【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】 作:goldMg
魔素が引き起こす世界への侵略。
あらゆる元素が、物質が、物が変質し得る。
そういうわけで、
世界中には様々なダンジョンがある。
ビルが浮いたりドラゴンが空を飛んでいたりなんてのは、まだまだ普通の範疇でしか無い。
もちろん、市街地まで影響が来ることは稀だから一般人は大騒ぎだけど、こんな世界だからそういう事もあるよな。
そんな日常を非日常から守るのが、俺たち探索者だ。
誇り高き職業だと俺は信じている。
それに、働く事は活力の源になってくれる。
俺は好きだ。
しかし世間一般では、中々そんな風には見られていない。
探索者であることを示すタグ。
これを首から垂らして道を歩けば、忌避の目で見られる事は間違いない。
理解はできる。
言うなれば、銃を持った軍人が練り歩いているような物なのだから。
しかも、銃より余程強力な兵器を身に付けている。
逆に、威張り散らかそうとする輩もいる。
良くないやつは犯罪に手を染める事もある。
……惨たらしく粛清されているらしいけどな。
一度、そういう奴を止めた事がある。
血気盛んな奴だった。
怪我を負わせてしまったけど、未遂で終わって良かった。
依頼を成功させる事ができずに、飢えていたらしい。
……飢えは、キツい。
どれだけ強くなろうとも抗う事はできない。
アイツは獣に──モンスターに堕ちる寸前だった。
魔素による影響だ。
肉体に強い感情を反映させてしまう。
そんな事があるんだ。
そしてアイツは、今でも後遺症に悩まされている。
それは兎も角、俺は依頼を受けに来た。
みんな大好き! 商工会支部だ。
この商工会は特定の業種に属するものじゃなくて、『商工会』という独立した団体。
名付けたやつは何を考えているのだか……
商工会なんて分かりにくい名前じゃなくて、一般財団法人探索者協会とかにしてくれよ。
「あ、今日も来た」
「こんにちは、本日はこちらの依頼を受けさせていただきたく」
「相変わらずかったいねー! もう数年の付き合いなんだから、敬語無くしてよ!」
「ははは」
こちらの素敵なお姉さんは方目さん。
依頼担当の受付をしていらっしゃる。
俺は彼女に会いに来た。
そう、依頼を受けるために。
提示されたタブレットに署名をすると、電子化された依頼書が端末に送られてきた。
名称:新発ダンジョン調査業務
属性:調査
場所:第25セクター 第八区画 5-1 株式会社アラケズリ所有
詳細:別添による
添付されている資料を読む。
「当該地において、ダンジョンの発生を確認。受領者はダンジョンの内部を調査し、その性質及び発生したモンスターを記録すること。また、拾得物に関しては──」
受けたのは調査の依頼。
日夜、新たなダンジョンが産声を上げている。
俺たちはモンスターと戦うだけが仕事じゃ無い。
こうした調査もやらなきゃいけない。
……戦いたがりが多いけどな。
俺はこの仕事に対して誇りは感じるが、それはそれとして大変な仕事だという事も認めている。
まともな就職が出来ない奴が、調査みたいな地味な事を進んでするかと言われれば……しない奴の方が圧倒的に多い。
余談だが、パーティーと呼ばれる制度もある。
俺も一応登録しているけど、駆除依頼の時は中々ついてきてくれる奴はいない。
だけど、調査依頼の時は──
「ヒロさん!」
「よう」
頼もしい仲間がいる。
呼び声に片手をあげて応えると、走り寄ってきた。
「本日も関根さんが一緒なのね」
「はい」
「よろしくでーす!」
染めた金髪。
ピョコンと生えた可愛らしい猫耳。
そして、不随意に動く尻尾。
関根有紗(セキネアリサ)
調査の時は彼女がパーティーに加わる。
登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か
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いる
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いらない