どうやら、俺の隣人はアイドルだったらしい。   作:クウト

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すまねぇ。みんな。
明日からしばらく更新できないわ。
それというのもブルアカが悪い。
あんな、あんな事なると思わんやん!!!
こちとらアビドス編楽しみで、一気に進めたくてまだ一話も読んでないのに!!
それなのにあんなピックアップばっかり!!こちとらアビドス大好きなんだよ!!!
うわーん!石ないですぅ!!!ストーリー進めるしかないじゃあん!!!
アリウスイベも来やがったしぃ!!アリウスも好きだよ馬鹿野郎!!!!
そんなわけで明日からブルアカの為だけに生きます。


赤い宝石は歌い舞う

ただいま、俺は……。

 

「うぇぇ……」

 

人の多さにグロッキーです。

無理。無理ぃ……こんな多いの俺生きて帰れる気がしない……!!

 

「兄さん……だから車で待っとくか?って聞いたのに」

 

「どうせ来たのなら、お祭り気分を体験したかったの……しんどいよぉ」

 

「本当コイツ……」

 

コイツ!?コイツって言ったなアクアぁ!!

あ、やべ、あんまりテンション高くしたら死ねる。

 

「はぁ、朝はあんなにやる気出してたのに」

 

「うぅ……ここぞとばかりに言いやがって」

 

「こんな時はなかなかない……事もないな」

 

「くそぉぉ……」

 

とりあえず少し時間を戻してみよう。

厳密には今日の朝に……うぇぇ……。

 

 

 

ガバリと布団を押し除けて起きる。

なんかアイさんの香りがした気がするが気のせいだろう。今日は待ちに待ったJIFの日。ルビーがアイドルとなってからこの日をどれだけ待ち望んだだろうか?いや、なる前からどんなステージにいるのだろうか?と何度も想像はしたが。

 

「あ、おはよー」

 

「あれ?もう来てたんですか?おはようございます」

 

アイさんがいた。

……待てよ?

 

「アイさん?寝てる俺に何かしました?」

 

「……何もしてないよ?」

 

「目を合わせろ目を。何やったんだアンタ」

 

「……何も?それよりほら、早く顔洗って来たら?」

 

「…………」

 

「…………」

 

スッと出されるのはスマホ。

そこには寝ている俺の横でアイさんが添い寝をして撮られた写真が写っていた。俺はすぐさまデータフォルダから消去。

 

「あぁ!!」

 

「あぁ!!じゃありません。何してんですかアンタ。これ流出したら俺はともかくアイさんは色々終わりますからね?」

 

「うぅ……はい。これからはデジカメでします」

 

「そういう問題じゃないんだよなぁ」

 

データに残すなと言ってるのだ。

まったくこの人は……。

なんにせよやらかした事は分かったので安心して顔を洗いにいく。そのままサッと着替えてからリビングへと戻ると朝ごはんが並んでいる。

毎度思うがこの人のこのタイミングの良さはなんなのだろうか?手のひらの上で転がされている気分になる。

 

「ふんふんふーん」

 

「ご機嫌ですね」

 

「彼方くんだっていつもよりも目覚めがいいじゃん?お互い楽しみだったもんねぇ」

 

まぁ、確かに。

そんな話をしながらご飯を食べる。まだ少し寝ぼけていた頭も活性化してくる。そして。

 

「アクアぁ!元気かぁ!!いよいよだなぁ!」

 

「兄さん……部屋の中でブンブンバットを振り回すな」

 

「これが俺の運動です」

 

「母さんもアレ止めてよ」

 

「え〜?元気でいいんじゃないかな?」

 

どうした?アクアが頭を抱えている。

まぁ原因は俺だと分かりきっているけどさ。でもこう、ワクワクソワソワして落ち着かないのだ。こんなの滅多にないから消化の仕方がわからない。

 

「まぁ、冗談は置いといて」

 

「何事もなかったかのようにケロッとしないで。テンション高すぎる時の兄さんには本当についていけないからな?」

 

「ごめんやん」

 

冗談はこれくらいにしておくとして、事実俺たちにとって待ちに待った日なのだ。ルビーはB小町の合宿のせいでしばらく会えてないしなぁ。

って、そういえばそうだった。

 

「アクア」

 

「なん……なに?」

 

「アクアも頑張ってくれたんだよな。ありがとう」

 

ソファに座っているアクアの頭を撫でる。

ここ最近はなんか着ぐるみを被ってずっと練習に付き合ってたみたいだし、優しいお兄ちゃんじゃんか。

 

「流石お兄ちゃんだなぁ」

 

「やめろって」

 

「あっはっはっ!!」

 

 

 

なんて事があった……。

あれぇ?俺クッソいい兄ムーブしてなかったっけ?

おかしい……なんで今はこんなに吐き気に襲われた挙句、アクアに看病されているのだろうか?

そのままアクアに苺プロが使っていた車へと案内され乗せられる。

 

「ほら、しばらく休んでてくれ。外にいるから呼んでくれたらすぐに来るから」

 

あー、ここまで来たら静かだし落ち着く。

 

「はぁ……」

 

こうなる事は、少しだけ分かっていた。

無理して出てくるべきではなかったのだろうか?

いや、でもなぁ。ルビーの晴れ姿を見れないなんてのは兄としてもちょっと辛いものがある。

 

「ばぁああああ!!!!!」

 

「うぉおおおわあおあおおお!!」

 

後ろの座席から何かにひっつかれる。

それが大声を出すものだから驚きだ。

 

「あっはっはっはっは!!!!!めっちゃ驚いてるぅぅ!!!!」

 

「……はー、はー……し、しんど吐く」

 

「え?あ、ちょっ!待ってごめん!あ、アクアー!袋袋!!!」

 

ダメ、もう全部上がってくる……。

アイさんに驚かされ、全ての許容を超えた俺は盛大に吐いた。

そしてしばらく……。

 

「ご、ごめんね?そんなに驚くとは思わなくて……」

 

「…………」

 

「ごめんなさいぃぃ!!」

 

許してなるものかと。

いくらアンタでもやっていい事と悪い事があるんだぞ?見たか?さっきのアクア。死んだ顔で俺のゲロ持って行ったぞ?

 

「……」

 

「……ねぇ?その、割と本気で怒ってるよね?」

 

「そっすね。アイさんの持ってる合鍵取り上げようかな?って思う程度には」

 

「本当にごめんなさい。それだけは辞めてください今の生活が生きがいなんです」

 

「……はぁ、今度何か美味しいものでも奢ってください」

 

「……へ?」

 

「え?」

 

ポカン?とした顔で俺を見つめるアイさん。

何か変なこと言っただろうか?

 

「なんでもいいの?」

 

「え?えぇ、まぁ」

 

「ぜっったいに美味しいの奢るから。約束だからね?」

 

アイさんの星の瞳が輝いているように見える……。

え?なんでそんなに?変なこと言った?

念押しのように、ね?ね!?と迫ってくる。待って待って、近いって。

 

「こっちから言ってるのに……」

 

「やっくそく!やっくそく〜!」

 

何故か超ご機嫌である。

なんで?後ろから抱きつき俺の頭に頬ずりしながら鼻歌まで歌っている。なんで?

それからというもの、アクアが水を買って持って来てくれるまでアイさんのご機嫌は続いていた。

そこから、時間まで車の中で休めた。

どうやら俺を見かねた社長さん達が関係者席へと案内してくれたおかげで、先ほどのようなダメージを負う事はなかった。

 

「ありがとうございます。助かりました……」

 

「気にしないで。彼方くんの席も一応用意してたのよ」

 

そう言ってくれるのはミヤコさん。

この人本当に優しい。それで?社長はどこへ?

 

「気にしなくていいのよ」

 

「あ、はい」

 

考えている事がわかったのだろうか?

というか、アイさんも俺の考えていることを当てる時がある。俺ってばそんなに分かりやすいのかしらん?

 

「すごいなぁ」

 

それにしても人が多い。

まだまだ出たばかりのグループなのにすごい。

ルビーは大丈夫だろうか?朝に頑張れと応援メールを長文で送っておいたが、読んでくれただろうか?それはもう傑作を書く勢いで送ったのだが返信はない。当たり前である。自分でもそんなメールが来たら無視する。

 

「あ、始まる」

 

ステージ上にルビー達がやって来た。

かつてアイさんのイメージカラーでもあった赤のサイリウムをにぎり振る。

 

「ルビー!!」

 

有馬さんと、MEMちょさんの色も振りたい所ではあるが、今回はルビーだけを見ていたいのだ。

十年以上も、この時を楽しみにしていたのだから。

 

 

 

光の粒が彼女達を照らす。

多くの声が彼女達を応援している。

緊張もしているだろう。不安だろう。

だけどそれを感じさせない笑顔で踊って歌うルビー。楽しそうでそれを見るこちらも笑顔になれる。

ふいに、ルビーがテレビのライブ映像で何度か見たアイさんと被って見える。

……アイさんが隣人になってから、何度かライブに誘ってもらった事があるけど……あぁ、忙しさのあまり断ってしまったが、断るべきじゃなかったかもしれない。

そう思わせてくれる程に、ルビーの光は眩しくて。

ずっと、ここに居たい。

ずっと、ここで見ていたい。

そうだ。今度ルビーを主人公にして物語を書いてみよう。きっと、誰よりも眩しく輝く女の子の話が書けるだろう。

……それはそうと、アクアと社長?

アンタらなにしてんの?

下手したらルビー達よりも目立ってしまっているオタ芸を打った二人を見つめながらそう思った。

 

 

 

変装したアイさんと一緒に並んで帰る。

ステージを終えたルビーを迎えた時は大はしゃぎしていたアイさんだったが、今はとくに何かを話すような事もなくゆっくりと家へと向かう。

 

「あ、コンビニで何か買います?」

 

「んー。じゃあアイスと飲み物でも買おっか」

 

二人で分けれるアイスとお茶とお水を買う。

アイスを食べながらまた家へと向かう。話もなく、ただ黙々とアイスを食べながら……。

しばらくしてアイスを食べ終えお茶を一口。

 

「すごかった」

 

「うん。もうすっかりアイドルだったね。これも全部彼方くんのおかげって訳だ」

 

「もー。またすぐそうやって」

 

ルビーは小さい頃、あまり運動が得意でなかったらしい。そこから色々とあって、今のようにダンスをする様になって……ずっとずっと望んでいたものにやっとなれたのだ。

子供の未来は無限大で、何にでもなれる。

本当に、俺の母さんが言っていた事は本当だったのだと実感できた。俺は、別にどうしてもなりたいと思って小説家になったわけではないから。

 

「今日は朝までお酒飲むの、付き合ってくれるでしょう?」

 

「まぁ、そうですね。家でなら……もう疲れた……」

 

「はー……それにしてもなんかこう、力抜けた感じがするなぁ」

 

「力が抜けた?」

 

「うん。自分がステージに立ってた時よりも緊張してたんだなって。今更実感したよ」

 

「あーなるほど」

 

母として娘の晴れ姿が楽しみなのと同時に、心配でもあったのか。出会った日は厄介なネタしか持ってない人だと思っていたが、こうして見るとちゃんと優しい母親で……素敵な人だと思えた。

 

「ねぇ、アイさん」

 

「何?」

 

目の前を歩くアイさんを呼び止める。

こんな所で言えばこの人のテンションは上がるだろう。こんな人が騒げば目立つだろうと思いつつ、伝えるのをやめようとは思えなかった。

 

「俺、愛ってのがどんな物か。ちょっとだけわかってきたかもしれません」

 

「……へ?」

 

「ほらほら、帰りますよ〜」

 

ちょっとだけ小走りでアイさんを追い抜く。

ちょっと待って!!今の話詳しく!と騒ぎ出したアイさんを待つ事なく小走りを続ける。

 

「はははは!!」

 

「ちょっ!彼方くん!?笑ってないで説明してよぉ!」

 

「捕まえられたらいいですよ〜」

 

「……へー?」

 

数分もしないうちに捕まえられた。

この人の体力舐めてました。ごめんなさい。




それではみんな。俺がブルアカ進める間ゆっくりしてくれよな。
コロナになってしまってこんなに更新してたけどこれからは普通のペースになるよ。
ランキング一位もみんなのおかげで取れた。まだなってるのかな?
コロナでしんどかったけど、みんなに支えられた数日間でした。まじ楽しかったわ。
じゃあまたな!!ブルアカしてくるわ!!!
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