寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜!   作:ライダー☆

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新・七話 強ジョーな悪、登ジョー!マキャベリ・シュバルツを討伐せよ!

 午前4時、私の家のチャイムが鳴った。装置に映し出された顔を見てみると、ランドセルを背負ったジョーだった。話によると、ジョーは学校を終えた後、友達に私を紹介したくなったらしく、ここまで来たらしい。

 ……そういえば、つい一週間前も同じようなことがあったなぁって、その時ふと思い出した。ボルツ、だったかしら、名前。変なやつだったわよねぇ、イマイチキャラクターが掴めなかったというか何というか。

 今回の友達はそうではないことを祈りたいなぁ……なんてことを思いつつ、私は扉を開けるスイッチを押した。

 

「……ジョー、その子があんたの友達?」

「そう!!……紹介するよ。俺の友達、キラ!」

「こんにちは!!!」

「えぇ、こんにちは。」

 

 礼儀正しい子ね……。って、思ったのはその時だけだったわ。いや、別に荒々しいとかそういう意味ではないのよ?そういう意味では。

 

 まぁどういうことかっていうと……色々と、すごく、派手な子だった。

 

 彼の服装はまるで光を纏ったかのように煌めいていて、それでいて髪もツンツンしてる。身長はジョーよりも一回り大きいし……色々とインパクトの強い子。

 けど、前来たボルツみたいな感じではなかった。純粋に明るくて、初対面の私にもガツガツ来る感じ。

 ……なんていうのかしら、あぁ、あれよあれ。旧知の仲ってやつ?

 それくらい親しげで、こちらの様子をうかがうことすらせず、真正面からぶつかってくるような勢い。

 それに、思ったのは最初だけって言っても、別にそれを嫌ってるわけじゃないの。私はこういう性格してる人のほうが好きだし。

 

 三人でデュエマについて熱く語り合っていると、不意にキラくんがこちらに視線を向け、私に話しかけてきた。

 

「なぁ、シンラちゃん。ジョーから聞いたぜ。すげぇデュエリストなんだろ?」

「え?私?まぁそうだけど……」

「ならさ!俺とデュエマしてくれよ!シンラちゃんのデュエ魂を、俺、見たいんだ!」

「デュエマ?フッ、いいわよ。けど、負けたって文句言わないでよね!」

「おう!正義なデュエマを、見せてやるぜ!!」

 

 ジョーの友達とのデュエマ、か。前にボルツとやったときはしっかり勝利したんだし、ここでも勝ってやるわ!

 

「二人ともー、頑張れー!」

『デュエマ、スタート!』

 

 

 

 

【……そして、8ターン目!キラのターン!】

 

キラ マナ10 シールド4 クリーチャー ルドルゴ ルヴォワ ソコーラ アサラーム クリスタ2体 ネメス・テーベ2体

 

シンラ マナ11 シールド0 クリーチャー リリー サバス シンラセンショー ババルガ2体

 

 

 や、やらかしたーーー!!!

 シンラセンショーで邪魔な小型クリーチャーを排除するだけでよかった!余裕を持ってシールドをブレイクしたのは間違いだった……!!

 

【そう!シンラはGOD・Pを使いながらクリーチャーを展開し続け、攻撃の準備を進めていた。一方、キラはブロッカーや攻撃先を変更できるクリーチャーを出しながら守りを固め続ける。これ以上彼に好き勝手動かせたらまずいと思ったシンラは、大量のクリーチャーで撃破を試みたのである!G・YOUを使いシンラセンショーを召喚しながら、ルヴォワ、フェイウォン、ライムスティをマナゾーンに送ったシンラ!邪魔なクリーチャーは排除できた!しかし、シンラはそれだけでは満足できなかった!シールドを削り、相手の守りを減らそうとしたのである……!】

「(サバス、リリー、そしてババルガが2体いる。一気にトドメまで行けるわね……!)まだまだ行くわよ!ババルガで、シールドをトリプルブレイク!」

【が、それが大きな過ちだったぁ!!!!】

「シールド・トリガー!ジャスト・ラビリンス!この呪文の効果で、ソコーラとクリスタ2体をタップ!さらに、自分のタップしているクリーチャー1体につき、俺は山札上から1枚ドローできる!よって3枚ドロー!」

「げっ!?嘘でしょ!?」

「まだ終わりじゃないぜ。シールド・トリガー、ヘブンズ・ゲート!効果でブロッカーを持つ光の、進化ではないクリーチャーを2体まで、バトルゾーンに出すことができる!俺はネメス・テーベを2体、バトルゾーンに!」

「あ……ありゃりゃ……!?」

「まだまだ!もう1枚シールド・トリガーだ!奇石ルドルゴをバトルゾーンへ!効果でシンラセンショー、リリー、サバス、ババルガをタップ!!」

 

 3枚、全部、トリガーですってぇ……!?嘘でしょぉ?しかも手札補充までしっかりしちゃってるし……

 

「ターン、エンド……。」

【このせいで、シンラは大ピンチに!!!そして、キラのターンが始まると……】

「まずは、ジャスト・ラビリンス!クリスタを2体タップして2枚ドロー。更に、クリスタの効果で2軽減し、アサラームを5マナで召喚!そして効果でシールドを2枚増やす。最後にルヴォワを召喚して……正義の!総攻撃だ!!」

 

 シールドが全部割られて……トリガーもない……!!!

 

「キンキラキンに行くぜ!クリスタで、ダイレクトアタックだーー!!!」

「そんなぁ〜〜!!!?」

 

 ちくしょぉぉ〜〜!あんな有利な状況から逆転負けするなんて!もうちょっと慎重に動いたほうが良かったわね……はぁ悔しい。

 

「えぇい!もう一回よもう一回!」

「お、いいぜ!何回でも俺が勝ってやる!……って、言いたいところなんだけど。」

「え?……だめなの?」

「いや、そうじゃなくってさ。見てくれよ、ジョーを。」

「ジョーを?」

 

 テレビ見てるだけ……いや、それがおかしいのか。あのデュエマとラーメンバカのジョーが、こっちのデュエマに反応しないってのは、確かに……。

 確かに、デュエマのときに、ずーっとあいつの声聞いてなかったわね。テレビに夢中だったってところかしら?けど、デュエマとラーメン以上に、ジョーに興味を持たせるものがあるっていうの……?

 私とキラはテレビを見た。けど、そこに映ってたのは……犯罪者増加のニュース。……ジョーってニュース見るような性格してたかしら?

 

「……ねぇ、ジョー?」

「ぅん?何ぃ?」

「あんた、ニュースとか見るの?意外なんだけど……」

「いや、いつもは見ないよ。」

「じゃ、じゃあなんで急に……!?」

「うーん……最近さ、俺の家の近くで窃盗事件が起きたらしくてさ。」

『窃盗事件!?』

「うん。他人の家に侵入して、金目のものを奪っていったってさ。……一応、その人は逮捕されたみたいなんだけど……」

「けど?」

 

 私がジョーに訊くと、しばし沈黙していたキラが、先に口を開いた。目を伏せ、何かを思案するように指先で組んでいる腕を軽く叩いていた。

 

「それって……最近よく取り上げられている、「軍団M」のことじゃないか?」

「軍団M……何それ?」

「数日前から取り上げられるようになった、大規模な犯罪組織。武器密輸や違法薬物取引、サイバー攻撃とか、多岐にわたる違法活動をやって、国際的に影響を及ぼしているんだ。多くの摘発が進んでいるけど、組織の実態は未だ深い闇に包まれている。」

「めちゃくちゃよく知ってるわね。」

「キラは悪は絶対許せない性格だもん。」

「……けど、わかっていることが一つある。首謀者の名前は、「マキャベリ・シュバルツ」ということだけ……。」

 

 その名前を聞いた瞬間、シンラセンショーのカードがかすかに動き、何かを示してきた。

 ……だいたいわかった。「そういうことなのね」……!!!

 

「…………シンラちゃん、ジョー、ごめん。俺、帰るよ。」

「えぇ!?キラもう帰っちゃうの!?」

「あ、あぁ。用事を思い出したんだよ!ごめんな!……シンラちゃん、デュエマ、正義に楽しかったぜ!」

「へ?う、うん……私も、楽しかったわよ。(正義に楽しかったって、どういう例えなの……?)」

「うん。わかった。……またね!キラー!!!」

「またなー!!」

 

 キラが駆け出すその背中を見送った後、私は一瞬立ち尽くしていた。心の中で、何かが引っかかっている。シンラセンショーのかすかな動き、それが意味していたもの完璧に理解するのには、もう数秒と、時間はかからなかった。

 けれど、それ以上に私を引き止めていたのは、あのニュースの報道と、その首謀者の名前だった。

 「M軍団」の首謀者、マキャベリ・シュバルツ。その名が頭をよぎる度に、私の体は無意識に震える。あの人物が、これから何をしようとしているのかを考えると、胸が重くなる。

 

「マキャベリ・シュバルツ……」

 

 あいつは、この地球の、生命体ではない。

 けど、もう私は悩まない、怖がらない。覚悟は決めてある。それに……今回限りは、確実に「悪」みたいだしね……。

 

「……なんか、今回俺、取り残される予感……!!」

【そうして、数時間が過ぎて、夜のことである……!!!!】

 

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

 冷たい夜風が吹き抜ける。星の光が薄く地上を照らす中、キラは闇に紛れ、静かに標的へと向かっていた。

 

 彼がたどり着いたのは、郊外にある廃工場。表向きは放棄された施設だが、自分の調べによれば、ここが「M軍団」のアジトである可能性が高い。廃墟のように見せかけて、わずかに動力が供給されているのを確認していた。

 

(間違いない。ここだ……!)

 

 キラは建物の裏手へと回り込み、慎重に扉を押し開ける。中へと足を踏み入れた瞬間、ほのかに感じる血の匂いと薬品の残り香が鼻を突いた。

 

「これは、正義じゃない感じだな。」

 

 廊下を進むごとに、足音が近づいてくる。

 

「そこにいるのは誰だ!?」

「侵入者か!?」

 

 前方の角から現れたのは、黒い戦闘服に身を包んだ男たち。武装してはいないが、その体格と立ち振る舞いからして、只者ではないことがわかる。

 

「なんだよ、ガキか。」

「シュバルツ様の手を煩わせる必要もねぇな……」

 

 一人がニヤリと笑いながら拳を握り、キラへと向かってくる。しかし――

 

 ドンッ!!

 

 次の瞬間、キラの膝蹴りが男の腹に突き刺さった。衝撃で体が浮き、男は壁へと吹き飛ぶ。

 

「が……はっ……!?」

 

 一瞬での制圧に他の男たちが硬直する。しかし、キラはその間も待たない。

 

「……邪魔だ!!」

 

 体をひねりながら、鋭い蹴りを叩き込む。狭い通路の中での戦闘、キラはそれを完全に利用していた。相手が武器を持っていないのなら、なおさら好都合だった。

 

「チッ。こいつ、ただ者じゃねぇぞ!」

「囲めぇぇ!」

 

 男たちは一斉にキラを取り囲もうとするが、キラは一歩も引かず、逆に懐へと踏み込んだ。

 拳が飛んでくる――が、キラは最小限の動きでそれをかわし、相手の腕を逆手に取る。そのまま関節を極め、鈍い音とともに肩を脱臼させた。

 

「ぐあっ!!」

 

 その悲鳴を聞いた仲間たちが一斉に襲いかかる。しかし、キラは迷いなく動いた。

 一人の腕をつかみ、力任せに振り回して別の男に叩きつける。さらに、足元に転がる瓦礫を蹴り上げ、前方の敵の視界を奪った隙に、強烈な肘打ちを喉元に叩き込む。

 

「がっ……!」

 

 数秒も経たぬうちに、男たちは床に転がり、呻いていた。

 

「ここに時間を使っている暇はない。特に、お前らのような正義じゃない存在なんかには、特に……。」

 

 キラは息を乱すことなく、奥へと進む。

 警報が鳴る。キラが突破したことで、アジト内の兵士たちが動き始めたのだろう。

 廊下を進むたびに、新たな敵が現れる。しかし、キラは止まらない。止まることを許さない。

 

「止まれ!」

 

 数人の男たちが銃を構える。しかし、その動きは一瞬遅かった。

 キラは前のめりに加速し、壁を蹴って跳躍。天井近くまで舞い上がりながら、一瞬で敵の射線を回避する。

 

「なっ――」

「遅い!」

 

 キラの拳が、至近距離から相手の顔面を捉えた。鼻が砕け、男は銃を落としながら後方へ倒れる。

 残る二人が慌てて引き金を引く――が、その前にキラの足が地を蹴る。

 

ヒュン――!!

 

 低く身をかがめながら、銃口の下をすり抜ける。そして、肘を相手の顎に叩き込むと、その勢いのまま背負い投げを決め、床に叩きつける。

 

「ぐっ……!」

 

 最後の一人が焦って銃を構え直す。しかし、その瞬間には、すでにキラの手が彼の腕を掴んでいた。

 

「っ!? なに――」

「終わりだ!!」

 

 そのまま力を込め、一気に肩を外す。銃が落ち、最後の敵も床に倒れた。

 静寂が訪れる。キラは深く息を吐きながら、さらに奥へと向かった。

 

 ……やがて、キラは巨大な円形のホールへと踏み込んだ。そこには、闇を纏うような黒いローブの男――マキャベリ・シュバルツが、まるでこの場の支配者であるかのように悠然と腰を下ろしていた。

 

「……よく来たな。齢10歳前後に見えるお前のようなガキが……。」

 

 低く響く声が、空気を震わせる。

 シュバルツはゆっくりと立ち上がる。その動きには無駄がなく、威圧感すら漂っていた。フードの奥に潜む瞳が、鋭い光を帯びながらキラを見据える。

 

「……だが、それも悪くない。ガキだとしても、ここまで来れたということは、それ相応の手慣れだろうからな。」

 

 キラは無意識に拳を握る。

 

「お前が、『M軍団』の首謀者、マキャベリ・シュバルツか。」

「名乗る手間が省けて嬉しいよ。…………おっと、お前の自己紹介はいらないぞ。お前のことは、とうに知っている。歩くエゴイスト、キラ君……。」

「っ……。」

「だが、直に相対するのは初めてだな。」

 

 シュバルツは口元に薄い笑みを浮かべる。どこか余裕を感じさせる態度。それがキラの警戒心をさらに研ぎ澄ませた。

 

「これ以上おしゃべりはできないぞ!俺の正義の名のもとで、マキャベリ・シュバルツ!お前を裁く!!」

「へぇ。じゃあやってみるがいいさ。君のその、貫き続けているエゴを、私にぶつけてみるがいいさ。」

 

 キラは静かに、一歩前へと踏み出す。その瞳には迷いはなかった。

 

「……行くぞ!!!」

 

 静寂が満ちる。

 そして、その刹那。キラはデッキを掲げる。そこからまばゆい光が放たれる。

 真のデュエルの始まり。闘争の火蓋が、音もなく切って落とされた。

 

 

 

 

 …………はずだった。

 

 

 

 一瞬の閃光と共に、轟音がホール中に響き渡った。

 キラは僅かに眉をひそめ、腕を見た。そこには鮮やかに穿たれた穴がポッカリと空き、その向こうには背後の壁まで一直線に貫かれた痕が残っている。

 

「!?」

 

 キラは撃ち抜かれた腕を軽く振り、歯を食いしばる。

 

「なるほど、反応は悪くないな。」

 

 目の前に立つ男――マキャベリ・シュバルツは、まるで何事もなかったかのように銃口をわずかに傾けながら、薄く笑っていた。その瞳には、悪意とも確信とも言える冷徹な光が宿っている。

 シュバルツはゆっくりと銃を下げながら、キラを見据える。その態度には焦りも迷いもなかった。

 彼は知っていた。

 キラが自分を殺しに来たことを。

 そして――キラが、自分の正体に気づいていることも。

 だからこそ、彼は迷わなかった。ためらいなく引き金を引き、キラの腕を撃ち抜いたのだ。

 

「勝負の世界はいつだって狡猾さ。いつだって汚いやつが勝つんだ。……勝つためなら、手段は選ばない。お前はその程度のことを、理解していなかったのか?お前の正義とやらは、それを教えてくれなかったのか?」

「貴様ッ……!!!」

「叫べ、喚け。やるだけ無駄だ。……俺の勝利に倫理は不要だ。」

 

 シュバルツは静かに告げる。

 

 「お前がここに来た時点で、俺はすでに勝っていた……そう思わんか?さて、今度はお前の心臓を狙うとしようか。」

 

 キラは激痛に耐えながら、一時撤退しようとした。

 だが――

 

 

 バンッ!!

 

 

 突き抜ける銃声。

 次の瞬間、激痛がキラの左足を襲った。

 

 「――ッ!!」

 

 反射的に膝をつく。撃ち抜かれた足元から血が滴り、鋭い痛みが脳を駆け巡る。

 

 「……おめおめと逃げるつもりか?」

 

 シュバルツが、冷たく言い放つ。

 彼の手には、すでに二発目を放ったばかりの銃が握られていた。撃つまでの動作はほとんどなかった。まるで、自分の呼吸と同じくらい自然に引き金を引いたかのような、完璧な動き。

 

 「……まぁ、それを責めはしないさ。何ならいい判断だったと思うよ。確かに、お前はここで戦うべきじゃなかった。」

 

 ゆっくりと歩み寄るシュバルツ。その足取りは確信に満ち、逃げ場のない現実を刻みつけるかのようだった。

 

「だが、一瞬の迷いがあった。……遅かったな」

 

 キラは歯を食いしばりながら、必死に体を動かそうとする。しかし、撃ち抜かれた足は思うように動かない。血がじわじわと床に広がり、感覚が鈍くなっていく。

 

 「……チッ」

 

 これでは、戦えない。撤退すら許されない。

 完全に、詰みの状況。

 

 「さあ――どうする?」

 

 シュバルツが銃口をキラに向ける。

 絶体絶命の状況。

 このままでは、終わる――その時だった。

 

「よぉ、シュバルツ。」

「なに、なぜだっ、この声は……!?」

 

 シュバルツが驚愕に目を見開く。この声には聞き覚えがある。忘れぬはずがない、自分を置き去りにしたあの男の声……

 

「やっぱり……お前のやり方には、付き合いきれねぇな。」

 

 シンラセンショーは軽く指を鳴らす。

 次の瞬間――

 ホールの空気が歪んだ。

 周囲の空間が揺らぎ、床の紋様が鮮烈に発光し始める。それはまるで、世界そのものが変容していくかのような錯覚を生む現象だった。

 

 「貴様!!!」

 

 シュバルツが眉をひそめた、その瞬間――

 光が弾けた。

 キラの周囲から景色が一変する。そして、ホールからシュバルツの姿が消えた。意識の朦朧とする中、彼は最後、シンラの姿を目の当たりにした。

 

「き、君は……!!」

「……来るのが遅れちゃってごめんなさい。けど、……あとは、私達に任せてほしいの。」

 

 彼女はそう言うと、シュバルツと同様にホールから姿を消した。

 キラはそのまま、意識を失った。最後に感じたのは、温かい抱擁感だった。

 

「……シンラ様、どうか、ご無事で……。」

 

 シンラがデッキーに無理やり生み出させたクリーチャー“リリー”は、キラの傷を癒やしながら、そう祈っていた。 

 

 

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 真のデュエルフィールドで、シュバルツとシンラは睨み合っていた。

 

「ハァ。想定外でしたよ。まさかもう一人、いや、二人いたなんてねぇ。……しかし、その娘はお友達かなんかですか?シンラセンショー。」

「てめぇにそれを言って俺に得があるか?」

「相変わらず冷たいものだ。昔もそうだったよなぁ。」

「………………」 

「まあいいでしょう。あなたは昔からそういう奴だった。何事にも深入りせず、まるで自分がただの観察者であるかのように振る舞っていた。だが、……時が経つに連れ変わっていった……。」

 

 彼は一歩前へ出る。

 

「あなたは――戦うことを避けられない人間だった。あのお方に尽くすようになってからは……」

 

 シンラセンショーの眉が僅かに動く。

 

「……で?それ以上言う気か?」

「いえいえ、これ以上怒らせたらあとが怖そうなんで、言いませんよ。あなたがこうして私の前に現れた時点で、昔の関係なんてどうでもよくなりましたよ。……こっちも、あのことを思い出すだけで反吐が出るんでな。」

 

 シュバルツは銃を懐にしまい、代わりにデッキを手に取る。

 

「これで話すのが、一番お互いにしっくりくるでしょう?と言っても、戦うのはそっちの娘の方みたいですけど。」

「……シンラ、覚悟決めたか?」

「言われなくても。それに、ああいうやつを倒すってんなら、別に抵抗もないわよ!!!私の友達をあそこまでやってくれちゃって……報いを受けてもらうわよ!」

「フン、やってみろ。カスが。」

【こうして、とんでもない悪、マキャベリ・シュバルツとシンラのデュエマが、幕を開けようとしていた!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マキャベリ・シュバルツ キーカード:マキャベリ・シュバルツ

 

シンラ キーカード:逆転妖精スパーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『真のデュエル、スタート!』

 

【かくして始まった、シュバルツとシンラのデュエマ!序盤から小柄クリーチャーを出してシールドをブレイクしていくシュバルツに対し、GOD・Pを使いサバスを出し、相手のターン中に展開をしていき、更にターンが回ってくるとクリーチャーをしっかりと破壊していくシンラ!互いに攻防譲らぬ接戦。果たしてここからどうなるのか……!?】

 

 

シュバルツ 手札1 シールド5 マナ4 クリーチャー バギン16号 ヘモグロ ジャリ  

 

シンラ 手札3 シールド4 マナ6 クリーチャー ボントボ 堅牢妖精サバス 

 

 

シュバルツ ターン5

 

「じゃあ……行くぞ。」

「……!」

 

 この世の罪を……この世の嘆き悲しみを……俺は求めている!

 だからぁ……だからぁ……形だけのくだらん正義なんぞ!この俺が全部全部かき消してくれる!!!!

 悪・ドローーーーッ!!!!

 

「来たぞ。俺の切り札……!」

「くっ……。」

「マキャベリ・シュバルツを、5マナで召喚!」

 

 ……先手を打たれた。まずい……ッ!!!

 

「そしてマキャベリ・シュバルツでシールドを攻撃。そしてこのとき能力を発動。自分のNEOクリーチャーが攻撃するとき、相手の手札を1枚捨てさせる……!!」

「あっ、そんな!」

「ババルガか。ドンピシャでいいのを捨てられたかもなぁ。さぁ!シールドをダブルブレイクだ!」

 

 シールド残り2枚……けど、それでもまだ負けたわけじゃない!それに……来たわ!

 

「シールド・トリガー発動!呪文、バースト・ショット!これであんたの小型クリーチャーを全破壊よ!」

「クソッ、無駄なあがきしやがって……!」

「まだよ!シールド・トリガー、からのGOD・P②発動!潤沢妖精スミレをバトルゾーンに!そしてGOD・P効果で山札の上から1枚目をマナゾーンへ。」

「やけに動くなぁ。……ターンエンド。のときにぃ……ヘモグロは復活する!そして効果で手札を1枚捨てさせる。さぁ!これでお前の手札はたったの1枚だぞぉ?」

 

 

シンラ ターン5

 

 ……彼の言うとおり、今手札はたったの1枚。自由度がかなり制限されちゃった……。

 けど!ここであんなやつに、負けちゃいられないわ!!

 

「ドロー!よしこれなら!マナチャージ。……呪文、エナジー・ライト!効果で2枚ドロー!」

 

 何だとあのやろう……小賢しい真似しやがって。それに、あいつのクリーチャー、今見てみりゃあ文明が混合してやがる。……なんでだ?なんでそれができてるんだ……?

 

「さらに!呪文、カラフル・ダンス効果で山札上から5マナ加速。そしてマナゾーンからカードを5枚を墓地に!さぁ、攻撃に移るわ!!ボントボでシールドをブレイク!」

「チィッ!!」

「更にサバスでシールドをブレイク!」

「トリガー、なんでこねぇんだ……!!!」

「スミレでシールドブレイク!!!」

「クソッ……なんか来やがれ…………よっし来たぞ!シールド・トリガー、戒王の封!こいつの効果でストマックをバトルゾーンに。更に!ストマックの効果でお前のクリーチャーすべてのパワーを、マイナス2000!スミレを破壊だぁ!!」

「ターンエンド。」

 

 よし……ストマックも出せたし、盤面にいるクリーチャーは少なくなったが、それでもトドメまでは行ける!

 あのガキ、あんなナリで俺をここまで追い詰めやがって……気に入らねぇぜ、酷く無惨に殺してやる!!!

 

 

シュバルツ ターン6

 

「ドロー!そして呪文、狂気と凶器の墓場!こいつの効果で山札から2枚を墓地に起き、そして!墓地から凶器3号ガシャゴズラをバトルゾーンへ!!そして墓地から、ジャリと、ジョキル2体を!ガシャゴズラとジャリの上に置いてバトルゾーンに!」

「このターン中に攻撃できるクリーチャーは4体……そして全てNEOクリーチャー!マズイぞシンラ!」

「わかってる!……けどブロッカーもいない以上、もうシールド・トリガーに賭けるしかない!!!」

 

 へッ、くだらないこと言ってるんじゃないぜ。このクリーチャーの数をどうにかするなんてできないさ!バースト・ショットとかの雑魚全体除去トリガーも、ジョキルの無駄に高いパワーにゃ敵わねぇ!!!どうやったって俺の勝ちさ!!!

 それにマキャベリ・シュバルツの効果で、自分の進化クリーチャーが破壊されるときに、身代わりで他のクリーチャーを破壊できる!攻撃したあとのクリーチャーを破壊すれば、打点は一個も減りやしないんだしなぁ!!!

 

「くだらねぇ望みなんざお前には届きやしねぇぜ!行くぞ。ストマックでシールドを、ダブルブレイクだ!効果で墓地からシュバルツを手札に。更にシュバルツの効果で、お前の手札も1枚捨てさせる!さぁ、これでシールドはなくなった!俺の勝ちだーーーーッ!!!!」

 

 ……さて、どうなるか。

 1枚目……そして、2枚目…………よっしゃー来たわよ!

 

「シールド・トリガー!!!」

「はっ!誰かを破壊するか?やってみるがいいさ!マキャベリ・シュバルツの前では、すべてが無駄に終わるがなぁ!」

「そいつは、どうかしらね!GOD・P⑤を発動して、逆転妖精スパークをバトルゾーンに!!!」

「またチビの妖精か。だがそいつが何だよ?」

「そうやって粋がっていられるのも今のうちよ。クソ野郎。」

「あ゙ぁ゙ん!?」

「スパークの登場時効果発動!このクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーは攻撃するとき、可能ならこのクリーチャーを攻撃する!」

 

 ……そ、それだけ?ただのパワー1000の雑魚クリーチャーを、攻撃するだけ?

 ギャハハハハ!!馬鹿じゃねぇの!?それで勝てるとでも思ってるのかなぁ!?全く冗談きついぜクソッタレ!じゃあいいぜ、その雑魚を、しっかぁ〜〜りマキャベリ・シュヴァルツで攻撃してあげるよぉ!!!!

 

「ぶっ潰してやれ!シュバルツァァッ!!!」

「……やりなさい、スパーク。」

〈うん!せー……のっ、えい!!!〉

 

 ……バキィッ…………!!!

 な……殴られた……?シュバルツが、吹っ飛ばされた……?これは夢か?一体、何が……?

 

「……な、なんで?……なんでシュバルツが……負けてるんだ!?」

「スパークのGOD・P効果。次の自分のターンの初めまで、このクリーチャーのパワーをプラス10000して、更にバトル中、破壊されない効果を得る!」

「何だとぉ……!?じゃ、じゃあ、俺はこのターン、そのチビに勝てないっていうのか……!?」

「そういうこと。」

「く……く……!だけど、攻撃はできる!シュバルツの効果は発動できるんだ!ストマックを破壊してシュバルツをNEOクリーチャーで攻撃しまくって、お前の手札を破壊してやる!これで……3枚捨てさせたぞ!!ターンエンドだ……。」

 

 う、嘘だろ……マズい!一気にピンチになったぞ……なんでだ!?なんでこの俺がこんな目に……!?お、俺は、マキャベリ・シュバルツだぞ!こんなことが許されていいはずがないんだぁ!!

 ……なーんてな。嘘に決まってるだろうが!!!最後のシールドは闇夜の番人!こういうときのために仕込んでおいたのさ!これは勝負、汚いもクソもないんだよ。騙される方が悪いのさ!さぁ割ってこい……割ってお前の敗北が決定するんだ……!!

 ……あの変わりよう、全く、さっきの威勢はどこへやら、ね。けど、ああいうやつは最後の最後まで油断しちゃだめ。何かを隠し持ってるかもしれないからね。だから……ここはあいつを引いて、確実に勝つ!!!

 

シンラ ターン6

 

「私のターン。」

 

 私は、私の今やるべきことを果たすだけ。私は…………目の前にいる敵を倒す!力をつけるのよ!父さんを助けられるのはこの私だけ……だったら、私がやらなきゃ誰がやるっ!!

 そして掴み取るのよ、強さの果てにあるものを……!!ドローーーッ!!

 私はまだまだ成長できる。……「あなた」と一緒よ。

 

「7マナタップ!最期に見せてあげる、私の新たなる切り札を!!交換妖精シルトマーナ!」

「なっ……3文明のカードだとぉ!!!?(だ、だが、シールドを割らなければいけないはずだ……!)」

「そしてこいつの登場時能力発動!」

 

 能力だと?さっさと発動しやがれってん……だぁ!?なんだ!?俺のシールドが、分解されていく!?

 

「まず、自分のシールドゾーンにあるカードが相手よりも少ない場合、相手のシールドを好きな数見ることができる。」

「み、見る?それだけか……?」

「いいえ。能力の真髄はこっからよ!その後、相手のシールドゾーンのカードを1枚選びマナゾーンへ。そして、相手のマナゾーンからカードを選んだシールドの枚数と同じ数選んで、シールドゾーンへと置く!!!」

「んなっ……な……そんな馬鹿な!!?」

 

 ……シールド・トリガーだったみたいね。それもとんでもなく厄介な。けど、これでおしまいよ。入れ替えたのはただのクリーチャー。トリガーじゃない。

 

「さて……あんた、マキャベリ・シュバルツだったかしら?」

「……そ、それがどうしたってんだよぉ!?」

「お前は……この地球にいちゃいけない生命体よ!必ずここで、潰してやるわ!!」

「ひっ、ひぃ!!」

「サバスで、シールドをブレイク!!!!」

 

 あ、あぁ……どうする……シールドは0、トリガーじゃない!に、逃げる……いや無理だ、ここじゃそんなこともできない!!!か、かくなる上は……!!!

 

「トドメよ。スパークで、ダイレクト…………」

 

 シンラの指先が最後のカードを弾き、場に出されたカードが閃光を帯びる。決着の瞬間――。

 しかし、その時だった。

 

 バンッ……!!!!

 

 耳をつんざく轟音が鳴り響く。

 シュバルツの手には、黒光りする拳銃が握られていた。発砲された銃弾は一直線にシンラへと向かう。

 瞬間、鋭い痛みが頬を走った。熱い。けれど、致命傷ではない。かすり傷だ。

 

「……ッ!!」

 

 シンラはわずかに目を見開くも、次の瞬間には表情を引き締めた。一方のシュバルツは息を荒くしながら、虚ろな笑みを浮かべていた。

 

「お前ッ!!!!」

「は、はは……クソが……! こんなクソみたいなゲームで、俺が負けるわけが……!お前みたいなガキに、この俺が負けるわけが……!!!」

 

 負けることが怖かった。運命を受け入れることが怖かった。だから、最後の瞬間、彼はルールを捨てた。すべてを捨てて、彼は目を血走らせていた。

 

「こんなもんで、終わってたまるかよォォォォッ!!!」

 

 銃を振り回しながら、デュエルとは関係なくシンラへと突っ込む。最後の足掻きだった。

 

 だが――その瞬間。 

 

 バシュッ

 

 シュバルツの体が宙で静止した。

 何が起きたのか理解する間もなく、彼の首元が締め上げられていることに気づく。

 

「がっ……ぁ……!?」

「堕ちたもんだな、シュバルツ。」

 

 シンラセンショー

 

 彼は無言のまま、シュバルツの首根っこを掴んでいた。まるで、逃げる虫を捕まえたかのように。

 呼吸ができない。視界が揺れる。必死にもがくが、鉄のような握力は揺るがない。

 それでも、シュバルツは悪あがきのように笑った。

 

「ク……ソ…………もとはと、言えば……お前が、悪かったんだ……!!!」

「…………」

「お前が……あの……時に、あの御方のところについたから……俺が…………俺が……つくはずだったのに……!!!!」

「…………黙れ。」

「へ……ヘヘッ。そう、言われて、黙るやつがいるか……?お、お、お前は!俺を騙し……!!」

 

 その瞬間――

 

 バキッ

 

 鈍い音が夜のフィールド内に沈んだ。

 シュバルツの体は、力なく地面に崩れ落ちる。

 静寂が訪れた。

 

「ったく、減らず口ばっかり言いやがって……聞き飽きたぜ。」

「……ありがとう、シンラセンショー。」

「礼なんざ言われる筋合いはない。やるべきことをしただけさ。……だが、シンラ。」

「?」

「あいつのことは忘れろ。……存在も、言動も、すべて、な。・」

 

 シンラは、小さく頷いた。

 デュエマは、シンラの勝利に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

 数日後、シンラの家にある一通の手紙が届いた。それはキラからの、感謝の手紙であった。

 かなり丁寧な文面で書かれており、それはあの明るく元気な彼のキャラクターを見失うほどだった。シンラはそれを読み終えると、リビングからペンと紙を取り出し、返しの手紙を書き始めた。

 

「……何書いてるんだ?」

「手紙。ここまで書いてくれたんだから、返さなくっちゃね。」

 

 シンラはテレビをつけっぱなしにしたまま、静かに手紙を書き始めた。

 画面では、「犯罪組織『軍団M』の壊滅」と、その関係者の一斉逮捕が報じられている。だが、その中でただ一人、首謀者とされる「マキャベリ・シュバルツ」なる人物の身元は依然として不明のままだ。

 当局は、さらなる犯罪の発生を防ぐべく、現在も行方を追っているという。

 




オリジナルカード紹介 

潤沢妖精スミレ コスト2 パワー1000 文明:自然
種族 スノーフェアリー/ゴッド・ミニ
レアリティ UC

・S・トリガー
・GOD・P②(このクリーチャーをバトルゾーンに出すとき、追加で②支払ってもよい。そうしたら、☒能力を使う。)
☒山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

フレーバーテキスト 私の力で、すくすく育てー!



逆転妖精スパーク コスト5 パワー1000 文明:自然/火
種族 スノーフェアリー/ゴッド・ミニ
レアリティ VR

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
・S・トリガー
・GOD・P⑤(このクリーチャーをバトルゾーンに出すとき、追加で⑤支払ってもよい。そうしたら、☒能力を使う。)
・このクリーチャーが出たとき、タップしてもよい。
・相手のクリーチャーは、もし攻撃するのであれば、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
☒次の自分のターンの初めまで、このクリーチャーのパワーを+10000し、「バトル中、破壊されない」効果を得る。



交換妖精シルトマーナ コスト7 パワー7000 文明:自然/光/水
種族 スノーフェアリー/ゴッド・ミニ
レアリティ SR

・マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
・W・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のシールドゾーンのカードの数が相手のシールドゾーンのカードの数よりも少なければ、相手のシールドを好きな数見る。その後、相手のシールドを1つ選び、マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、相手のマナゾーンのカードを、選んだシールドの枚数と同じになるように選び、シールドゾーンへと置く。

フレーバーテキスト 何かを仕込んだりしたって、私の前では無駄だもんね〜だ。
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