寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
「俺、切札ジョー!俺はある日、突然空から降ってきたデッキケースのデッキーと出会った。デッキーが言うには、俺はデュエルマスターになるべきお方って言ってたんだ。まぁ、すっげぇ偉い人っていうのはわかる。それ以外はなんにも!!」
「そしてデッキーは、俺の書いた絵に命を吹き込んで、クリーチャーに、そして、俺だけのカードを生み出せる!そして、その時生まれたクリーチャーたちを、俺は「ジョーカーズ」と名付けた!!さらにさらに・・・・・その後にとんでもない娘とも出会ったんだ。」
「それがこの私よ。・・私の名前は奇成シンラ。今年で12歳の可愛い女の子よ。私はお母さんに、お父さんを助けてほしいと頼まれたらしくてね。けれど記憶は曖昧だし、目を覚ましたときはジョーの家だったし。どうやら、お父さんが私の記憶を消したらしい。何でかはわからないけど・・・・いつかお父さんに出会って、その理由を聞き出す!そして、助け出してやるのよっ!!!そのために今は、私と・・そして、シンラセンショーと一緒に、進化をしていくの!!!!」
「・・・・よし。あらすじ的なの終わり!」
「ねぇ、こういうのって毎回しなくちゃだめ?」
「いや?作者がめんどくさくなるときがあるから多分その時まで。」
「あぁそう。・・・・コピペすりゃあ良くない?」
「撮影裏だから好き放題言っていますねぇ二人とも・・・」
『え?』
【てな感じで・・・モグモグ、あぁ美味しい。・・・えーっと、今日もデュエル・マスターズ、スタートです!!!】
「ねぇ、今、なんか食べてなかった?」
【いや、ちょっと収録前にまんじゅうのお土産いただいちゃって。】
『今食うなよ!!!』
【始まりはそう、なんの変哲もない道であった。そこには、お散歩している三つの影があった!!その3つの影の名を、ウサギ団ッ!!!みんなウサギを彷彿とさせるような服装であるッ!あ、いやでも別に白いとかじゃないのよ?まぁ詳しくはアニメを見てもらえばいいかな。】
ふっふっふぅ〜〜。この小説をご愛読の皆様!はじめましてだわさ!!
同じく、はじめましてであります。
カバですめぇ〜〜〜。
【真ん中にいる一番チビの女の子は、自称うさぎ団の愛されリーダー、ぴょんこ姫!!】
「おぉいナレーター!チビと自称は余計だわさ!!」
【だって本当じゃん。】
「そうだとしてもだわさーーー!!!!」
【そして、その右側にいるのは一応エライはずのラビット大佐!!】
「一応ではなく、私はエライのであります!!」
【あぁそうですねはいはい〜。】
「なんか雑ではありませんかぁ!?」
【そんなことないってー。そして最後、左側にいるのが謎めいた可愛い生物、カバまろ!】
「カバですめぇ〜〜〜☆」
「なんでカバまろのときだけイジりがないだわさ!」
「不平等であります!」
【だって……これが始まる前にお土産くれたから……】
『……前書き部分に書いてあるやつのことぉ!?』
【うん。結構美味しかったよー、ありがとねぇカバまろ。】
「かぁばでぇすめぇ〜。」
……な、なんでだわさ?私達そんなのもらったこともないだわさ!!
おかしいであります!一応、私達は仲間のはずなのにであります!?
【そして、彼らには目的があった!それは……】
「レアカードの奪取!だわさぁ!!!!」
【そう、レアカードの奪取なのである!しかし、彼らは普通のレアカードを奪おうとしているわけではない。ここ最近、彼らはある喫茶店で働き始めたのである。そこに、そのレアカードを持っている存在がいるのだ!名を……】
ーーー
「ぶぇっくし!!」
「?どーしたのジョー君?」
俺が鼻を擦っていると、ももちゃんが話しかけてきた。
ももちゃんは俺の行ってる学校のクラスメートで、すっごい明るい子。……気を落としているところを見たことがないくらいには。……いや、ほんと明るい。太陽みたい……うお、まぶしっ。
「……ねぇ、どうしたの?」
「え?いや……なぁんか俺の噂されてる気がして……」
「ふ〜ん。噂されることあるんだ。」
「なんか舐められてる?俺……」
「えぇ!?いやいやそんなことないよぉ!……あ、そうだぁ!ねぇジョー君、昨日ね?もももーすっごい面白いもの見つけたんだ!学校終わったらジョー君にも見せたいんだけど……いい?」
「……暇だし、いいよ。」
「やったー!!!」
……けど、なぁんか今のクシャミはいきなり出てきたよなぁ。前兆もない。……本当に噂されてるみたいな……
ーーー
【切札ジョーと言った!彼らは数日前、ジョーとデュエマをして負けてしまった。しかし、なんやかんやで彼らはジョーが喫茶たきがわによくいることを発見し、奪うチャンスをより多くするため、バイトに応募したのである!】
「そのとおりだわさ!」
「ちなみに、この計画を考えたのはこの!偉大なるラピッド大佐なのであります!」
「カバですめぇ。」
【しかし!彼らはカードを奪うチャンスをことごとく逃しており、今のところ、ただの喫茶たきがわの従業員としてしか機能していないのである!!!】
「……ちょっと盛り上がったムードを壊すなだわさ……」
けど、実際そうなっているのは目を背けることのできない事実だわさ。もう二回もチャンスを逃しているだわさあ!!
さらに、私とぴょんこ姫、一回ずつデュエマをしていましたが、どっちも負けているであります!
カバですめぇ〜〜(´;ω;`)
……とはいえ、なぜか私達は、あのジョーからは同一人物と見られていないだわさ!働いているときは、普通の従業員として、デュエマで挑むときは、ウサギ団というひと塊で見られているだわさ!!
普通気づくとは思うんですけど、なぁんで気づかないんでしょうかねぇ、であります。
カバですめぇ〜?(?_?)
ーーー
「ゔぇっくしょい!!!」
「またくしゃみ?ジョー君、風邪引いたの?」
「いや、そんなことはないと思うけど……」
ーーー
とにかく!今日はぜぇったいにレアカードをあいつからぶんどってやるだわさー!!!よっしゃー、気合いれるだわさー!
『おーーー!!!!』
【……という感じで!うさぎ団は数分で作った作戦を開始した!それは、ジョーの帰り道の途中で待ち伏せし、デュエマを仕掛けて勝ってやろうという魂胆であるッ!!!三人は十字路の真ん中に立つ電柱の影に身をひそめ、その時をじっと待つ。しかし力に任せて奪わないのは、好感持てるねぇ。】
「だってそんなことしたらデュエル・マスターズというアニメに反していることになるであります!それに、それで手に入れても何も嬉しくはないであります!!」
「カバですめぇ!ヽ(`Д´)ノ」
【……素晴らしい精神持っているんだねぇ。……そして!電柱の影に隠れて、三十分が経った。】
……お、おかしいだわさ。時刻は14時40分。そろそろこのあたりに来ても良い時間になってるだわさ!なのになんでこないだわさ!?もしかしてあいつ、頭が悪いからテストで低い得点を取ったせいで、居残りされているとかあるだわさぁ!?
もしくは、間違えて道に迷ったとか……彼ならあり得る話です!
カバですめぇ〜〜(´Д`)
ーーー
「ゔぅわああっくしょい!!!」
「うわぁっ!ジョー君今日は本当にくしゃみたくさん出るねぇ。大丈夫?」
「うん。……で、ももちゃん。見せたいものって、どこにあるの?」
俺は学校の正門を出て、しばらくしたあとに訊いた。ももちゃんはビシッと指を指す。このまま真っ直ぐらしい。
「早く行こー!」
「え?あ、ちょっと待ってよぉ!」
俺はいつも帰り道に通る十字路に続く細い道を通り過ぎながら、ももちゃんを追いかけていった。……速い!!意外と速い!!追いつけない!!
「……すっごい明るくてわんぱくな子ですね、ジョー様……」
「うん……。」
ーーー
……な、ななななんでだわさ!?なんで1時間経っても来ないだわさぁ!?私は我慢の限界が来たから、もうこの作戦を止めることにしただわさ!!!もちろん、二人にもそれは言っただわさよ。言わなくちゃ駄目だわさもんね。
……けどどうして来ないんだわさ?考えた結果、あいつはどこかで寄り道を食っているという答えにたどり着いただわさ!
という答えを出しても、結局私達が知らないような場所に行っていたらどうしようもないだわさ。ここは諦めて、あいつのいつもの帰路をたどるだわさ。もしかしたら会うかもしれないし……
「しかし、まさかこないとは、想定外でありましたねぇ……。」
「カバですめぇ〜〜(´・ω・`)」
「けど悔やんだって仕方がないだわさ。しかしこの憂さ晴らしはしたいだわさ!誰かとデュエマがしたいだわさぁっ!!!……ぅぅん?あいつは……」
その時、私は知っているやつを見つけただわさ!ジョーの隣にいたことがある、ていうか私達が働いている喫茶店の常連客……
……う〜〜ん、いいデュエリストいないわねぇ。シンラセンショーを進化させるためにもデュエマあるのみだと思うんだけど、普通に圧倒しちゃって進化をしている感じがしないわ。もうちょっと歯ごたえのあるデュエリストっていないものかしら……
なんか、私悪役みたいなセリフ吐いてるわね。いや、違うわよ?私はお父さんを助けるために頑張ってるだけなんだからね、決して悪い感情を持ってグヘグヘしてるわけじゃないんだからねぇっ!!!?
?何だろうあの三人。なぁんかどこかで見たことある気がする……いや、ないか。うん、見たことない奴らね。変な格好してるわねぇあの三人。最近のファッション、って……いうやつなのかしら?
【そう!シンラも、喫茶たきがわで働いている従業員が、ウサギ団だということに気がついていないのである!……いや、気づけよ……。】
「ねぇあんたら。」
「え?」
「私のこと見て……なにかついてる?」
「あぁいや、えっと……」
「?」
急に話しかけられただわさ!け、けどこいつはやっぱり、私達に気がついていないだわさ!ジョーと一緒だからそこんところも似てるだろって思ったら正解だっただわさ!
……け、けど、どうするだわさ?デュエマをする!ってなっても、するのは初めてだから、多分ジョーみたいにデュエマしろ!でデュエマはしてくれないだわさ!となれば何かしら知っている理由を作らなきゃだけど……喫茶店にいる従業員ってことがバレたらちょっとまずいかもしれないだわさ!こいつがジョーにそれをバラす可能性だって無きにしもあらずなんだし……逃げてもいいかな?いやでもここで立ち止まっちゃったせいでもうそんなことするのすら憚られちゃうだわさぁ!えーっとえーっと、何があるだわさ、考えるだわさぁ〜〜〜!!!
なんだろう、この子。すっごい悩んでる顔してるけど……って、ん?この子の腰についてるケース……まさか。訊いてみる、それしかないわね。私は彼女と目線を合わせるために、ちょっと屈んで訊いた。
「ねぇ、あなたデュエリスト?」
「……え?」
「いや、腰についてるそのケース、もしかしてデッキが入ってるんじゃないかって。」
「あ、あぁ……」
そうだっただわさ。私はジョーがいつ来てもいいように、腰にデッキケースをつけておいたんだわさ!こ、これは絶好のチャンスだわさ!!
「わ、私は!お前とデュエマがしたいだわさ!!」
「へ?私と?急ねぇ、あんたらのこと見たこともないのに。……もしかして私の名前って広がってるのかしら?」
「えーっと……そ、そうだわさ!だからデュエマで勝負してほしいんだわさぁ!!」
あっちに私が乗っかってみると、すぐに食いついてくれただわさ。……助かった身だからこう思うのはちょっと失礼かもしれないけど、……流石にチョロすぎるだわさ。
「じゃあデュエマしましょ!この近くに公園がある。そこで、ね。」
【こうして!なんか無理やりな感じでデュエマが始まろうとしていた!けど、いいんだよこんな感じで。だってこの小説、デュエル・マスターズだもん!】
ぴょんこ姫 キーカード:凶器33号ブスート
奇成シンラ キーカード:憎悪と怒りの獄門
『デュエマ、スタート!』
【こうして始まった、ぴょんこ姫とシンラのデュエマ!ぴょんこ姫は、マフィ・ギャングとメタリカ、闇と光の二文明を操るデッキ!ボーンおどり・チャージャーで墓地を肥やしながら、バギン16号を出し、着々と盤面展開を進める!】
「ふっふっふぅ……」
「頑張るであります!ぴょんこ姫ぇ〜!」
「カバですめぇ〜!(≧∇≦)b」
【対するシンラは、自然文明だけではなく、火と闇文明を入れた三文明のデッキで対抗!最初はフェアリー・ライフを使い、しっかりとマナ加速を行う展開。】
シンラ ターン5
「マナチャージ。(これで6マナ。けど……不気味ね。あっちが攻撃を仕掛けてこない。軽減キャラを減らしたくないってのもあるんだろうけど、こっちはさっきブトカカ出す以外で動けなかったってのに。……まぁいいわ。気にしてたって何も起きやしないわ。ここから動くわよ!)……5マナをタップ。そしてゴリンゴリを召喚。そしてゴリンゴリはスピードアタッカーよ。」
【スピードアタッカーとは!出たターンすぐに攻撃できる能力だぞ!】
「ゴリンゴリでシールドをブレイク!」
「うぅっ、トリガーじゃないだわさ……」
「そして攻撃が終わったとき、こいつの能力を発動!手札をすべて捨てる。そうすることで、私は3枚をドロー!」
手札を補充しただわさ!?ぐぬぬ……油断できないだわさ。
「そしてブトカカでシールドをブレイク!その時、山札の一番上を見て、それがパワー12000以上のクリーチャーなら……こいつはパワーを+8000、トリプルブレイカーになる!!」
「たった4マナなのに、ここまで強くなるというのですかぁ!?」
「カバですめぇ〜〜!!」
「「ぴょんこ姫のシールドが、残り一枚になって大ピンチじゃないかー!」とのことです!!」
……カバの言葉わかるんだ。あの人何者?
ま、それはそれ。これはこれ。トリプルブレイク成立よ。これで彼女のシールドは残り一枚。次のターンで決められ……っ!?何!?最後の一枚がシールドトリガーだったの……?でも、あの光は異様だわ。とんでもない力を放っている気が……
「来ただうさ!私達が超危険と噂される山の、その奥地で発見した伝説のカード!シールド・トリガー「インフェルノ・サイン」だわさ!!」
〈(!?インフェルノ・サインだとぉ!?なぜそれを……!!!)〉
「来たであります、超強いトリガー!」
「この呪文の効果により、墓地から赤攻銀アサラームをバトルゾーンに出すだわさ!そしてアサラームの登場時能力で、自分のシールドと同じ枚数のカードを、山札の上からシールドゾーンに追加できるだわさ!」
「これでシールドを回復したのであります!」
「カバですめぇ〜〜!(・∀・)」
「へぇ、しぶといわね。けど、それでも残り二枚、理論上、トドメまでは行ける枚数なことに変わりはないわ。ターンエンドよ。」
ふっふっふ、油断しているだわさね。……ここでアサラームを出せたのは運が良かっただわさ。このままアイツを引いて、コンボを決めてやるだわさ!!!
ぴょんこ姫 ターン6
「このデッキの恐ろしさ、見せてやるだわさ!」
すっごい切り札引いちゃうだわさーー!!
どこかなどこかな、どこだわさ〜〜〜?
あった!ロックオンだわさ!!!そして、掴んだわさ!これで……勝ってやるだわさ!
「マナチャージ。そして2マナで、凶器33号ブスートを、召喚だわさ!!」
「?弱そうね。パワーも3000しかないし。」
「そうやって言っていられるのも今のうちだわさ!!こいつが手札からバトルゾーンに出たことで、能力を発動できるだわさ!他のクリーチャーを一体破壊できる。アサラームを、破壊だわさ!」
は、破壊した……!?いえ、そういうことね。それによって本当の能力が発動する……ってとこかしら?
「そして、破壊したクリーチャーと全く同じ名前のクリーチャーを一体、墓地からバトルゾーンに出せるだわさ!」
「これでアサラームは復活するであります!!」
「そして、同時にアサラームの登場時能力を発動するだわさ!シールドを4枚まで復活だわさ!」
「そ、そういうことか……アサラームを破壊してもう一回バトルゾーンに出せば、能力を再発動できる……」
「恐ろしさがわかったみたいだわさねぇ。けど!まだこれで終わりじゃないだわさ!ジャリを召喚!そして2枚を墓地において……にひひぃ、ブスートを回収するだわさ!」
「なんですって!?てことはもう一回!?」
「そういうことだわさ!二体目のブスートを召喚だわさ!そしてさっきのようにアサラームを破壊!そして復活!そして、シールドを倍に増やすだわさぁ!!」
「一気にシールドが8枚。彼女のシールドの枚数を超えたであります!」
「かぁばですめぇー(*゚∀゚)」
こぉれは完全に油断したわ。まさかこんなコンボをしてくるなんて……
驚いてるみたいだわさねぇ。けど、まだバギン16号の攻撃が残っているだわさ!これでシールドを減らすだわさ!
「ターンエンドだわさ。」
「いいですよぴょんこ姫!このムードを断ち切らずに頑張るであります!」
「カバですめぇ〜〜!(・∀・)」
シンラ ターン6
「……ドロー。」
〈ここで俺を引くか。……どうする?今使えば相手のクリーチャーをマナゾーンに置くことはできねぇぞ?なんせ7マナしかねぇんだからなぁ。〉
「そうね。……けど、このまま保っていたら、駄目な気がする。あの子は次のターンでとどめを刺してくる……」
「何ブツブツ言ってるだわさ?」
「作戦を立てているのでしょうか……?」
「カバですめぇ?(……?」
ここは、シンラセンショーはあえてマナゾーンに置く!……そして、ここからが決着の時よ!!
「3マナ。呪文、ディメンジョン・ゲート!効果で山札を見て、そこからクリーチャー一体を手札に加える!」
山札を見て……
…………よし。……「勝てるかもしれないわ」!!
「ここはデスマッチ・ビートルを手札に!そしてそのまま召喚よ!これであなたはもう、ブスートで好き勝手はできないわよ!」
「ぐんぬぅ〜〜……けど、まぁいいだわさ。これぐらいシールドの数あれば、十分だわさ!!」
「そう。じゃあやってみなさい。とその前に、ゴリンゴリでバギンを破壊。そして手札をすべて捨てて3枚ドロー。更に、ブトカカで攻撃!この時に能力発動。(……パワー3000。外れね。まぁいいわ。)シールドをブレイク!」
「この程度、痛くも痒くもないだわさ!」
「……フッ、ターンエンドよ。」
な、なんだわさあいつ?急に余裕を持ち始めただわさ。クリーチャーは攻撃できなくなって、シールドの差も激しいはずなのに。……なにか裏があるだわさ?いや、特にそういうところは……シールドを仕込む能力も、光文明がないからできることはないだわさ。よくわからないけど……こういうときは前進あるのみ!ブラフに違いないだわさ!!!
ぴょんこ姫 ターン7
「行くだわさ!一斉攻撃ーー!!!」
アサラームのダブルブレイク。トリガーはない。
ジャリのシールドブレイク。トリガーはない。…………フフ、やったわ。私の勝ちよ!!!
んん?なぁにニヤついているだわさ。怖くなっておかしくなっただわさ?だったら、このままとどめさしてやるだわさーー!
……最後の一枚、ブスートで割ってきたわね。好都合!!!
「最後に教えてあげるわっ!!ディメンジョン・ゲートで山札を見ているから、最後の一枚はわかってるのよ!!」
「え?……うん?……はっ!!そ、そういうことだったわさかぁ!?余裕を持っていたのは……!!!」
「S・トリガーを超えたトリガー……スーパー・S・トリガー発動よ!呪文、「コクーン・マニューバ」ーーッ!!」
まずいだわさぁ、攻撃してないブスートがマナに置かれちゃっただわさあ……ってあれぇ!なんかでっかいクリーチャーがいるだわさ!?あんなクリーチャーも、レアカードも、見たことないだわさぁ!!
「コクーン・マニューバは、能力発動時に1枚もシールドがなければ、真の能力を発動できる!自然のパワー15000以下の、進化ではないクリーチャーをバトルゾーンに出せるのよ!よって、シンラセンショーをバトルゾーンへ!」
「ととと、とんでもなく強そうなクリーチャーであります!!」
「カバですめぇ〜〜〜!?(゜o゜)」
〈シンラ。トドメは俺が指してやる。だから先に「その呪文」を使うことを忘れるなよ?〉
「えぇ、わかってるわ。」
「ターンエンドだわさ。けど、まだ私には7枚もシールドがあるだわさ!!」
「それも、今からすべてぶち壊させてもらうわっ!!!」
シンラ ターン7
「これでおしまいよっ!6マナタップ!呪文、憎悪と怒りの獄門!」
「な、なんだわさあれはぁ!?」
「インフェルノ・ゲートと同じ、とてつもないオーラを感じるであります!!」
「カバですめぇ〜!?(゚д゚)!」
……俺が昔クリーチャーワールドで手に入れた、闇文明と火文明を隔てる裂け目にあった、古代の残骸の一つ。
インフェルノ・サインのように持つ人を無造作に認めるモノではない。使うためにはそれ相応の力が必要となる呪文だが……まぁ気にする必要はないか、幼少期の頃から使えているんだからな……。
「これは相手のシールドの数が自分のシールドよりも多ければ、初めて使うことのできる呪文なの。」
「変な条件だわさね。」
「じゃ、能力発動。」
一体どんな能力なんだわs……なっ、なにぃ!?でっかい槍が一気に私のシールドを割っただわさ!!?なんで!?7枚もあるのに!
ま、まさかこれがあの呪文の能力なんだわさぁ……?
「憎悪と怒りの獄門。自分のシールドゾーンにあるカードと同じ枚数、相手はシールドゾーンからカードを選ぶ。そうしたら、選んでいないシールドを全部手札に加えるのよ。私のシールドは0枚。よって、1枚もシールドを選べないあんたはシールドをすべて手札に加えなくっちゃいけないってこと。」
そ、そんなバカなだわさ……シールド・トリガーは……あ!あっただわさ!
「シールド・トリガー、ヘブンズ・ゲート!効果でノスタールを2体バトルゾーンへ!それを、もう一枚だわさ!効果でもう2体のノスタールもバトルゾーンに出すだわさ!」
「ブロッカーを出してきたかぁ。けど残念。シンラセンショーは相手のクリーチャーが2体以上のとき、パワー8000以下のクリーチャーにブロックされないの。」
「ぎぇぇ〜〜!?」
「じゃあこれでトドメね。ダイレクトアタック!」
負けただわさーーーーッ!!!!
サヨナラでありますーーー!!!
かあぁばでぇすめぇぇ〜〜!(ToT)
……吹き飛んでった。やっぱホビーアニメねぇ、こういうギャグシーンもしっかりしてるのはいいわぁ。
〈なぁに感心してやがんだ。〉
「いや、ねぇ?子どもが楽しめるようにしっかりしてるなぁって。」
〈そ、そうか……。で?どうだ?自分が成長できたって感じることはできたか?〉
「あんまり。」
〈だろうな。〉
「……やっぱりジョーとデュエマしたほうが成長実感できるかもなぁ。それに、最近じゃ日本に帰国してきたジョーの友達もデュエリストって聞いたし。……その子とデュエマしてみるのもいいかもなぁ。」
〈まぁこれからだな。〉
「うん。」
そんなことを話しながら帰路についていると、ジョーとばったり出会った。背中に背負ってるランドセルには、見覚えのない小さなストラップがあった。……あれは、目?
「あ、シンラちゃん!」
「……やっほー、ジョー。……ねぇ、それ。」
「ん?これ?帰りにももちゃんがね、「一緒に行ってほしいところがある」って言われたから行ったんだ。そしたらね、そこ雑貨屋でさ。」
(小学生って、雑貨屋行きたがるんだ……。)
「そこの店主にこれ、無料でもらったんだー。割と可愛い。」
(可愛いかなぁ?)
「今度、シンラちゃんも連れてってあげるよ!あそこの店主さん、すっげぇ優しいんだぜ!俺とデュエマもしてくれたし!」
「あ、あぁそう。……じゃあ、まぁ暇なときにね。」
嫌に平和だな。いや、まぁこれが普通なのかぁ。……シンラといい両親といい、俺は付き人として、平凡じゃない生活を送ってきたからなぁ。
…………いや、違う。平和じゃない……なにか嫌な予感がする。こんな平べったい会話の中に、何かがある……
あれだ、あの目のストラップだ。あれが俺をそう思わせているんだ!!となればもしかすると……
行動は早めにしなくっちゃな。……シンラ、もしかしたらお前には重荷を背負わせてしまうかもしれねぇ。……許せよ。
「シンラ、明日ぐらい空いてるだろ?一緒に行ってやろうぜ?」
「え?明日?……まぁいいんだけどさぁ、あんたから言うなんて珍しいじゃない。」
「……まぁ、興味が出たのさ。……人間らしいところもあるんだよ。俺はぁ。」
「じゃあ!明日一緒に行こうぜ!多分さ、シンラちゃんもあの店主さんと仲良くできると思うんだ!」
……さて、明日、か…………。気は引ける、が、もう仕方ない……か。