今までの中で一番長いかもしれません。
3500が一番多いです。
なんか、虚しくなるな。
ロキシーが去った。
そしてそれから、俺とルディはよく魔術の訓練をしている。
弟の成長はすごい、それは俺の魔力量を超えて
さらには使える魔法の質と量が共に上がった事が証明している。
そんなルディは今俺と練習訓練をしている。
「うぉぉぉぉあ!!?あっぶねぇ!」
「避けないでください!」
「俺に死ねと申すか!?」
はぁ、この状態どうするべきかな……。
今俺とルディには15メートルの距離がある。
魔法で勝負しても良いのだが近距離戦の方が
確実に勝てる。
だが、ルディもそんなに甘くない。
俺とルディのラインを塞ぐ様に魔術を使ってくる。
だから中々近づくことが出来ないのだ。
だから俺は使う。
「改良版、『
俺はルディに魔術を食らったことで身につけた
フロンティアを実践で使いやすい様に改良した。
水が回転する感覚を指先ですることによって
指先で一撃必殺並みの火力の技をポンポン
打てる様になったのだ。まさに弾丸だ。
俺はルディにその弾丸を放った。
がしかし、指先で撃つと言うことは
当然、手で撃つよりも風の大きさを小さくしないといけない為に風も弱くなってしまう。
もし俺が小さくしても威力が変わらないのなら問題はない。
しかし俺はそれが出来ない。
つまり、俺が放つ弾丸はとても遅く、射程が短い。
その距離せいぜい20メートルぐらいだ。
「やっぱ、当たらないか。」
「そんな遅い弾、当たりませんよ!」
「勘違いすんなよ!
俺は右手の指で弾丸を撃った。
そして体の後ろに隠しておいた左手で手のひらサイズのフロンティアを作っておいたのだ。
「
ルディは当たるとやばいフロンティアを防ぐためにアースウォールを使った。
このフロンティアの弱点は水であること。
土に水が溶けることでフロンティアは消える。
それがフロンティアの弱点だ。
だが、それも罠だ。
ルディが壁を作った瞬間、俺は走った。
この一瞬だ。
アースウォールによって前が見なくなった瞬間。
ここだ!
「うぉぉぉおおおお!!!」
「うわぁぁあ!?」
そして足を引っ掛けられたルディは首元に
剣を突きつけられた。
「参りました、やっぱり兄様はお強いですね。」
「いや、あのまま距離を取られていたら俺が負けていた。
魔術の上はルディの方が上だからな。
だからルディは戦場によっては俺に勝てる。
今回は偶々近かっただけだ。」
「いやぁ、それほどでもありませんよぉ!」
調子に乗っていそうだが、実際そのくらいには強い。
それは間違いないことだ。
「さてと、俺は治癒魔術を練習しよう。」
「兄様は治癒魔術使えるんですか?」
「あぁ、初級だけだが、無詠唱がな。
練習の時によく使ってるだろ。」
「言われてみればそうでしたね……。」
えへえへ、と言わんばかりにルディは笑みを浮かべる。
「ルディは確か、無詠唱は出来なかったよな?」
「そうなんですよ……、僕も習得したいです。」
「ま、まぁ俺がちゃんと使える様になれば
その時は教えるからさ?」
「ありがとうございます!」
うん、やっぱり俺の弟はかわいい。
………さて、今日も日課のランニング行きますか。
俺はもう7.8歳辺りだ。
もう体を動かしやすい年齢だ。
だからランニングとか筋トレは辛くない。
だからと言ってもこの45の角度の坂はきつい。
まぁ、筋トレになるからいいけどね。
そろそろ長めの道を抜けて大きな木があるルートだ。
よし、今日もあの木にお祈りしよ。
なんて、思っていた時に俺は聞こえた。
ん?なんだ?よく聞こえない。
もう少し近づくか。
だいぶ声が大きくなってきたな。
「………出てけよ!」
あらー、よく聞こえないけどあれいじめだよね。
ん?あの子よく見たらエルフじゃん。
そして緑髪か。
なるほど、それでいじめられてるのか。
「やめろー!」
ん?誰だ?……ってルディじゃん!
……………その後、ルディがいじめっ子達を追い払った。
「おーい、ルディ!」
「あ、兄様!」
俺は走ってルディの元に行った。
「あ、あの。」
緑髪の子が呟いた。
「あ、僕の兄だよ!」
それにルディは呼応する。
そしてルディはこちらを向いて言った。
「いじめられていたので、助けました!」
「よくやった!」
そしたらルディはニコッと笑った。
ヴッ!?かわいい!!
「あ、あの。」
あ、やべ。この子のこと忘れてた。
「ん、どうかしたのかい?」
ルディよ、君は中々にコミュ力がある。
「え、ええと。」
「そういえば、名前聞いていないな。」
「確かに!名前教えて欲しいな!」
ルディなんかテンション高くない?
「……………シルフィエット」
ちょうど風が吹いて聞きにくい感じだったが
シルフィエット、つまりこの子は女の子ということだ。
ただ一つ気になるのはルディだ。
「ルフィか!よろしく!」
い、一部しか聞き取れてねぇ!!?
ま、まぁ流石にルディも女の子だと言うことには気がついただろうし、男だと思っていても大丈夫だろう。
そうして俺とルディは生涯の付き合いになる女の子と出会った。
だがこの時、ルディだから大丈夫だろうと言う考えが後の悲劇に繋がるとは予想していなかった。
先ほど、緑髪のエルフの女の子のシルフィエットを助けた(弟が)。
そして、今は俺とルディとシルフィエットで何をして遊ぶのか悩んでいた。
「で、何して遊ぶ?」
「俺は特にないな。」
「うーん。」
上から順にルディ、レオ、シルフの順だが
ルディは前世引きこもり、今世初めての友達
レアは前世はずっと剣術と魔術の上達をしていた為に遊ぶが何かわからない人間。
シルフはいじめられっ子で初めての友達。
このメンツでは遊びの提案なんて出ないことは明らかである。
「あ、じゃあ!あの、ルディが出してたあの水ブワーって出るやつ教えて!」
「あーー、どうしようかな、、、」
「教えてやれよ、ルディ。」
「まぁ、わかりました!教えましょう!」
「やった!」
そう言うとシルフィエットは飛び跳ねて喜んだ。
かわいいね。
「んじゃあ、俺は一旦帰るわ。」
「え、兄様も教えないんですか?」
「いや、そうじゃなくて、俺は剣術を教えたいと思ってな。」
そう言った瞬間にルディは土魔術で剣を作り俺に渡した。
「これで大丈夫ですよ!」
「あ、あぁ。」
なんか焦ってない?ルディ。
…………………まぁ、大丈夫か。
ルディが魔術を教えている間、俺は隠れて治癒魔術練習しよう。
そう思い俺は100メートルぐらい離れた。
「、、、、、ダメ、か。」
最近、ネズミを使って色々試している。
上級治癒までなら無詠唱まで出来るようになった。
詠唱ありなら聖級までも発動できる。
しかし、欠損部分を治せるのは王級魔法。
俺は帝級までなら詠唱を覚えている。
が、発動はしなかった。
というより発動はしたが欠損部分は治らなかった。
「はぁ。」
思わずため息をついてしまう。
これから、もし、とんでもない事が起こった時。
欠損部分を治せる事は非常に大きい。
勿論、そんな事が起こらない事が一番大事だ。
だが、それは0%じゃない。
だから俺は習得する。絶対にだ。
「兄様!」
「ん、あぁ、ルディどうしたんだ?」
ルディは後ろにシルフィエットを連れている様だ。
「兄様は治癒魔術を使えましたよね?」
「あぁ、一応。上級までなら無詠唱で出来る。」
そう言うと後ろからシルフィエットがひょっこり出てきた。
「……治癒魔術を教えて欲しいです。」
「?、ルディに教えてもらえば……」
「僕は治癒魔術はあまり使えないので兄様の方がいいかなと思って。」
「なるほどな。わかった、勿論教えよう。」
「ありがとうございます!兄様!」
「あ、ありがとうございます。レオさん」
「大丈夫、あと敬語とさんはいらんよ。」
「わ、わかった。レオ。」
「うん、やっぱ友達だし、そっちの方が合うね。」
そんなこんなで俺とルディは才能溢れるシルフィエットに魔術を教えるようになった。
その際、俺も成果が出ており、何気ないシルフィエットの発言がきっかけで俺はなんと王級が詠唱ありで使えるようになったのだ!
ありがとう、シルフィエット。
君に最大級の感謝を。
と思ったけど、このセリフ痛いな。
「ありがとう、レオ。」
「どういたしまして、母さん。」
俺は今家でゼニス母さんの手伝いをしている。
俺も今や8歳。充分に手伝える年齢だ。
このゼニスは俺に色々してくれた。
母であり、恩人。
だから俺は恩を返す為に手伝いをしている。
そして、俺が母さんを手伝っている時。
雨に濡れたシルフィエットとルディが家に来た。
俺は若干驚いたが、まぁそんな事もあるか、ぐらいに思った。
だが、しばらくして俺は思った。
ルディのシルフィエットに対する態度。
シルフィエットの中性的な顔。
そして、二人で風呂に入って行ったこと。
俺は全てを察して、風呂場に走った。
がしかし、一歩遅かった。
「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!」
俺は扉の前で顔を顰めている父さんとシルフィエットの声で理解した。
あ、ルディ、ガチでやりやがったな。と
サラッと語られていますが、王級魔術を覚えたのはかなりやばいです。