はてさてそして5年ほどの月日が経って俺は一旦スメールに里帰りをしていた。
弾丸と拳銃がある程度形になったのと草の種のエネルギー抽出研究のためだ。
ガンダルヴァー村に戻る前にスメールシティで宿をとったんだがなんかアーカーシャの調子が悪いのかなんかノイズが酷かったんで外して寝たんだがそしたらなんと夢に可愛い少女が出てきたんだよ! 端的に言えばナヒーダだ。
スメール人は夢を見ないなんて言うけどフォンテーヌでは普通に見てたし俺はこの通説はあんまり信用していない。
それにしてもなんでナヒーダって言われてたんだろ? 草神は確かクサ……なんとかかんとか……ともかく長ったらしい名前だったはずなんだが。しかも新しい方。スメールでは前の神様の名前のほうが有名だけどね。
こっちがびっくりしてるとなんか向こうもびっくりしてたんで手を降って手招きしてやるとトコトコとよってきた。
……かわいい。(これは小動物に抱くような感情であって決して性的にではない)
聞くところによると俺くらいの年の人の夢とつながるのはめったにないそうだ。だもんで最近まで行ってたフォンテーヌの話と死域をなんとかしたい旨を語ってみた。
そしたら目が覚める前にちょっとした贈り物を上げるわとか言われていつの間にか弾丸の一つに草元素エネルギーが充填されていた。
……これで元素エネルギーの入った弾丸はクロリンデ師匠の雷元素、フリーナから餞別にもらった水元素、ナヒーダから草元素といつの間にか神様二人からエネルギー注入されてるんですけど! 恐れ多くておいそれと使えねぇよ!
とんでもない収穫を持ってガンダルヴァー村に帰郷して村長さんに挨拶。家を長い間開けるので管理を任せていたのだ。住みたいという人がいたら貸し出してもらっても構わないと伝えてある。そしたら運悪く現在貸出中、しかも女の子の一人暮らしだそうでいきなり尋ねるのもはばかられる。幸いティナリの兄貴に師事してるようなので兄貴が寄ることがあれば紹介してもらおう。
しかしまいったな、実家を草の種抽出の実験室として使おうと思ってたんだが……ちょっと時間が空いた感じになる。しゃーない、草の種の生息地でも探しにゆくか。
道中を探索しながら草の種を探す。途中に出会うヒルチャールやスライム、エルマイト旅団なんかは師匠のシゴキのおかげて完成した俺のオリジナルアーツが通用することを確かめながら進んでゆく。銃は実弾だけどね。なんかフォンテーヌでは実弾銃はマシーナリーしか持っちゃいけないような風潮があったけどスメールでは堂々と使えるってわけ。そもそも俺の開発したやつ以外は暴発が怖くて使えないらしい。そして俺のが安全ってのも俺が実際に使って何も起こっていないかららしい。要するに暴発したら俺のせいで裁判起こされるわけですよ。そりゃ誰も売りたがらんわ。俺も試験用に使いたいっていう以外には売ってないし。
俺のアーツは3段攻撃。的に2回切りつけて3回目をすり抜けるように叩き込んで後ろに回る。これに拳銃を加えると切って撃って切って撃ってすり抜けて後ろからドーンって感じかな。師匠ともちょっと違う感じだ。もし神の目を持ってたらスキルに相当するんじゃないかな。
で、見つけましたよ草の種……と死域。……こりゃ今の俺には荷が重いな。
草の種だけを特殊容器に回収してっと、……そりゃ元素エネルギーを込めれる弾丸を作れるくらいですから、こういった保存瓶を作るくらいは朝飯前なのですよ。まぁ長くは持たんだろうがな、このエネルギー密度からして一週間くらいか。よし、保存完了。報告に帰る……
「だ、だれか……たす……け……」