転生したらなんかカードゲーム世界のライバルポジになってた   作:大きいホクロ

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まだ安全だと思ってた?

ファイティングライフ 竜王黎明 収録カード
『逃れられぬ双撃』フレーバーテキスト


本筋が進んでる時に出番がないライバル枠

 あれから、俺の元にもよくDFCの手先みたいなのが来るようになった。

正直大分うんざりしてる。この世界の大人はこんな怪しい組織に入って遊んで暮らしていけてるのであれば、それは逆に嬉しい次第である。

そんなこんなでDFCを毎日相手しているが、それ以外にも変わった所がある。

 

「悪道、ツラ貸しなさい」

 

「またかよ…」

 

捻咲がやたらと絡んで来るようになったのだ。

見た目だけはおさげ眼鏡の文学少女の癖にかなりのじゃじゃ馬だ。

 

「さあデッキを出しなさい」

 

「別に良いけどさ」

 

「試験では勝導とか雅もライバルなのよ!私たちも負けてられないわよ」

 

俺が例の学校の試験受ける前提で話を進めてるし…。

というかこいつもあいつらと交流あるのかよ。

こいつは1組であいつら3組だろクラスも違うし…いや小学生だとそんな枠組みあんまり関係ないな…。

まあいいや、ファイトするのは楽しいし。

 

「「レディー、ファイト!」」

 

「さあ来なさい!私の切札!デスポイズニスト・ツインフラワー!」

 

〜中略〜

 

「トドメだ!彷徨いの龍!」

 

「くうううう、これでも勝てないのっ!」

 

「はあーあ、また負けた」

 

「けどやっぱ毎回強くはなっているさ」

 

 勝導の時も思ったけどどいつも新しい切札を手に入れている。

俺もそろそろ新しい切札が必要なのではとカードパワーの差を感じ始めている。

 

「ったく、なんであんたはそんなに強いんかしらねぇ…あんたデッキあんまり大きく弄ってないでしょ?」

 

「まあな、微調整はよくしてるんだがな」

 

「はぁ…言葉も出ないわ」

 

 目の前で嘆いているこの捻咲が俺は嫌いじゃない。こいつはいくら俺が勝ち越しても何度も挑んでくるし負けを悔しがるがめんどくさい拗ね方をしない。

手加減も向こうが受け付けないから全力を出せる。こいつとの対戦が最近では一番楽しい。

 

「まあけどあんたは楽勝そうね、入試」

 

「だから受けねえよ俺は」

 

「はいはい勿体無いですこと、それじゃ昼休み終わるしまたね」

 

「おう、またな」

 

 

 

 

 俺へのイジメはまたカードで絡んで来る奴を黙らせていく内に面と向かってやってくる奴はいなくなった。陰湿なのは終わらないがスルーできる範囲だ。例えば鉛筆が全部折られてたりとか。

犯人が誰かわかればぶん殴りにでも行くんだが分からないから困った物である。

…と思っていたのだが席に戻ったら嬉しい事にちょうど犯人が犯行中だった。

 

「なんだよお前らがやってたのかよ水臭えな顔出してやってくれよ、ガリデブども」

 

「よ、よお元気か?ゼン」

「ぜ、ゼン君元気だったかい?」

 

「おう、超元気だよ。なんせ今から最近のイライラを解消できそうだからな」

 

「ケッ!いつも下に見やがってよう」

「そう言う所が気に食わなかったんだよ」

 

「流石にイライラしてたんだよ。俺が勝ったらテメーら全裸で校庭一周しな。あ、2人がかりで来いよ」

 

そう言えばこの世界のアンティールールは世界の法則なのか守られるべき物としての強制力が強い。理由は分からないが体がそう感じている。こいつらが俺と勝導との勝負で結果に逆らおうとできたのは賭けたのがこいつらではなく俺だったからだ。

 

「やってやるよ!」

「てめーが負けたらカード全部寄越せよ!そして全裸で校庭一周だ!」

 

「「「レディー、ファイト!」」」

 

その日、校内放送で全裸で校庭を走った2人の生徒が呼び出しを喰らっていた。

 

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