【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】 作:goldMg
「さーて、じゃあ創部も済んだし俺はちょっと出掛けようかな」
「……仕事は?」
「ん? あぁ、俺の分は終わってるから。はいコレ」
「はぁ!?」
「うん」
「え、ちょ、なん──」
「じゃあそれぞれに指示出しまーす。まずはヤマダから、お前は──」
やる事やって、さぁて……男の夢、武器を買いに行きますか!
と、ルンルン気分で正門出た。
背後からドロップキックを喰らわされた。
気分よくスキップしてたので、マトモに食らってしまったよ。
未だに朝、着る時は気恥ずかしい学生服についたゴミを払って、下手人に問いかける。
「──で、なんで付いてきたんだよ」
「一人だけサボらせるわけねえだろ!」
仕事は終わってるし、必要な指示も出したし、サボりじゃないんですが……
「そもそも生徒会長なのに無責任過ぎるだろ!」
「俺はダンジョン探索部の部長でもあるからな、どっちも大事なんだ」
「創部して1時間も経ってない部活が大事なわけねえだろ!」
「はぁ〜……なあブラザー、落ち着けよ」
「っ……死ねっ」
肩に置いた手をパァン! とはたき落とされた。
しかし俺は諦めないぞ。
人生の経験だけなら一日の長がある。
「自由な時間があるのなんて、マジで! マジで今だけだぞ? 好きなことやっとかないと後悔するぞ?」
「……お前が誘ったんだろ」
「うん? そうだけど」
「…………もう、良いから! 行くぞ!」
「え? だから俺は用事が……」
「私も付いてくって言ってんだよ!」
「いやだからぁ、お前は仕事が……」
「こんなの家でやれるっつの!」
「あぁそう」
さすが、記憶力バッチリだ。
それならという事でショップまで歩く。
「どこ向かってんだよコレ」
「武器屋さん」
「ぶ、ぶきや!?」
「そりゃあダンジョン行くんだから、武器無きゃ死ぬだろ」
「……いやでも、良いのか?」
「良いのかって?」
「その……センコーどもの許可とか……」
「ぶふぉっ」
「なにがおかしんだよ!」
「いでっ」
「わ、私だって今は生徒会なんだから……気にしたらおかしいかよ」
「ごめんごめん、そうだな。俺が悪かった」
「けっ」
あの頃のコイツの態度からしたら全く以て想像できないぜ。
もう、本当……授業もサボりなんて当たり前だったし、来たら来たでガムをクチャクチャと五月蝿えし、気に入らなかったら俺の机蹴るし。
でもまあ、生徒会になってだいぶ落ち着いたよな。
変わったもんだ。
「で?」
「ライセンスはもう取ってある。学校へは……そういう制度が無いのは確認してるからな。確認もしてねえよ」
「え」
「うん?」
「じゃ、じゃあ勝手にやってるのか?」
「わざわざ確認なんてしてみろ、ダメって言うに決まってんだから」
「当たり前だろ!」
「鼓膜破れちゃうから声抑えてくれない?」
「……お前……何考えてんだ?」
その質問に、思わず口角が上がった。
「焼n──牛肉さ」
「…………はぁ?」
「俺は牛肉が食べたい」
「ギューニクって……牛のこと、か?」
「そうだ、牛ってのは高えだろ?」
「あ、ああ」
「つまり、牛を買うためには大量の金が必要だ」
「…………」
「探索者になるのが、最短距離だ」
「………………」
「ん? どうした、頭痛いのか?」
何故か頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
流石に突然そんな事をされたら心配にもなる。
「大丈夫か?」
「…………ばかやろう!!」
キ──ーン。
耳が一瞬そんな感覚で満たされた。
「お前……お前は!」
「おお!?」
詰め寄ってくる剣幕はかなりのもの。
必死で草、というセリフが一瞬喉から出かけたが抑えた。
「お前は! 何を! 考えてんだ!」
うん、落ち着かせよう。
ザワザワと周りから見られてるし、まだ学校をそんなに離れてないから学生服でバレちゃうね?
あ、ほら、運動部の子達がチラチラと見ながら横を駆けてくから……
「痴話喧嘩だ……」
「ぜったい痴話喧嘩だよアレ……」
「生徒会長じゃね?」
「生徒会長だ……」
「生徒会長が痴話喧嘩だ……」
「あの人アレじゃね? 不良の……」
……うん、離れよう。
登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か
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いる
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いらない