【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】 作:goldMg
「お邪魔します」
「いらっしゃい!」
……嘘……俺の弟子(仮)、可愛すぎ……?
一軒家の玄関。
いつもの運動!な格好じゃなくてガーリーなアリサが出迎えてくれる。毎度、可愛くて本当にありがとうございます。
靴を丁寧に揃えて上がると、アリサは早速と言った様子で口を開いた。
「ヒロさん! それ、何ですか!?」
「うん? 秘密」
「えー!」
「後で見せてあげるから」
日頃のお礼にご馳走したいとかで関根家に招かれた。
そんな事気にしなくていい、などとは思わない。
してもらって当たり前なんて、全くもって健全じゃない。
俺は小皇帝を育てる気は無いからな。
だけど俺も招かれるばかりじゃない。
毎度来る時は、ちゃんとお土産を持ってきてるぜ!
「お母様、こちらつまらないものですが」
「あら、そんなの良いのに──!?」
「アリサ、手洗ってくるな」
「はいっ」
驚愕に染まったお母様の様子に満足しつつ、洗面所へ。
至って普通の広さをした家なので、迷う事はない。
四門家はバカです。
コウキさんもバカです。
リビングにはお父様が。
毎度の事ながら、休日なのに何でスーツ着てるの?
友達とか来た時ドン引きされない?
「お父様、お久しぶりです」
「久しぶりです先生」
あと、何故かこの人は俺のことを先生と呼ぶ。
ジジイに戻った気分になるから正直やめて欲しいけど、害は無いので言い辛い。
「コチラ、つまらないものですが」
「ありがたく──のわあっ!?」
うん、この家の人はリアクションが良くて非常に楽しい。
お土産を頑張って選ぶ甲斐があるよね。
「ヒロさん、お部屋行きましょ!」
「ん……じゃあ、失礼します」
「ほいほいほいほい」
背を押されて階段を上がる。
アリサと書かれたプレートのかかった扉。
開けると整理された部屋が。
毎度ながら、なんでこんなに整理された部屋なのにグレてたんだこの娘。
……この前、二人で撮った写真だ。
小物も増えた気がするな。
「あ、あんまり見ないで欲しいっす……」
ピコピコと揺れる耳は、とても嬉しそうだ。
お耳様の許しもいただいたことだし、じっくり見ますか。
「めっちゃ見てるし……」
棚には化粧の道具。
ファウンデーションだっけ? とかが置いてある。
この香水は……よくわかんないブランド物だ。
床に置いてあるのは、誕生日に買ってあげたゲーム機だ。乱闘系のゲームが好きなところは非常にヤンキーしてるというか。
「ヒロさん」
しゅるりと。
尻尾が腕に絡んだ。
おぶっている時は偶にあったけど、まさか家でとはビックリです。
「一緒にゲームしましょ?」
「器用だね、キミ」
「……あ、ち、ちがうんすコレは!」
「うん?」
慌てて尻尾をほどく。
やっぱり意識と別に動いちゃうってのは良くないよな。
耳も荒ぶってるし。
セクハラとかされてないのか心配になってくるぜ。
「ほら、やりましょ!」
「そうだな」
横並びで暫くやっていると、今度は尻尾が脚に絡んできた。
こそばゆい。
意図してのことじゃないらしいから放っておくと、もはや蔦みたいに2周分巻き付いた。
「──コンコン、失礼しまーす」
「あ、お母さんだ」
あまりにも芝居がかっていて横転するところだった。
入ってきたのはお母様。
その手にはお盆。
飲み物とお菓子を持ってきてくれたらしい。
「──」
ただ、部屋に入ってきたかと思うと動かない。
ジッと、何かを見ている。
視線の先は俺……というより、俺とアリサの間。
……飲み物、くれへんのかい?
「?」
アリサも若干困惑している。
さりとて催促するわけにもいかず動きを待っていると、ニヤニヤと音が聞こえてきそうなくらい口角が釣り上がった。
「なにニヤついてんの?」
「いんやぁ? なんでもありませーん」
お盆を置くと、お母様は機嫌良さげに出て行った。
登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か
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いる
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いらない