ある日、一人の少年が頭を打って倒れた。幸い外傷はなかったがなかなか意識が戻らず、少年の保護者の老夫婦はいたく心配した。そして生まれ変わった少年の物語が始まる…
ふぅ……車に惹かれて死んだーと思ったらベッドに寝かされて体が縮んでいて、なんぞー! と叫びそうになったわ。幸い前世を思い出したのか憑依なのかわからんが今までこの世界で生きてきた経験といい具合に混じり合って違和感なく振る舞えてるけど、じっちゃんばっちゃんには違和感見破られてるだろうなー。何も言ってこない分俺って愛されてるよなー。それにしてもここってどんな世界だろ? 住んでる村はやたらと木が多い森林地帯だというのはわかるが……ガンダルワー村、スメール、ティワット……あ、これ原神ですわ。
原神は探索ばっかでメインストーリーを進めてなかったからなー。今がどの時系列……っていうか旅人はいるのか? まぁいたとしてもこの体じゃストーリーには関われないだろうしいいとこモブだな。神の目もないしな。ガンダルワー村ならコレイがいるかどうかで時系列がわかりそうなものだがまだいないみたいだ。
しかし、このボディ、ティナリとは面識があるらしくしきりにレンジャーの訓練を受けさせてくれって言ってたみたいだ。まぁ、年齢を理由に断られてたみたいだけど。んで、前の誕生日にスメールの生態図鑑? みたいなのをもらったんだよな。これ読んで勉強しろってことだ。今までの俺は全然手を付けてなかったみたいだけど。しかし俺って一体何年生きるんだろうな? 原神は謎種族が多いから……普通の人間だとは思うんだがなぁ……
とりあえず鍛錬と勉強、そしてできれば神の目の獲得を目標にいっちょ頑張ってみますかね。
10年たった。俺を育ててくれた老夫婦が死んだ。血の繋がりはないけどお前を本当の息子のように思っておると分かれの際に言われて不覚にもわんわん泣いてしまった。どうも俺は捨て子だったところをこの老夫婦に拾われたらしい。
さてここ10年の成果だがレンジャーとしての弓の腕前はお世辞にもいいとは言えなかった。狙ったところに当たらない、ダメダメと言ってよかった。反面感で適当に打つと必中なんだから疑問は尽きない。剣の腕はもうちょっと打ち込めば一流に手が届きそうと言えるくらいには才能があった。最も我流剣術だが。で、これからのことを村長とティナリの兄貴と相談したんだが兄貴も通ったアムリタ学院へ通うことを進められた。俺としては将来的に死域対策に銃を持ち武器にして弾丸に草の種を加工したものを封入できるかなーなんてことを考えていたので元素学や錬金術を学べるスパンタマッド学院を考えていたんだが……うーん、一旦銃の構造を知るためにフォンティーヌへわたってみるのもいいかもしれんなぁ。神の目を持たざる身としては技術でなんとかするしかないのだよ。
というわけでやってきましたフォンティーヌ。科学院でセコセコ研究しております。とはいってもこの地域には草の種はないのでプネウマとウーシアエネルギーを封入した弾丸づくりの研究をしております。ここはスメールとはぜんぜん違うねぇ。まぁいってもスメールシティには途中ちょっと寄っただけなんだがそれでも都会にこれだけの差があるのかと実感させられたよ。そしてまいったのが剣と銃を組み合わせたオリジナルアーツの指導者がいないってことだ。この世界、荒事といえば神の目持ちと相場が決まっていて、アタッカーな人種はあんまいないんだよなぁ。え? ガチャにいただろ? あんな地位も名誉もある人たちとどうやって繋がり持てっていうんですか! まぁ運良くティナリと知り合いという縁はできたがプレイアブルキャラとはそれだけなんだよねっと。
剣と銃使いといえばクロリンデが上がるがなんせ最強の決闘代理人だしなぁ……なんて考えてたらたまたまフォンテーヌ廷に買い出しに来ていたらフリーナと一緒に喫茶店で紅茶飲んでやんの。
なんか現実感がなくてぼーっと見ていたらいきなり殺気を飛ばされてこっちへ来るように言われました。いや、殺されるかと思ったね。
せっかくなんで正直に話したよ。故郷の抱える問題、開発中の銃、取るべき戦闘スタイルについてとか。
なんか週に一回戦闘技術を見て頂ける機会をいただけることになりました。大丈夫? 俺? ここで運全損してない? 命定値2回ともすり抜けこないよね?
ちなみにフリーナ様は演劇をまだ一度も見ていないと言ったら机に突っ伏してなんかしくしく言い出しました。壊れたかな? (すっとぼけ)
なお戦闘訓練用の装置は初回はクロリンデの通常設定にしてあったためボコボコにされました。