。……けどよぉ、ありがとな。めっちゃ楽しかったぜ。」

「……こっちもや。」

 

ギョウ 8ターン目

 

「ワイのターン、ヴェロキボアロスで……ダイレクトアタック!!」

 

 激しくアツかりしデュエマ……。いつか、これ以上のものにありつけるかなぁ、俺。……いや、できねぇな。そう言えるぐらい、このデュエマは…………最高だった。

 決着や。……はぁ〜……疲れた。いつ負けてもおかしくないデュエマやったなぁ……しかし驚いた。多面展開はしてくるやろうと思ったけどまさかあそこまでとはな。

 

「ギョウーーー!おめでっとーーーっ!!」

「うげっ!!?びっくりするなぁ、急に乗っかってくるなやぁ……」

「いやぁ、あそこまでのデュエマを見せられたらこうしちゃうでしょ。」

「そ、そんなもんか?」

「そうよ。ほら、カレーパンバカの方も……」

 

 勝太くんの方もるるちゃんにやられたらしい。せやけど……馬力が違うからか気絶しとった。やめたれや、体ブンブンさせんといてあげなはれや。そう思っとると、レオはんたちから声をかけられた。

 

[ギョウ。お前と勝太のデュエマ、さいっこうにアツかったぜ!!!]

〈あそこまで熾烈なデュエマは見たことがない……初めてだった。〉

〔やはり……君たちのデュエマは僕らを惹きつける何かがある。素晴らしいデュエ魂があるからこそ、カードも応えてくれているから……。〕

{久々にいいもん見せてもらったぜ。期待を裏切らない、いや、それを遥かに超えたデュエマを、ありがとな。}

「…………フッ、なぁに。ワイだけやない。勝太くんにもそれ言ってきたらどうや?」

『いや……今気絶してるし……。』

「あ…………そ、そっか。」

 

 そっからは、みんなでどんちゃん騒ぎのパーティーが始まった。過去のことを話したり、みんなが歩んでいる道を聞いたりした。もちろん、クリーチャーワールドの話も掘り下げて話したで。意外と興味津々やったことに驚いた。ちょっとは疑うかなぁ思っとったからな……。

 ……そして夜。みんなも帰ったあとや。ワイとジャスはんは勝太くんたちの許可もあり、泊めさせてもらっとる。午後11時。みんなが寝た頃に、ワイは屋根の上で腰掛け、満月を眺めとった。きれいな月。この世界の月。これも……明日になったら見れへんくなるんよなぁ……。

 

「ギョウ。」

「ジャスはん……。」

「どうしたの?明日、クリーチャーワールドに帰るのが嫌?」

「まぁな。」

「けどもう日延べはできないわよ?」

「んなこたわかっとるって……せやから嫌やねん。もうちょっとみんなと一緒にいたかってんけどなぁ。」

「……ギョウらしいわね。友達のことを一番に大切にするなんて。あんまりいないわよ?そんなやつ。」

「そうか?」

「そうよ。…………ギョウ。」

「ん?なに?」

 

 ジャスはんは急にワイを抱きしめた。……びっくりする。急にどしたんや?

 

「なに……?」

「ううん、こうしたかっただけ。夫婦ってこういうもんよ?」

「満月の夜にこれをしてロマンチック……みたいなことか?」

「うーん、そうかも。ごめん、そこまで想定してなかった。好きだからっていう理由だけだった……」

「おい、ワイの考察を返せ。」

「えへへ……けど、好きなのは本当。ずーっと、これからも一緒よ?ね?」

「……まぁな。」

 

 ワイはジャスはんを抱きしめ返した。ジャスはんは元気よく微笑んで、ワイの体を、また一層強く抱きしめてきた。……大好きだよ。これからも、ずっとな。

 そして翌日。勝太くんたちに見送ってもらおうかなって思っとったけど、それは無理やった。クリーチャーワールドに行くためのタイムリミットが迫ってきとったんや。早朝午前7:00、それ以上は待てへんってことやった。事前に言っておけばよかったと後悔してももう遅い。勝太くんら、何しても起きへんかったしな……。

 ワイとジャスはんはせめてもの思いで手紙を綴り、それを家のリビングの机においた。

 

「……最後の別れ方が、これで良かったんかなぁ……。」

「もうしょうがないわよ。あの手紙で我慢しなくっちゃいけないの。」

「……そうやな。」

 

 ワイは心残りのあるまま、クリーチャーワールドへと帰っていった。足取りは重かった……。

 

 

 

 

 ……朝起きて、眠い目をこすりながらリビングに行ったら、2通の手紙があった。2つとも俺らあてのもの。開けて読んでみた。…………な、なにーーー!!?あいつら帰っちゃったのーーー!!?もう、言っておいてくれよぉ〜お見送りしたってのぉーー!!……はぁ。俺はため息をついた。豪勢なお見送りをしたかったのに。

 

「えぇ〜〜!!?あのおじさん帰っちゃったの!!?」

「おじさんって……俺と同じ20代だぞ。おっさんっていう年齢じゃねぇって……。」

「……なんか、物悲しいお別れになっちゃったわね……。」

「あぁ。あいつら、クリーチャーワールドに帰ったんだろうな。……もう、来ねぇのかな……。」

 

 んで、1週間が経って俺が宇宙に旅立つ日になった。みんなが俺に別れの挨拶をして、ジョーからは手作りの賞状をもらって……俺はカツドンと一緒に宇宙に旅立った。……ギョウにやらせたかったんだけどなぁ〜。こういうの。

 

「勝太、ずーっとそれ言っとるなぁ。」

「まぁな。あいつは俺の一番のライバルだったからな。ちょっとはいい感じのサヨナラをしたかったんだけどな。」

「その気持ちわかるで。ワシやってハムカツらとお別れできなかったことが悲しいもん……。」

「うん…………はぁ、こうやって窓の外を眺めたら、ギョウがいるなんてことないかなぁ……。」

 

 俺は窓に顔をつけて、外を眺めた。カツドンからは、そんなうまい話があるんかなんて言われたけど……奇跡だよ、あいつらが俺らを見て手を振ってるんだ。

 

「ぬああああーーー!!!いた!!いたぞ!!おいカツドンこの宇宙船止めてーー!!」

「えぇいたのぉ!?」

 

 俺はカツドンに、急いで2人のいる場所へと着陸させた。そして猛ダッシュでギョウのもとへと駆け寄った。

 

「お前、なんで帰っちまうんだよぉ!!」

「いやぁごめん……パーティーのどんちゃん騒ぎが楽しくて勝太くんたちにそのこと言うの忘れててなぁ。んで、寝てる君たちを起こそうとしたんやけど……どうも起きへんからさぁ。手紙にして帰ったんや。」

「あ、そうだったんだ……け、けど!最後の最後でお前らに会えてよかったぜ!!ギョウ、いつかまたあったら、またデュエマしような!!」

「……あぁ。絶対にな。」

 

 俺とギョウはそう約束をした。そして宇宙船に乗り、また手を振った。俺の目は涙ぐんでいた。

 

「勝太、お別れはできたか?」

「…………あぁ。」

 

 宇宙に旅立っていった、か……。しっかし最後の最後で出会えてよかった。ちょっとだけ時間をくれたモルトはんには感謝しなくっちゃな。

 

「ギョウ、急いで帰るわよ。あんたには仕事がいーっぱいあるんだから。」

「はぁ。休んじゃだめー?」

「だぁめっ。これ以上増やしたら、仕事の量がチョモランマみたいになっちゃうわよ?」

「ははは……そいつは嫌やなぁ。」

 

 ワイは心残りを消すことができたまま、クリーチャーワールドへと帰っていった。足取りはとても軽かった。

 

「……じゃぁな。みんな。またいつか………………。」

 




これでこの小説は完結です!!ここまで見てくださった読者の皆さん、本当にありがとナス!!!(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)ミッツモデチャッタヨ!!
皆様の感想やアドバイスなどが良い励みになりました!!!!
この小説4ヶ月程度で終わったんですねぇ・・・・めっちゃ早いねぇ〜〜。
しかしながら、ほんとに何も考えずにただデュエマで小説を書くという完結までいけるのか怪しいような欲求を満たすためだけに書いたものが、ここまでくるとは思っていませんでした。いっつもアドリブだったからね、しょうがないね()
てなかんじで、この小説はおしまいです。今一度、皆さんありがとうございました!!!
























まだ、ちょっとだけ続きます。(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
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