青春ヲカケル旅人   作:物好きな人

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 そこの君!
「ブルーアーカイブ」か「星のカービィWiiデラックス」をやっていないのであれば、ブラウザバックしてやってみよう!
 どっちも神作だから、十分楽しめるぞ!

 初投稿です。


ハジマリ
「オワリ、ハジマリ」


 アタマが、イタイ。

 

 カービィたちからマスタークラウンを奪った時より、ズット。

 

 カービィたちハ、ボクを止めるタメに、こんなアナザーディメンションの果てにまで追っかけてキテル。

 

 頼みの綱だったローアモ、あのランディアがカービィたちと協力したせいで、トーッテモ簡単に落とされちゃっテ、情けないよネェ。古代ハルカンドラの技術の結晶ってノモ、ケッキョク嘘だったのカナ。

 

 ダカラ、仕方なくボクの手でカービィたちをハイジョしようとしているんダケドサ。

 

 ランディアを撃ち落シテ終わりだと思ってたんダケド、現実はソウ上手くハいかないんだよネェ。

 

 カービィだけは、ボクを目ざとく見つけて、すぐに止めようとスルんだからサァ。

 

 あともうチョットでポップスターへのディメンションホールが完成するんだからサァ、大人しくしててホシイんだヨネ。

 

 デモ、カービィしかイナイ。

 

 デデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディ。

 

 ミ~ンナ、はぐれチャッタみたいだネェ。

 

 ソンナ独りぼっちのカービィは、アノ大王のような「ハンマー」を持っテ、コッチを真剣な表情で見てイル。

 

『支配ヲ』

 

 アタマが、イタイ。

 

 黒みがかル視界。デモ、カービィの位置グライは、分かル。

 

 ランディアを撃ち落シタ時も、カービィと戦ってイル今も、ズットこうナンダ。

 

 でも所詮、一人ダケ。

 

 サッサと排除して、早くポップスターを支配しなくチャ。

 

 そして、そのアトは、あの大彗星の星々ヲ。

 

 それから、そのアトは……

 

 

 

 

 アレ、どうしてボクはこんなコトをシテルノ?

 

『支配ヲ』

 

 ソウダ、ボクの目的ハ、「全ウチュウを支配スルコト」。

 

 だから、今カービィはジャマなんだヨネ。

 

「とりゃぁ!」

 

「グッ……」

 

 マッタク、一人なのニ、ナンデこんなに強イのカナァ。

 

 コッチがいくら「魔力球」や「マホロア砲」を撃ッテモ避けられるッテノニ、ソッチは「おにごろし火炎ハンマー」なんて技ヲ決めてくるシサァ。戦ってた時のカービィは、ズット真剣な表情デ、表情を一つモ変えなかッタ。そんなチカラがボクにアレバ、こんなモノに頼らなくテモ済んだノニ。

 

 

「うりゃ!」

 

 虎の子の「リフバリア」を展開する間もなナク、トドメをさしてくるシ。困ったもんダヨネェ。マァ、そんなコトはドウでもいいンダ。

 

『支配ヲ』

 

 マスタークラウンは一度負ケちゃったボクを蘇らせてクレタ。

 デモ、その代わりナノカ、大切なコトが何か抜け落ちてイル感じがスル。

 

 コンナ目的より、モット大切だったナニカ。

 何だったカナ。

 

『全テヲ』

 

『支配セヨ』

 

 アタマが、イタイ。

 

 ネェ、カービィ。キミはボクが忘れているコトを覚えてルノ?

 

 聞こえるワケ無イカ。今のボクには、喋る器官がほぼ使えナイ。魔力を使いすぎたからカナ。

 

 カービィはボクの気持ちモ理解せずニ攻撃を続けてクル。ボクもまた、ソンナ気持ちを見せずニ攻撃スル。

 

 モウ、ボクの視界ハほとんど黒に染まっテカービィも見えにクイ。戦いヅラいったらありゃシナイヨォ。

 

 ズイブン長いコトやり合っている気がスルネェ。マァ、実際二回戦ってイルようなモノだから、当然カナ。

 

 ボクはタクサンの魔力球をカービィに放ツ。

 

「そりゃぁ!」

 

 ゼンブカービィに向かって飛んでいくそれを、カービィは「ジャイアントスイング」で全部弾ク。

 

 ウン?チョット動きが鈍い?

 

 モウ一度。

 

「うりゃ!」

 

 今度は「ごく・だいしゃりん」でゼンブ弾ク。その表情ハ、ドコカ辛そうに見えるネェ。

 

 ヤッパリ、ちょっとズツ疲れてきてるネェ、カービィ。なんとかボクをごまかそうとシテルみたいダケド、その動き、さっきよりもズイブンお粗末だヨォ。

 

「星のカービィ」モ、無敵じゃナカッタみたいだネェ。

 

 サテト。ジャア、ココイラで決めようカナ。

 

 ボクはワープホールを作って、その中にその身を飛び込マセル。

 

 クク、カービィのヤツ、急に消えたボクに戸惑ってるだろうネェ。

 

 タックルしたら、トーッテモ驚くだろうネェ。

 

 そう思っテ、カービィに向けてまたワープホールを作ル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 アレ、ナンでハンマーを構えテルのカナ、カービィ?

 

「とりゃぁ!」

 

 イッテェ!ケド…

 

 

 

 

 

 思い出シタ。

 

 カービィの「おにごろし火炎ハンマー」をもうイッカイ食らって、イイ刺激にナッタみたいだネェ。

 

 ボクが忘れてイタ、タイセツなコト。

 

 イチバン熱意と希望があった時のボクガ、立テタ、最初の夢ヲ。そして、こんな風にナッチャっタ理由ヲ。

 

 ボクは、タダ…

 

 

「一緒に楽シク遊べるトモダチが欲しカッタ」

 

 

 認めてほしかったダケなんダッテ。

 

「全ウチュウでイチバンのパークを作るコト」っていうボクの夢ヲ、絵空事ヲ、ボクのトモダチに、ひいては、ミンナに。

 

『ソンナ物二意味ハナイ』

 

『支配ヲ』

 

 あぁ、アタマがイタイナァ。

 

 モウ、意識モ薄らいでキテル。

 

 カービィ。

 

 ボクに思い出サセテクレタお礼に、これをアゲルヨ。

 

 ボクの視界ハ、この時完全に黒に染まっタ。

 

 

 

───

 

 

 

 ナニモ、キコエナイ。

 

 ナニモ、ミエナイ。

 

 ナニモ、カンジナイ。

 

 ネェ、カービィ。ボクは、いったいドコから間違えちゃッタンダロ。

 

 ローアを見つけた時カラ?マスタークラウンを知っちゃった時カラ?それとも、カービィを騙そうと思った時カナ。

 

 最初ハ、ただ「全ウチュウでイチバンのテーマパークを作るコト」ことが目標だったノニ、いつの間にか目的が「ハルカンドラの支配」にナって、そこからマタ「全ウチュウの支配」に変わるなんテ、どうかしてるヨネ。

 

 今のジブンからすると、ナンデこんなことを本気で考えてイタのか怖くなってくるヨォ。

 

 もちろん、凄くメーワクをかけちゃったカービィたちには申し訳ナク思ってるヨォ。出来るコトナラ、カービィたちの星にボクの夢のテーマパークを作りタイ位にネェ。

 

 ダケドネ、もうボクはダメみたいなんダヨネ。今ボクのカラダを操ってるノハ、ボクじゃなくて、マスタークラウンの方ナンダ。ボクの意識ハ、あの「リンゴ」をナントカカービィに渡した時に、カンゼンに乗っ取られチャッたんダカラ。

 

 ソレまでハ、何とか意識を保てたみたいダケド、狂ってカービィを排除しようとしちゃッタネェ。サイキョーの魔術師でもコレなんだから、マスタークラウンってイウのはスゴイヨネェ。負けチャッタボクを復活させてくれちゃったシサァ。

 

「無限ノチカラ」を与えてクレルって書いてアッタのもあながち間違いジャなかッタってコトダネェ。デモ、ソンナチカラを使って、横着しようとシチャッタのがマチガイだったのカナ。

 

 マァ、もうどうでもいいコトカ。ドノミチ、ボクはコレまで。ボクのカラダはマスタークラウンに奪われチャッタし、後はコイツがブッコワサレルのを待つコトしかできないンダ。

 

 カービィが、コイツを壊してクレレバ、また、ボクにも、またチャンスってものが来るのかもシレナイケドネェ。

 

 ……助ケて、欲しいナァ。

 

 あぁ、カービィ。

 

 カービィ、ボクは キミが ニガテ ダナァ。ダマサレタって、キョトンと しちゃってサァ。

 

 ソンナカービィだったから、ボクも楽シク冒険できたのカナ。正直、今よりアノ時の方が、ズ〜ット楽しかったんだよネェ!アノ時モ、パーツ集めにランディア退治って、キミに頼りっパナシだったネ。

 

 何度モ キミに タヨルのは しゃくダケド…… もう、イイヤ。星のカービィ。早くサァ、頭のコレ ブッコワシテヨ。そしたら マタ、クックック…… カラかって ヤルヨォ!

 

 ボクが出来ルコトはもう無イシ、最悪タダ「シ」ッテのを待つだけダケド、カービィ。ボクは信じてるヨォ。キミが、マスタークラウンを倒シテ、ボクを助けてクレルことヲ。

 

 あぁ、イタイナァ。

 

 カービィが、助けてくれテルのカナ。ボクが渡したリンゴはカービィに届いたのカナ。……ボクは、やり直せるのカナ。

 

 待ち遠しいヨォ。カービィ……

 

 

 

 

 

 

 

 ……アレ?

 

 ゼンブ奪われて、痛みスラもカンジナイハズなのに、ナンでボクは「イタイ」って思ったノ?

 

 マサカ……

 

 

 

───

 

 

 

「ワァオ!」

 

「うわぁびっくりしたぁ!」

 

 まさかホントーに「マスタークラウン」が破壊サレルナンテ、ボクはツイてるネェ!ボクの視界も治ってるヨォ!マァ、ダイタイはカービィのオカゲなんだろうケド。それにしても、この状況はナンナノカナ?

 

 ボクはいつの間にかドコゾノ病室のヨーナ場所で布団を被って寝てタシ、それにサッキ喋ったのは、ヒトガタ?縦にナガイ体躯に菫色の髪、そしてナニヨリその頭の上に浮く黒いワっか。ウワサニ聞く、テンシってヤツ?シんじゃうと現れるってイウ。ソレニ、さっきまでボクとやり合っていたハズのカービィもイナイ。

 

「な、なによ?」

 

「アレ、ボクって死んじゃッタ?」

 

「どうしていきなりそうなるのよ!」

 

 オット、ココロの声が漏れチャッタ。それにしても、鋭いツッコミダネェ。

 

「はぁ……あなたは死んでないし、しっかり生きてるわよ」

 

「ソウ……」

 

 じゃあコノ状況、ドウヤッテ説明しろッテ?さっきまでカービィと戦ってたっていうノ二、いきなり病室送りダヨ?ボク、催眠術とか超スピードとかいうチャチなものじゃナイモット恐ろしい現象を味わってナイ?

 

「何か聞きたいことがあるなら言ってみなさい」

 

 思考を巡らせてイルト、ヒトガタの方から話かけてキタ。聞きたいこと、ネェ。トーッテモたくさんあるケド、まず一番に聞きたいノハ、

 

「イヤ、ナンでボクがココにいるのカナって」

 

「あれ、あなた覚えてないの?」

 

「エ?」

 

 コンナ場所なんてボクは一回も訪れたコトないヨォ。もしかしテ、ボクに似てイルヤツでもいたのカナ?

 

「あなた、相当やらかしてるわよ。とりあえず先生を呼んで来るから、そこで安静にしてなさい」

 

 ソウ言って、ヒトガタは出て行ッタ。

 

 ナンカ、起きたバッカリなのに、イロイロ面倒なことに出くわしてル気がするナァ。マスタークラウンが何か悪いコトでもしたのかネェ。

 

 思い当たるトコロはそれくらいダケド。

 

 

 

───

 

 

 

「本当に、何も覚えてない?」

 

 さっきのヒトガタが先生ッテ呼んでた人が来タ。人当たりの良さそうな、それでいて教養のある雰囲気ダネェ。まさに、"先生"ッテカンジ?オット、質問に答エナイト。ってイッテも、この辺りで「ボク」がしちゃッタことはナ~ンニモ覚えてないんダケドネ。

 

「ウン、マッタク身に覚えがないヨネェ」

 

 ソウ答えてミルト、先生は少し考え込ム。尋問されてるミタイだヨネェ。後ろに立ってるさっきのヒトガタが、ズーッとコッチを難しい顔で見テルカラだろうケド。

 

「そうか……まだ起きたばかりだし、色々混乱してるかもしれないね」

 

 実際戸惑ってるヨォ。

 

「今日はもう遅いし、また明日聞いてみることにしよう。あ、ここら辺の物は自由に使ってくれて構わないよ」

 

 オ~。太っ腹ダネェ。ちょっとあたりを見回してみるト、カーテンが目に留マル。その下の机には飲み物や食べ物が置いてあるシ、テレビもある。引き出しとかにモ、イロンナモノが入ってそうだネェ。

 

「じゃ、オコトバに甘エテ……」

 

「ちょ、ちょっと待って!いいんですか、先生!こいつ、シャーレの近くの街を破壊した張本人じゃないですか!たとえ姿が違ったとしても、シャーレに何をされるか……」

 

 ヒトガタが難しい顔を解かずにイウ。

 ワォ、割とエグイことしてタネ、ボク。ソレニ、姿が違うッテどういうコト?マ、明日わかるコトか。

 

「大丈夫じゃないかな。あの時、かなり様子がおかしかったし。それにここで何か悪い事をしようとしたら警報が鳴るし、今日私は徹夜するから…」

 

 忙しそうだネェ。よく見たら、目にクマが見えるヨォ。

 

「今日も徹夜ですか……先生も人間なんですから、しっかり休んでください。私も手伝いますから」

 

「いやぁ、面目ない……」

 

 これにはヒトガタも呆れてるようだネェ。

 

 ドンダケ徹夜してるんダヨ、先生。ボクでもローアを修理する時ぐらいしかシナイというノニ。

 

「それでも、やっぱり軟禁や拘束ぐらいはしといた方がいいと思います。そうすれば、こいつも妙な動きは出来ないので」

 

「まぁまぁ、まだ完全に回復してないだろうし、いきなり拘束してもさらに混乱させちゃうかもしれないから、今日はこの部屋で大丈夫だと思うよ」

 

「本当に大丈夫かな……」

 

「それに、いざとなったら私が全部責任を負うから」

 

「う~ん……わかりました。そこまで言うのであれば、今日のところは信用しておきます。でも、先生!明日になったら、ちゃんとそいつに然るべき対応をしてもらいますからね!」

 

「全く、あいつのどこがいいんだか…」

 何か呟きながラ、ヒトガタはこの部屋から出て行ッタ。

 最後にチラッとこっちヲ覗いテいくあたり、まだ心配みたいだケド。

 

「じゃあ、そういうことになったから改めて言うんだけど、ここの物は自由に使っても大丈夫。引き出しにも色々な物が入ってるから、暇つぶしも出来ると思うよ。でも、絶対にこの部屋から出ないこと。大丈夫そう?」

 

 先生が確認してキタ。まぁ、一通り生活できる設備はあるようダカラ、ボクも不満は無いカナ。何故か暫定大罪人扱いのボクとしては、余りアルくらいのサービスだヨネ。

 

「ウン、分かったヨォ」

 

「よし、じゃあ、また明日」

 

 ソウ言って、先生モ部屋から出て行ッタ。

 こっちは覗いテいかなかったネェ。

 

 サテト……暇になったネェ。とりあえず、カーテンを開けてミル。ここカラ見えるのは、茜色に染まった空。そして、ボクが壊したことになっている街モ見える。……結構ぶっ壊してるネェ。

 

 ナンカ、色んなコトがたくさん起こりすぎて、眠くなってきちゃったヨォ。明日モ色々あるだろうシ、今考えるべきコトは置いといて、先に眠っちゃおうカナ。

 それじゃ、オヤスミー。




登場人物紹介等
「マホロア」
 人のいい顔をして、他者を騙して利用する「虚言の魔術師」。
 原作でも、ローアのパーツを集めさせたり、自身が勝てない敵を倒させたりして、自身の目的であるマスタークラウンの入手に成功し、全ウチュウを支配しようとしたが、今までさんざん利用してきたカービィたちに止められ、挙句マスタークラウンが自身を支配し乗っ取られた。
 当初はここまでの性格ではなく、単なるイタズラ好きの夢追い人だった。
 今はなぜか「マスタークラウン」の支配が解けており、性格も夢を追い始めた当初の物に近くなっているが、別の世界で何かやらかしてる模様。

「カービィ」
 いわずと知れたごはんとおひるね好きの星の戦士。「ピンクの悪魔」。
 自分のトモダチが悪い事をしようとしていたので止めた。
 いきなり落ちてきたリンゴはおいしくいただきました。

「先生」
 大体なんでも出来る「シャーレ」という部活の顧問。
 生徒のためなら何でもする聖人であり、また変態でもある。
 シャーレが設立して間もないので、物凄い量の書類を処理している。
 当然徹夜はお友達。この後少しどこぞの冷酷な算術使いに手伝ってもらったが、暗くなる前に帰らせた。

「ヒトガタ」
 名乗られていないとマホロアからずっとこう呼ばれる。
 今はどこぞの冷酷な算術使いが対象。
 ちなみにシャーレの所属生徒が少ないので、その人は明日も当番だったりする。


 今更ですが、マホロアとブルアカに脳を焼かれて、気が付いたら書いてました。

ブルアカのメインストーリーでどの章が一番好きですか?

  • Vol.1 対策委員会編
  • Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
  • Vol.3 エデン条約編
  • Vol.4 カルバノグの兎編
  • Final. あまねく奇跡の始発点編
  • Vol.5 百花繚乱編
  • EX. デカグラマトン編
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