こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン×東方魔弾戦記~新・沈黙の15分~ 作:Dr.クロ
勇儀「おぉ、悪いねボウズ。私も知り合いから教えて貰った問題ではあるんだがなかなか面白くてね。こういう問題さ」
そう前置きして勇儀は問題を告げる。
勇儀「『奇数+奇数=偶数。偶数+奇数=奇数。奇数×奇数=奇数。ここまではよい。では、偶数×偶数=奇数は正しいか?』*1さあ分かるかい?」
園子「はあ?そんなもん間違いに決まってるじゃないですか。偶数×偶数なんて普通に偶数に決まってる」
呆れ顔でそう言う園子だが勇儀はぶっぶーと告げる。
光彦「ええ!?違うんですか!?」
姫「ええ!?」
佳奈「な、なんで!?」
どういう事と誰もが考え込む。
考えるよなと勇儀は楽し気に笑う。
コナン「ああ、成程、そう言う事か」
正邪「……そう言う意味か」
咲「あー面白いわねこれ」
それにコナンが声をあげ、正邪と咲も分かったと声をあげる。
元太「ええ!?分かったのか!?」
伊御「うん。ヒントは=より前の部分かな」
バディア「=より前……あっ」
コナン「これは文字数を数えれば良いんだ。最初のは『きすうたすきすう』だから8文字で偶数、次は『ぐうすうたすきすう』だから9文字で奇数、3番目の『きすうかけるきすう』は9文字でやっぱり奇数。答えの『ぐうすうかけるぐうすう』は11文字だから奇数で正しいから〇。で良いんだよね?」
驚きの声をあげる元太に伊御がそう言い、バディアが気づいた後にコナンが答えを確認する。
勇儀「正解だよ!こっちも言われるまで気づかなかったんだよな」
姫「あー、なるほど~」
真宵「そういうことじゃったんじゃね」
阿笠「面白い問題じゃのう」
誰もが声を漏らした後に勇儀が笑う。
勇儀「ようし!正解したご褒美で奢ってやるよ」
元太「マジか!」
佳奈「やったー!」
チルノ「おお、ふっとぱらだな!」
レティ「それを言うなら太っ腹でしょ;」
宣言に声をあげる元太達に元気で良いこったと勇儀は満足そうに頷く。
哀「あ、博士は食べたらだめよ。メタボの元だわ」
阿笠「ガビーン!?Σ」
真宵「厳しいんじゃね哀ちゃんは;」
バディア「年下であるが姉さん女房と言えば良いのだろうか」
ちゃっかり釘を刺す哀に阿笠は落ち込み、真宵はバディアのにああーと納得する。
榊「しっかりしてるんだな」
佳奈「だね~」
光彦「それじゃあ僕達はしっかりと!」
歩美「食べに行こう♪」
元太「博士の分までたっぷりとな!」
チルノ「食べるぞ~」
針妙丸「食べよう食べよう♪」
わーーと勇儀を連れて元太達とチルノと針妙丸に佳奈は屋台へと向かう。
蘭「私達も食べよっか!」
園子「うん、博士の分もね♥」
真宵「それじゃあ私等も食べようじぇ~姫ッチ」
姫「え、えっと…」
つみき「……まぁ、博士のダイエットを願っておきましょ」
阿笠「くぅ~~~~(;ω;)」
それに続いて真宵と姫、つみき、咲、京谷、榊も続く。
伊御「…どんまいです阿笠さん…;」
正邪「まぁ、健康第一で言ってやってるからな……」
羨ましそうに涙を流す阿笠に伊御は同情する隣で正邪はそう返す。
蘭「哀ちゃんとコナン君はどうする?」
哀「私はパス」
コナン「僕もちょっと村の中を散歩して来るから」
バディア「伊御もコナンと一緒に散歩をしに行ったらどうだ?」
元太達の様に食べに行くかを聞く蘭に哀はそう返し、コナンのにバディアが伊御に提案する
伊御「じゃあ一緒に良いかい?コナンくん」
コナン「うん!良いよ!」
阿笠「んじゃあわしもコナン君と音無君と一緒に「ダメよ、博士は私とお茶をしましょ!」くぅ~~~~~~~(;ω;)」
特にやることないので提案に乗る伊御に追従しようとした阿笠だったが哀にすぐさま目が無いうちに食べようと言う本音を看破されてのダメだしされて泣くのであった。
☆
とりあえず皆から離れたコナンと伊御は歩く中、コナンは呆れた顔で伊御を見る。
コナン「しっかし伊御、ペンギンまで懐かせるってお前、ホントに動物ホイホイ過ぎるだろ」
伊御「そうかな?」
ペンギン「キュ?」
猫「にゃあ?」
首を傾げる伊御に連動して首を傾げるペンギンと猫にホントもう飼い主レベルだろうとコナンは呆れているとオーイとレティが来る。
レティ「私も付いて行っても良いかしら?」
伊御「レティさんもですか?」
うんと笑うレティに伊御はコナンを見る。
コナン「僕は良いよ」
伊御「俺も問題ないから大丈夫です」
レティ「それじゃあ宜しくね動物ホイホイ君に小さな探偵さん」
その呼び方止めてくれませんと言う伊御にレティはくすくす笑う。
???「ギャオ」
コナン「ん?」
足元からの鳴き声にコナンは下を向くとミニティラがいた。
コナン「おまえ、勇儀さんと一緒にいた奴だよな」
伊御「ついてきちゃったのかな?」
ミニティラ「ぎゃう!」
もう1回鳴くとミニティラはコナンの体をピョンピョン昇ると頭に乗っかる。
コナン「ちょ」
レティ「成程ね、ボディガードって感じかしら」
ミニティラ「ぎゃう!」
伊御「頼もしいな」
コナンの頭に乗ったミニティラにレティは微笑ましそうに見て伊御も笑う。
コナン「ってか、伊御さんよぉ、レティさんはなんとなく人じゃないって分かるけどよ、あの勇儀って人、鬼か?」
伊御「あ、気づいた?」
レティ「よく分かったわね」
いや、あれ丸わかりだろとコナンは呆れる。
コナン「だって正邪と違って角を思いっきり出してたじゃねえか……良く堂々と出来るなあの人」
伊御「気にしない人なんだよ」
気にしなさすぎじゃねとコナンは呆れたがあんまり考え過ぎるのは止めとこうと放り捨てる。
コナン「まぁ、とにかく役場行って北ノ沢村の地図とダムのガイドを貰うか」
伊御「必要になるかもしれないしね」
そう言う事と返して3人は歩く。
レティ「それにしても、紫から聞いてるけど、不思議な薬を作るのを永琳以外にもいたのね……」
伊御「普通だったらありえないですよね」
コナン「(やっぱ俺の正体分かってるのね……)」
興味深そうに見るレティの言った事にコナンは半笑いになる。
コナン「ってか知り合いに薬作る人いるんだ……」
伊御「東方シリーズのゲーム作品をしたらだいたい分かるよ」
ゲーム?と首を傾げるコナンとレティにあー……と伊御は困った顔になる。
伊御「(もしかして二人とも知らないのかな?まぁ、レティさんは知らないのは当然として、コナン君は……ゲーム下手だそうだし)」
コナン「なあ伊御、今失礼な事考えてなかったか;」
ジト目で見るコナンにそんな事ないよ、と伊御は否定する。
コナン「ってか、その人と知り合えたら色々とはかどりそうだな」
レティ「教師さんに変態的な所あるけどね」
伊御「あと医学の常識が通じるかな…?」
呟いたコナンはレティと伊御のにある意味会ったら会ったらで不安になりそうだなと思っていると役場に着く。
早速受付にいた役員の男性にコナンが話しかける。
コナン「すいません、北ノ沢村の地図をくれませんか?」
役員「北ノ沢村の地図をかい?」
伊御「この辺の地理をちょっと調べたくて」
後はダムのガイドもと付け加える伊御に役員は了承してちょっと待っててねと言って取りに行く。
待っていると隣で待っていた褐色肌でツンツン髪の男性にメガネをかけた男性が近寄って親し気に話してて、その際のが伊御やコナン、レティの耳に入る。
眼鏡男性「なあ山尾、あのスキー場、潰れちまったらしいぜ」
褐色肌男性「ああ、オレもさっき聞いた」
残念そうに呟く山尾と呼ばれた褐色肌の男性と眼鏡の男性に別の役員が待たせたなィと2枚の地図を差し出す。
役員2「こっちが北ノ沢湖の図面……んでこっちが元の北ノ沢村の地図ですげェ……」
差し出されたのを山尾と呼ばれた褐色肌の男性は手に取ると見比べる様に見て行く。
伊御「(村の地図と湖の図面?なにしているんだろう?)」
眼鏡男性「いや、こいつがどうしても自分の生まれた家がダム湖のどの辺に沈んでんのか知りたいって言ってね」
褐色肌の男性のしている事が気になっていた所で眼鏡の男性が理由を告げた事になるほどと伊御とレティは納得する。
ただ、コナンはどうして知りたいのかが気になった。
別にここで図面を見なくても地元だったのなら大体のところ位は分かるのではないかと……
眼鏡男性「さ、行こうぜ」
見ていた褐色肌の男性にそう言って眼鏡の男性は置いていた自分のコートを手に取って出ようとしてコートから何かが落ちる。
眼鏡男性「おっと、マズイマズイ……」
コナン「ねぇ、おじさん。それってスタンガンだよね?」
音に気づき、落ちたのを拾い上げた眼鏡の男性にコナンが彼の落としたのについて聞く。
レティ「スタンガン?」
伊御「珍しいですね。護身用ですか?」
眼鏡男性「そうそう。護身用なんですよ……東京で保険の調査員なんかやってると結構危ない目にも遭うんでね……外出する時はいつも持って出るんです」
聞く伊御に対して肯定してから役員に所持してる理由を告げるとお世話様と褐色肌の男性を連れてそそくさと出て行く。
レティ「そんなに珍しいの?」
伊御「正当な理由がないと軽犯罪法に引っかかるんですよ」
成程とレティは伊御が眼鏡の男性へと質問した理由を察する。
レティ「ちなみに護身用と言うので普通は通るの?」
伊御「一応通る場合もありますけど…まあ警察に職質はされるかと」
コナン「理由があっても場合によるからね……(自分を護る為だけに使われる可能性もあるからな……)」
役員「待ってたけね。北ノ沢村の地図とダムのガイドさね」
気になって聞くレティに伊御はそう返し、コナンも続いて言った所で担当した役員が戻って来て、地図とガイドブックを差し出す。
コナン「ありがとう!ねえダムの建設に最後まで反対してた人って新しい村に住んでるの?」
役員「え?なんでそんな事を聞くんだねェ」
レティ「実は私はフリーライターをしておりまして、北ノ沢村関連の記事を書こうと思っていたので色々と調べてるんです」
礼を述べてから聞くコナンに訝しんだ役員に対し、レティが割り込んで告げる。
役員「ああ、そう言う事でしたか」
伊御「(ナイスフォローだなレティさん)」
納得した役員を見ながら伊御は先ほどのコナンの問いでコナンが何を調べたいのか分かった。
東都線を爆破した犯人はその村人か家族、または関係者ではないかと言う事。
レティも知りたいのを分かってコナンのフォローをしたと言う事だ。
役員「けどごめんなぁ、ちょっと覚えてねェだ。だから他のを調べたらどうですかねェ。今この村の近くの沢尻湖に白鳥が沢山きとりますから白鳥の観察とかどうですかねぇ、沢尻湖は温泉が湧いてるから真冬でも氷が張らないんだよ」
レティ「まぁ、良いですわね」
コナン「あ、ありがとう(この人から聞けねぇか……)」
ミニティラ「ぎゃぎゃん」
伊御「(残念だったねコナンくん)」
得たいのは得られなかったのでそろそろ後にしようとして外に出た伊御達は目を点にする。
なんと白鳥が沢山いたのだ。
どの白鳥も伊御の方をじーーーと見ている。
コナン「……すいません伊御さん。動物ホイホイを発動せんで欲しいんですけど;」
ミニティラ「ぎゃおん;」
レティ「凄いわね~これが紫の言ってた動物ホイホイなのね」
伊御「……;」
ペンギン「きゅ?」
猫「にゃ~」
観光客や村人が集まった白鳥に興奮したりきゃあきゃあ言う中でコナンとミニティラの呆れ声とレティの感嘆の声に伊御はなんとも言えなかった。
☆
元太「はあ~~~~~苦しい……」
一方、つみき達は臨時診療所にいた。
その理由は……
???「はい、じゃあこれお薬!それを飲めばすぐによくなるわよ。その食べ過ぎたお腹もね」
と言う様に元太が食べ過ぎたせいである。
今、女医からお薬を貰った所である。
園子「ったく、勇儀さんが奢るからって調子に乗ってタコ焼き10皿も食べるからよ!」
姫「食べすぎですよ」
呆れて言う園子と心配する姫のにそれでもでも~と照れ臭そうに元太は笑う。
哀「褒めてない」
つみき「そのうち博士みたいに管理されちゃうわよ?」
元太「うっ、それは嫌だな;」
勇儀「はっはっ!けどそうやって元気に食べるのは良い事さね!!」
呆れて言う哀とつみきのに呻く元太に勇儀は楽し気に褒める。
そんなやり取りを見て女医はふふっと笑ってから歩美達に聞く。
女医「君達は何年生?」
歩美&光彦「1年生です!」
元気よく答えた2人に女医はそう1年生……と呟いて寂しそうな顔をする。
佳奈「どうかしたんですか?」
針妙丸「大丈夫?」
女医「!大丈夫よ。それよりも今度は食べる量に気を付けて楽しんでね」
元太「はーい!」
それに気づいて声をかける2人に誤魔化す様に笑って女医は元太へと注意し、元太は元気よく答える。
榊「(ありゃ、なにかあるな)」
バディア「(……
そんな女医のに榊は気になり、バディアは知識から彼女の心境を察する。
阿笠「さあ、そろそろ出ようかのう」
歩美&元太&光彦「はーーい」
姫「ありがとうございました」
真宵「ございました~」
女医に挨拶して全員、外に出る。
光彦「次どうしましょうかねぇ?」
元太「腹を減らす意味で雪合戦しねぇか?」
歩美「あ、良いね!!」
佳奈「やろうやろう!」
チルノ「あたいもやるやる!!」
提案する元太に誰もが賛同する。
真宵「ほう、雪合戦とな」
榊「良いね~腕がなるな:
伊御「子供達が居るんだからちゃんと考えてやった方が良いぞ」
つみき「あ、伊御……」
やる気を出す真宵と榊に合流した伊御が注意する。
真宵「わかってるんじゃよ」
榊「手加減だろ手加減」
分かってる分かってると笑う真宵と榊に大丈夫だろうかと伊御は思った後……
真宵「と言う訳でじゃーん!私特製自動雪球生成バズーカ&自動雪球補填機」
伊御&正邪「うぉい!」
準備された中で相対する真宵と榊が装備してるのに伊御と正邪は叫び、コナンと哀は唖然とする。
真宵「大丈夫大丈夫。ちゃんと元太君たちにも装備させてるんじゃよ☆」
元太「うおかっけぇ!!」
歩美「これ雪玉撃てるんだ~」
光彦「す、凄いですね」
バディア「相変わらずの技術だな」
姫「はわわわ…」
そう言ってチームメイトになっている元太達に装備させているのにバディアは呆れ、姫は姫で味方討ちのトラウマが蘇っていた。
京谷「もしかしてキクヱ先生の車に積んでたのってそれか!?」
真宵「その通り!」
自慢げに胸を張りながら肯定する真宵にあれかーと伊御達は出発の際のを思い出す。
ちなみにチームの組み合わせはこんな感じ
コナンチーム:コナン、哀、伊御、つみき、正邪、バディア、姫、京谷、勇儀
真宵チーム:真宵、榊、元太、光彦、歩美、佳奈、咲、チルノ、園子
観客:蘭、阿笠、猫、ペンギン、レティ
蘭「だ、大丈夫かな;」
レティ「あら、心配?」
不安そうな蘭にペンギンを抱いたレティが問う。
蘭「だってあんなのを見ると心配しません?」
レティ「あんなのって…あれ?」
真宵が持っているバズーカなどを指さすレティに蘭は頷く。
阿笠「ま、まあ真宵くんじゃってそこらへんはしっかり安全にしとる筈じゃろう」
レティ「ほら、阿笠さんもそう言ってるし」
だから見てましょうとレティは笑う。
園子「それにしても凄いのを作ってるわね真宵って」
真宵「いや~それほどでも」
京谷「前回使っていただけにマジで脅威なんですけど!!」
褒められてにょほほと笑う真宵に京谷は叫ぶが正邪はいやいやと手を振る。
正邪「大丈夫だろ流石に」
伊御「それに勇儀さんやコナン君もいるしな」
勇儀「はっはっ!流石に持ち上げられると照れるな!!」
哀「良かったわね期待されてて」
コナン「はは、どうも」
ほほう、と真宵はキュピーンと目を光らせる。
真宵「それは強敵じゃねぇ」
榊「なら手加減はいらねぇってことだな」
ふふふふと笑う真宵と榊にはひぃ~~~と姫は涙目になる。
チルノ「負けないぞ~!」
咲「京谷~手加減しないわよ~」
その言葉に雪玉を構える。
真宵「戦いは、無情じゃけんのぅ」
つみき「…また埋めてあげるわ」
正邪「また広島弁で喋るんかい;」
真宵の言葉と共に元太達は構える。
真宵「あ、ちなみに元太君達のはシンプルなシュータータイプなんじゃよ☆」
正邪「シンプルってなんだよシンプルって」
捕捉する真宵に正邪はツッコミを入れるが本人は気にせずバズーカを構え……
真宵「と言う訳でスタートじゃ!全力☆全壊!」
バディア「うおぅ!?」
早速とばかりに真宵は雪玉を大量に放つ。
姫「あわわわ!?」
つみき「……」
慌てる姫を護る様につみきは前に立ち……
つみき「てい」
地面を殴ると雪が衝撃で飛んで雪玉を防ぐ。
榊「なっ!?雪で畳返しみたいな事を!?」
園子「どういう原理!?」
チルノ「スゲェ!」
佳奈「ようし負けないぞ!!」
それに一部が驚く中で佳奈は雪玉をどんどん投げる。
勇儀「はっはっ!そう言うのならこっちも得意さね!岩烈パンチ!!」
そんなつみきに即発された勇儀も地面を殴ってつみきよりも盛大に雪を飛ばして雪玉を防ぐ。
榊「万国ビックリショーをやってるんじゃねえ!!」
伊御「もう少し抑えて抑えて;」
勇儀「お?」
正邪「唖然としてるぜコナンと哀……元太達は……あっちはあっちで目を輝かせてるな;」
それに叫ぶ榊と抑える様に言う伊御に勇儀は首を傾げる中で元太達ははしゃいでいる。
元太「すっげぇな勇儀の姉ちゃん!」
歩美「ホント凄い!!」
光彦「ヤイバーみたいです!」
針妙丸「すごーい!」
勇儀「はっはっ!褒められても手加減はしないぞ~踊るぜ~止めて見な!!」
その言葉と共に飛んで来る雪玉を踊る様に勇儀は避けて行く。
真宵「にゃんと!?」
園子「うわぁ、着物で良く動けるわね」
咲「実際見ると凄いわね…」
榊「ああ、凄く、揺れてる」
そんな勇儀の動きに誰もが驚嘆する中、避ける度に揺れる勇儀のお山に榊は思わず呟いた後に殺気にハッとなる。
つみき&正邪「………」
榊「ま、待て?!話せばわか…」
アーーーーーーーーーーーーーーー!?
次の瞬間、榊の悲鳴が響き渡る。
後に残ったのは、大量の雪玉に埋もれた榊の屍であった。
園子「ムチャシヤガッテ……」
真宵「南無…」
京谷「安らかに眠れ…」
それには子供組を除いて手を合わせる。
正邪「ったく、榊の奴は……」
つみき「……天罰」
真宵「隙あり!!」
ふうと息を吐く正邪とつみきに真宵は雪玉を発射する。
つみき「ふっ!」
だが、その雪玉をつみきはマフラーで防ぎ、正邪も後ろに隠れる。
真宵「にゃんと!?」
つみき「当たらないわ」
驚く真宵につみきは静かに返す。
真宵「にゃ、にゃけど、前の様に巨大な雪玉がないから埋もれるなんて事は出来ないんじゃよ」
つみき「確かに雪玉はない。でも……」
今回は出来ないと言う真宵だがつみきは雪玉を真宵の頭上を通り越す様に投げる。
当てずっぽうと思った後に後ろで何かが当たる音の後に……
真宵「ほにゃ!?」
頭上から雪が降り注いで真宵は埋もれる。
園子「木の上の雪を!?」
つみき「トドメ」
そのまま埋もれた真宵に雪玉をぶつける。
咲「流石ね御庭さん」
佳奈「でも負けないよ!」
気合いを入れる2人にそれはこっちもとつみきと正邪も構える。
姫「あわわ!?」
それに姫はあわあわしながら雪玉を構える。
姫「え、えい!」
援護しようと姫は雪玉を投げるが弱弱しくゆっくりだ。
佳奈「お、っと」
咲「ん、ん~;」
それに佳奈と咲は戸惑いながら避け……
京谷「くら(ぼす)え?」
後ろで狙おうとしていた京谷に当たる。
京谷「……はぁ?」
姫「はうっ!?」
咲「あー……;」
佳奈「姫ちゃんまたやっちゃったね;」
あまりの事に呆気に取られる京谷に姫は凄く申し訳なく、咲と佳奈はそんな姫に優しく雪玉を当てるのであった。
チルノ「とりゃあ!」
バディア「うおっと」
元気よく投げるチルノにバディアは避けた所を歩美が放った雪玉が当たる。
歩美「やった当たった!!」
チルノ「やったな歩美!」
バディア「む、連係プレーだったか」
ハイタッチを交わす2人にバディアはやられたと唸る。
コナン「そこだ!」
元太「ぶっ!?」
光彦「わぷ!?」
一方でコナンは元太と光彦の攻撃を避けて隙を突いて雪玉を当てていた。
光彦「やられました……」
コナン「ふぅ」
榊「やるなぁコナン」
一息つくコナンに榊が立つ。
コナン「今度は榊さんかよ」
榊「手加減しねぇぞ」
ふふふと笑う榊にうわめんどくせぇとコナンは素が半分混ざった状態でぼやく。
榊「おりゃあ!」
気合いの言葉と共に雪玉は投げられ……その榊の頭に別の雪玉が乗っかる様に当たる。
榊「……はぁ???」
哀「あら、頭上がお留守だったわよ」
コナン「灰原……お前、よぉやるな」
突然の事で呆気に取られる榊を見てくすくす笑いながら雪玉をポンポンしてる哀にコナンは呆れた顔をする。
哀「上に投げただけだったけど、こうも上手くいくとは思いもしなかったわ」
榊「油断したぜ~」
ぐはぁと言いながら榊は倒れる。
哀「……ホントあなた、やられ役似合ってると思うわ」
榊「おふっ」
伊御「と言うかお前はリタイアしていたのにさり気無く復活するなよ;」
勇儀「ああ、これがあれかい、芸人って奴かい」
呆れ顔で言った哀の後に伊御がツッコミ、勇儀が合点がいったとうんうんと頷いている。
榊「お、俺は芸人じゃねえ……」
正邪「芸人だろ?」
最後の言葉にがくっと榊は倒れ、やっぱり芸人だよなとコナンは呆れながらそう思うのであった。
その後は残った咲達は奮闘したが伊御や勇儀の猛攻にリタイアし、伊御のチームが勝ちとなった。
歩美「負けちゃった」
チルノ「伊御つえー」
ほへぇ~となっている面々を横目に勇儀はふいーと着物の緩めて胸元を曝け出しながら息を吐き出す。
勇儀「いや~良い運動をしたさね~」
蘭「ゆ、ゆ、ゆ、勇儀さん!!?流石に曝け過ぎですよ!?///」
園子「うわぁ、着物越しにも分かってたけど、蘭以上の人初めて見たわ……」
つみき「………」
姫「つ、つみきさん?」
そんな勇儀のに蘭は慌てて、園子は感嘆する中、つみきは自分の胸をポンポンするのに姫は少し引き気味に声をかける。
つみき「……なによ」
佳奈「……凄いよね」
針妙丸「うん……」
同じ様にポンポンしていた佳奈と針妙丸につみきは顔を合わせ、無言で手を合わせる。
バディア「(……これはどういえばいいんだ?」)」
咲「(下手なフォローしたら余計落ち込みそうよね;)」
下手にあるので何も言えないバディアと咲にどうしようと思っていると……
勇儀「あ、そうだ今更だけどさ、ちょいと頼み聞いてくれても良いかい?」
コナン「?」
伊御「頼みですか?」
不意に出た言葉に誰もが勇儀を見る。
勇儀「実はと言うと……宿、一緒に泊まらせてくれないかい?後、
園子「……はぁ!?」
阿笠「ここがどこかって、知らんで来たのですか?」
なははと苦笑する勇儀のに園子と蘭は驚き、阿笠も戸惑いながら問う。
勇儀「いやぁ、実はと言うと……
照れ臭そうに頭を掻きながら答えられたその言葉で伊御達は自分達はとんでもない勘違いをしていた事に気づく。
彼女自身、レティやチルノと同じ様に紫に応援として呼ばれてここに来たのだと伊御達は思っていた。
だが、先ほどの言葉で分かってしまったのだ。
あっちこっち組+正邪&バディア「(この人、迷って来ちゃったのぉぉぉぉぉぉぉぉ!?)」
内心驚きを隠せない面々に勇儀はホントにあははと困った様に笑うのであった。
チルノ「次回!『夜道注意と久々の再会』だよ!」