【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】   作:goldMg

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17_そういう属性

 魔素が引き起こす世界への侵略。

 あらゆる元素が、物質が、物が変質し得る。

 そういうわけで、

 世界中には様々なダンジョンがある。

 ビルが浮いたりドラゴンが空を飛んでいたりなんてのは、まだまだ普通の範疇でしか無い。

 もちろん、市街地まで影響が来ることは稀だから一般人は大騒ぎだけど、こんな世界だからそういう事もあるよな。

 

 そんな日常を非日常から守るのが、俺たち探索者だ。

 誇り高き職業だと俺は信じている。

 それに、働く事は活力の源になってくれる。

 俺は好きだ。

 しかし世間一般では、中々そんな風には見られていない。

 探索者であることを示すタグ。

 これを首から垂らして道を歩けば、忌避の目で見られる事は間違いない。

 

 理解はできる。

 言うなれば、銃を持った軍人が練り歩いているような物なのだから。

 しかも、銃より余程強力な兵器を身に付けている。

 逆に、威張り散らかそうとする輩もいる。

 良くないやつは犯罪に手を染める事もある。

 ……惨たらしく粛清されているらしいけどな。

 

 一度、そういう奴を止めた事がある。

 血気盛んな奴だった。

 怪我を負わせてしまったけど、未遂で終わって良かった。

 依頼を成功させる事ができずに、飢えていたらしい。

 ……飢えは、キツい。

 どれだけ強くなろうとも抗う事はできない。

 アイツは獣に──モンスターに堕ちる寸前だった。

 魔素による影響だ。

 肉体に強い感情を反映させてしまう。

 そんな事があるんだ。

 そしてアイツは、今でも後遺症に悩まされている。

 

 それは兎も角、俺は依頼を受けに来た。

 みんな大好き! 商工会支部だ。

 この商工会は特定の業種に属するものじゃなくて、『商工会』という独立した団体。

 名付けたやつは何を考えているのだか……

 商工会なんて分かりにくい名前じゃなくて、一般財団法人探索者協会とかにしてくれよ。

 

「あ、今日も来た」

 

「こんにちは、本日はこちらの依頼を受けさせていただきたく」

 

「相変わらずかったいねー! もう数年の付き合いなんだから、敬語無くしてよ!」

 

「ははは」

 

 こちらの素敵なお姉さんは方目さん。

 依頼担当の受付をしていらっしゃる。

 俺は彼女に会いに来た。

 そう、依頼を受けるために。

 提示されたタブレットに署名をすると、電子化された依頼書が端末に送られてきた。

 

 名称:新発ダンジョン調査業務

 属性:調査

 場所:第25セクター 第八区画 5-1 株式会社アラケズリ所有

 詳細:別添による

 

 添付されている資料を読む。

 

「当該地において、ダンジョンの発生を確認。受領者はダンジョンの内部を調査し、その性質及び発生したモンスターを記録すること。また、拾得物に関しては──」

 

 受けたのは調査の依頼。

 日夜、新たなダンジョンが産声を上げている。

 俺たちはモンスターと戦うだけが仕事じゃ無い。

 こうした調査もやらなきゃいけない。

 ……戦いたがりが多いけどな。

 俺はこの仕事に対して誇りは感じるが、それはそれとして大変な仕事だという事も認めている。

 まともな就職が出来ない奴が、調査みたいな地味な事を進んでするかと言われれば……しない奴の方が圧倒的に多い。

 

 余談だが、パーティーと呼ばれる制度もある。

 俺も一応登録しているけど、駆除依頼の時は中々ついてきてくれる奴はいない。

 だけど、調査依頼の時は──

 

「ヒロさん!」

 

「よう」

 

 頼もしい仲間がいる。

 呼び声に片手をあげて応えると、走り寄ってきた。

 

「本日も関根さんが一緒なのね」

 

「はい」

 

「よろしくでーす!」

 

 染めた金髪。

 ピョコンと生えた可愛らしい猫耳。

 そして、不随意に動く尻尾。

 関根有紗(セキネアリサ)

 調査の時は彼女がパーティーに加わる。

登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か

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