寄成ギョウに転生したから、キャラの良さガン無視して善人になるニョロ〜! 作:ライダー☆
「ただいまぁ〜……って、誰もおらへんけどなぁ。ギョッギョッギョッ……」
さぁて、家に帰ってきたでぇ〜。自分が使うためのデッキ、ここに置きっぱやったからなぁ。あと3時間もある。ちょっと休んだり、デッキの見直しをしてから目的地に向かうとしよかー。
だらーんと1時間しっかり休んでから出発。デッキもしっかり持って、いざ、エリア代表戦やぁ!
……よっと。ハイ、到着ニョロ〜。……ここがエリア代表戦第二回戦会場……結構大きな孤島、土瓶エリア!
……ん?なんでそんな孤島に2時間でついとるかって?簡単な話ニョロ。包帯があれば、どんなに遠いところにだってすぐにつける。V中学に来たときだって、新幹線使わずにこれで来たもんねぇ〜。包帯様々ニョロ。
ちなみに、第二回戦会場っていうたけど、僕は第一回戦をとっくに京都で行っとるんやでぇ、コジローはんとサソリはんの話の前にな。そんときにな、京都に行ったついでに困ってる人たちをいっぱい助けたから、信頼もちょっとだけ回復や!いやぁ〜良かった良かった。あのまま悪いままのギョウでおったら、勝太くんたちも風評被害を受けてまうかもしれへんかったからなぁ。
ま、その話は一旦おいといて、土瓶エリアの方々が僕を歓迎してくれとる。気分えぇなぁ。……って、土瓶?そういえば担任の先生も土瓶やったはず……
「やぁ、ギョウくん!君もエリア代表戦、一回戦を勝ち抜いていたんだね。」
やっぱり!後ろから聞こえるこの響く声は!!土瓶先生や!
「ど、土瓶先生!?」
「いいや、違うね。今の私は、土瓶マスク……さぁっ!!」
かっこいいプロレスのポーズを取られても……ま、まぁそうなんやな。うん……反応に困るわぁ。
「ど、土瓶先生も、エリア代表戦を勝ち抜いたニョロか?」
「あぁ、そのとおりさ。そしてそれと同時に……君たちを歓迎する土瓶エリアの方々としても、活動をしているのさ!!!」
「は、はぁ……。それで、僕は誰と戦えばいいニョロか?」
「私だ。」
「……えぇ?」
「この私、どびぃ〜ん……マスクとだぁっ!!!」
「な、なんですとぉ〜〜!?」
まさか、まさかの先生とぉ〜!?……こ、この人実力が未知数やねんなぁ。けど、エリア代表戦を勝ち抜いてきたんやから只者ではないはず。気を引き締めんといかんな。
「よ……よし!わかったニョロ!土瓶先生、いや、土瓶マスク!僕と勝負ニョロ!」
さぁバッチコイニョロ!もうデュエマの準備は整っとr……
「あぁいや、まだ時間じゃないから、できないよ。あともう少し待っていてくれ。ちなみに、第2回戦のエリアはここで、第3回戦もここだから。各自泊まるための家は建てて用意してあるよ。」
「え?え……あぁ、そう、ですか……。」
「うん。ちなみに、空いている家はあと50個もある。どの部屋に泊まってもいいからね。自由さ。あと、空いている家と空いていない家は、外にかけられている赤いカードで判別できるからね。赤いカードがかけられていたらそこに人がいる。かけられてなかったらいない。OK?」
「お……オーケー……。」
展開、狂ったぁ……じゃ、じゃあ土瓶マスクさんの言うとおりにしますね、ハイ……家に行こーっと……。
よし、決めた!この外面が土瓶になっとる家や。まぁ他の家も全部土瓶やねんけどな。いや〜、アニメやなって実感するわぁ〜。そん中でも、この家が一番コンパクト。僕はこういうのが好きやねん。てなわけで、邪魔するで〜。
そっから30分ぐらいはそこでのんびりしとった。意外にも住み心地は良くて、内心ビビっとる。お風呂もトイレも、日常生活に必要なものはすべてあった。気長にできる空間やったんやけど……どうも30分経ったらそれに飽きてもうてなぁ、家を出てこの島を探検することにしたんや。
そういえば、土瓶マスクさんにはあともう少し待っていてくれなんて言われたけど、具体的な時間は教えてもらえへんかったなぁ。あんまり遠くに行ってしもうたら、エリア代表戦に間に合わずに敗北扱いされるかもしれん。ちょっとぐらいにしとくか。ちょいと森へと潜入してぇー……って、うん?
「どびぃ〜ん……フィストぉ!」
「土瓶クラッシュ!」
「おぉぉ……土瓶バスタァーッ!!」
何してはるんやあの人。一人で必殺技らしきものを素振りしとる。あれか?デュエマの前の準備運動ってやつなんか?アニメやしありえん話でもない……っあ、こっち気づいた。気まずい展開になってもうたでぇ。
「ど、どうもぉ土瓶マスクさん……。」
「おぉギョウくんか!どうだい、君もっ!私のようにっ!さいっこうのデュエ魂を持つための、土瓶特訓をしないかい?」
いや、土瓶特訓ってなんですかそれ……。てか、いまのを人に見られて恥ずかしくないんやな。そのかったい心は普通にすごいって思えますなぁ。けど……お断りですなぁ。体動かすのは包帯移動のときにもうやったし、結構疲れたんですよぉ。
「すみませんけど、お断りします。もうすでに、ちょっと疲れとるんでな。こうやって歩いとるのもこの島を探検するっちゅう名目でやっとるものなんで……」
「そうか……では、あと30分後にこの土瓶エリア名物、ゴッツ・キレーヤナイ
「は、はぁ……い。ありがとございますニョロ〜……。」
森の探検はやめよ。また家に戻って休もう。なんでか知らんけどどっと疲れたし、なんか暑いで。土瓶マスク、いや、土瓶先生ってあんなキャラやったんやなぁ……。出会った瞬間から全力投球とは、恐れ入りますなぁ。
んでんで、30分後ー。僕と土瓶マスクさんはゴッツ・キレーヤナイ海で落ち合ったで。海風が頬に当たって、なんか気持ちええな。デュエマするのにこんなええ場所があるとは思わんかったわ。デッキを持ち、シャッフルして……シールド5枚、手札を5枚!ほな、行きましょか。
「君とのデュエル、最高のものになると私は確信しているっ!」
「奇遇ですねぇ、僕もそう思っとるニョロー。ほな、行きましょかぁ……」
『デュエマ、スタート!!!』
土瓶マスク(土瓶先生) キーカード:龍世界ドラゴ大王
寄成ギョウ キーカード:古龍遺跡エウル=ブッカ
【エリア代表戦第二回戦、土瓶マスクVSギョウ!先制を取ったのは土瓶マスク。小型クリーチャーでシールドをブレイクしていくが、そこでギョウのシールドトリガーがクリーチャーをマナ送り。現在シールドは5枚と3枚で土瓶マスクが有利。だが、マナゾーンにカードが多いのはギョウの方だぁ!】
ギョウ 6ターン目
「ドロー。コートニーを召喚。からのーーオトマ=クットを召喚。か・ら・のぉマナ武装7発動!もいっちょマナが使えるニョロ。そして、呪文キリモミ・ヤマアラシ。効果でザウロディレクスを6マナで召喚!かぁらぁのぉ、ザウロディレクスの登場時効果で、山札上から4枚を見て……ドミティウスとオチャッピィを手札に。そしてザウロディレクスはキリモミ・ヤマアラシの効果でスピードアタッカーや。そのままあんたのゲットJr.を攻撃、破壊!か〜らのっ、ザウロディレクスのマナ武装7、発動!手札から、ドミティウスをバトルゾーンへ。」
「なんと!大型クリーチャーが一気に3体も!さすがだなギョウくん!」
「いやいや……まだ終わりやあらへんでぇ。ドミティウスの効果で、山札上から5枚を見て……ぃよし、クローチェ・フォーコとぉ、イメン=ブーゴをバトルゾーンへ。まずはクローチェの効果で墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフル……あ、土瓶マスクさんもそれをするんやで。」
「おっとそうか。では。」
「からのぉお〜……イメン=ブーゴの効果でボアロアックスを装備!ボアロアックスの効果で、マナゾーンから青銅の鎧をバトルゾーンに。効果でマナ加速。ターンエンド、のときにぃ、自分のクリーチャーのコストが20以上なので……んぁぁ2D龍解!邪帝遺跡ボアロパゴス!」
よし……これで次のターンには、ヴェロキボアロスに3D龍解を……
土瓶マスク 7ターン目
「ここまでバトルゾーンにクリーチャーを展開してくるとは……しかも、私のバトルゾーンにクリーチャーがいなくなってしまった……だが!私は負けるわけにはいかない!私の名は、土瓶マスク!最強のプロレスラーだっ、うおおお……土瓶ドロー!!」
「……土瓶ドロー……まんまニョロなぁ。」
「来たぞ!ここから反撃開始だ!まずは、コッコ・ルピアを召喚!これでドラゴンを召喚するコストは2軽減!次に、ガイムソウを召喚だ!そしてマナ武装7で、火のクリーチャーを一体バトルゾーンに出せる!来るがいい!龍世界ドラゴ大王!」
「ドラゴ大王……そういうことか!」
「君の思っていることを、今からしてあげよう……行くぞ!ドラゴ大王の登場時効果で、ドミティウスとバトルだ!いけドラゴ大王!土瓶プレスだ!」
えっ、すごっ!ホンマにクリーチャーがプレスしたで!……って、そこちゃうなぁ。ドミティウスが破壊されてもうたで!?
「次に、ドラゴ大王はガイムソウの効果でスピードアタッカーだ!ザウロディレクスを破壊!いっけー、土瓶スマーッシュ!!」
ドラゴ大王の高速パンチ!ザウロディレクスも破壊されたで……くそっ、まずいことになったなぁ。バトルゾーンにはコートニー、イメン=ブーゴ、青銅の鎧、クローチェ・フォーコ、オトマ=クットの5体!3D龍解の条件が達成できへんくなった……なかなかやるなぁ。一筋縄ではいかへんわ、これ!
「ターンエンド。そしてターン終了時に、ガイムソウの効果で、ドラゴ大王は手札に加えるぞ。」
ギョウ 7ターン目
「(くそっ、ここでこんな痛手を食らうとは……!ここは総攻撃を仕掛けて、トリガーが来たときのためのクリーチャーを展開するしかないみたいやな……!)ザウロディレクスを召喚。効果で……ジャスミンを手札に。ボアロパゴスの効果で、マナゾーンからケラサスをバトルゾーンに。そしてそのままジャスミンを召喚!効果はつかわん……マナゾーンには、コスト5以下はおらへんか。じゃあ行くで、総攻撃や!オトマ=クットでダブルブレイク!」
「……トリガーは、あぁぁる!行くぞ、バトクロス・バトル!効果でコートニーとバトル!いけぇー、土瓶パーンチ!」
コートニーが破壊された……これでトドメまでは行けへん。けど、まだ龍解条件にはギリギリ達しとる!
「さらに」
……さらにやとぉ?
「シールドトリガー、ジャジャーン・カイザー。効果でクローチェ・フォーコを破壊だぁいっけー、土瓶フィストだぁ!」
なんてことや、クリーチャーが2体破壊されてしもうた……。これで、条件が達成できなくなってしもうた。総攻撃は悪手やったかなぁ。けど、もう龍解できへんならそれでええ。残ったシールドをブレイクしたる!
「くっ……イメン=ブーゴで、シールドをダブルブレイク!」
「今回は、トリガーはないなぁ。」
「青銅の鎧で、最後のシールドをブレイクや!」
「トリガー……ようしあったぁ!スーパー炎獄スクラッパー!効果で、青銅の鎧、ジャスミン、ケラサスを破壊!」
「そ……そんなぁ……ここまでクリーチャーを破壊してくるとは……しかも、クリーチャーがあんたの呼びかけに応えとる。」
「そう!これこそ、私がクリーチャーたちと築き上げた、決して砕かれぬ最高の絆!名付けて、土瓶フレンドシップだぁ!」
「……凄まじいもんやなぁ、僕はこれでターンエンドニョロ。」
土瓶フレンドシップ……あのキャラで実力は本物やったか。馬鹿にはできへんほどやな。しかも次のターンにはあいつが出てくる……! 心なしか、潮風がいっそう強くなった気がした。
土瓶マスク 8ターン目
「ふっふっふ……では行くぞ!キリモミ・ヤマアラシを唱え、ドラゴ大王を7マナで召喚。そしてザウロディレクスとバトル!いけぇ、土瓶バスターだ!」
打点がまた減った……しかも、ドラゴ大王がおる限り、ドラゴン以外のクリーチャーは召喚できへん。S・バックでの展開は不可能やな……。シールド・トリガーに、かけるしかない……!
「行くぞぉ!ドラゴ大王で、トリプルブレイクだ!!」
「トリガーチェック、1枚目……ない。2枚目……リーフストーム・トラップ!効果で僕のオトマ=クットをマナにおいて、次にジャジャーン・カイザーをマナゾーンへ!3枚目、頼むで、カードよ、僕のデュエ魂に応えるんやぁ!…………きたで、トリガーや!古龍遺跡エウル=ブッカ!コッコ・ルピアとガイムソウをマナゾーンへ!」
息が止まりそうになった。これで、土瓶マスクのバトルゾーンにはドラゴ大王しかおらへん!つまり……
「なるほど……。君の強さは私の力を超えてきたか……君のデュエ魂は、私を超えていたか……!ギョウくん!激しく、アツかりしデュエマであったぞ!これで私はターンエンド。」
ギョウ 8ターン目
「あんがとな、土瓶マスクさん、いや、土瓶先生。めっちゃ強かったニョロ。」
「君のような強豪にそう言ってもらえると嬉しいよ。さぁ、思いっきり打ち込んでコーイ!」
「イメン=ブーゴで、ダイレクトアタックやぁ!!!!」
これで僕の勝ちや。
最後までギリッギリの戦いやったなぁ。心臓が何度止まりかけたかわからへん。本物の強さやったで土瓶先生……その後は熱き握手をして、先生のお家で鍋もごちそうしてもらったで。温かい鍋が身に染みるわぁ。いやぁ、デュエ魂、持つもんやなぁ。
……で、帰ってきたでぇ。3回戦目、僕と戦う相手は誰やろなぁ……スマホポチっと。
「っこ、この人は……!!?」
この顔は忘れへん!VSRでギョウとともに登場し、種族ミステリー・トーテムを巧みに使う最強候補の元侵略軍メンバー……ワラマキはん!!!
見た瞬間、背筋がぞくっとした。こういうのに似た感覚はデュエマでしか味わえへんのやけど……今は違う種類の緊張がある。なんやろ、これ。
「ワラマキはん……。こ、この人と、僕が……戦うんか?いやいや、弱気になっちゃだめや!この戦いは絶対に勝たなあかん!勝たなくっちゃ、決勝には行けへん!ようし……気合、入れ直すニョロ!」
【土瓶マスクに勝利したギョウ!次の対戦相手は、謎多き男ワラマキ……!一体、こいつは誰なんだ!?そしてギョウは、なぁぜこの男を知っているんだぁ!?お話は、次回に続くぅううう!!!】