【マンガ化】焼肉スコスコスコティッシュフォールド【進行中】   作:goldMg

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74_「直接的な描写は許されない」

「ただいま〜」

 

「──待ってましたよ」

 

「うおっ」

 

 真っ暗な玄関でアリサが立っていた。

 帰ったのかな? とか思って油断してたから普通にビビったわ。

 

「いたのかよ」

 

「……ヒロさん、言いましたよね」

 

「なにを?」

 

「ずっと一緒にいるって」

 

「……言ったな」

 

 変な意味は無いとも言ったけど。

 

「あんなこと、女の子に言ったらダメなんすよ?」

 

「俺は良いと思うけど」

 

「ダメなんすよ!」

 

「はい」

 

 なんだろう、発言の取り消し申請か? 

 

「私以外に言ったら、絶対ダメなんすから!」

 

「言わないよ」

 

 ミツキには言うまでも無いし、他に言うやついないし。

 

「〜〜!!」

 

「ど、どうした」

 

 尻尾の毛がブワッと広がっている。

 

「じゃあもうヒロさん……私、我慢しないすから」

 

「なになになに」

 

 瞳孔が細い。まるで、獲物を狙う猫のような……まさかこいつ。

 

「アリサ、またおかしく──」

 

「なってないです」

 

「なってないんだよな、うん」

 

「帰ってきたら、ミツキさんとナニしたか話してもらうって約束しましたよね」

 

「それはぁ……」

 

 帰ったら忘れてないかな〜なんて思ったりもしたけど、そんなことは無かった。

 これはもう、逃がしてもらえそうに無い。

 …………いや、これは良い機会か。

 2人が何の約束をしたのかを聞こう。

 昨日のことに関してもダメージがあるのはミツキだけだ。

 流石に詳細は語らない。

 

 ……そう思っていた時期が、俺にもありました。

 

「──」

 

「っ…………はい」

 

「──」

 

「うん……」

 

「──」

 

「え?」

 

「──」

 

「ええ!?」

 

「────」

 

「ふええ!?」

 

「──────」

 

「そ、そんなことまで……!?」

 

「────」

 

「あわわわわわ……も、もういいです……!」

 

「────────」

 

「や、やめてよお!」

 

 反応が面白いから興が乗って、つい全部話してしまった。

 うん、これはアリサが悪いですねえ(クイッ)

 

「セクハラ……セクハラだ……」

 

「っ……どこでそんな言葉覚えたんだ」

 

「歴史のこと調べてたら」

 

「な、なるほどね……うん、なるほど」

 

「…………セクハラ! セクハラ!」

 

「やめろ! ご近所さんに聞こえちゃうでしょうが!」

 

 現行犯逮捕ー! 

 警察に見られたら捕まるのは俺だけど、この家では俺が公権力なのでたいほー! 

 即座に取り押さえ、口を押さえた。

 これがスムーズな拘束術……! 

 

「もごご……」

 

「女の子が家で叫んでるなんて噂流されたら、俺捕まっちゃうからね?」

 

「……ん」

 

「よし」

 

「…………ヒロさん」

 

「うん?」

 

「いいですよ」

 

 自然と、押し倒した形になっていた。

 ソファーの上で恥ずかしそうに倒れながら、見上げてくる瞳。

 どう見ても潤んでいた。

 まるで、昨日の焼き直しのような……

 

「私、2番目でも──」

 

「とええええええええい!!!」

 

 いきなり、奇声が響き渡った。

 

「きゃあああああ!?」

 

「うおああああ!?」

 

 奇声の主を見る。

 いや、見なくてもわかるけどもね。

 

「何してんだミツキ、ビックリしたわ」

 

「いやいやいやいや、ビックリしたのは私ですけど!?」

 

「俺だろ」

 

「私だよ! 昨日の今日で!」

 

 それは……うん、仕方ないな。

 俺が悪い。

 

「──ちょっと待ってください」

 

 アリサが身体を起こしたので、上から退いた。

 何故か少し怒っている。

 立ち上がったアリサは、今日は髪色がピンクのミツキの前に立つ。

 

「ミツキさん」

 

「うっ……」

 

 ズンッと顔を真正面から指さした。

 

「何で邪魔したんですか?」

 

 うん? どういうこと? 

 

「昨日、ちゃんと約束しましたよね」

 

「そ、それは……でも……」

 

「次は私の番だって、ちゃんと約束しましたよね?」

 

「ソンナコトイッタッテ……」

 

 なんかエナリくんみたいなのがいたぞ。

 

「それで邪魔するって、あの約束も嘘だったって事ですか?」

 

「チ、チガウシ……」

 

 なんか見えないな。

 ミツキが見えない。

 小人くらいちっちゃくなっちゃったような気がする。

 

「じゃあ今から私たち、エッチするんで」

 

「ニムニムニムニ……」

 

「ボソボソ言っても分からないですけど」

 

 …………うん? 俺の耳がおかしくなったのかな? 

 それとも頭か? 

 今からエッチするって言った? 

 この空気で? 

 

「ヒロさん」

 

「はい」

 

「部屋、行きましょう?」

 

「ちょっとだけ待ってほしいかもしれない」

 

「──嫌なんですか?」

 

 泣きそうなのやめてくれ、俺はそういうのに弱いんだから。

 

「そうじゃなくて……約束って、何?」

 

 それが知りたいんだよ俺は。

 エッチは良いから。

 

登場したキャラクター等の名簿的なものは必要か否か

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