元銀眼の魔女の死神代行の話   作:ラキアー

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 とりあえず、今回は2本だけです。

 あんまりバトルバトルしてるシーンがないですけど、それは次回からの尸魂界篇でたっぷりやります。


【#19】元銀眼の魔女の死神代行、尸魂界へ向かう

 

 花火大会が終わったころには、妹二人は疲れと酔いで眠りの国に旅立っていた。

 

 妹二人を担ぐ一護と、屋台のおもちゃや酒瓶やらを抱える一心がふらふらと、夜道を歩いていく。

 

 「まったく・・・酒なんか飲ますからこうなるんだ・・・」

 

 「まーまー、いいじゃないか。たっぷり感触でも楽しめよ」

 

 ずり落ちそうになる妹たちを担ぎなおす一護に、一心はへらへらと笑いながら言った。

 

 「なんせ浴衣の下はノーパンですぜ☆」

 

 耳元に内緒話でもするようにささやきかけた一心に、一護は一瞥を向けた。嫌悪と軽蔑が織り交ざった、実の父親に向けるものではない視線だ。

 

 ややあって、彼はそそくさと父親から距離を取る。

 

 「あ、あのー、一護さん?」

 

 「話しかけないでいただけますか?ちょっと、もう、無理なんで・・・」

 

 「敬語やめて?!冗談!冗談だから!そんないつも以上に冷たい顔もやめて?!」

 

 舌打ちすらせずに淡々と言った一護に、一心が悲鳴を上げる。

 

 はあっとため息をついた一護は、父親と一緒に歩くのを許す。この父は、時々悪ふざけと冗談が極めて質が悪いことがある。けれど、嫌いじゃない。

 

 殺伐としていた前世では、見かけなかったタイプだ。まあ、前世ではだれもかれもが生きるのに必死すぎたから、こんな冗談を言えるような環境ではなかったのだが。

 

 それを思えば、今生は本当に恵まれているのだ。

 

 その先を欲張ろうとしている一護は、本当に欲深くなってしまった。けれど、嫌いじゃない。

 

 クレアの記憶を持っているけれど、一護は一護なのだから。

 

 だから。

 

 「親父・・・俺、また1週間ぐらいしたら出かけるから。

 今度は夏休みの終わりまで帰ってこないと思うけど・・・」

 

 「お?!

 何だなんだ一人旅か?!いいねえ!

 旅先でかわいいコ見つけたら紹介しろよな!」

 

 てっきりいろいろ根掘り葉掘りされるかと思いきや、すんなり許可が下りて少し拍子抜けした一護は思わず父親を振り返った。

 

 一心は変わらず朗らかに笑っている。

 

 「お、何だなんだ?“いない間ウチのことが心配だ”って顔か?そりゃ」

 

 笑って一心はびしっとポーズを付けて笑いながら言った。

 

 「ウチの平和ならまかしとけ!

 父ちゃんがいる限り、何人たりともウチの家族にゃ指一本触れさせねえっ!」

 

 まじまじと見やった一護に、すぐに一心はポーズを崩してワハハっと笑った。

 

 「あ!俺、今カッコいいこと言った!使っていいぞコレ!」

 

 「・・・心配することなんて何もねえだろ」

 

 普段通りのぶっきらぼうに、一護は言った。この父がいる限り、家族は大丈夫。一護は目の前のことに集中していられる。

 

 「行ってくる」

 

 ポツリと一護は言い残した。

 

 

 

 

 

 さて、7日後の午前1時。

 

 自室にて、一護は浦原に言われたとおり、窓を開けて待っていた。いやな予感は猛烈にしているのだが。

 

 吹き込む夜風に、一護は心地よさげに少し目を細める。

 

 学校の課題はほとんど片付け、仮眠も昼間にとったのでコンディションはバッチリだ。

 

 その時だった。

 

 突然猛スピードで部屋の中に飛び込んできた砲弾らしきものが、一護の頬をかすめて押し入れの引き戸に直撃した。

 

 炸裂したそれは真っ黒なインクらしき液体をまき散らして押し入れの引き戸を汚す。

 

 思わずそちらを見やった一護は、インクが下に垂れ落ちながら現れたメッセージに、ドン引きした。

 

 『これからすぐに(浦原)商店前に集合』

 

 見るものが見れば悲鳴を上げそうな出現方のメッセージに、一護はうっかり前世のことを思いだした。

 

 覚醒者が暴れまわった現場とか。血でドロドロぐしゃぐしゃ。覚醒者は好んで臓物を食い荒らすので、死体はばらばら。下手なスプラッター映画よりもきついあれそれだった。

 

 なお、一護は前世にそういうものをいやというほど目の当たりにした上、今生では幽霊も見えるので、家族でホラー映画を見ても、ひとりだけ仏頂面鉄面皮を最後まで崩さないという始末である。

 

 まあ、それはそれとして、これはちゃんと落ちるのだろうか、と一護が眺めていると、メッセージが続いていることに気が付いた。

 

 『P.S.

 今これを見て「ダイイングメッセージみたい」とかありきたりなことを思った人は、

 ツッコミの才能がないです』

 

 激しくどうでもいいな、と一護は内心で思った。

 

 ともあれ。

 

 準備はきっちりしておいた。

 

 部屋着から着替えた一護は、ミニバッグを肩にかけてスニーカーを履く。

 

 下の妹二人は熟睡中だ。出かけるとあらかじめ言っておいたので、朝に姿を見なくても心配はされないだろう。

 

 小さく家の中を振り返って、一護はつぶやいた。

 

 「・・・行ってきます」

 

 そうして、玄関を兼ねた医院の扉を押し開けた時だった。

 

 「グッモーニン!イッチゴォォォ!」

 

 屋上からのダイブという凶行をかました父親を、一護はさっと避けた。

 

 「ぐお・・・今の攻撃をかわすとは・・・さすが我が息子・・・!」

 

 「こんな夜中に何をしている」

 

 頭を血まみれにして呻く一心に、一護が呆れていった。

 

 この父親ならば、自分で勝手に手当てするだろう。

 

 「で、出かける前にこれを、お前に・・・」

 

 渡された守り袋を前に、一護は軽く眉を寄せた。

 

 「・・・これは?」

 

 「昔、母さんが俺にくれたお守だぞ!運と御利益の塊だ!」

 

 一心の言葉に、一護は目を見開いた。

 

 「何してんだ、受け取れるか!」

 

 「馬鹿!勘違いしてんじゃねえ!貸すだけだ!」

 

 怒声を張り上げる一護に、負けじと一心も声を張り上げる。

 

 「旅行の間貸してやるだけだ!終わったら俺に返しに来い!」

 

 きっぱり言い放った父を、一護はまじまじと見やった。この父は、一護がこれからやることについて、大なり小なり感づいているのだろうか。

 

 ・・・いずれにせよ、その心遣いは嬉しいものだった。前世のクレアにはなかったものだ。

 

 「オラ!返事はどうした?!

 ちゃんと返せよ!なくしたらテメーのひげ剃るからな!俺の!」

 

 「・・・わかった」

 

 キイキイ喚く一心に、一護は少し呆れた。それは果たして脅しになるのか、というツッコミは口の中にしまっておく。

 

 同時に、こうも思った。だから、安心して行ってこれる、と。

 

 「じゃあ、借りてく」

 

 お守りの紐を握りしめて言った一護に、一心は笑顔で「おう!」と頷いて見せた。

 

 

 

 夜中の1時を過ぎ、人通りのない街並みを走っていると、井上織姫と合流した。

 

 彼女も呼び出しを受けたらしいが、「ツッコミの才能がないって言われちゃって・・・」と肩を落としていた。

 

 彼女と茶渡、そして石田もまた尸魂界(ソウル・ソサエティ)に行くことは、一護も浦原から聞いていた。

 

 一護の問いかけに、いいの!自分でそう決めたんだから!と彼女は笑顔で語る。

 

 彼女が決めたのなら、一護があれこれ言う必要はあるまい、と一護は「じゃあ、急ぐぞ」と短く言った。

 

 

 

 浦原商店のすぐ前には、すでに茶渡がいた。

 

 眠れなくて散歩をしていたら召集を受けたという茶渡が指さした先には、例の砲弾が着弾した地面が放置されていた。

 

 とんだ近所迷惑である。一体浦原はどうする気なのだろうか?

 

 石田がまだ来てないようだが、と一護が見まわしていると、茶渡は石田は来ない、といった。

 

 石田は、来ない方がいいかもしれない。彼は一番複雑で、複雑なものは得てしてもろいものだ。石田は、おそらく自分たちの中で一番もろい。ならば、来ない方がいいかもしれない。

 

 ぽつぽつとそんなことを語った茶渡の言葉を遮るように、石田が現れた。

 

 一護とルキアが最初に彼を認識した時と同じ、白い神父服に酷似した衣装で、ミニマントを羽織っている。

 

 あの衣裳のままここまで歩いてきたのだろうか?勇気がある。

 

 などとやっていると、全員集合を察したらしい浦原が、下駄をカラコロ鳴らしながら、店の引き戸を開ける。

 

 「全員揃ってるっスね。結構結構♡

 さてと、そんじゃ中で説明しましょかね。尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ行く方法。

 ちゃんと聞いといてくださいよぉ。でないと、尸魂界(むこう)へ着く前に死ぬことになる」

 

 振り返って、浦原はこともなげに言った。

 

 

 

 一護が死と隣り合わせの“勉強会”を繰り広げた地下の『勉強部屋』に案内された一同。

 

 「すごーい!あの店の地下にこんなでっかい空間があるなんて!」

 

 無邪気な歓声を上げる井上の手を取って、鉄裁は「いたく感激いたしました・・・!」と感涙の涙を流している。

 

 それを見た一護は、井上は初対面の人と仲良くなるのがうまいな、とひそかに感心した。

 

 それに比べると、男性陣は惨憺たるものである。

 

 内実はいい奴なのだが、大柄で無口なせいで誤解されがちな茶渡。

 

 一言多くて神経質そうな石田。

 

 一護も無表情仏頂面で、口数も多い方とは言えないわけで。

 

 これで尸魂界(ソウル・ソサエティ)でやっていけるのだろうか?

 

 そんな一同に、浦原がパンパンと手を叩いて注目を集めながら叫んだ。

 

 「ハイハイ皆サーン!

 こっちにちゅうもーく♡いきますよー♡」

 

 パチンっと浦原が指を鳴らすと、空中から何枚もの紙に覆われた柱が生えてきた。それはガゴンッ!と轟音とともに組み合わさり、四角の枠を作り上げる。ドア枠、というよりも門といった方がいい感じのものだ。

 

 「さ、これが尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ続く門、穿界門」

 

 一同がそれを目を丸くして眺めるのをよそに、浦原は帽子の下の眼差しを鋭くしながら、こともなげに言った。

 

 「よーく聞いといてくださいね。

 これから教えるのは、この門を死なずに通り抜ける方法っス。

 ッと、その前に」

 

 言って、浦原はステッキの先を一護の額に向けた。

 

 トンッと額を突かれ、一護はその肉体から死神としての魂魄体を剥がされた。纏った死覇装、背中の斬月は握りに巻かれた晒しを鞘代わりに、赤い鎖に引っ掛けられて固定されている。

 

 軽く一歩下がった一護をよそに、「「「おおー!」」」と他3人は声を上げる。一護からしてみれば慣れたものだが、肉体から魂魄体が引きはがされるのを見たのは初めてらしい。

 

 「きれいに抜けるもんだなあ」

 

 「ねえねえ、こっちの黒崎君にはもう黒崎君は入ってないの?」

 

 空っぽの一護の肉体を抱える茶渡と、それをまじまじと見やる石田に、そのそばにかがみこむ井上が、死神の一護を見上げてくる。

 

 「当たり前だ。金太郎飴じゃねえんだぞ、俺は」

 

 ぶっきらぼうに言い放つ一護は、どうでもいいが何故勝手に人の体を触っているのだろうか、とこっそり思う。

 

 「おい!お前ら!」

 

 声がした。

 

 一護が足元を見やれば、ライオンのぬいぐるみがのそのそと歩いて、一護の隣に並んでからふんぞり返る。

 

 あの苦い敗北の日、気が付けば一護は肉体に戻っていたのだが、コンの方は浦原商店が預かってくれていたらしい。元気そう・・・というのもおかしな表現かもしれないが、とにかく変わりない様で何よりだ。

 

 「これからしばらくオレの体になンだぞ!なれなれしく触ってんじゃねーよ!

 あ!でも井上さんだけは触っていいからね♡」

 

 プンスコ言うコンは、井上にだけはデレデレした顔を向けた。

 

 「久しぶりだな、コン。なんでここに?」

 

 ぬいぐるみが動いてしゃべっているという事態に絶句する石田と織姫をよそに、一護が問いかけると、コンはパタパタと短い手足を動かして喚いた。

 

 「何でってそりゃテメー!オレもいくからに決まってんだろうが!

 おいてくなんて言わせねーぜ?男一匹コン!花も嵐も踏み越えて尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ乗り込む所存」

 

 言いかけたコンの頭をわし掴んだものがいた。実はかわいいもの好きな茶渡である。

 

 瞬時に、コンの瞳に脅えが走る。

 

 

 

 いつぞやに、コンはあまりの扱いのぞんざいさに、黒崎家から家出を図った時があった。

 

 何しろ、汚れたという理由で、一護が黒板消しよろしく、コンを窓の外の壁にたたきつけてきたからだ。

 

 こんな扱いやってられるか!オレはオレの楽園を捜す!と家出したコンだったが、ぬいぐるみボディが災いしてか、方々で追い回されたのだ。

 

 一護のクラスメートたちに始まり、井上さ~ン♡と駆け寄ろうとしたら、独自スポーツ野ッカーに巻き込まれ、ズタボロになったところを、一護の妹遊子に拾われ、そのぬいぐるみコレクションに加えられたのだ。

 

 あの時は思い出したくもない。確かに、ズタボロ泥だらけのところを風呂で洗ってもらい、丁寧に乾かしてもらったことは感謝している。

 

 だからと言って、赤ちゃん頭巾をかぶせられ、ボスタフという謎のネーミングとともに、フェルトの花を左耳に接着剤でくっつけられるのはいかがなものか。

 

 おかげで、コンの左耳はいまだにガーゼとテープで補強されたままである。

 

 こんな目に遭うくらいなら、一護とルキアの庇護下にいたほうがマシだ!と振出しに戻ったのは言うまでもない。

 

 

 

 今、その日の悪夢の一端と、コンは再会していた。

 

 道端で目があったコンをさんざん追い回してきた大男。悲鳴を上げたコンは、下肢強化型の改造魂魄であったことを、その時ほど感謝したことはなかった。

 

 ヒイイイイッと再度悲鳴を上げるコンをよそに、浦原が門についての説明を始めた。

 

 この門は、通常の穿界門の上から霊子変換器を重ね、それを結合符で覆って固定してある。

 

 尸魂界(ソウル・ソサエティ)は魂魄の世界である。ゆえに、そこに立ち入るには魂魄の姿でないと不可能である。

 

 だが、魂魄の姿で移動できるのは死神である一護のみ。他のメンバーは体から魂魄を抜いても、因果の鎖が付いているため尸魂界(ソウル・ソサエティ)に行くどころかほとんど移動もできない。

 

 そこで、霊子変換器が必要になる。これは、現世のあらゆるものを構成している『器子』と呼ばれる物質を、魂魄の主構成物質である『霊子』に変換することができるのだ。

 

 つまり、魂魄を抜かなくても、この門をくぐればそのままの姿で魂魄として尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ入ることができる。

 

 「・・・最初に言ったな?

 この門を死なずに通り抜ける方法、と。

 つまりリスクがある。どういったリスクなんだ?」

 

 黙って話を聞いた一護が話しを促すと、「さすが黒崎サン!話が早い!」と浦原は笑って続けた。

 

 確かに、この門をくぐること、それ自体には何の問題もない。霊子変換に苦痛は伴わないし、先に進めば確かに尸魂界(ソウル・ソサエティ)にたどり着きはする。

 

 問題は、『時間』である。

 

 浦原たちが穿界門を開いて、尸魂界(ソウル・ソサエティ)へとつないでいられる時間は、もって4分。

 

 息をのむ一同に、浦原は冷徹に続けた。

 

 それを過ぎると門は閉じ、一護たちは現世と尸魂界(ソウル・ソサエティ)の狭間である“断界”に永久に閉じ込められることになる。

 

 加えて、その“断界”には、(ホロウ)などの外敵の侵入を防ぐため、“拘流”と呼ばれる魂魄の動きを奪う気流が満たされている。これに足の一本でも搦めとられれば、時間内に“断界”を抜けられる可能性は、限りなくゼロに近くなる。

 

 「ど、どうすれば・・・」

 

 こわばった声でつぶやく井上に、声がかけられる。

 

 「前に進むのじゃよ」

 

 老いても若くも、女にも男にも聞こえる声は、足元の黒猫から発された。

 

 この黒猫についても、一護は聞き及んでいる。“勉強会”終了直後に他のメンバーの尸魂界(ソウル・ソサエティ)行きの知らせと併せて、浦原から紹介されたのだ。しゃべったことには驚いたが、浦原の知り合いというだけで何でもありだと流せるようになってしまった。

 

 夜一さん、と井上に呼ばれた黒猫は、続けた。

 

 「言ったじゃろう。心と魂はつながっておる。大切なのは心の在り様。

 前に進もうとする意志じゃ」

 

 黒猫は、門の前に立って4人の若者たちを見上げながら続けた。

 

 「案内役は儂が務めよう。

 迷わず、恐れず、立ち止まらず、振り返らず、遺してゆくものたちに想いを馳せず、ただ、前に進むのみ。

 それができる奴だけついて来い」

 

 一護が一歩前に進み出た。

 

 「すでに覚悟はできている。だから、全員ここに集まっている」

 

 「わかっておるのじゃな、小僧。

 負ければ二度とここへは戻れぬぞ」

 

 「勝てばいいだけの話だ」

 

 試すような響きの夜一に、一護は淡々と、しかし力強く返した。

 

 「・・・その通り!」

 

 夜一がうなずいた。

 

 門のそば、両脇にかがみこんだ浦原と鉄裁が手から白い光の柱を放つと、四角い枠のような門の中で光が渦巻いた。

 

 「用意はいいっスか?開くと同時に駆け込んでくださいね」

 

 念押しする浦原に、一護は「わかった」と短くうなずいた。

 

 縛り倒されたコンが、モゴモゴモガモガと喚いてもがくのに、一護は振り向きもせずに言った。

 

 「コン。家の連中のことをよろしく頼む」

 

 途端に、ぬいぐるみは身動きを止めて、一護の背を黙って見つめた。

 

 「いきます!」

 

 浦原が門を起動する。白い光を放つ門に、一同はいっせいに飛び込んだ。

 




 かくて、この話は続いていく。





 以上、死神代行篇でした。

 次回から尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇となります。

 でも、浦原さん視点の外伝もあるんですよね。微妙にBLEACH本編のネタバレになるのですが、できるだけぼかして書いたつもりです。

 アンケート次第で、どうするか決めますので、ご協力ください。

浦原さん視点の外伝、読みたいですか?

  • 次回!尸魂界の前に!
  • 続きの方が気になる
  • 尸魂界篇の後でいい
  • 興味ないです
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