【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】   作:goldMg

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22_新妻感

「ヒヨコ型の巨大モンスターですか……」

 

「ええ、少なくとも俺には対処できないですね」

 

「最低でも二級からですね」

 

「そこら辺の判断は任せます」

 

 商工会への報告は済ませた。

 さて、夕飯食いに行くか。

 と思ったけど美月からの連絡がきていた。

 おゆはん作って待ってるねだってよ。

 また来たのか、なんて野暮な事は言わねえ。

 うちの幼馴染が可愛過ぎる。

 これは飛んで帰るしかない。

 

 茜も呼ぼう。

 喜んで食らいつくに違いない。

 アリサも誘ったんだけど、断られた。

 用事があるらしいからしゃあないな。

 気を付けて帰るように促し、俺も家に帰った。

 

「ただいま」

 

「──うりゃっ!」

 

 帰って一発目、消臭剤を浴びせられた。

 これが幼馴染への仕打ちですよ。

 あり得ます? 

 うちの幼馴染、あまりにも無情すぎる。

 何でそんなことするんだよコイツ。

 臭いんだとしても、ちゃんとご飯の前にお風呂入りますやん……

 

「お兄ちゃんさ〜、本当ゴミだよね」

 

 愛しの妹もこんな感じだし、女の子から男の肉親への風当たりってのはいつもきついぜ。

 でも可愛いんだけど。

 

「パシャパシャ〜」

 

「こら、何撮ってんだ」

 

 シャツを脱いだらいきなり撮り始めた。

 流石に叱ったら、スルッと離れていく。

 しょ、しょうぞうけん……

 

「友達がお兄ちゃんの写真が欲しいってさ。あ、もう一枚! ピースピース!」

 

「はぁ?」

 

 年頃の子ってマジで理解出来ねぇや……

 

 妹との団欒と、今も待つ幼馴染の機嫌を天秤にかけた結果、温かいご飯が勝った。

 写真に関しては後でお話をするとして、さっさとお風呂を済ませた。

 

「やっと上がった」

 

「やっとって言うほど入ってないだろ、あと携帯没収な」

 

「え」

 

 必死に言い訳をする愚妹を無視してミツキの隣に座る。

 ツーンとした感じで腕組みなんてしてる。

 様になってなくて笑えるけど、機嫌が悪いから笑えないんですねこれが。

 原因は分かってる。

 ミツキとアリサの仲が悪いからだ。

 俺には分からないけど、女同士だと色々あるんだ。

 こういうのは男が介入しても良くならないってことだけは知ってる。

 

「ミツキ、ご飯食べよう」

 

「……」

 

「いただきます」

 

「ん」

 

 手と手の皺を合わせて、幸せ〜! 

 ミツキもお行儀は良いので、俺に合わせて軽くお辞儀をした。

 いや、お行儀というか本当に真似してるだけなんだけど。

 最初は困惑した。

 まさか「いただきます」が無いなんて。

 仮にも日本なのに。

 ほぼ同じなのに、そういう違いはあるんだよな……

 

 原因は明確だ。

 

 この世界には、神がいる。

 一級探索者でなければ、見ただけで精神汚染により廃人化するから俺は見たこともないけど。

 ガチモンの神だもんで、信仰の対象にもなっているらしい。

 で、そういう奴らは時たま何かを排除する。

 そのうちの一つにおそらく、「いただきます」も含まれていたんじゃ無いかと思う。

 とはいえ、記憶改竄程度のものだ。

 俺が教えてやれば理解することはできる。

 そういう訳で、俺の家でご飯を食べる時はいただきますが必須だ。

 

「うん、美味しい」

 

「ん」

 

 今日は人工肉のハンバーグと、チベルティーナっていう野菜のサラダだ。

 何だチベルティーナって。

 これただのキャベツだろ。

 受け入れがたい名前してるんだけど、お前ら平気なのか? 

 

「何が? 普通じゃん」

 

 妹に軽くいなされつつ、つついついついと夕飯を食べ進める。

 男なら食べ終わる頃には怒りも忘れてるだろうけど、生憎と俺の幼馴染は女だ。

 ……何も生憎じゃ無いな。

 男より女が幼馴染の方が一万倍華やかで嬉しい。

 まあそんなわけで……ミツキはプンプンだ。

 ゲキオコムカツカッチャファイヤーみたいなやつ。

 さて、どうしよう。

 

 選択肢1:放置

 これは論外だ。

 理由は言わずもがな。

 

 選択肢2:謝罪

 何に対して? 

 

 選択肢3:ケーキを買ってくる。

 ごりっごりの高級品で俺の貯金がだいぶ減る。

 そもそも金持ちであるミツキが物で懐柔できるのかという疑問もある。

 

「ミツキ、こっち向いて」

 

「……」

 

 さて、どうしよう。

登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か

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