【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】 作:goldMg
ダンジョン。
それは地面の裂け目、塔、海中。
色々なところに発生している。
様々な要因から魔素が過剰に溜まり、元素そのものを変質させた結果として生じたものだ。
つまり、放っておくと世界はすべてダンジョンになってしまう。
既存の世界を延命するため、人間は日夜ダンジョンに潜る。
俺が潜るのは地中に形成されるダンジョン。
通称アンダー。
もちろん素手じゃ無い。
ナイフとエアガンを持ち込む。
両方とも、魔素が馴染んで変質した物だ。
ナイフは紫色の脈が走っている。
エアガンは超圧縮された空弾を放つようになった。
この世界で手っ取り早く大金持ちになるなら、ダンジョンで成功するしかない。みんな怖がってるけどな、本当は分かってるはずだ。
あと、ビジネスは前世で飽きた。
折角なら男心をくすぐる事をやってみたい。
死んでも、ボーナスステージが終わったってだけのことだ。
いつだって、気分はとても晴れやか。
ミツキやミツキのお母さんは嫌がるけどな。
「ワン!」
「おっ、コマちゃん偉いでちゅね〜!」
コマちゃんが口元を青く濡らしている。
向こうで転がっているのは、直径が1mいかないくらいのサンドワーム。
ミミズが変質したものらしい。
俺も今、アリンコが変質したやつを殺したところだ。
アリってのは膨らんだ胴体や腹を持ってるだろ? あの部分が引き絞られて、地面を削りながら、滑るように近付いてくるんだ。
そして、発達した前足がかまいたちみたいに人間の命を刈り取る。
顎なんか、使う必要すら無いとさ。
しかも硬質化した外骨格に対しては、通常の火器だと意味を為さない。
とはいえ、もう何度も戦った相手だ。
エアガンで蜂の巣にしてやった。
雑魚がよ!
二度と人間様に楯突くんじゃねえぞ!
世界の支配者は俺たちなんだよ!
「ワン!」
「そうだな、奥に進むか」
地中のダンジョンは、入り口付近は天国みたいなもんだ。
サンドワームやらアリンコやら、雑魚しかいない。
森林や湾内、サバンナとかに発生したダンジョンは、全体的に地獄らしい。
まあ、わかる。
クマとかライオンとかサメとかがモンスターになったらやばいもんね。
その代わり、地表面に発生するダンジョンはそこまで深く無い。
見た目の広さがそのままダンジョンの深さだからだ。
一方で地中のダンジョンは、どこまでも続いている。
奥に行けば、クリスタルで構成された空間や死者の軍団、ドラゴンなんかも普通にいる。
地下に住んでいる奴らが掘り進めちゃうからだとよ。
深層は人の手だってなかなか入らない。
正常化は難しいね。
……うん、この世界の支配者は俺たちじゃ無いのかもしれない。
先ほど倒したサンドワームとアリンコは、見覚えのあるちっせえ虫ケラの姿に戻っていた。
ダンジョンに巻き込まれ、魔素の影響を受けて変質していたやつが限界を迎える。すると、魔素を内部に保つことができずに元の姿に戻る。
その際に魔素は、近くにある元素──つまりは物に吸収される。
大半は地面とか大気とかだけど、一部は俺やナイフなんかにも流れ込んでくるんだ。
これがレベルアップって事。
そして、もう一つ。
小さな石が転がっている。
魔石だ。
おいおいゲームかよって感じだけど、魔素が血液と結合してこうなるらしい。
昆虫じゃなくて動物だと心臓が魔石になっていることもある。
俺の今日の目標はモグラだ。
ミミズの天敵であるモグラだが、ダンジョンにおいては俺たち人類の天敵でもある。
鼻が良いし耳も良い。
動くと一瞬で位置バレして、上下左右からモグラ叩きみたいなことされる。
動かなくても匂いでバレて、土石弾を口から放たれる。
ただ、対処法も存在する。
爆音を鳴らすことだ。
耳が良いので、近くで大きな音を鳴らすと動かなくなる。
無論、アイツらも黙って喰らうわけがない。
耳に蓋がある。
それを破壊するところからだね。
登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か
-
いる
-
いらない