あの日変な人に高田ちゃんの握手会に連れてかれてから世界が変わった。
高田ちゃんに憧れて、高田ちゃんに恋をして
私は生まれ変わった。モノクロだった世界が色鮮やかになって、やることの全てが楽しくて誘われていたアイドルではかなり人気が出てきた。流石にまだ高田ちゃんにはかなわないけどね。
それでも嘘で愛を伝えて…
越えるよ、高田ちゃん。そして越えたら、全部欲しいものは手に入れる。私は欲張りだから!
それはそれとして最近なんか東堂とのエンカウント率高い。楽しいからいいけど
⚪月✕日
「ふむ。高田ちゃんは今日も可愛い。きっと明日はもっと可愛いし明後日はさらにもっと可愛いだろう」
「何してるの…東堂」
「む?マイシスターではないか。何をしている」
「いや、こっちのセリフだよっ!…てかマイシスターって何なの…」
「はぁ…まったく何を言っているんだ?俺達は兄弟じゃないか。…昔はお兄ちゃんと結婚すると言ってただろ?…まぁ俺には高田ちゃんがいるから断ったが」
「いやいや、そんなの知らないよ!?そもそも兄弟じゃないし、何か勝手に告白したことになって勝手に振られてるんだけど!?」
「まったく、幾つになってもうるさいな、マイシスターは」
「だ、か、ら私たち兄弟じゃないよ!」
「む!高田ちゃんが俺を呼んでいる気がする。待っていろ。高田ちゃん、すぐ行くぞぉぉぉ」
「もう、無茶苦茶だよこの人!」
△月◻️日
「あ!東堂だ。見に来てくれたの?」
「それは当たり前だ。シスターの初の晴れ舞台を見なくては兄失格だからな」
「ふーん。じゃあしっかり見ててよ。私の嘘が高田ちゃんにも匹敵するってところをね」
「ふっ高田ちゃんを越えるのは無理だろうが、期待して待っている」
「じゃあ、またあとでね。東堂!」
なるほど。まだ拙いな。しかしまだ始めたばかりでこの、人を寄せ付ける才能は流石IQ53万の俺が見つけただけはあるな。
▲月●日
「あ、アイちゃん久しぶりだね。葵くんから聞いたよー。アイドル始めたんだってね。」
「うんっ!高田ちゃんみたいなアイドルになりたいから頑張ってるよ」
「ダウト。駄目だよ?アイちゃん、嘘をつくなら
もっと上手くつかないと、すぐバレちゃうよ?」
「…ッさっすがだね、高田ちゃん。」
「ふふっアイドルだからね。これくらい当然だよ?」
「うん…バレてるんだったらもう大丈夫かな。
…高田ちゃん、私は貴女を超えて欲しい物を手に入れる。だかは天辺で待っててよ。追い抜くから」
「良いよ。アイちゃん待ってからね。でも早くしないと追い付かないよ?」
「うん。全力でいくよ」
✕月✕日
「ねぇ東堂…最近ねメンバーと上手くいかないんだ」
「B小町のことか。それなら1人で活動をすれば良いだろう。そもそも俺は集団で行動するのを
好かん。シスターもそうだった。それだけの事だ」
「確かにそうかも知れないけど。やっぱりメンバーとも仲良くしたい…」
「はぁ…これをやる」
「これって…高田ちゃんの」
「あぁ。お前当たんなかったと嘆いたていただろう?」
「でも、東堂が行けなくなるんだよ?」
「…こんな妹をほっておいたら高田ちゃんに顔向けできからな」
「…ありがとう。葵」
「…全く世話の焼けるシスターだな。」
●月◻️日
「佐藤社長、赤ん坊が捨てられたの。私が育てても良いかな。…お母さんに愛されなかった私が愛せるかな?」
「アイ…」
「…祇園精舎の鐘の声」
「諸行無常の響きあり」
「沙羅双樹の花の色」
「盛者必衰の理を表す…ただし!俺達を除いてな」
「…葵、私ちゃんと愛せるかなぁ」
「シスターお前ほどの女がなぜそこで燻っている?お前はアイドルをやる時何と言った!」
「嘘でも愛を伝えるって言ったよっ!」
「なら、良いじゃないか。嘘でもいつか本当になるんだろう?ならそれでいい」
「…愛すよ。ちゃんと嘘でも最後まで愛してるって言いきるから、ありがとう、葵。」
「気にすることでもないがな」
パタンッ
「なるほどね。だからあの人とママは仲良いんだ。…なんか今まで裏でゴリラって言っててごめんなさい」
「確かにこれは、アイが信頼してもおかしくないな」
「「けどまぁ」」
「「アイ(ママ)」」
「「こいつだけはない」」
東堂は兄です。曲がり間違っても東堂とはくっつきません。東堂は兄です(洗脳済み)